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Chapter10-ヨノワール

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last update:2007-10-28

<<Chapter9-きりのみずうみのなぞ >>Chapter11-とうぞくジュプトル
でしのへや
つぎの あさ……

ドゴーム 「おきろおおおおおおーーーーー!! あさだぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーー!!

パートナー 「……うううっ……。
パートナー 「この おこされかた……なんか ひさしぶり……。


プクリンのギルド 地下2階
パートナー 「☐☐☐! きょうから また ギルドの しゅぎょうだね!
パートナー 「がんばって しごとしようね!
ペラップ 「おお あさから きあいが はいってるじゃないか♪かんしん かんしん♪
ペラップ 「その ちょうしで きょうも ひとつ……
ドゴーム 「なに!? あしがたが わからない!?
ドゴーム 「わからないって どういうことだよ!?
ディグダ 「だってぇ~。わかんないものは わかんないよう……。
ペラップ 「どうした?
ドゴーム 「あしがたの ふめいな ポケモンが きているらしいんだ。
ドゴーム 「ディグダは ゆうしゅうな みはりばんだ。
ドゴーム 「あしがたが わからないなんて めったに ないんだが……。
ドゴーム 「コイツらみたいな シロウトが みはりばんなら それも わかるんだがな。
パートナー 「なんだよう! めずらしいって いうけどさ……
パートナー 「ボクたちが はじめて ここに きたときだって……
パートナー 「☐☐☐の あしがたが わからなかったじゃないか?
パートナー 「ねえ? ☐☐☐。
ディグダ 「……え? ……おやかたさまに あわせて ほしいんですか?……。
ディグダ 「おなまえは……ヨノワールさん!? しょうしょう おまちくださいね。
ペラップ 「ヨ…ヨノワールだって!?
ドゴーム 「ヨノワールって!? あ あの ゆうめいな!?

プクリン 「たずねて きてくれて ありがとう~♪
ヨノワール 「いえいえ! めっそうもない!
ヨノワール 「おれいを いうのは こちらの ほうです。
ヨノワール 「かの なだかき プクリンの ギルドに これて……まことに こうえいです。

パートナー 「ねえ ドゴーム。
ドゴーム 「なんだ?
パートナー 「あれは……だあれ?
ドゴーム 「なにィッ!? オマエ ヨノワールを しらんのか!?
ドゴーム 「とっても ゆうめいな たんけんかだぞ!?
パートナー 「ううっ…そう いわれても……。
パートナー 「ボク ホントに しらないんだもん。
キマワリ 「まあ ムリもないですわ。
キマワリ 「しられるように なったのも つい さいきんのことですし……。
キマワリ 「とつじょ すいせいのごとく あらわれて いちやく ゆうめいになった
かたですから。
キマワリ 「でも それぐらい たんけんか としての のうりょくは スゴイ らしいですわ。
パートナー 「ふうん。そんなに スゴイの? ヨノワールって。
ドゴーム 「ああ。これは きいた はなしだが……
ドゴーム 「まず とくちょうてきなのは……チームをもたず たんどくで
こうどう するところだ。
パートナー 「1ぴきで?
ドゴーム 「そうだ。ウデに そうとう じしんが あるんだろうな。
ドゴーム 「でも もっと すごいのは……その ちしきの おおさだ。
ドゴーム 「よのなかのことで しらないものは ないというぐらい いろんな
ものごとを しっているらしいんだ。
パートナー 「ええ~!? そんなに ものしりなの!?
キマワリ 「あくまで ウワサですわ。
キマワリ 「でも そのちしきで たんけんを つぎつぎと せいこうさせていったワケですし……
キマワリ 「いまでは ヨノワールを そんけいする ポケモンも かなりいると ききますから……
キマワリ 「あながち ウソではないと おもいますわ。
パートナー 「ヨノワールって ここに なんどか きたことがあるの?
ドゴーム 「いや はじめてだ。ディグダが わからなかったぐらい だからな。
ドゴーム 「おやかたさまも あうのは はじめてなんじゃ ないかな……。
パートナー 「ええっ!?
パートナー 「でも あんなに なかよさそうに してるよ?
ドゴーム 「おやかたさまは おおいう かただからな。
ドゴーム 「はじめて あおうが なんだろうが かんけいない。

ヨノワール 「……なるほど。それは ざんねんでしたね。
プクリン 「うん。こんかいは だいしっぱい。なにも わからなかったよう♪
ヨノワール 「プクリンのギルドが きりのみずうみに ちょうせんすると
おききしましたので……
ヨノワール 「そのせいかを うかがおうと ここへ きたのですが……。
プクリン 「ごめんね~♪なにも わからなくて~♪
ヨノワール 「いえいえ。いいんです。
ヨノワール 「それよりも これも なにかの ごえん。
ヨノワール 「わたしは しばらく トレジャータウンに たいざいする
よていですので……
ヨノワール 「そのあいだ たまに ここへ おうかがいしても かまわないでしょうか?
ヨノワール 「ここは あたらしい じょうほうが たくさん はいるので わたしの
たんけんにも やくだちそうなのです。
プクリン 「それなら! ぜんぜんオッケー!
プクリン 「ここは ほかの たんけんたいも ふつうに ではいりしてるし もう
だいかんげいだよ♪
プクリン 「というワケで みんな! この ヨノワールさんが……
プクリン 「しばらく トレジャータウンに いると おもうから よろしくね♪
プクリン 「ヨノワールさんは ゆうめいだし ものしりだから……
プクリン 「みんなも いろいろ そうだん したいことがあると おもうけど……
プクリン 「でも そこは あまり メイワク かけない ていどに おねがいね♪
ペラップ 「みんな! ゆうめいだからといって……
ペラップ 「まちがっても サインとか ねだらないようにな!
ヨノワール 「……いや。サインぐらい おやすいごようですよ。
ヨノワール 「わたしの ちしきなど つたないものですが……
ヨノワール 「それでも みなさんの おやくに たてれば さいわいです。
ヨノワール 「なにか そうだんがあれば えんりょなく きいてくださいね。
ビッパ 「こ こうえいでゲス!
キマワリ 「こちらこそ よろしくですわ。
ペラップ 「じゃあ みんなっ♪かいさんっ♪
ヨノワール 「では わたしは トレジャータウンの あたりでも さんぽしてます。
ヨノワール 「なにか ありましたら いつでも よんでください。では。

ペラップ 「ああ オマエたち。
ペラップ 「そうそう。さっき いいかけたが……きょうのしごとだ。
ペラップ 「オマエたち きょうは けいじばんや おたずねものポスターを みて……
ペラップ 「その いらいを こなしてくれ。たのんだぞ♪


プクリンのギルド 外(夜)
ズバット 「ア アニキー……。えんせいでは みごとに やられちまいましたね……ううっ……。
スカタンク 「クククッ……プクリンには まいったぜ……。
スカタンク 「このままじゃ きが おさまらねえし……なんとか しかえししたい
ところだが……
スカタンク 「でも あのプクリンが あいてじゃ…しょうじき おてあげだぜ……。
スカタンク 「ククククッ……クククククククククッ……チクショー。
ドガース 「ケケッ それでも なんとか しかえし できないですかねえ……。
ズバット 「へへっ こうなりゃ はらいせだ。
ズバット 「プクリンの かわりに せめて △△△のヤツらに しかえし できれば……。
スカタンク 「おっ! それは いい かんがえだな。 ククククッ。
ドガース 「ケケッ。△△△なら よわいしな!
スカタンク 「さっそく さくせんを かんがえようぜ。ククククッ。


プクリンのギルド 地下2階
ペラップ 「ああ オマエたち。
ペラップ 「オマエたち。きょうは しごとに かかるまえに
ペラップ 「ひとつ たのみたいことが あるんだが……。
パートナー 「たのみたいこと?
ペラップ 「そう。ちょっとしたことだ。
ペラップ 「カクレオンのおみせに いって セカイイチの にゅうかよていを
きいてきて ほしいんだ。
パートナー 「セカイイチの にゅうかよてい? ……それって つまり……
パートナー 「カクレオンのおみせで セカイイチを うりだす よていが
あるのかを きけば いいってこと?
ペラップ 「そうだ。
ペラップ 「ギルドの そうこには たくさんの セカイイチが ほかんされている……
はずなのだが……
ペラップ 「ちょっと めをはなすと おやかたさまが たべてしまい すぐ
たりなくなってしまうのだ。
ペラップ 「セカイイチが なくなると おやかたさまは……。
ペラップ 「かといって セカイイチが そこをつくたび……
ペラップ 「いちいち リンゴのもりへ とりにいくのも タイヘンだし。
パートナー 「それで カクレオンのおみせで うってるようだったら
かっちゃおうってワケ?
ペラップ 「そのとおりだ♪
パートナー 「わかった。じゃあ カクレオンのおみせまで いってくるよ。
ペラップ 「たのんだぞ♪よろしくな♪


カクレオンのおみせ まえ
パートナー 「あれ? あそこにいるのは?
ヨノワール 「おお あなたたちは たしか ギルドの。
パートナー 「うん。ボクたちは △△△。
パートナー 「ギルドで はたらいてるの。よろしくね!
パートナー 「ところで ヨノワールさんは どうしてたの? かいもの?
ヨノワール 「いえいえ。たんに おしゃべりしてた だけですよ。
カクレオン 「ワタシが よびとめたんです。ヨノワールさん ゆうめいですから。
カクレオン 「そしたら! もうビックリ!
カクレオン 「ヨノワールさんって じつに いろんなことを しってるんですよね!
もう かんげきしましたよ~♪
パートナー 「ふうん。みんなも ウワサしてたけど……
パートナー 「ヨノワールさんって やっぱり ものしりなんだね。
カクレオン 「ところで……パートナーさんこそ どうしたんですか?
カクレオン 「もしかして♪ なにか かいに きてくれたとか? ワクワク♪
パートナー 「ゴメンね。 きょうは かいものじゃなくて ききたいことが……。
パートナー 「じつは……
カクレオン 「……え? セカイイチですか? う~ん。
カクレオン 「もうしわけ ありませんね~。うちのみせで セカイイチは まだ
にゅうかする よていが ないんですよ~。
パートナー 「ううっ そうなんだ。ざんねん。
パートナー 「ペラップが きいたら ガッカリするだろうな……。

マリル 「ルリリ はやくー!
ルリリ 「おにいちゃん まってよー!
カクレオン 「あれ? マリルちゃんに ルリリちゃん!
ルリリ 「あ! カクレオンさん!
マリル 「パートナーさんたちも。
パートナー 「どうしたの? そんなに いそいで。
マリル 「ボクたち ずっと おとしものを さがしてたんですが……。
パートナー 「おとしもの? おとしものって……まえに さがしてた?
マリル 「そうです。みずのフロートっていう どうぐです。
ヨノワール 「みずのフロート? それはまた きちょうな ものですね。
マリル 「はい。ですので ボクたちも ずっと さがしてたんですが……
ルリリ 「そしたら! きょう かいがんで みずのフロートが おちているのを
みたって だれかが!
マリル 「それで かいがんへ いそいでるんです。

ズバット 「へへっ これは いいこと きいたぜ。
ドガース 「ケケッ さくせんに つかえるかもな。
ズバット 「さっそく アニキに そうだんして さきまわりだ。

パートナー 「そっかー! みつかったのなら よかったね!
マリル 「はい!
ルリリ 「うん!
マリル 「さあ ルリリ。はやく いこう!
ルリリ 「うん! おにいちゃん!

パートナー 「……あの2ひきの さがしものが ちょっと きには なってたんだけど……
パートナー 「でも なんか みつかったようだし……よかったね。
カクレオン 「みずのフロートというのは ワタシも しらないですよ~。
カクレオン 「どんな どうぐなんですか~?
ヨノワール 「みずのフロートとは ルリリの せんようどうぐ なんですが……
ヨノワール 「きちょうな おたらから くりかえし トレードすることで やっと
てにいれることが できるという……
ヨノワール 「とても まれな どうぐだと いわれているんですよ。
カクレオン 「ひゃー! そうなんですかー!
カクレオン 「しょうばいしてる ワタシですら しらないんですから……
そうとう めずらしい ものなんでしょうね~。
カクレオン 「そんなものを ワタシのみせに にゅうかすることなんか……いっしょう
ムリなんでしょうね~。トホホ。
パートナー 「にゅうかする?……そうだ! おもいだした!
パートナー 「セカイイチのことを ペラップに ほうこくしなくちゃ!
パートナー 「ギルドへ かえろう!


プクリンのギルド 地下2階
ペラップ 「ええ~~~っ!? セカイイチの にゅうかよていは ないって!?
ペラップ 「……ううっ ガックリ。どうしよう……。
パートナー 「あのう……ボクたちが とってこようか? リンゴのもりまで いって。
ペラップ 「ええ~~~~~っ!! ジョ…ジョウダンじゃないよ!!
ペラップ 「オマエたち まえに いちど リンゴのもりへ いって……
ペラップ 「しっぱいしてるじゃないか!
ペラップ 「ワタシゃ ヤダよもう! あんなメに あうのは!
ペラップ 「……いや すまん。
ペラップ 「オマエたちは えんせいでも かつやくしたし……ワタシも
みとめてないワケじゃないんだ。
ペラップ 「ただ……セカイイチと おやかたさまのことは……
ペラップ 「ワタシのなかで……かるいトラウマに なっててな……。
ペラップ 「……ううっ しょうがない。
ペラップ 「セカイイチは じぶんで なんとか みつけてみるか ブツブツ……。
ペラップ 「オマエたちは いつものように けいじばんか おたずねものの
しごとを やっておくれ……。


しょくどう
チリーン 「みなさーん! ばんごはんの じかんですよーーーーーーー♪
みんな 「わあーーーーーーーっ!! いっただっきまぁー……
ペラップ 「みんなっ! ちょっと まった~~~~~~~~っ!!
ペラップ 「えー。きょうは ゆうはんを たべるまえに……
ペラップ 「みんなに つたえたいことがある。
ヘイガニ 「ヘイ ヘイ ヘーーーイ!
ドゴーム 「なんだよ! はやく たべさせろよ!
ペラップ 「せいしゅくに! せいしゅくに!
ペラップ 「えー。これは さきほど はいった じょうほうだが……
ペラップ 「ときのはぐるまが……また ぬすまれたらしい。
みんな 「ええ~~~っ!?
チリーン 「ときのはぐるまが!?
ドゴーム 「また ぬすまれた だってえ~~~っ!?
ビッパ 「それって……もしかして……きりのみずうみの?
ペラップ 「いや。ちがう。
ペラップ 「ぬすまれた ときのはぐるまは きりのみずうみの ものではなく……
ペラップ 「どうやら べつのばしょの ものらしい。
ペラップ 「しかし ぬすまれた ときのはぐるまは これで 2つめだ。
ペラップ 「これいじょう ぬすまれるのは ひじょうに よくない。
ペラップ 「みんなのことは しんよう しているが……でも ねんを おしておく。
ペラップ 「えんせいで みんなが みた ことについては……ぜったい だれにも
いわないように!
ペラップ 「わかったな!!
ダグトリオ 「アタリマエだ!
ドゴーム 「いうワケないだろうが! うがーーーーーっ!
キマワリ 「ユクシーとの やくそくを やぶるワケには いかないですわ!
ペラップ 「わかった わかった! みんな せいしゅくに!
ペラップ 「それでは……おまたせしたな。
ペラップ 「あらためて……せーの
みんな 「いっただっきまーーーーーす!!

ガツガツ! むしゃむしゃ! ガツガツ!
ガツガツ! むしゃむしゃ! ガツガツ!

ガツガツ! むしゃむしゃ! ガツガツ!
ガツガツ! むしゃむしゃ! ガツガツ!


でしのへや
パートナー 「さっき ごはんのとき……また ときのはぐるまが ぬすまれたって
ペラップが いってたね。
パートナー 「これで 2つめかあ。だれが ぬすんでるのか わからないけど……
パートナー 「ときのはぐるまを あつめて どうするつもりなんだろうね?……
パートナー 「…………うーん。わからないなあ……。
(…………。)
(たしかに わからないけど……。)
(でも きりのみずうみで はじめて ときのはぐるまを みたとき……)
(あの ときのはぐるまを みたとき……なんで じぶんは あんなにも ドキドキ
したんだろう……。)
(いや。それは かんがえすぎかな。)
(じぶんが ときのはぐるまをみて むなさわぎすることと……)
(ときのはぐるまが ぬすまれたこととは……あまりにも カンケイないよな。)
パートナー 「ねえ ☐☐☐。なんか いま おもうとさあ……
パートナー 「きりのみずうみまで えんせいにいったのが もう ずいぶん
むかしのことのように かんじるよね。
パートナー 「あそこの けしきは キレイだったなあ。まるで ゆめの ようだったよ。
パートナー 「ユクシーは どうしてるかなあ。
パートナー 「げんきかなあ。


ユクシー 「…………。
ユクシー 「やっぱり……
ユクシー 「やっぱり しんようするべきでは なかったのですね。
ユクシー 「こんなにも はやく……
ユクシー 「べつの ポケモンが やってくるとは……。
ユクシー 「しかも こんどは ほんとうに……
ユクシー 「ほんとうに ときのはぐるまを ぬすみにくるとは!

ユクシー 「…………。
ユクシー 「やはり あのとき……
ユクシー 「あのものたちの きおくは けしておくべきでした。
「…………。
「なんのことか わからんが……ちがうな。
「オレは だれかに きいて このばしょに きたワケじゃない。
「オレは ここに ときのはぐるまが あることを……まえから しっていたのだ。
「わるいが……もらっていくぞ!
「3つめの……ときのはぐるまを!


プクリンのギルド 地下2階
パートナー 「きょうも がんばっていこうね! ☐☐☐!
ドゴーム 「なに? どうしたって?
ドゴーム 「……むっ そうか。じゃ ちょっと まっててくれ。
ドゴーム 「おーい! △△△の2ひき!
パートナー 「ん? なあに?
パートナー 「どうしたの?
ドゴーム 「オマエたちに おきゃくさんだ。
パートナー 「おきゃくさん?
ドゴーム 「ギルドの いりぐちで まっている。ちょっと いってきてくれ。
パートナー 「……だれだろう?


プクリンのギルド 外
ルリリ 「あっ! パートナーさん! ☐☐☐さん!
パートナー 「あれ? キミたちは……。
パートナー 「ボクたちを まっていたのって……もしかして キミたちなの?
マリル 「そうです。じつは ボクたち △△△に おねがいがあって きたんです。
パートナー 「おねがい?
マリル 「はい。
ルリリ 「みずのフロートを とってきて ほしいんです!
パートナー 「みずのフロートって……キミたちが さがしてたものだよね?
マリル 「はい。かいがんに おちてるって きいたんで いってみたのですが……
マリル 「そしたら かわりに こんなものが……。
パートナー 「これは……かみきれ?……
パートナー 「なにか かいてある みたいだけど……。

パートナーは かみきれに かかれた ないようを よんでみた

パートナー 「え~と……なになに? 『かいがんにあった みずのフロートは……
パートナー 「われわれが あずかった。
パートナー 「とりかえしたければ エレキへいげんの おくまで こい。
パートナー 「しかし ちからの よわい オマエたちに……
パートナー 「はたして そこまで くることが できるかな? ククククッ。
パートナー 「ムリなら せいぜい たのもしい なかまに たのむこったな。
ククククッ。』……って これは……
パートナー 「きょうはく じゃないの!? これは!?
パートナー 「キミたち! ぜったい いっちゃダメだよ!
パートナー 「なにかの ワナかも しれないし。
マリル 「でも みずのフロートは たいせつなものなんです。
マリル 「だから ぜったいに とりかえしたいんです。
マリル 「けど ルリリは キケンな めには あわせられない。
ルリリ 「ルリリも いっしょにいくって いったんだよ!
マリル 「オマエは まだムリだよ。こわいめに あわせたくないんだ。
マリル 「なので ボク1ぴきで エレキへいげんに いどんでみたのですが……
マリル 「あそこは でんきタイプの ポケモンが おおくて……
マリル 「ボクには とても はが たたなくて……
マリル 「だから なんど いっても すぐに たおされちゃうんです……。
マリル 「ボクは……ボクは よわい じぶんが くやしくて……うう……。
パートナー 「わかったよ。だいじょうぶ!
パートナー 「ボクたちが みずのフロートを とりかえしてくるよ!
ルリリ 「ホント!?
マリル 「ホントですか!?
パートナー 「うん! だからもう なかないで。
マリル 「はい! ううっ……でも すみません。ありがとうございます。
パートナー 「よろこんだり ないたりで カオが くしゃくしゃだよ。フフフ。
パートナー 「だいじょうぶ。ぜったい とりかえしてくるよ。
パートナー 「いこう ☐☐☐! エレキへいげんに!


エレキへいげん 入口
パートナー 「ここが エレキへいげんの いりぐちだね。
パートナー 「どんな ヤツだか しらないけど……
パートナー 「でも あんな おさない きょうだいを おどすなんて……ひどいよね。
パートナー 「みずのフロートを ぜったい とりかえそうね! ☐☐☐!

エレキへいげん セーブポイント
パートナー 「☐☐☐。そろそろ いちばん おくまで いけるんじゃないかな。
パートナー 「なにが まちうけてるか わからないから きをつけて いこうね。

そのころ トレジャータウンでは……

カクレオン 「…………なるほどー。みずのフロートがねー……。
カクレオン 「そんなことがあったんだ。
カクレオン 「それで いまは ☐☐☐さんたちが むかってるんだね。
ルリリ 「うん!
マリル 「ボクたちの かわりに とってきてくれるって!
カクレオン 「よかった! △△△なら あんしんできるものね♪
マリル 「はい。ほんとうに……。
マリル 「ルリリも たすけて もらいましたし ほんとうに かんしゃしてます。
ヨノワール 「みなさん、どうしたのですか?
カクレオン 「あっ! ヨノワールさん!
いやね……まえに マリルさんたちの おとしものについて……
カクレオン 「ここで いっしょに おはなし したの おぼえてます?
ヨノワール 「ああ。みずのフロートの ことですよね?
ヨノワール 「たしか かいがんに おちてたとか……。
カクレオン 「そうです そうです♪ ただ それがですね。こんなことに……

カクレオンは ヨノワールに これまでの いきさつを はなした

ヨノワール 「…………。なるほど。そんなことが……。
ヨノワール 「だれが どういう もくてきで そんなことを するのか わかりませんが……
ヨノワール 「しかし あくしつな やからですね。
カクレオン 「でしょう!? こんな おさないコを あいてに いじわるするなんて……
カクレオン 「ワタシャ ゆるさないですよ! プンプン!
ヨノワール 「それで……△△△は いま どこに いっているのですか?
マリル 「エレキへいげんです。
ヨノワール 「えっ? エレキへいげんですか?
ヨノワール 「エレキへいげんは……このじきは たしか……
ヨノワール 「!! いけない!!
ヨノワール 「このままでは △△△が あぶない!!
カクレオン 「ええ~~~~~っ!!?
ヨノワール 「わたし これから エレキへいげんに いってきます!!
カクレオン 「ええ~っ!? ちょっと!? ちょっとぉ~~っ!?


エレキへいげん さいおうぶ
パートナー 「ううっ……なんか こわそうな ところだね……。
パートナー 「うわっ!
パートナー 「すごい……。いまにも ここに カミナリが おちそうだよ。
パートナー 「こんな こわいところは はやく……ん?
パートナー 「あ あれは!
パートナー 「☐☐☐! あれ もしかして みずのフロートじゃ……。
パートナー 「ちかづいてみよう。
パートナー 「わわっ!!
「ここへ なにしにきた!
「ここは……われわれの ナワバリだ!!
パートナー 「だれか いるッ! かくれよう ☐☐☐!
「フフフ。かくれても ムダだ。
「わたしの めは あらゆるものを とうしできる。
「このめで ものかげに かくれた えものを みつけ……
「そして……しとめるのだッ!
パートナー 「ううっ……ダメだ! ここにいたら やられるっ!
パートナー 「オマエは だれなんだ! でてこい!
「フフフフ。
「わたしの なは レントラー!
レントラー 「そして……ルクシオいちぞくの リーダーだッ!
パートナー 「うわあああーーーーっ!
レントラー 「かくごッ!

レントラー、ルクシオ×7と戦闘

レントラー 「ぐおおおぉぉぉぉぉぉっ!
レントラー 「おのれぇぇぇっ! よくもッ!
パートナー 「ちょ ちょっと まってよ!
パートナー 「ボクたち ここを あらしにきた ワケじゃなくて……
レントラー 「うるさいっ! これでも くらえーーーーッ!!
パートナー 「うわあああーっ
「まてっ!!
ヨノワール 「まてっ! このものたちに いつわりはない!
ヨノワール 「このものたちは……ここを あらしに きたのではない!
パートナー 「ヨ…ヨノワールさん!!
レントラー 「キサマ! なにものだ!
ヨノワール 「わたしは ヨノワール! たんけんかだ!
ヨノワール 「レントラー! あなたたちの いかりは もっともだ!
ヨノワール 「とくに! いぜん ここで あなたたちがうけた しうちを かんがえれば……
ヨノワール 「むだんで しんにゅうするものに たいして こうげきてきに
なるのは とうぜんだ!
ヨノワール 「また このちが あなたたちに やすらぎを あたえていることも……
ヨノワール 「わたしは りかいしている つもりだ!
ヨノワール 「このものたちが あなたたちの ナワバリを おかしたのは わびよう!
ヨノワール 「しかし! それは けっして あなたたちに きがいを くわえるためではない!
ヨノワール 「ようが おわりしだい われわれは すぐに ここから たちさる!
ヨノワール 「しんじてくれ! レントラー!
レントラー 「……………。わたしたちのことを よく しっているんだな。
ヨノワールとやら。
レントラー 「ほんとうに……おびやかしに きたわけでは ないのだな。
レントラー 「……よかろう。ヨノワール。キサマを しんじてやろう。
レントラー 「しばらく じかんをやる。そのあいだに ここから たちさるのだ。
レントラー 「いくぞ。
パートナー 「ふぅ~~~っ!
パートナー 「ありがとう! ヨノワールさん!
パートナー 「おかげで たすかったよ!
パートナー 「しかし……
パートナー 「かれらは なんだったの?
ヨノワール 「レントラーと ルクシオの いちぞくです。
ヨノワール 「かれらは いつも すごしやすい ちいきを もとめて……
ヨノワール 「たえず いどうして せいかつ してるんです。
ヨノワール 「このじきの エレキへいげんは とくに カミナリが おおいせい
なのでしょうか……
ヨノワール 「かれらは かならず このじきに なると エレキへいげんで くらすのです。
ヨノワール 「ただ……いぜん かれらは ここで なにものかに いきなり
おそわれたことがあり……
ヨノワール 「そのときに だいぶ キズを おったそうです。
ヨノワール 「それいらい レントラーたちは ここにくる ものたちに たいして ものすごく
びんかんに なったそうなんです。
ヨノワール 「このちに しんにゅうする ものが いたら……やられるまえに やる。
ヨノワール 「いつしか それが……レントラーたちの オキテと なったそうです。
パートナー 「そっかぁ。それで ボクたちを……。
パートナー 「どうりで いくら いっても きいてくれなかったワケだよ。
パートナー 「そうだ! わすれてた!
パートナー 「たしか あそこに みずのフロートが……。
パートナー 「あった! これだ!
パートナー 「ヨノワールさん。これなんだけど……。
ヨノワール 「まちがいないです。まちがいなく これは みずのフロートです。
パートナー 「ホント!
パートナー 「やった! はやく マリルたちに とどけようね!
パートナー 「でも……なんで みずのフロートが ここに?……。
ヨノワール 「それは……これを しかけた ものたちの しわざかと……。
ヨノワール 「そのものたちは……たぶん あなたたちが ここに くることを
わかっていた うえで……
ヨノワール 「また レントラーの ナワバリだと いうことも しょうちの うえで……
ヨノワール 「あなたたちと レントラーが しょうとつすることを きたいして……
ここに おいたんだと おもいます。
ヨノワール 「そうなんですね!? そこにいる やからたち!
パートナー 「えっ?
ヨノワール 「かくれてないで いいかげん でてきたら どうですか!?
「…………。
「…………ククククッ。わかっていたのか。じゃあ しょうがねえ。
パートナー 「ああ~~~っ!? オ オマエたちは!?
ドガース 「ケッ!
ズバット 「へへっ!
スカタンク 「ククククッ。
パートナー 「……オマエたち だったのか。こんなことを したのは!?
ドガース 「ケッ オマエたちが レントラーに ズタボロに されたあとを ねらって……
ドガース 「さらに オレたちが いためつけて やろうと おもってたんだが……
ズバット 「へへっ けいさんちがいだぜ! とんだ ジャマが はいっちまったよなあ。
ヨノワール 「やりますか。
スカタンク 「ククククッ。△△△だけなら とうぜん そのつもりだったが……
スカタンク 「かの ゆうめいな ヨノワールさまが あいてと なっちゃあ……
スカタンク 「はなしは ちがうわなあ。
スカタンク 「ずらかるぜ!
ドガース・
ズバット
「おうっ!
パートナー 「なんて ヤツらだろう!
パートナー 「ボク もう ぜったい ゆるさないよ! ホントに!
ヨノワール 「なかなか にげあしが はやいんですね。
ヨノワール 「まあ いまから おっても しかたがないですし……。
ヨノワール 「ともかく いまは みずのフロートを あのきょうだいたちに
とどけましょう。


トレジャータウン
ルリリ 「おにいちゃん! みずのフロートが かえってきたよ!
ルリリ 「うわーい! ほんとうに ありがとう!
マリル 「ルリリを たすけて いただいた うえに こんども また……
マリル 「ほんとうに なんて おれいを いっていいか……
マリル 「ほんとうに……ほんとうに ありがとうございました!
パートナー 「いやいや。そんなぁ。
パートナー 「それに おれいだったら ヨノワールさんに いってよ。
パートナー 「こんかいは ヨノワールさんが いなきゃ ボクたちも やられてたんだよ。
マリル 「ほんとうに ありがとうございました!
ルリリ 「ありがとう! ヨノワールさん!
ヨノワール 「いえいえ。でも よかったですね。
ヨノワール 「みずのフロートが もどってきて。
カクレオン 「いや~ さすがは ヨノワールさんって かんじですよね♪
カクレオン 「でも ワタシ △△△も すばらしいと おもいますよ~♪
カクレオン 「こんかいも しっかり いらいを せいこう させましたし……
カクレオン 「ルリリちゃんを たすけた ときだって すぐに ばしょを つきとめて……
カクレオン 「いちはやく かけつけましたし♪
パートナー 「ああ ルリリのときは……
パートナー 「あれは カクレオンの いうとおりだと カッコイイんだけど……
パートナー 「でも ちょっと ちがうんだよね。
パートナー 「ルリリのときは ばしょを つきとめたと いうよりは……
パートナー 「ぐうぜん ゆめをみて……
ヨノワール 「ん?ゆめ?
ヨノワール 「ゆめって どういうものなんですか?
パートナー 「あっ! そっか。
パートナー 「もしかして ヨノワールさんなら わかるのかな?
パートナー 「なにかに ふれた しゅんかん めまいに おそわれて……
パートナー 「かこや みらいの できごとが みえる……そういう ものなんだけど……。
ヨノワール 「!! そ……そ……それはっ!!
ヨノワール 「じくうのさけびでは!
パートナー 「えっ!? なんだって!?
パートナー 「ヨノワールさん なにか しってるの!?
パートナー 「そうだ! それだったら!
パートナー 「ねえ! あのときのことを ヨノワールさんに きいてみようよ!?
(あ あのことって?……)
(あっ! そうか!)
(うしなわれた……じぶんの かこの ことか……。)
パートナー 「☐☐☐。いいよね?
パートナー 「ヨノワールさん。じつは そうだんしたいことが……


海岸
ヨノワール 「…………なるほど。ここに たおれてたワケですか。
パートナー 「そう。ちょうど このばしょだよ。
ヨノワール 「それで あなたは ここで きがつき……
ヨノワール 「でも それまでの きおくは なくしてしまったと……。
パートナー 「うん。そのとき おぼえていたのは じぶんの なまえと……
パートナー 「もともとは ポケモンでなく ニンゲンだったって ことみたい。
ヨノワール 「ええ~っ!? ニ ニンゲンッ!?
ヨノワール 「……でも どっから どうみても ポケモンの すがたを してますよ!?
パートナー 「そうなんだよね……。
パートナー 「うーん。さすがに ヨノワールさんにも わからないかあ。
パートナー 「でも きっと なにかの げんいんで……きおくを うしない……
パートナー 「ニンゲンから ポケモンに なっちゃったんだと おもうんだよね……。
ヨノワール 「…………。じくうのさけびを もつ……ニンゲン……。
ヨノワール 「あなたは……
ヨノワール 「あなたは じぶんの なまえは おぼえていると おっしゃって ましたよね?
ヨノワール 「して……その……その なまえは?……。

☐☐☐は じぶんの なまえを ヨノワールに つたえた

ヨノワール 「!!……
ヨノワール 「☐☐☐……さん……。
パートナー 「どうお? なにか わかったの?
ヨノワール 「…………いや。
ヨノワール 「ざんねんながら……なにも……。
(……あ あれ?)
(……いま かすかに……)
(かすかに ヨノワールが……わらったような……。)
(……きのせいかな?……。)
ヨノワール 「おやくに たてず もうしわけないです……。
ヨノワール 「でも……
ヨノワール 「☐☐☐さんの もつ のうりょくについては……しっています。
パートナー 「ええ~~っ!? なんなの!? それは!?
ヨノワール 「ものに ふれることで みらいや かこが みえる のうりょく……
ヨノワール 「それは……じくうのさけびと よばれているものです。
パートナー 「じくうの……さけび?
ヨノワール 「はい。
ヨノワール 「どのような キッカケで そうなるのかは わかりませんが……
ヨノワール 「ものや ポケモンを とおして じくうを こえた えいぞうが……
ヨノワール 「ゆめとなって あらわれる……
ヨノワール 「そんな のうりょくがある というのを きいたことが あります。
パートナー 「じくうのさけび……☐☐☐には そんな のうりょくが……。
(…………。)
ヨノワール 「うん! よろしい! これも なにかの ごえんです。
ヨノワール 「☐☐☐さんが なぜ ポケモンに なってしまったのか……
そのナゾを とくのに……
ヨノワール 「わたしも きょうりょく しましょう!
パートナー 「えっ! ホントに!?
ヨノワール 「はい。まあ しょうじき もうしますと……
ヨノワール 「わたしに わからない ものごとが あるのは くやしい!
ヨノワール 「……というのが ホンネ なんですが!
ヨノワール 「ハハハハハハハ!
パートナー 「やった! ヨノワールさんが きょうりょくして くれるなら すごく
こころづよいよね!
パートナー 「よかったね! ☐☐☐!
パートナー 「あっ! ペリッパーだ!
パートナー 「…………。
パートナー 「いつもより……やけに たくさん とんでいるよね……。
ヨノワール 「なにか あったんでしょうか?
ビッパ 「お~~~~~~い!
パートナー 「あっ ビッパ!
ビッパ 「ここに いたんでゲスね……。はあはあ……。
パートナー 「どうしたの? そんなに いきを きらせて。
ビッパ 「しょうしゅうが かかってるでゲス!
ビッパ 「でしたち ぜんいん すぐに ギルドへ あつまるようにと!
パートナー 「やっぱり なにか あったんだ!
ヨノワール 「わたしも いきましょう!
ビッパ 「いそぐでゲス!
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文中に出てくる記号
□□□
主人公の名前
○○○
主人公の種族
△△△
主人公のチーム名


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