+ | 第11話 「俺が九十九に入って何の意味があるの?」 |
第11話を閉じる
[部分編集]
クラッシックホーン9ループ(歓喜の歌)がとても気に入り、ウェルターに聞かせると、
ウェルター「これにしよう!俺の独断でこれにする!」
ノレ一 「ありがとうございましたー!」
ノレ一 「感謝感激雨降らず~!」
と走りながら退店すると、後ろから小さな声で
ジェミニ「降らなかったんだ。地も固まりませーん!」
とツッコミが聞こえてきた。
綺麗で面白いツッコミを貰えて、嬉しい気持ちでサンメカに戻った。
ノレ一 「めちゃめちゃ良い声だったなあの人。」
ノレ一 「Issi Sportを買おうと思ってるんだけど、性能が気になる。」
将暉 「時間あるから乗ってきてあげるよ。」
将暉に試乗をお願いしている間に、ノリモン・ウッゾに電話でおススメの車を聞いてみた。
Issi Sportは最強だが、最近製造工場が変わってしまい、性能が落ちたかもしれないという話をされた。同じ価格帯のおススメを聞くと、300RやNeonが良いと教えてもらった。 試乗から戻った将暉も「Issi Sportゴミだね。300万円くらいの価値しかないよ。」と言うので、Issi Sportは辞めて300RとNeonを試乗してみる事にした。
どちらも確かに同じ様な性能ではあったが、電気自動車で加速力が良かったNeonを購入する事に決めた。
Neonは998万円で、貯金額をオーバーしてしまうので、将暉に100万円を借りて、念願の車を購入することが出来た。
22時59分、買った車を自慢するためにBUCKSへ行く。
ノレ一 「見てこれNeon。990万。」
ダン 「高っけえ。」 ノレ一 「車買ったから沢山北に来れるよ。」 ダン 「お、じゃあ原付で来い。」 ノレ一 「やだやだ、15分かかるとか言われたよ。」
真城 「ルーくんは九十九に誘われてないの?」
ノレ一 「1回だけちゃんと誘われたよ。」 ノレ一 「"さいきょう"を集めてるから"さいきょう"の僕が欲しいって。」 真城 「俺も入ればいいのにって思う。」 真城 「何か引っかかるところでもあるの?」 ノレ一 「あいつらが何してんのか知らないから。」 ノレ一 「俺が九十九に入って何の意味があるの?って思ってる。」 真城 「………因みに俺、九十九に入ったよ。」
真城 「どうしても守りたい場所があって、力が欲しかった。」
ノレ一 「警察になればいいんじゃない?」 真城 「全市民や国を守るつもりはない。1つだけ守りたい。」
この街には政府がいない。
警察も警察を名乗ってはいるが、国に雇われているわけではないし、実情は自警団のようなものだ。中には犯罪者に協力をしている人もいると噂になっている。 真城・U・ゼベピピは自分の正義や信念が貫けるのは警察ではなく九十九だったと言いたいのだろう。 僕も九十九に入れば自分の信念を貫けるのだろうか。
ノレ一 「まだ全然ぽんこの方が好き。」
ぽんこ「キャストちゃんの前でそんなこと言わないでくださいよ。マナー違反ですよ!」 はぴゆぴ「かなっぴ。めちゃくちゃかなっぴ。」 百面 「フォローの一言言ってあげないと。」 ノレ一 「じゃあ…また買いに来るね?」 はぴゆぴ「キュン。」 はぴゆぴ「沢山買ってくれたし、良いこと言ってくれた。好感度2UP。3。」
好感度が3/200000000という少なさだが、誰よりも高いらしい。そして真城・U・ゼベピピは誰よりも低いらしい。
帰りに真城・U・ゼベピピに「はっぴーゆんぴーのこと推して欲しい。面白い」と言われたので、一旦Stella*Labの推しははっぴーゆんぴーになった。
1時37分、今日も少し早めに家に帰宅する。
100万円の借金をしてしまったが、念願の車を購入することが出来たので大満足な1日だった。
|
+ | 第12話 「どの道へ行っても友達でいてね」 |
第12話を閉じる
[部分編集]
19時03分、起きてすぐにNeonでサンメカに出勤。
ノレ一 「さて、今日も暇しますかね。」
今日も店頭に立つ。
誰も来なくても店頭に立つ。
19時44分、Xという人物に人質にされてしまう。
警察の人数が足りずに宝石強盗が出来なかったのでコンビニ強盗へ連れて行かれた。 駆けつけてくれた安歩内 優子にサンメカまで送り届けてもらうと、星空 みるが待っていた。
星空 「ルーに会いに来たら、人質になってたよって聞いたから待ってた。」
ノレ一 「人質じゃないよ。デートね。」
一通りふざけ倒した後、星空 みるは落ち着いた声で訪ねて来た。
星空 「ルーは悪いことするの?」
ノレ一 「しないんじゃない?」 星空 「みんな周り悪いことしてるじゃん。」 ノレ一 「何が目的で本当に悪い事なのかは分からないよ。」 星空 「それはそうだけど。」 ノレ一 「法だけが正しいわけじゃないよ。」
星空 「みんな何かしらやってるじゃん。だからルーも何かやるのかと思って。」
ノレ一 「今の所は無いけど、筋が通ってるならやるかもね。」 星空 「どの道へ行っても友達でいてね。」 ノレ一 「友達じゃ無くなる事あるかな?」 星空 「例えばルーが悪い方へ行って、星ちゃんが警察になっちゃったとかさ…。」 ノレ一 「関係ないよ。はちゃだって九十九の皆と友達だけど警察やってるよ?」 星空 「じゃいっか。」 ノレ一 「敵対する可能性があるのはギャングが別々になるとかじゃない?」 星空 「それでも友達で居たいよ。」 ノレ一 「でも僕は友達は撃たないよ。拳でやろう。」 星空 「殴れ…殴る……分かんない。」 ノレ一 「戦う事があっても拳で戦おう。銃はなし。」 星空 「いいよ。拳で決めよ。」
もし星空 みると敵対関係になったとしても、お互いの事は撃たないと約束した。
その後、星空 みるは「まだ誰にも言ってない秘密がある」と意味深な事を話していた。 その事実を話してくれただけでも嬉しい事だ。
21時26分、購入したばかりのNeonで簡単なスタントの練習に行く。
ニトロがない為、派手なスタントは決めることは出来ないがひたすら飛んで飛んで飛びまくる。 そろそろサンメカに戻ろうと帰路を走っていると、警察車両が後ろからぶつかって来た。
警察1「逃走補助ですね?」
ノレ一 「え、なになに?俺なにやったの?」 警察2「これルーくんじゃない?」 警察1「本当にごめんなさい。」
どうやら九十九の赤い車を追いかけていたらしく、同じく赤い車に乗ってスタントをしていた僕を逃走補助だと勘違いしたみたいだ。
まだ色を変えるお金も無くて申し訳ない。
ノレ一 「電話かけるわ後で、寝落ちもちもちしようぜ。」
オノン「寝落ちもちもちしよう。結構寂しがりなところあって。」
はぴゆぴ「参加してくれたら好感度上がるかもしれないッピ。」
ノレ一 「やります。」
参加するしかなくなった。
クイズは「はっぴーゆんぴーがぼんじりを食べる時、タレか塩か」だった。塩を選びクイズに正解すると、
はぴゆぴ「分かってくれてて嬉しッピ。」
と、好感度が30UPした。
1時47分、ウェルターの車が押収されてしまったというので、今日はウチに泊めることにした。
家に着くなり2人でベッドに倒れこむ。
ウェルター「金なーい。」
ノレ一 「俺も車買ったから無一文。」
ノレ一 「お前らのせいで逃走補助だと思われたぞ。」
ウェルター「wwww」
ウェルター「強い仲間が欲しい。」
ノレ一 「まだ仲間探してんのか。」
ウェルター「明日はなにしようかな。」
ノレ一 「働け。」
他愛もない会話をしている内に、気付けば夢に落ちていた。
|
+ | 第13話 「誘われた、警察はクビになった」 |
第13話を閉じる
[部分編集]
ノレ一 「なんで九十九の服を着ているんだ…?」
ウェルター「ルーさんこれ修理お願い。」
ノレ一 「断る。」 小泉 「今頼まれたのにいいの?」 ノレ一 「大丈夫ですよ。」 小泉 「それでは、軽くお話聞かせてもらってもよろしいですか?」 ノレ一 「いいですよ、お話。好きな食べ物はお寿司です。」
取材を受けている途中、猫乃目オノンから電話があった。
オノン「一緒に海見ない?」
ノレ一 「いいね、行くよ。」
場所を聞いてから電話を切る。
ノレ一 「よし。行きませんっと。」
小泉 「行かないんですか!?」
少し取材の続きを受けて、サンメカがどういうお店なのか、従業員は多いが仕事をしてくれる人が少ない現状などの話をした。
取材が終わり、猫乃目オノンに会いに海まで車を走らせる。
ノレ一 「海やなくてほぼ河やん。」
オノン「ばかばかばか、ここが一番綺麗なんだよ。お前と見たかったんだよ。」 オノン「よく見て、向かいのサーフボードとか。」 ノレ一 「あれサーフボード?」 オノン「サーフボードじゃないかな?」 ノレ一 「おっけー!見て来るわ!」 オノン「ちょっとちょっと、待て待て待て、ウソだろ!?」
僕はウケるチャンスとばかりに海に飛び込んだ。
猫乃目オノンは困惑しながら笑っていた。
ノレ一 「服ビッショビショ。最悪マジで。」
オノン「俺最高の笑顔だったよ。」 ノレ一 「笑ってくれるんだったらなんでも良いんだ。」 オノン「最高に笑ったよ。」 ノレ一 「皆が笑ってくれるなら何でも出来るんだから。」
オノン「もしかして、道に迷って海まで呼びつけてメシまで奢ってもらってる状況になってる?」
ノレ一 「うん、そうだよ。」 オノン「ルーちゃん?ルーちゃんの心がどんどん離れて行くのが手に取るように分かるよ。」 ノレ一 「まだそんなに近付いてないから大丈夫だよ。」
僕は僕がどんなに不憫だろうと、それで誰かが笑顔になれるのなら何でもいいと思っている。
猫乃目オノンにとっては"海まで迎えに来させてご飯代を奢らせた"という状況かもしれないが、僕にとっては"僕のボケで笑ってくれた"でしかない。
その後、バイクをガレージに置きっぱなしにしてしまったというので、送ってあげることにした。
道中で、この街の警察と犯罪者、傭兵、様々な仕事の話をした。
ノレ一 「この街には政府がない。警察も国に雇われているわけじゃない。」
ノレ一 「政府がいない国を正すっていう正義で警察をやっているんだろうね。」 ノレ一 「悪い事をしている人も警察とは違う正義があるんだろうね。」 ノレ一 「その正義と正義がぶつかっているだけだよ。」 ノレ一 「だから本当に悪い人なんて極上数だよ。皆が皆の正義を持っているはずだよ。」
最後に「オノピもオノピの正義を守ればいい」と伝えて別れた。
なこ 「ルーさん起きてたんだ。おはよー。」
ノレ一 「大犯罪して来た。料金所無視して通ったからね。」 真城 「そうして怪我までして。」 ノレ一 「料金所無視したら怪我してた。なんで怪我してんの?」
いつも気が付くと怪我をしているのはなぜなのだろうか。
1時25分、九十九の服を着た知らない人物が車の修理にやって来た。
???「朝一で会ったけど、その後あんまり会わなかったな。」
ノレ一 「誰だ君は。」 ???「春乃藤花。」 ノレ一 「なんで九十九の服を着ているんだ。」 藤花 「誘われた。警察はクビになった。」
誘われたからという単純な理由で九十九に入ったのだろうか。
僕も九十九に誘われているが、そんな簡単に決断する事は出来ない。ただ、また友人が1人九十九に加入した事を知ってしまった、僕は八夜 ゆゆの言葉を思い出していた。
はちゃ「みんな友達が九十九に行っちゃう…。」
1時47分、今日もウェルターがウチに泊まりに来たので、眠くなるまでベッドで話をした。
ノレ一 「俺も街ウロウロしたいんだよね。」
ウェルター「じゃあ九十九じゃない?」 ノレ一 「九十九に入って俺は何が変わるんだ?」 ウェルター「メカは受け身だけど、犯罪者は自分で攻めれるからそれの違いじゃない?」 ウェルター「本当に面白い奴って攻め手でも面白いからな。」 ノレ一 「俺も犯罪者になる事に抵抗があるわけじゃない。」 ノレ一 「ただそれが九十九である理由がない。」 ウェルター「何だろうね。九十九が一番おもろいからじゃない?」 ノレ一 「それをあんまり知らないからね。」
ウェルター「九十九に入れるの次は誰にしようかな。」
ウェルター「そろそろルーさんかなって思ったんだけどね俺。」 ノレ一 「俺が九十九に入ることで、俺が更に面白くなるなら今すぐにでも入るよ。」
九十九のメンバーで面白い奴は誰か、お金がない奴は誰かなど、2人で楽しく話をしながら眠りについた。
|
+ | 第14話 「副院長、殺害されたそうです」 |
第14話を閉じる
[部分編集]
ジェミニ「最近買いに来てくれないですね。」
ジェミニ「一昨日なんかずっと居たのに来てくれないですもん。」 ノレ一 「めっちゃ行ってるけど会わないだけだって。」 ジェミニ「因みに俺のオリジナルカクテル出来ましたよ。」 ノレ一 「アツい。」 ジェミニ「ぜひ買いに来てください。」
「待ってます」と言われてしまったので、Stella*Labからの帰りに立ち寄ることにした。
ノレ一 「こんにちは。ジェミニたその全てを下さい。」
と、ふざけた注文をするも、ジェミニは淡々とモーニングセット、ジェミニオリジナルカクテル、プリンを売ってくれた。
真城 「ルーくんは今は何がモチベーションで働いてるの?」
ノレ一 「Neonのカスタム代が欲しいかな。あとはオキナへの恩。」 真城 「俺も今オキナに雇ってもらってる。」 真城 「九十九に入って救急辞めて、日銭稼ぐの大変だろうって。」 真城 「因みに昨日150万ぐらい稼いだよ。九十九で。」 真城 「ルーのカスタム代を稼ぐっていうのと、サンメカで働くっていうのを体現してる。」 真城 「…来ない?九十九に。」 ノレ一 「なんで…?」 真城 「居たら楽しいから。」 真城 「今ここに居るメンバーと…楽しいだろ。」 ノレ一 「何だ?何も伝わらなかったぞ。」 瑠偉 「ホワっとしすぎだろ。」
真城 「逆に九十九に入って悪いことするのに抵抗がある理由は?」
ノレ一 「悪いことに抵抗はないよ。それで周りが面白がってくれてるんだったら。」 真城 「面白いことしようよ。」 ノレ一 「面白い事はしたいけどさ。」 真城 「今彼いっぱいいっぱいだしさ、面白いことしようよっていう誘いは半分嘘で、助けて欲しいなって思ってさ。」 ノレ一 「どうしたら助けになるの?」 真城 「仲間が居れば助けになるんじゃないかなぁ。」 真城 「今、辛そうなんだよ。」 ノレ一 「辛そうなチーム入りたくないよ。」 真城 「そりゃそうだよな。でも正直ね、2人が入ったら逆転すると思うんだよな。」 真城 「九十九を助けませんか?」
人助けなんて興味はない。もちろん悪い事にも興味はない。ただ、最近の九十九は確かに辛そうにしている。
今まで気付かないフリをして来たが、九十九が犯罪者の集まりなのは分かっている。僕は犯罪者になる事に抵抗なんてない。今までの旅の中で悪い事もしてきた。それで皆が笑顔になるのであれば。
警察には、最後に話した人物として話を聞かれ、救急隊や九十九、チャーブルでも拡散され、街の皆が彼の事を探していた。
僕は
ノレ一 「俺に出来ることは無いな…。」
と、いつも通り仕事を続けた。
1時5分、オキナから新たに情報が入った。
オキナ「副院長、殺害されたそうです。」
ノレ一 「えっ?殺害!?」 オキナ「遺体の場所は分からないんだって。」 ノレ一 「それは何情報なの?」 オキナ「武器屋だね。」 ノレ一 「遺体がないのになんで殺害って分かるんだ。」
乾 瑠偉が殺された?何のために?
なんにせよ、武器屋が絡んでいる事は間違いがないようだ。
1時17分、少し早めに退勤し、1人で考え事をしながら眠りにつく。
ノレ一 {「瑠偉くんが死んだとか言われているけど、その情報が正しいかも分からない。」
ノレ一 「僕に出来ることは何もない。時が経てば分かるだろうから。」 ノレ一 「街が変わっていくね。」
|
+ | 第15話 「大事な友達、一番頼れる友達」 |
第15話を閉じる
[部分編集]
なこ 「そうそうルーさん。もう大丈夫になったから言うわ。私『花邑きなこ』です。よろしくお願いします。」
ノレ一 「僕が車のカスタムしてあげた人?」 なこ 「うん。」 ノレ一 「んー?まぁ、どっちにしろ関りそんなにないか…?」 なこ 「うん。」
ダン 「南のダセェ奴のもう一人来たぞ。」
莉里 「南のダセェ奴?」 ノレ一 「うん。1番ダサいからね。」
ノレ一 「車買ったぶりだからめっちゃ久しぶりだよ。」
ダン 「そうだな、買ったっつってそこから会ってないか。」 ノレ一 「そう、車買ったから原付で来た。」 莉里 「車買ったから原付で来た?ん?」 ノレ一 「この前原付で来いって言われたから、原付で来た。」 ダン 「修理いる?」 ノレ一 「いらない。」 ダン 「いや、修理してやるよ!」 ノレ一 「壊れててもいいし、別に。」 ダン 「ちょっと待っとけ。」 ノレ一 「いらな過ぎ修理…。」 ダン 「いや全然修理する。」 ノレ一 「いらない。」
無理やり全修理され、表に停めてあった蛇川 莉里のバイク修理分も請求された。
ノレ一 「ジェミニたそのドリンク1個も飲んでない。」
ジェミニ「えっ?飲んでくださいよ。」 ノレ一 「一生溜めていく。」 ジェミニ「やだやだ、1個くらい飲んで欲しい。」 ノレ一 「じゃあ1個飲む。1個飲んだら2度と飲まない。」 ジェミニ「何で?嫌い?」 ノレ一 「めっちゃ好き。」 ジェミニ「ありがとう。」
ノレ一 「1個?いや、飲まないね俺は。平気で嘘をつく。俺は飲まない。」
L? 「すみませーん、修理お願いしたくて。」
ノレ一 「はーい。」
ノレ一 「やっぱり生きてた。」
何か素性を隠す理由があるのかもしれない。僕は詮索はしなかった。
ノレ一 「玲那ちゃんとデートしてたらしいね。」
星空 「デートなの?」 ノレ一 「2人きりで色んな所行ったならデートだよ。」 星空 「そんなん言ったら、星ちゃん多分色んな人とあっちこっち行ってる。」 ノレ一 「デートまみれ。」 星空 「よくないのか?」 ノレ一 「スタースカイのことが好きな人からしたら良くないかもね。」 星空 「いないでしょ。」 ノレ一 「ウェルターくんは?」 星空 「ウェルはお友達でしょ?違うの?」 ノレ一 「ウェルターくんがどう思ってるか次第かな。」 星空 「れなちも友達。」 ノレ一 「それもどうかな。」 星空 「ルーも友達。」 ノレ一 「それはそう。」 星空 「大事な友達。一番頼れる友達。」
この街に来て「1番頼れる」や「1番優しい」とよく言われる。
僕はなにもしていないのに。
そろそろサンメカに戻ろうとした所でクリストファー・ソジュンに声をかけられた。
クリス「ルー、うちで新しく宇宙生命体雇ったんだけどさ。」
ノレ一 「あ、モッチー?」 クリス「サンメカのヒッピーなお兄さんと知り合いって言ってたから。」 ノレ一 「あいつ俺のことヒッピーって呼んでんの?」 クリス「うちの店内物色してて、ルーとここでピクニックしたいって言ってたよ。」
どういうことだ。
宇宙生命体がヒッピーと一緒にメカニックでピクニックがしたいって?僕もしたい。
00時37分、はっぴーゆんぴーに会いにStella*Labへ行く。
ノレ一 「はっぴーゆんぴーの全てを下さい。」
はぴゆぴ「ちょっとキュンとしたッピ。」
はっぴーゆんぴーが正式にキャストとして採用されたらしく、チョコレートケーキをプレゼントして、はっぴーゆんぴークッキーを楽しみにしていると伝えておいた。
「今日はとても良かったッピ」と好感度が30UPし、63まで上昇した。
1時4分、今日も少し早めに帰宅し、ベッドに倒れこんだ。
|
+ | 第16話 「メリットがない人には優しくしない」 |
第16話を閉じる
[部分編集]
ノレ一 「早起きだね。」
コピ 「2番。」 ノレ一 「1番。」 はちゃ「私3番。」
この3人は早朝組として安定している。
毎日朝早くから起きている為、朝に見かけなかった日には心配になってしまうだろう。
21時10分、村愚 コピに人質にされて、宝石強盗へ行くも、九十九と被ってしまい出来なかった。
九十九の人質として取られていた星空 みるは少し元気がないと言うので、事件が終わった後にゆっくりと話を聞く約束をした。
猫原 「なんかね、サンメカにめえぷるちゃんっていう子が来てるよ。」
ノレ一 「めえぷるちゃん?待っとけって伝えておいて。」
宝石強盗後のチェイスも終わり、サンメカに送って貰う。
めえぷる「待ちくたびれました。」
ノレ一 「で、何ですか?」 めえぷる「お腹空いた。」 ノレ一 「お腹空いた?はいはい。」
こいつは愛朱 めえぷるという腐れ縁の友人だ。
色々な街でご飯を奢ったりと沢山面倒を見て来た。ようやくこの街にも来たみたいだ。
めえぷる「久しぶりだねー!」
ノレ一 「何するの?この街で。」 めえぷる「何も決めてないよ。」 ノレ一 「じゃ、うちで働かない?」 めえぷる「あ、じゃあ在籍するだけするわ。」
めえぷる「ルーさんみたいな人かなぁ。」
ノレ一 「えっ、結婚しようかな。」 めえぷる「いいよー。」 ノレ一 「やだ。」 めえぷる「なんだコイツ。」 ノレ一 「お前だよ。これHPに載るんだぞw」 オキナ「今何か生まれるものがあるかと思ったけど、何も生まれなかった。」
面接を終え、サンメカのアルバイトとして雇ったが、まだ街の事を何も知らないと言うので、街の案内をしに行く。
ノレ一 「おはようございます。全てをください。ジェミニたその全てを。」
ジェミニ「ありがとうございます。プリンとガムだったらどっちが良いですか?」 ノレ一 「どっちが良いと思いますか?」 ジェミニ「はじめさんはプリンの方が似合ってるなぁ。」 ノレ一 「本当かな?」 ジェミニ「うん。プリンみたいに優しいじゃないですか。」
ジェミニのオリジナルカクテルがライムとオレンジのカクテルだと聞いてしまい、味が気になりすぎる。しかし飲まない。
めえぷる「ここのモーニングセットを食べてるってこと?」
ノレ一 「そう。ここのモーニングセットしか食ってない。」 めえぷる「ルーさん買って?」 ノレ一 「うん?」 めえぷる「ありがと。」 ノレ一 「んんん…。」 ジェミニ「良いんですか?はじめさん。」 ノレ一 「いいよ。僕はプリンみたいに優しいからね。」
星空 「友達と思ってる人がいるんだよ。色々と二人で遊んで、お話もいっぱいしてきたの。」
星空 「それをしてたら顔を合わせるのが気まずくなっちゃって。」 ノレ一 「どうして?」 星空 「分かんないの。今日めちゃめちゃ避けちゃってるんだよね。」 ノレ一 「2択じゃない?」 ノレ一 「空気悪くなっちゃったのか、好きになっちゃったのか。」 星空 「微妙な空気では無い。初めてのことが多すぎて分かんなくなっちゃった。」 ノレ一 「じゃあ気まずいままでもいいんじゃない?」 ノレ一 「今まで通りにしてたら変わってくるかもしれないよ。」 星空 「うん。そうしてみる。」 ノレ一 「変わらなかったらその時に考えよ。」 星空 「のんびりでいっか。」
僕は、これは恐らく好きになってしまったんだろうと思ったが、自分で自分の感情に気付くまでは触れない方が良さそうだと思った。
めえぷる「好きで仕事してるの?」
ノレ一 「ううん。養ってくれる人が居るならすぐ辞める。」 めえぷる「めえちゃんのこと養えるでしょ、養ってよ。」 ノレ一 「俺に何のメリットが?」 アイラ「メリットで人と付き合うの?」 ノレ一 「俺めちゃめちゃそういうタイプだよ。」 ノレ一 「メリットがない人には優しくしない。」 アイラ「すげぇな。」 ノレ一 「アイラは一緒にいて面白いと思ってるから優しくしてる。」 アイラ「嬉しいな。」 めえぷる「めえちゃんは?」 ノレ一 「お前の事は好きだから優しくしてる。」 めえぷる「気合うもんね。」
人と人との繋がりがメリットデメリットだけではない事は重々わかっている。
その上で僕はメリットがある人にしか時間を使いたくないのだ。
|
+ | 第17話 「九十九に入ったらボウリング出来るってさ」 |
第17話を閉じる
[部分編集]
0時02分、特に何も起こる事は無く平和に過ごしていると、真城・U・ゼベピピが聞いてきた。
真城 「最近何やってるの?メカニックしてるの?」
ノレ一 「うん。仕事してる。」 真城 「そろそろ他のこともしたいんじゃない?」 ノレ一 「ボウリングがしたいんだよな。」 真城 「ウェルター?九十九に入ったらボウリング出来るよね?」 ウェルター「出来るよー。」 真城 「九十九に入ったらボウリング出来るってさ。」 ノレ一 「本当?」 真城 「いや、ルーが九十九に入ったらボウリング出来るようにする。」 ノレ一 「ズルすんなw」
ボウリングがやりたいから九十九に加入した、という背景はあまりにも面白過ぎるので心が揺らいでしまった。
それにしても最近の真城・U・ゼベピピからの勧誘頻度が高い。それほどに人数に困っているようにも見えないのだが…。
0時58分、はちゃが警察車両の修理に来るが、元気がない様子だった。
はちゃ「また居なくなった。1人、いや1匹。」
ノレ一 「えっ、犬?」 はちゃ「急に、警察やってると危ないから田舎で一緒に暮らしましょうって言い始めて。」 はちゃ「断ったら、監禁しておけばすぐ同意できるよとか言って、私のこと連れ去って…。」 ノレ一 「怖すぎるだろ。」
はちゃが大事に面倒を見ていた警察犬が暴走してしまい、森に放たれたらしい。
この街の警察はトラブルが尽きないみたいだ。
L 「ルーくん、すごい言い忘れてた。僕乾です。」
ノレ一 「大丈夫。車見れば分かるよ。」 L 「言っとかないとと思って。」 ノレ一 「最初にこの車乗って来た時に気付いてるよ。」 L 「流石だね。」 L 「医者の記憶がなくなっちゃって。俺って医者だったの?」 ノレ一 「医者…だった……のかなぁ…。」 ノレ一 「少なくとも仕事はしてなかったよ。ずっとサンメカかステラにいたね。」
Lは笑いながら、「じゃあ医者じゃないわ」と駆けて行った。
1時55分、街の眠りと共に眠ろうと家に帰宅する。
マンションの前には、初めて見る服装のはちゃがいて、
はちゃ「グレた。犬のせいでグレた。ヤンキースタイル。」
|
+ | 第18話 「そういうところが優しいんだよ」 |
第18話を閉じる
[部分編集]
暫く店内で待機するも恒例のメンバーが来ないので、アプリで確認してみた。
ノレ一 「誰が起きてるか見よう。」
ノレ一 「ウェルターくんは…まだ起きてない。」 ノレ一 「警察…玲那、淡、あれ、八夜ゆゆが居ない。」
暇な時間を過ごしていると、星空 みるが遊びに来た。
星空 「おはよー、暇。」
暇な時間の過ごし方としてゴミ漁りをおすすめした。
ノレ一 「昨日焼きマシュマロ出たんだよね。」
星空 「いいな、焼きマシュマロ欲しい。便器出たらそれ交換して。」
星空 みるは焼きマシュマロを随分と気に入っている様だった。
星空 「この街で一番優しいのは本当にルーだと思ってる。」
ノレ一 「白 餡子からも『ルーは早く幸せになってね』ってずっと言われてる。可哀想な奴だと思われてるかも。」 星空 「それは思う。幸せになって欲しい。」 星空 「可哀想って言うか、やりたい事をして幸せになって欲しい。」 ノレ一 「無理なんだよ。お店が潰れちゃうから。」 星空 「星ちゃん、皆が居ない時に北に行ったりしてるよ。」 ノレ一 「僕にはそれが出来ないんだよね。」 星空 「そういうところが優しいんだよ。」
それならお店空けてドライブに行こう、と2人でスタントドライブに向かった。
ドライブをしている最中、星空 みるは沢山の秘密を話してくれた。"パパに言われて、連絡の取れない先輩を探している事"、"自分たちが番号で呼ばれている事"、先輩の情報は何1つ分からず、連れて帰るか死亡を確認するか何かしらの情報が欲しいらしい。 その情報を手に入れるためにお金をかけたいと話していた。 僕が渡せる情報は何もない。僕に出来ることは情報を探すことじゃなく、情報の探し方やお金の稼ぎ方を提案する事だけだ。 ただ、力になれることがあるのなら力になりたいと思った。
星空 「元気あげるね。」
ぽんこ「ありがと~!」 ノレ一 「僕の元気もあげようか?」 ぽんこ「大丈夫。」
何故か断られた。
ノレ一 「信頼関係築いたと思ってたんだけどな…?」
1時間近く暇潰しに付き合ってくれた星空 みるは、Mechahoricの開店準備をするために帰って行った。
るるう「ルーさんおはようございます。」
ノレ一 「君か…。」 るるう「ここのメカニックは従業員募集してたりしませんか?」 ノレ一 「めちゃめちゃしてる。」
るるう「ルーくんとるうちゃんですね。」
と笑っていた。何を言っているんだ。
はぴゆぴ「ノレはじめ、ノレはじめ。」
ノレ一 「ちょっと待ってね。」 はぴゆぴ「ノレはじめ、見失ったっピ。」 ノレ一 「僕は君の事を見失わないけどね。」 はぴゆぴ「なんピカ?口説いてるピカ?」 ノレ一 「最近会えなかったから寂しかったよ。」
新商品のパンダのアイスを買い、初めての移動販売で大勢の前で囁いたことで、好感度が8上がった。
ノレ一 「今日少なくない?」
はぴゆぴ「恥ずかっピ。恥ずかっピ。」 ノレ一 「なるほどね、大勢の前だからってことか。」 はぴゆぴ「照れっピ。照れっピ。」
周りにバレないようにマッチスターでメッセージを送ると、「恥ずかしいメッセージプラス1」と言い、好感度の合計が72になった。
その後、Reneroに連れて行って欲しいと言われて連れて行くも、お店は開いていなかった。
手持ちのモーニングセットを数個手渡して、星との交信場所に送ると、好感度が更に10プラスされ、合計82になる。メタモルフォーゼまであと12だ。
0時43分、真城・U・ゼベピピが「ボウリングしたいなら九十九に入れ」と、昨日と全く同じ攻め方をして来たので、「ズルするな」と一蹴する。
ウェルターも混ざり、いつもの様に勧誘を受けていると、澄鷹 すぐるが新規住民の皇子リオンと東雲シャルを連れて来た。 サンメカの説明を一通り済ませ、「街を楽しんで欲しい」と伝え別れた。
3人で語り合いながら、気付けば瞼は閉じていた。
|
+ | 第19話 「犯罪者は犯罪しろ」 |
第19話を閉じる
[部分編集]
19時22分、起きて来たウェルターに人質に取られ、コンビニ強盗へ。
暫く待っても警察が現れなかった為、2件目3件目と続けて強盗を行う。そして、4件目の強盗中にこっそりと逃げ出して、Mechahoricへ立ち寄った。 出勤していた星空 みると暇潰しにバイクスタントへ出掛けることになり、綺麗にスタントを成功させたが、後ろに乗っていた星空 みるは足の骨を折ってしまったらしい。 そのまま星空 みるを病院へ連れて行き、Mechahoricへ送った後にサンメカに帰宅した。
20時49分、真城・U・ゼベピピから「不動産からのお知らせ」と、嬉しい報告を受けた。
真城 「ルー気づいた?ボウリング場できてるぞ。」
ノレ一 「でも行けない。俺しかいないから。」 真城 「俺がサンメカ立とうか?」 ノレ一 「犯罪者は犯罪しろ。」
と、人が増えてくれることを願った。
ボーリングを楽しんでいると、はっぴーゆんぴーからStella*Labに出勤中と連絡が入ったので、急いで向かう。
ノレ一 「はぴゆぴおはよう。連絡ありがと。ちょっと遅れてごめんね。」
新商品を購入し、今回は好感度が14上がり、合計96となった。
サンメカに戻るも、無線に6人いることを確認し、今度は1人でボーリングをしに行った。
3ゲームプレイし、スコアは141,124、193だった。自己ベストが193になった。
大満足でサンメカに帰ると、皇子リオンがサンメカにアルバイトとして採用されていた。
初めてのおにゃんこぺんのチームメンバーがサンメカに入社したので、サンメカで働く九十九のメンバーに「働いてる時は蟠りなしだぞ」と伝え、家に帰った。
0時59分、少し早めに就寝した。
|
+ | 第20話 「人を笑顔にする仕事がしたい」 |
第20話を閉じる
[部分編集]
淡 「彼氏とデートは全然良いんだけど…。」
ノレ一 「彼氏!?付き合ってたなら言ってよ。」 はちゃ「犯罪者はごめんだ!」 鉄 「そこまで否定するとガチっぽくなるから!」 はちゃ「やだ!本当にやだ!」 淡 「禁断の恋に憧れるのは分かるんだけど。」 淡 「壁は高い方が良いもんね?」 はちゃ「確かに壁が高いのは悪くない…。」
痴話喧嘩が終わる事は無く、イチャつきを見せられていると、恋 実という人物が恋の匂いを嗅ぎつけて来た。
実 「こい みのるです。恋の香りがします。」
ノレ一 「あそこで恋が実っております。」 はちゃ「犯罪者は絶対に無いから大丈夫!」 ノレ一 「でも壁は高い方が良いって言ってた。」 はちゃ「壁は高くても良い。」 実 「こい みのるです。」 ノレ一 「犯罪者と警察の恋は良いよな。」 実 「禁断の恋、いい香りがします。」 はちゃ「ないないない!」 ノレ一 「そう言って2人で夜の闇に消えて行くのだった…。」
21時06分、先日社用車として取り入れられたVisioneを乗り回すついでに、Reneroに買い物へ行った帰り、なにやら道路に人が集まっていた。
集まっている人の中にオキナがいたので、話を聞いて見ると「事件だ」と言う。どうやら、新規住民の夏空 ひまわりがラ・バロンスを殴り倒したらしい。
ひまわり「今来たばかりなんです!初めまして。」
オキナ「良かったね。丁度ここ2人は新規住民の街案内大得意だよ。」
ひまわり「人を笑顔にする仕事がしたい。」
と言うので、街のお店を巡って色々と聞いてみた。
ひまわり「笑顔にする仕事いいですな。」
ノレ一 「どの仕事をしても、人を笑顔にするかどうかは自分次第だよ。」 ひまわり「私ならみんなを笑顔にできる。自信がある。」
そして、最後にStella*Labへ連れて行く。
ノレ一 「この街で1番人を笑顔にしている店だよ。」
しろ {「そう!夏空のように輝く、向日葵のようにかわいいステララボだよ !」} ひまわり「正に私?」 しろ 「そうだよ!働く?」 なつき「あんこちゃん、まだ早い。」 しろ 「ステララボにひまわりを咲かせましょう~!面接です!」 ぽんこ「ちょっと待って。」
白 餡子が1人で暴走するのを皆で止めていた。
22時58分、サンメカに戻り、夏空 ひまわりに原付を貸した。
その後、皇子リオンが車のカスタムに来店した。犯罪はアホみたいに儲かるらしい。皇子リオンは街に来て3日目で車を買い、500万円でフルカスタムをしていた。
オキナ「他の店舗も含めて定休日を作るってどう思う?」
ノレ一 「俺は大分やる事なくなるけど、良いと思うよ。」 莉里 「街ブラする日が出来るのはいいんじゃないですか?」
メカニックしか仕事をしていない人は大分暇になってしまいそうだが、お客の偏りを無くすこと、街のみんなの交流が増えること含め良い案だとは思う。
リオン「また車買うんでカスタム行きますね。」
ノレ一 「もう買うの!?」 リオン「もしかしたら、今650万あります。」 シャル「まだ3日目だよね?俺60万だからね?」 ノレ一 「犯罪そんなに稼げるのか…。」 シャル「ルーさんは犯罪してないんですか?」 ノレ一 「やってないけど人質ビジネスしてる。」 リオン「また連れて行くっすね。」
皇子リオンは極度の人見知りで、仲間が連れて来た人質と上手く話せないと言うので、「いつでも人質にしてくれていいよ」と伝えた。
そして、2人して「今日も泊まっていいですか」と言うので、部屋に招き、また3人で話しをしながら眠った。
|
+ | 第21話 「いつも1人だよ」 |
第21話を閉じる
[部分編集]
はちゃ「キュートな感じが良い。ピンクと水色とか!」
警察業務が忙しいだろうからと車を預かった。
バブルガムで塗装する所を敢えて別のカラーに染め上げ、パールセントでピンクを入れる。タイヤとアンダーネオンも変え、派手でキュートな色合いになった。 やっぱり塗装は僕が1番上手いな。
21時50分、ジェミニから電話があり
ジェミニ「今日は来てくれないんですか?」
と言うので
ノレ一 「連絡くれないなんて困るな。困った困った!」
と返し店を飛び出した。
ノレ一 「おはようございます。全てをください。」
ジェミニ「はい。もう用意してあります。」
もう"全て"が"いつもの"の様になってきている。
商品を受け取り、電話をくれた事が嬉しそうにホクホクでサンメカに戻った。
オキナ「ルー、今何人だっけ?うち。」
ノレ一 「今17人。18人になったら救急隊を越えるらしい。」 オキナ「面白いから採用。」
ノレ一 「餓死だ!餓死見つけた!」
オキナ「ピッピ写真だ!」 真城 「が、餓死!?」 むぎ 「低血糖大丈夫?歯茎に砂糖塗ろうか?」 シャル「餓死だけでこんな盛り上がることあります?」
東雲シャルは皆に散々イジられた後、病院へ運ばれて行った。
23時13分、ウェルターと2人で『恋 実』と『赤井 糸』の服装を作りに行く。
クリスマスカラーのズボンや靴に、トナカイが性交渉しているやばすぎるセーターを合わせた。
実 「実りそうな恋の香りがします。」
糸 「小指に赤い糸が見えます。」 実 「くんくん、恋 実です。」 糸 「まきまき、赤井 糸です。」
実 「恋の香りがします。」
実 「誰か好きな人はいますか?」 淡 「いない。」 実 「恋の香りがします。」 淡 「い、いない。」 糸 「赤い糸が繋がっています。」 淡 「い、いない。」 糸 「それはご自分で探すのが、ミ・ソ。」 実 「くんくん、恋の香り。」 淡 「……あぶね、手が出そうだった今。」
実 「恋が実りますように。」
糸 「赤い糸が結ばれますように。」
初めての顔見せは上々だったのではないだろうか。
ノレ一 「初営業上手くいったな。」
ウェルター 「結構上手くいった。」
シャル「いつも1人なんですか?」
ノレ一 「いつも1人だよ。」 シャル「活気あるなって思ったけど、蓋開けたら1人なの寂しいですね。」 ノレ一 「メカニックって暇な時と忙しい時がはっきりしてるからね。」 ノレ一 「従業員がいなくてどこにも行けないのが嫌だけどね。」
1時04分、真城・U・ゼベピピが出勤してくれたので、お店を任せてマンションへ帰宅。
ノレ一 「おやすミンミンゼミ。」
真城 「おやすミンミンゼミ、2世。」
なんだそれ、と口角を上げて、ベッドに倒れこんだ。
|
+ | 第22話 「どうせまた会うべ、どうせ居るべ」 |
第22話を閉じる
[部分編集]
19時03分、今日も早起き。
チャーブルで夏空 ひまわりが起きた事を知ったので、原付を返してもらおうと電話をかけた。
ノレ一 「今日は何やるの?」
ひまわり「今日は今からEMSの医者の体験してくるよ。」 ノレ一 「出来んのかって。」 ひまわり「出来るし、はーなんし。」
夏空 ひまわりはサンメカまで来て原付を返却してくれた。ついでに車を修理して、安歩内 優子とウェルターと雑談をした。
ゴミ箱の近くにアライグマが歩いていたので、皆で追いかけていたが、急にウェルターとボーリングへ。 ボーリング部の始まりである。
1ゲーム目のスコアはノレ一146、ウェルター135という中々の点数を叩き、2ゲーム目に突入した時、ルイから電話がかかって来た。
ルイ 「どこ居るんだテメェ。」
ノレ一 「ん?なんで?会いたいっての?」 ルイ 「そう。だからどこ居るんだテメェ。」 ノレ一 「今ね、8186。」 ルイ 「………無理。」 ノレ一 「…w どこ行けばいいの?」 ルイ 「警察署。」 ノレ一 「おっけー、待ってて。」
警察署に着くと、
ルイ 「今日で最後だから挨拶に来た。」
と訳の分からない事を言っていた。
ただ、元より飽き性のルイが長い事この街に滞在していたことの方が奇跡かと納得する自分もいた。 有り金を貰おうと所持金を聞くもあまりの少なさに馬鹿にして撃たれたり、救急隊の体験をしていた夏空 ひまわりに所持金を渡したり、いつもの様にふざけて過ごした。
病院からの帰り、多少のしんみりとした空気で最後の会話を始めた。
ノレ一 「これからどうするの?」
ルイ 「次の街に行くよ。」 ノレ一 「寂しくなるね。」 ルイ 「またどこかで会いましょうや。」 ノレ一 「そうだね。」 ルイ 「どうせまた会うべ。どうせ居るべ。」 ノレ一 「良い街見つけたら呼んでよ。」 ルイ 「うん。」
22時00分、スタント練習をして車をボロボロにしてしまったので、修理をしにMechahoricに寄る。
星空 「ルーおはよう。」
ノレ一 「あれ?元気無いね?」 星空 「ルーはすぐ気づいてくれるんだ。」 ノレ一 「どうした?」 星空 「あれだよ。焼きマシュマロが出なくてしょげてると思っておいて。」
元気がない理由をはぐらかされてしまった。
ゴミ箱から出る『青い粉』が欲しいとも言っていたので、少しでも元気付けようとゴミ箱を漁る。
23時33分、1時間以上ゴミ箱を漁り続け、やっと『青い粉』を発見した。
焼きマシュマロも渡してあげたいとゴミ漁りは辞めない。
0時36分、今日は少し早めに帰宅し眠りについた。
|