『チョコラータ』
直接会ったことはないが、噂は聞いていた。任務がないのに報酬を貰っている男(うらやましいやつだ)。
常に2人1組で行動しているらしい。スタンド能力は謎。
あまりにも危険なためボスにスタンドの使用を禁じられていたとかいなかったとか・・・謎の多いやつだが
「なんにせよ、今はあいつらの報告を待つしかない・・・・か」
リゾットは自分の知っている「チョコラータ」と今回のターゲットである「チョコラータ」が同一人物でないことを願っていた。
「もし・・・もしそいつが元パッショーネのやつならば・・・最悪暗殺をしなければならないか・・・」
ナイフの手入れをして、時計の針が3周ほどしたところで、ドアが開き待っていた人物が帰ってきた。
「プロシュート、ペッシ、イルーゾォ、ご苦労。さっそくだが・・・どうだった?」
リゾットに聞かれたプロシュートは少し困惑気味に答えた
「それがよおリゾット・・・どうも変なんだ。俺はチョコラータを一度見たことがあるが・・やつに間違いはない。
だが・・・ホントにやつなのかわからねぇんだ」
「?どういうことだ?」
いつものプロシュートらしくない返答にリッゾトは戸惑った。
「ああ・・それはだな・・・・・」
プロシュートは自分が見たことを伝えた
プロシュート回想
「いいかペッシ、お前は定期健診に来たただの患者だ。
中から様子を探れ。俺らは外からイルーゾォと一緒にやつを観察する」
「わかったよ兄貴」
ペッシにそれだけ伝えるとプロシュートとイルーゾォはさっさと鏡の中に入っていった。
鏡の中から探索しているとイルーゾォがすぐに言った
「あいつか?」
イルーゾォがキノコ頭の男を指した
「ッ!!間違いねえ。チョコラータだ。パッショーネの構成員だ。・・・医者?なのか?」
「見ろッ!誰か来たぞ!患者か?」
椅子に腰掛けてくつろいでいるチョコラータのもとにこれまた変な髪形の-逆立った髪の男と長髪の男-2人の患者がやってきた
「だんな様ァ~だんな様ァ~また来ましたぜェ~。いくら感謝しても感謝したりねェ~。
金もなく森の中で死を待つ運命だったあっしを・・・治療してくれてなおかつ治療費も請求しないばかりか・・・無職だったあっしに職まで紹介してくれたこの御恩は絶対に忘れはしねェ~」
その男を一瞥して、チョコラータは言った
「ふんっ。また来たのか。バカなやつだ。お前の身体で実験をしただけだと言っただろう。邪魔だからとっとと消えろ」
そう言うとさっさと背を向けた
「だんな様ァ~。この御恩は・・・だんな様が危なくなったときに必ず助けに来ますからねェ~」それを聞き、となりにいた男が言った
「助けに来るんじゃあダメだッ!!危険が起こる前に防がなくては!!」
3人の報告をリゾットがさえぎる
「ちょっと待て」
一呼吸おいて尋ねた
「そいつはほんとうにあの『チョコラータ』なのか?」
「それだけじゃあないんっすよリーダー」
ペッシが信じられないものでも見たかのように言う
「あの男、孤独な患者の見舞いに行くわ、じじいには血圧にいいものをわざわざ作って食べさせるわ!
なんかもうわけわかんないんすよ!他の患者からも評判いいし、あの兎が言ってた「邪悪」ってのは勘違いなんじゃあないんすか?
ただの恥ずかしがりやなんじゃあないんですかね?」
ペッシなら相手が演技をしていても騙されることもある。だがプロシュートとイルーゾォが・・・2人して騙されるものなのか?
3人の報告を聞いて兎が叫んだ
「ありえませんッ!!」
リゾットは声の方向に顔を向けて言った
「しかしありえないと言ってもだな、もしあんたの言うようにあいつが邪悪ならプロシュートやイルーゾォが気付かないわけがない。
そもそもあんたの言う根拠はただの見た目だろう?」リゾットが指摘する
「ですが!実際にてゐは被害にあってるわけだ・・し・・・」だんだんと声が小さくなる
「それは被害じゃないだろう。個人の意志だ。あんたがとやかく言うようなことじゃあない」
それを聞き彼女は黙ってしまった。余談だが彼女は今万屋パッショーネに泊まっている(『民宿パッショーネ』朝晩食事付。値段は気分で変動します)。
「だったらリゾットさん!!わたしも潜入しますからあなたも一緒に来てください!!あの男の尻尾を掴んでみせますよ!!」
「(やれやれやはり・・・動かなければならないのか・・・)わかった一緒に行こう。
ただし今回でやつを邪悪でないと俺が判断したらそのときは・・・諦めてくれ」
「わかりました。そのときはきっぱり諦めましょう」
そんなこんなで2人は今永遠亭の屋根裏にいる。現在は夜。2人は闇に紛れて行動していた。
「(おいレイセン。ほんとにここであっているんだろうな?)」
リゾットが肘で小突きながら聞く
「(あってますよ!ずっとここで食事していたんですから)」
2人は小さな穴を開けて部屋の中をのぞいていた。
「(だが誰もいないじゃあないか)」
「(もうすぐ来ますって!あ!いい匂い・・・今晩は鍋か・・・いいなぁ)」
「(さっきイタリアンを食べたばかりだろう。そんなことより・・・気配を消せ)」
2人が気配を消してすぐに、部屋の中に人がやってきた。
「今日はお鍋よぉ~。2人とも、早く来なさい」
「(相変わらず変な服装だな。あの医者)」
「(あなたたちには言われたくないですね)」
「チョコラーター!!はやくはやく!!薬なんてあとでいつでも作れるよー」
「(あれが・・てゐだな?)」
「(て~ゐ~!!早く目覚めて!!あなたは騙されているのよ!!)」
「(・・・聞いてないなこりゃあ)」
「まあそう急ぐな。いいかてゐ、調合で最もムカつく失敗は『割合』のミスだぜ。
割合をミスして貴重な材料を無駄にするのが最もムカつく。
急かされたらミスするあもしれないだろ」
目標の人物が戸の向こうからやってきた
「「((チョコラータ!!))」」
2人が同時に呟いた。
直接会ったことはないが、噂は聞いていた。任務がないのに報酬を貰っている男(うらやましいやつだ)。
常に2人1組で行動しているらしい。スタンド能力は謎。
あまりにも危険なためボスにスタンドの使用を禁じられていたとかいなかったとか・・・謎の多いやつだが
「なんにせよ、今はあいつらの報告を待つしかない・・・・か」
リゾットは自分の知っている「チョコラータ」と今回のターゲットである「チョコラータ」が同一人物でないことを願っていた。
「もし・・・もしそいつが元パッショーネのやつならば・・・最悪暗殺をしなければならないか・・・」
ナイフの手入れをして、時計の針が3周ほどしたところで、ドアが開き待っていた人物が帰ってきた。
「プロシュート、ペッシ、イルーゾォ、ご苦労。さっそくだが・・・どうだった?」
リゾットに聞かれたプロシュートは少し困惑気味に答えた
「それがよおリゾット・・・どうも変なんだ。俺はチョコラータを一度見たことがあるが・・やつに間違いはない。
だが・・・ホントにやつなのかわからねぇんだ」
「?どういうことだ?」
いつものプロシュートらしくない返答にリッゾトは戸惑った。
「ああ・・それはだな・・・・・」
プロシュートは自分が見たことを伝えた
プロシュート回想
「いいかペッシ、お前は定期健診に来たただの患者だ。
中から様子を探れ。俺らは外からイルーゾォと一緒にやつを観察する」
「わかったよ兄貴」
ペッシにそれだけ伝えるとプロシュートとイルーゾォはさっさと鏡の中に入っていった。
鏡の中から探索しているとイルーゾォがすぐに言った
「あいつか?」
イルーゾォがキノコ頭の男を指した
「ッ!!間違いねえ。チョコラータだ。パッショーネの構成員だ。・・・医者?なのか?」
「見ろッ!誰か来たぞ!患者か?」
椅子に腰掛けてくつろいでいるチョコラータのもとにこれまた変な髪形の-逆立った髪の男と長髪の男-2人の患者がやってきた
「だんな様ァ~だんな様ァ~また来ましたぜェ~。いくら感謝しても感謝したりねェ~。
金もなく森の中で死を待つ運命だったあっしを・・・治療してくれてなおかつ治療費も請求しないばかりか・・・無職だったあっしに職まで紹介してくれたこの御恩は絶対に忘れはしねェ~」
その男を一瞥して、チョコラータは言った
「ふんっ。また来たのか。バカなやつだ。お前の身体で実験をしただけだと言っただろう。邪魔だからとっとと消えろ」
そう言うとさっさと背を向けた
「だんな様ァ~。この御恩は・・・だんな様が危なくなったときに必ず助けに来ますからねェ~」それを聞き、となりにいた男が言った
「助けに来るんじゃあダメだッ!!危険が起こる前に防がなくては!!」
3人の報告をリゾットがさえぎる
「ちょっと待て」
一呼吸おいて尋ねた
「そいつはほんとうにあの『チョコラータ』なのか?」
「それだけじゃあないんっすよリーダー」
ペッシが信じられないものでも見たかのように言う
「あの男、孤独な患者の見舞いに行くわ、じじいには血圧にいいものをわざわざ作って食べさせるわ!
なんかもうわけわかんないんすよ!他の患者からも評判いいし、あの兎が言ってた「邪悪」ってのは勘違いなんじゃあないんすか?
ただの恥ずかしがりやなんじゃあないんですかね?」
ペッシなら相手が演技をしていても騙されることもある。だがプロシュートとイルーゾォが・・・2人して騙されるものなのか?
3人の報告を聞いて兎が叫んだ
「ありえませんッ!!」
リゾットは声の方向に顔を向けて言った
「しかしありえないと言ってもだな、もしあんたの言うようにあいつが邪悪ならプロシュートやイルーゾォが気付かないわけがない。
そもそもあんたの言う根拠はただの見た目だろう?」リゾットが指摘する
「ですが!実際にてゐは被害にあってるわけだ・・し・・・」だんだんと声が小さくなる
「それは被害じゃないだろう。個人の意志だ。あんたがとやかく言うようなことじゃあない」
それを聞き彼女は黙ってしまった。余談だが彼女は今万屋パッショーネに泊まっている(『民宿パッショーネ』朝晩食事付。値段は気分で変動します)。
「だったらリゾットさん!!わたしも潜入しますからあなたも一緒に来てください!!あの男の尻尾を掴んでみせますよ!!」
「(やれやれやはり・・・動かなければならないのか・・・)わかった一緒に行こう。
ただし今回でやつを邪悪でないと俺が判断したらそのときは・・・諦めてくれ」
「わかりました。そのときはきっぱり諦めましょう」
そんなこんなで2人は今永遠亭の屋根裏にいる。現在は夜。2人は闇に紛れて行動していた。
「(おいレイセン。ほんとにここであっているんだろうな?)」
リゾットが肘で小突きながら聞く
「(あってますよ!ずっとここで食事していたんですから)」
2人は小さな穴を開けて部屋の中をのぞいていた。
「(だが誰もいないじゃあないか)」
「(もうすぐ来ますって!あ!いい匂い・・・今晩は鍋か・・・いいなぁ)」
「(さっきイタリアンを食べたばかりだろう。そんなことより・・・気配を消せ)」
2人が気配を消してすぐに、部屋の中に人がやってきた。
「今日はお鍋よぉ~。2人とも、早く来なさい」
「(相変わらず変な服装だな。あの医者)」
「(あなたたちには言われたくないですね)」
「チョコラーター!!はやくはやく!!薬なんてあとでいつでも作れるよー」
「(あれが・・てゐだな?)」
「(て~ゐ~!!早く目覚めて!!あなたは騙されているのよ!!)」
「(・・・聞いてないなこりゃあ)」
「まあそう急ぐな。いいかてゐ、調合で最もムカつく失敗は『割合』のミスだぜ。
割合をミスして貴重な材料を無駄にするのが最もムカつく。
急かされたらミスするあもしれないだろ」
目標の人物が戸の向こうからやってきた
「「((チョコラータ!!))」」
2人が同時に呟いた。