面接対策4:各種面接

 かなり前置きが長くなりましたが、ようやく面接の内容に移ります。まあ、面接は実際判断の基準となることは何なのかは、試験官と会社の意向によって決められますので、ぶっちゃけた話、何を言ったら受かって、何を言ったら落ちるかはわかりません。相手は人間ですから。

面接ステップ

 面接はそのまま、試験官と見合って話してそれで終わりです。しかしそれではネタにもなりませんので、このページに関しては、私の主義主張を中心として(?)解説をしていきたいと思います。解説の流れは、以下の通り。なお、集団面接と個人面接、併記しますのでそこは読み取ってください。

  1. 入室前
  2. 入室してから着席まで
  3. 質疑応答中
  4. 終了時
  5. 退室

1,入室前

 入室前までは、おそらく会場の方が案内してくれると思います。その人に従っていただければ、入室までは問題ないと思います。

 さて、入室前ですが、ちゃんと準備をしましょう。

  • スーツのよれ、ボタンの外れは無いか?
  • 男性の場合、ネクタイの結び目チェック、ワイシャツは一番上までボタン留め(苦しければ外して、ネクタイで締める)
  • 携帯電話は電源OFFにして、鞄の中へ。スーツのポケットには何も入れない。
  • 顔の確認。髪型は大丈夫か。
  • 声の確認。痰が詰まってたりしないか。うがいぐらいしておくとよし。
  • トイレに必ず行っておく。

 基本的なところですが、念には念を入れて。

 ※そういえば、男性の場合就活のネクタイは何色がいいか? と言われて、インターネットを調べると、赤は情熱的で積極性、青は知的で堅実、黄色はカジュアル、グレーは落ち着いた印象、と書かれています。しかし……通例というのは怖いもので、大体の就活学生は青色に寄り気味です。安全牌なのでしょうが、私としては青系の暗色ネクタイは、黒いスーツと一体感が生まれ、顔が暗い印象を受けます。また、暗い青系に白系のストライプは下がるようなイメージがあり、なお好きではありませんでした。いずれの色を選ぶにしても、明るい色を選んだ方がいいと思います。新卒ですから、フレッシュなイメージとして。
 なお参考までに、私は最初紺色(紺地に白、水色ストライプ)のネクタイをしていましたが、面接に何度か落ちたので黄色(黄地に水色ストライプ)に変更して通るようになったうち、最終面接では薄いピンクサテン(!)で挑みました。さすがにピンクサテンはやめた方が良いと思います。

2,入室してから着席まで

 入室してから着席までの流れは、大した話ではありません。英検などで経験してる人にとっては、そのままです。まあ、“May I came in?”ではありませんが。

  • 入る前にノックする(2回ぐらい)。集団の場合は一番最初の人だけ。
  • どうぞ、と言われるか、場合によってはそのまま「失礼いたします」といって入室。集団の場合でも言うように。
  • ドアを閉める(このとき、試験官に後ろ姿を見せないよう、角度を考えて閉める)
  • 試験官の方を見て一礼して「よろしくお願いいたします」。集団の場合は邪魔になるので省略可能の場合も。
  • 椅子の横まで行く
  • その場で一瞬試験官の方を向き、指示が無さそうであれば自己紹介などを始める。集団の場合は大体指示によって着席する。

 不器用に入って、さっさと座るようなことさえしなければ問題ないと思います。

3,質疑応答中

 質問例に関しては、次ページ「質問例」にて紹介しています。ここでは、心がけることを中心に記載します。

  • 着座状態は色々サイトに載っていますが、その通りにまじめに座っていれば問題ありません。ポケットに手を入れるとか、足を組むとかしなければ……
  • 試験官が話している最中は、明朗快活に「ハイ!」と相づちがてら聞いてる形を取ればいいでしょう。集団の場合は、空気を読みつつ、自分宛であればしっかりと返事。
  • 話す際の目線は、質問している試験官を中心としながら、時折他の面接官にも。目は顔の印象が崩れず乾かないぐらいに位に、大きめにあけた方がいいかと。
  • 質問に返答する場合は、だるくならないように簡潔に答える。「えー」や「んーと」は使わないように。もしど忘れしたら、一息つくぐらいの気持ちで。緊張してると読んでくれるので、楽かも。
  • 集団で他の人が返答中は、面接官の方を見る。他の人は見ない。同様の質問をされる可能性があるので、回答でも練ってるといいです。

 ここまでが、自分が心がけること。次に、試験官の質問について。

  • 「もうちょっと詳しく~」というのは、言葉が不足して理解されてない場合が多いです(例外もあり)。深く掘り下げるより理解を促進した方がいいです。
    ※自分の研究内容を説明する場合は、説明するレベルとして「大学への新入生に説明しても理解してもらえるレベル」で説明するといいです。
  • 「君、○○って書いてあるけど、△△っていう研究には興味ない?」というのは、1)その方向に志望してないかな? という意味合いと、2)志望してる方向違くない? という皮肉的な意味が含まれている場合があります。後者は難しいので、前者だと思って「はい、やってみたいと思います」程度で。

 試験官は色々疑問をぶつけてくるので、上手く対処してください(投げやり)。

4,終了時

 試験官が「面接を終了します」といったらおしまい。ではないんですね、最後に絶対「何か質問ありますか?」って入ってきます。要は受験者が質問できる唯一の機会です。いろいろ聞きたいところですが、スマートに質問をしましょう。

  • 簡単な質問で流すぐらいがいいと思います。
  • 会社説明会でするような質問はやめましょう(無知の露呈は……)
  • 「もし入社しましたら……」という内定前提の質問もやめましょう(烏滸がましいです)

 私の場合は、2つ質問を持ってまして、状況によって使い分けていました。

  • “色々な人を見て採用を決定されると思いますが、これからの会社のために、どんな人材が出てくることを望まれますか”
  • “今後五年、十年、二十年と時間経過にそって会社は変わっていくと思いますが、社員の方はどのような方向性を持って会社に勤められていますか”

 という感じでした。

5,退室

 退室の時も、大体同じです。

  • 立ったら、「本日はありがとうございました」と言い一礼
  • ドアの方向に進み、ドア前で「失礼いたします」と言い一礼
  • 背中を見せないようにドアを開ける
  • 外へ出て、ゆっくりとドアを閉める

 固くならないように。


 以上で大体の流れは終わりです。色々書いてあり読んで覚えたとしても、実際その場その場で適宜行動しないといけないので、日頃の行動が重要になってくると思います。

 最近よく聞く話として“圧迫面接”というものがあります。これはまあ、面接官が色々言葉でプレッシャーをかけるものなんですが(な らなんでESの段階で落とさないのかね? 実際は見た目・話し方で「あぁこいつダメだあきらめてもらお」程度の事だと思うんですが、ストレス発散のはけ口 にでもなってるんですかね。会社によっては内定入社後にプレッシャーを掛けて追い出すところもあるらしいので、それは入社実績でも作ってるだけなんでしょ う。そんなことで新卒の資格を剥奪される学生……)、受けたら最後“こんなところ来るか!!!”程度に思って帰りましょう。内定貰っても幸せにはなれません、新しい出会いに運命を託した方が、百倍マシです。

最終更新:2014年03月06日 00:23