戦場コンボの詳細

このページには戦場を軸にしたシノビの構築に役立つ情報をまとめています。

概要

 戦闘全体に影響を与える戦場を軸にしたコンボ。
 戦場に関する忍法は多く、その戦場下であれば通常の忍法より高い効果を発揮する忍法が多いため、戦場を変えることに成功すれば非常に強力な構築。
 ただし、戦場が目的のものと違うときには一切能力を発揮しないか通常の忍法より劣る状態になるため、戦場を目的のものに出来なければ何もできなくなる。
 特に違う戦場を指定した戦場型同士が戦った場合、熾烈な戦場の奪い合いが発生する。

戦場全般・複数

戦場を変更する忍法

誘導
 戦場を変更する基本の忍法。
 癖が無い上に汎用忍法かつ階級縛り無し、指定特技もある程度融通が効くため、他にメリットを求めなければこれ。
 ただし、逆に戦場コンボでは真っ先に警戒される忍法なため、忍法研究などで指定されやすい可能性はある。

幻能
 正忍記で追加された忍法。
 自分の手番に戦場を好きなものに変更できるが、1ラウンドしか持たず、コストの関係で何度もは使用できない。

血界
 正忍記で追加された忍法。
 自身の手番であれば、「水中」「高所」「極地」の内好きな戦場に変更できる。
 戦場変更のタイミングが戦場の奪い合いに強い事や手番の行動を消費しない事、1ラウンド目にコンボを成立させられる事は優秀であるのだが、その分コストが重い。
 逆鱗発動の肥やしにするなど、工夫が欲しい。

奇門
「高所」「水中」「悪天候」に変更できる。
ただし、条件の関係上能動的に発動できず、戦場の奪い合いにも弱い。
どちらかというと奇兵と組み合わせる場合に、奇兵と指定特技が同じことを目的にとり、「悪天候」で奇兵の間合いの狭さを補うといった方法で使うのが良いだろう。

騎馬
 戦場が変更された時、ランダムに戦場を変更する。
 戦場コンボのための忍法というよりは、その対策忍法の側面が強いが、低コストで戦場を変える回数を増やしやすいため、奇兵と相性が良い。

戦場で効果を発揮する忍法

戦場の極意
 戦場の特殊効果を自分だけ受けなくし、更に全ての判定値に+1という強力なバフを得られる忍法。
 「平地」「悪天候」以外の戦場はデメリットを与えてくるため、戦場のデメリット効果を相手にだけ一方的に押し付けられることは強力。

浮足
 「極地」以外の戦場で使用可能で、自身が戦場の特殊効果を自分だけ受けなくし、こちらの攻撃に対する回避判定と奥義破り判定に-1する。
 「極地」に対応していない点を除けば、使用目的は戦場の極意と同じ。
 こちらはサポート忍法であるため、装備忍法である戦場の極意と違い戦場を変えた後に浮足を使うまでに隙が発生するが、「極地」以外の目的外の戦場にされた場合も最低限の仕事ができる点は優秀。
 また「極地」以外の戦場であれば良いため、幻夢殿で作成された特殊な戦場の特殊効果を無視できる。

街道
 「平地」「高所」「雑踏」で自身のファンブル値を下げ、使用できる忍法コストを上げる。
 「平地」で発動する点が強力で、戦場を変えられない限り、戦場を変更する忍法を持っていなくとも効果を発動できる。
 コストが手に入るので高プロットに行く必要が薄く、ファンブル値も下がるため、「高所」「雑踏」のデメリットも軽減できる。

精霊使い
 「水中」「悪天候」「極地」で自身の回避と忍法コストの最大値が増える。
 「悪天候」でメリットを得られる数少ない忍法であり、また「水中」のデメリットを緩和できる。戦場の奪い合いになった際に相対しやすい戦場は「水中」「極地」が多いため、戦場を奪われた際も最低限戦いやすい。

隠蓑
 「平地」「高所」「雑踏」でこちらに対する相手の回避と命中にマイナス修正をかける。
 修正値は大きいが、解除条件が緩いため、少なくないコストを払って毎回かけるか、バトロワ型で他のメンバーがつぶし合うのを待つのに使うと良い。

平地

 戦場の変更が無ければ自動的に発動することがメリット。
 その代わり、忍法の効果は平地でも縛りの無い忍法より少し良い程度。

平地で効果を発揮する忍法

天道
 「平地」で強化される攻撃忍法だが、戦場攻撃忍法としては「平地」でも1点のダメージである。
竜馬
 「平地」の間、攻撃忍法のダメージを1点増やせる。

水中

 戦場の効果が回避-2と影響力が大きいのが特徴。
 自身がデメリットを受けないだけで効果は大きく、戦場の極意浮足を併用したい。

水中に変更する忍法

海原
 「水中」にしつつ相手にダメージを与えられる。
 ダメージを与えられる手段であることは強みで、攻撃忍法の指定特技を《水術》から離すことで、相手に対処されにくくなる。
 反面、攻撃権を使用してしまうデメリットは大きく、戦場の取り合いになった場合は不利である。

水中で効果を発揮する忍法

水霊
 「水中」下だとダメージ+1される攻撃忍法。
 射撃戦攻撃でありながら、「水中」で増えるダメージは接近戦ダメージである点は優秀。
抜井戸
 「水中」だと回避の代替となれる忍法。
 回避が下がってしまう「水中」の効果と相性が良い。
水計
 「水中」であれば、抵抗判定無く相手を変調「猛毒」に出来る。
水師
 「水中」で使用できる忍法のコストが増加し、スペシャル値が減る。
 スぺシャルを戦術に組み込んでいる場合の選択肢でもあるが、単純にコストを増やしながら現実的な確率で攻撃がスペシャルするようになると考えてもよい。

高所

 戦場の効果が薄いため、「水中」や「極所」ほど戦場効果を無効化するだけでは大して有利にはなれない。
 逆に言うと、無理して戦場の極意浮足に頼る必要はない。

高所に変更する忍法

怪段
 戦場を変更するだけでなく、追加の効果がある。
 ただし、攻撃権を使用する関係と、コストが高い点から戦場の奪い合いに不利。戦場の奪い合いに弱くなってまで取るメリットのある効果ではないため、明確にこの効果がコンボに欲しい場合以外では誘導でよい。
秘柱
 「高所」としても扱うという特殊なプロットを生み出す。
 主に「雑踏」と組み合わせることで2つのデメリットを組み合わせ、自身は浮足蔦渡などでデメリットを踏み倒すのが良いだろう。
 間合いが狭く、コストが高いため、当てるためには工夫が必要である。

高所で効果を発揮する忍法

怪鳥
 「高所」で強化される攻撃忍法。
 中忍頭以上では夜叉の下位互換。
飛傘
 攻撃の間合いを伸ばす忍法。
 戦場忍法としては珍しく、「高所」でなくとも効果を発揮し、「高所」であれば効果が強化される。
 自身の全ての攻撃忍法の間合いを大きく広げ、更に追加効果があることは大きく、「高所」型を構築する理由足り得る忍法。
峠牙
 「高所」であれば攻撃忍法と奥義に抵抗されづらくする装備忍法。
 戦場のデメリット効果は無視できないものの、浮足の2倍の効果を持っており、それぞれのメリットとデメリットを比較して採用したい。
 効果は浮足と重複するため、併用も可能である。

悪天候

 悪天候は戦場の中では唯一メリット効果をもたらす戦場であり、戦場の極意浮足で特殊効果を消してしまうことが、逆にデメリットとなる。
 その上、「悪天候」を指定する忍法は正忍記まで登場しないため、今までは他人の戦場コンボ対策に誘導を取った時に、間合いが負けている時にごまかす手段として使われる程度であり、悪天候が明確に戦場コンボとなったのは正忍記からである。

悪天候で効果を発揮する忍法

災雷
 正忍記で追加された忍法。
 「悪天候」下だと相手の回避にマイナス修正を付けた上、”接近戦ダメージ”が増える”射撃戦攻撃”。この時点で他の戦場攻撃忍法と比較して破格の性能をしているのだが、極め付けに天候を自発的に「悪天候」に変える能力を持っている。
 弱点としてコストは高めなのだが、それを補って余りある性能をしている。
 コストが高い点も、同じく精霊使いと相性が良く、コストの確保を精霊使いが行ってくれる上、間合いが強化された相手の攻撃忍法を避けやすくなる。
 天候を変更する能力を持っているため、誘導が無くても戦場を変更できるので忍法枠確保の為に誘導を削るのは有り。ただし、攻撃を当てた際という戦場変更タイミングが戦場の奪い合いに不利なため、誘導と併用して戦場を奪えるタイミングが2度有って有利だと考えても良いだろう。

雑踏

 ファンブル値を上げるデメリット効果は、相手が高コストのコンボを組んでいる場合の対策となりえる。
 逆にこちらもコストが高いコンボを行う場合は戦場の極意浮足で無効化したり、街道などでデメリットを相殺することを考えたい。

雑踏に変更する忍法

童売
 「雑踏」としても扱うという特殊なプロットを生み出す。
 戦場の奪い合いにならないメリットがあるが、攻撃忍法や攻撃奥義で解除されてしまうため、攻撃権を使用してしまうことも含め、その点だけで採用するのは避けたい。
 複数体攻撃できる場合を除けば相手もわざわざこちらよりも優先して攻撃する意味も薄いため、相手のプロットを縛る忍法として使用すると良いかもしれない。

雑踏で効果を発揮する忍法

影薙
 「雑踏」で強化される攻撃忍法。
 中忍頭以上では夜叉の下位互換。
人遁
 「雑踏」では相手からの命中にマイナス、自分の命中にプラスの修正を加える。
 単純に相手の命中を下げるだけならば、戦場に縛られない鬼影武器破壊などで良い場合が多いため、併用するか、笹貫必中などと組み合わせて命中も上がる事をメリットとして使用できると良い。
玲瓏
 「雑踏」下では相手に対し水中以上の回避判定へのマイナス修正を入れることができる。
 回避判定にマイナスが入る範囲が違うため単純に比較はできないが、こちらの攻撃に対して回避がほぼ不能になることに近い。

極地

極地で効果を発揮する忍法

絶叫
 「極地」下だと相手の回避や奥義破りに-1出来る。
 また、自分がシーンプレイヤーなら最初から「極地」になる。

その他

戦場を変更する忍法

幻夢殿
 二つの戦場の効果を持つ特殊な戦場を作成できる古流忍法。
 攻撃権を消費するため、戦場の奪い合いに弱く、また、戦場名を指定する忍法が全て対応しないため、実質浮足程度しかコンボを組める忍法が存在しない。
 しかしその分効果は強力で、二つの戦場のデメリットを発動させられる。

戦場で効果を発揮する忍法

奇兵
 特定の戦場であることではなく、戦場が変更された回数だけダメージが上昇する攻撃忍法。
 騎馬と相性が良く、戦場を変える忍法+騎馬で毎ラウンド2点ずつ奇兵のダメージが上昇する。

サンプル構築

戦場を軸にした構築の例。

中忍

必要功績点:0点
流派:私立御斎学園
特技:《火術》《走法》《第六感》《野戦術》《意気》《伝達術》
忍法:接近戦攻撃(指定特技:火術)、武曲誘導(指定特技:生存術)、頑健戦場の極意(水中)
奥義:絶対防御(指定特技:第六感)
背景:なし
忍具:神通丸1、兵糧丸1
説明:ストレートな水中型。

必要功績点:2点
流派:ハグレモノ
特技:《登術》《生存術》《隠形術》《隠蔽術》《結界術》《憑依術》
忍法:接近戦攻撃(指定特技:生存術)、怪鳥誘導(指定特技:結界術)、飛傘街道
奥義:絶対防御(指定特技:憑依術)
背景:末裔(飛傘
忍具:神通丸1、兵糧丸1
説明:ストレートな高所型。飛傘の間合い増加効果を活かすことをメインに考えるなら天牛毒手螺旋陣といった攻撃忍法も選択肢になる。

必要功績点:0点
流派:陰忍の血統
特技:《砲術》《刀術》《隠形術》《召喚術》《結界術》《瞳術》
忍法:接近戦攻撃(指定特技:砲術)、災雷誘導(指定特技:結界術)、鬼影精霊使い
奥義:絶対防御(指定特技:隠形術)
背景:なし
忍具:神通丸1、兵糧丸1
説明:ストレートな悪天候型。

必要功績点:0点
流派:陰忍の血統
特技:《砲術》《走法》《刀術》《召喚術》《言霊術》《呪術》
忍法:接近戦攻撃(指定特技:砲術)、裏真言誘導(指定特技:走法)、鬼影玲瓏
奥義:絶対防御(指定特技:呪術)
背景:なし
忍具:神通丸1、兵糧丸1
説明:ストレートな雑踏型。

必要功績点:0点
流派:私立御斎学園
特技:《騎乗術》《走法》《第六感》《野戦術》《意気》《伝達術》
忍法:接近戦攻撃(指定特技:騎乗術)、閃軌誘導(指定特技:生存術)、御斎魂戦場の極意(極地)
奥義:絶対防御(指定特技:第六感、強み:くらまし、弱み:防御低下)
背景:なし
忍具:神通丸1、兵糧丸1
説明:ストレートな極地型。

中忍頭


上忍


上忍頭



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最終更新:2021年10月13日 23:12