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#53 好きなもの

『週刊少年ジャンプ』2026年47号収録



エピソード概要

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元ネタ解説

「ビスコあった おめでとう 強くなれよ」
  • 「ビスコ」は江崎グリコが発売しているビスケット菓子。「おいしくてつよくなる」がキャッチフレーズ。
    • 1933年発売のロングセラー商品。同社が発売しているキャラメルのグリコ(1922年発売)もそうであるが、栄養や健康を売りにした菓子であり、挟まっているクリームには胃腸の調子を整えるとされる乳酸菌や、カルシウムなどが入っている。
「梟森せんぱ~い」
  • くらげは誕生日がまだ(3月22日)。ミメイが先に17歳になったことをネタにしているのであろう。
「私が亀山君でミメイ君が冠城くん」「なんで相棒同士なの?」
  • テレビ朝日系列で放送されている刑事ドラマ『相棒』が元ネタ。
  • 『相棒』は、警視庁特命係に所属する杉下右京(水谷豊)が、個性豊かな相棒とともにさまざまな事件を解決していく刑事ドラマ。2000年に単発ドラマとして放送が始まり、2002年から連続ドラマ化された。
    • 亀山薫(寺脇康文)は初代相棒で、プレシーズンからseason7の途中まで登場した後、season21で約14年ぶりに復帰。熱血漢で行動力があり、冷静沈着な右京とは対照的な性格をしている。
    • 一方、冠城亘(反町隆史)はseason14からseason20まで登場した4代目相棒。元法務省のキャリア官僚という異色の経歴を持ち、頭脳明晰で飄々とした人物として描かれている。
    • つまり、亀山と冠城はどちらも右京の「相棒」ではあるが、亀山と冠城がコンビを組んでいたわけではない。
    • 参考:テレビ朝日公式サイト「右京と歴代相棒」
キノコトーク
  • ロングホープズがキノコについて語る場面は、お笑いコンビ・マヂカルラブリーのラジオ番組『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』を意識したものではないかとも考えられる。
    • 同番組では、野田クリスタルが珍しいキノコや毒キノコに関心を示し、たびたびトークの題材となっている。特に猛毒キノコの「カエンタケ」は、2021年10月28日や2024年11月7日の放送などで取り上げられたほか、2025年9月25日には天然キノコの話題から、食べられないキノコについて語る展開にもなった。
    • こうしたキノコ談義は番組の定番ネタの一つとなっており、2026年1月25日に開催された横浜アリーナでの番組イベントでは、カエンタケをモチーフにした「カエンタケペンライト」が公式グッズとして販売されるほど。
    • また、作者のヤマノエイ氏は『kotoba 2026年秋号』に掲載されたインタビューで、同番組をおすすめのラジオ番組として挙げている。さらに、本作にはマヂカルラブリーの2人と同じ名前を持つ「野田」「村上」という人物も登場しており、これらの点からも同番組との関連がうかがえる。
「哀川翔関連のものでもいい?」「絶対かぶとむしじゃん…」
  • 俳優・タレントの哀川翔が、熱心なカブトムシ愛好家として知られていることに由来する。
    • 哀川は長年にわたりカブトムシの飼育に取り組んでおり、年間約5,000匹を育てるほどの愛好家として知られる。2015年には、自身が飼育した国産カブトムシが体長88ミリに達し、昆虫専門誌『BE-KUWA』の飼育記録で当時の最高記録を更新した。また、カブトムシの飼育方法を紹介するイベントへの出演や、飼育本の監修なども行っている。
「水尾さんは何してるの?」「大道芸人として食べて行こうかと… シュークリームを…」「な…何言ってるの?」
  • 珍しいくらげのボケ不発(ミメイをもってしてもツッコミができないので、ボケが成立していない描写と解釈してよいだろうか)。相当動揺していることが窺える。おそらくは公園にいる経緯や周辺事情をごまかすためにボケようとし、公園で仕事をする人として「大道芸人」がまず出たのであろう。
  • もう一つの「シュークリーム」であるが、公園など外で仕事をする靴磨き職人*1に絡めようとしたのかもしれない。靴磨きに使う靴クリーム(靴墨)と菓子のシュークリームを取り違えるというのは古典的な(ベタな)ボケとしてある。
    • 菓子のシュークリームはフランス語のchou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)をもとに作られた和製外来語である。フランス語のシューはキャベツを指しており、この菓子にも使われている薄くて軽い生地(シュー生地)がキャベツになぞらえられている。
    • 革靴を磨くための重要な道具として油分・水分・ロウなどを含む靴クリーム(靴墨)があるが、英語では shoe polishであって、shoe creamとは言わない。
  • 「職業にして生活を成り立たせる」意味の「食べていく」と実際の食べ物をかけ、「靴磨き職人として食べて行こうかと…」ならばシュークリームにつながったかもしれない。そうであったとしても、手にシュークリームを持っているわけでもなく、ボケとして成立するかはわからない。
  • そもそも、単に公園にいることの事情をごまかすためなら「散歩」で十分である。ボケるとしても「大道芸人をめざしていて」で一応シンプルなツッコミはもらえるように思えるのだが… 要素を組み合わせてひねったボケを目指すのは、ネタ職人の職業病なのだろうか、それともなんでも打ち返してくるミメイ君への信頼あってこそだろうか。
「どういたしマシマシで」「え?今ニンニク増やした?」
  • ラーメン店「ラーメン二郎」や、そこから派生した二郎系ラーメンでは、「マシマシ」という注文用語が使われている。
    • ラーメン二郎では、提供直前にニンニクや野菜、背脂などのトッピングの量を指定する「コール」と呼ばれる独特の注文方法が知られている。「マシ」は通常より量を増やすことを意味し、「マシマシ」はさらに増量する際に用いられる。例えば「ニンニクマシマシ」と注文すると、ニンニクを通常よりも大幅に増量してもらえる。ただし、対応する注文方法や増量の程度は店舗によって異なる。
「うん 飲まず食わずのうちにね」「知らず知らずね」
  • 「知らず知らずのうちに」は、自分では意識したり気づいたりしない間に、物事が進んだり、何らかの変化が生じたりすることを意味する表現。「知らず知らず」は「知らず」を繰り返すことで、本人が自覚しないまま自然とそうなっている様子を強調している。例えば、何気なく続けていたことがいつの間にか習慣になっていた場合などに用いられる。
  • 一方、「飲まず食わず」は、飲み物も食べ物も口にせずに過ごすことを意味する表現。文字どおり飲食をしていない状態を指すほか、仕事や勉強などに熱中するあまり食事を取る暇もないような状況や、生活に困窮している様子などを表す際にも使われる。

キャッチコピー&アオリ文

冒頭ページ
ᯤミメイ's バースデイ→11月10日!
扉絵ページ
ラジオを手がかりに生存者を探す旅路へ──…!?
最終ページ
ᯤラジオが世界を広げてくれる──…

作者コメント

ずっと楽しみにしてた「マンダロリアン&グローグー」やっと観れた!我らの道

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最終更新:2026年10月26日 00:27

*1 かつては「公園や路上を仕事場とする人」の代表格の一つであった。近年では各種営業許可が出にくくなったことや職人の高齢化が進んだことなどで、路上で営業する職人は少なくなったという。