アットウィキロゴ

考察

※このページを閲覧・編集する前にお読みください。

本ページには、単行本未収録話を含むネタバレが記載されています。単行本で作品を追っている方は、閲覧の際に十分ご注意ください。

本ページでは、作中の台詞や描写、登場人物の名前、これまでの展開などをもとに、今後の物語や設定について考察しています。掲載内容には、公式に明言されていない推測や個人的な解釈が含まれており、事実として確定したものではありません。

当wikiでは、作中や公式媒体で確認できる確定情報と、そこから導かれた推測・考察をできる限り明確に区別する方針です。(→運用ガイドライン)
考察を追加する際は、根拠となる話数や具体的な描写を併記し、「~と思われる」「~という可能性がある」など、推測であることが分かる表現を用いてください。

また、ファンの間で広まった説や二次創作上の設定、出典を確認できない情報を、公式設定として記載しないようご注意ください。誤情報の混入を防ぐため、根拠を確認できない内容や、作品内の描写と矛盾する内容は削除・修正される場合があります。

本ページには、単行本未収録分を含む重大なネタバレが掲載される場合があります。新たな描写によって考察が否定・修正される可能性もあるため、各項目はあくまで「現時点における一つの説」としてお楽しみください。異なる解釈を否定したり、考察を他のページで確定事項として扱ったりすることはお控えください。


名前に関する考察

主要なリスナーのネーミングとモチーフ

主要キャラクター(ネタ職人たち)にはモチーフとして動物が設定されているようで、モチーフの動物の名前がキャラクター名に含まれていたり、外見や小物などに反映したりすることがある。
ラジオネーム(RN)や人物名のネーミングについて、作品内でも作品外でも、あるいは作品内の理由(作品内のキャラがどうしてそのラジオネームを名乗ったか)でも作品外の理由(作者のヤマノエイ氏がどうしてそうネーミングしたか)でも、(おそらく)明らかにはされていない。
ここでは、そうしたモチーフやネーミングについての推測・憶測について記す。作中で明らかになった確定事項は、登場人物のページへ。

森にふくろう(森ふく)/梟森未明
  • モチーフとなる動物はフクロウ。その仲間(フクロウ科の鳥。ミミズクなど)も含んでいるようである。フクロウの仲間の中には、羽角(うかく)と呼ばれる、「耳」や「ツノ」のように見える羽毛をもつものがあるのだが*1、ミメイには羽角のような癖毛がある。超デフォルメ時にも、羽角が特徴として残されている。フクロウは夜行性であり、深夜ラジオを題材とする作品にふさわしい動物と言える。なお、フクロウは神話などでは知恵の象徴としてイメージされる動物であり、成績優秀なミメイと重なるかもしれない。
  • RN「森にふくろう」は、作品内的にはシンプルに苗字をひねったのものと見ることができる(ひねった……と言うにはひねり切っていないところがミメイらしい)。メタ的には、ふくろうモチーフが先に立って名前とラジオネームが設定されたのではなかろうか。
    • 「森のふくろう」でないのは、上方に「森乃福郎」という落語家がいるからかもしれない。当代(2代目)の師匠に当たる初代森乃福郎(1935~1998)は、テレビのワイドショーやラジオ番組で司会を務めたほか、俳優・漫談など各方面で活躍した。バラエティ番組の司会を務めた芸人(落語家)の草分け的な一人である。
うなぎポテト(うなポテ)/水尾海月
  • モチーフとなる動物はクラゲ。髪型がクラゲを思わせ、後ろ髪が「足」(生物学的には「口腕」という)、ほつれ髪が触手のようなラインを描いている。極端にデフォルメした際には、クラゲのシルエットに表情を付けて描かれる。クラゲはすべてが夜行性というわけではないが、水族館などでは暗い環境下で展示されることが多い。海"月"という漢字表記もあり、「夜」のイメージと結びつきやすいかもしれない。
  • うなぎポテト」というラジオネームは、ことわざ(慣用句)「山の芋が鰻になる」に由来すると推測される。「山の芋が鰻になる」とは、「あるものが別なものに変化する」「起こるはずのないことが実際に起こる」あるいは「意外な出世をする」といった意味の喩え。
    • ヤマノイモ*2とウナギはまったく別物のようではあるが、細長く、ぬめりがあり、「精がつく」とされた食物という点では共通性がある。なんならヤマノイモは「山の鰻」とも言われる。
    • "potato" はジャガイモを指し、広くはサツマイモ(sweet potato)も含む。ヤマノイモは英語で "Japanese yam"。ヤマノイモとジャガイモは植物学的にはかなり隔たりがあるのだが、ここは日本語で「いも」と呼ばれるもののわかりやすさを優先していると思われる。
  • 作品内的には、由来を聞かれたくらげがボケで返した回がある。くらげがなぜこのラジオネームをつけたのか、本当の由来についてはストーリーが用意されている気配がする。
  • ラジオネーム(と下の名前「海月」)は、本作のプロトタイプと言える作品『金曜ミッドナイト・トーキング』(以下「金ミド」。別項参照)のヒロイン「瀬尾海月」*3から受け継がれている。「金ミド」の結末は、リスナー仲間で密かに好意を寄せる女子が実は……という「思いがけない変化(正体開示)」によってカタルシスが生じるため、そのプロットから「うなぎポテト」がネーミングされたのかもしれない。ご存知のように、同じ展開は本作#1 ラジオネーム うなぎポテトでもあるが、本作はそこからストーリーが始まることになる。
  • なお「うなぎポテト」略して「うなポテ」の名で、 うなぎ入りのポテトサラダを出している居酒屋・料理屋もある。
バトルえんとつ(バトえん)
  • 「バトルえんぴつ」(スクウェア・エニックスの商標)、通称「バトエン」が元ネタと推測されている。1990年代に発売された。鉛筆を一種のサイコロ代わりにして、側面に書いてあるメッセージに従うことで「バトル」ができる。
バットばつ悪/赤羽ナツ
  • モチーフとなる動物はコウモリ。コウモリの翼型のアクセサリー、コウモリの耳のような髪型など、コウモリのモチーフがちりばめられている。
  • 名前のほうには「コウモリらしさ」が見受けられないが… あえてこじつけて探そうとすれば「羽」(翼、あるいは飛膜という)がある。アカコウモリ(英語名 red bat, 学名 Lasiurus borealis)という種もいて、アメリカ大陸に生息しており、その関係か米国のカートゥーンやイラストにはコウモリを赤系統の色で描かれることがある模様。
  • RN「バットばつ悪」は、サンリオのキャラクター「バッドばつ丸」のもじりと思われる。
    • 「バッドばつ丸」は、あまのじゃくなペンギンのキャラクター。
    • 「バット(bat)」はモチーフのコウモリに対応。「ばつわる」は「ばつが悪い」という言い回しと「ばつまる」の語呂合わせだろうか。
えびのおすし/海老奈朱里
  • モチーフとなる動物はエビ。名字に「海老」が含まれ、名の「朱里」もシュリンプからか。おさげ髪がエビフライを思わせる。デフォルメされるとエビフライ状になる。
  • RN「えびのおすし」は、子供向けの防犯標語「いかのおすし」をもじったものと推測される。
冷やし中華の鉄人/狩野虎乃
  • 下の名前にトラを含む。
  • 1990年代にフジテレビ系で放送されていた料理対決バラエティ番組『料理の鉄人』において、番組側で待ち受ける中華料理担当者「中華の鉄人」と、日本の町中華を代表し家庭でもおなじみの料理の一つ「冷やし中華」を合わせたものだろう。悠久の歴史に絢爛たる宮廷料理、広大な領域に花開く四川・広東など多彩な料理文化……それら中華料理すべてのグランドマスターといった趣の「中華の鉄人」に、三文字加えるだけでずいぶん落差が生じる。
抜けないで二遊間→離脱しないで中継ぎ/城熊晋太郎
  • 野球好きの人物であり、RNも野球に関連するネーミング。
  • 「二遊間」は二塁手(セカンド)と遊撃手(ショート)の守備位置の間。内野の中でも間隔が広く、また打球がもっともよく飛んでくるとされており、二塁手と遊撃手の連携が重要な守備の要。鋭い打球がここを抜けるとセンター前ヒットとなる。彼の贔屓の球団は二遊間の守備が弱いらしく、祈るようなラジオネームだろうか。
  • #38 見てなねでは、ラジオネームを「離脱しないで中継ぎ」に改めた。中継ぎ投手が離脱しがち、ということで、彼の贔屓球団は投手不足なのであろう…… 読者の中には特定の球団(たとえば自分の贔屓球団)を想像しちゃった人もいるとか。
  • 苗字はシロクマ(ホッキョクグマ)。
  • 球界で「晋太郎」というと、大阪桐蔭高校→阪神タイガース→MLB(アスレチックス、オリオールズなど)→横浜DeNAベイスターズの藤浪晋太郎投手が有名。
四畳半に8人
  • 紙袋をかぶった謎の人物。ラジオネームの元ネタもよくわからない……お知恵を拝借したい。
  • 「四畳半」は日本家屋でよくある間取りで、一人暮らし向きの「比較的狭い」、よく言えば「コンパクトな」部屋の代名詞でもある(1畳の大きさには関東と関西などの違いがある)。8人で過ごすのはかなり窮屈。
  • 「立って半畳(起きて半畳)、寝て一畳」という言葉がある。どんな広い家に住もうとも、人間一人が一時に占めるのはせいぜい1畳である、よって、むやみに富を求めたり贅沢をしたりするものではない、という、身の丈に合った質素な暮らしを勧める教えである。ことわざの上では、立った状態の8人は四畳で十分に収まるが、寝ようとすると半畳余って4人あぶれる。なんともわりきれない中途半端な状態である。
恋のチューペット/鎌桐竜司
  • ラジオネームは「恋のキューピッド」のもじりだろうか。
  • 「チューペット」はポリエチレン製の筒状容器に清涼飲料を詰めたもの。真ん中にくびれがある。夏場には冷凍庫で凍らせ、真ん中のくびれで切って2人で分けるなどする。好きな子と分けるという、小さな恋のシチュエーションもあるのだろうか。なお、「チューペット」は前田産業の登録商標であるが2009年に生産中止。類似の商品が各社から出ている。
  • モチーフとなる動物はカマキリ。カマキリの頭部を思わせる三角形の輪郭をしている。
  • かまきりりゅうじ」という名前は、工藤直子の詩集『のはらうた』に登場するカマキリのキャラクターと同姓同名。
  • 『のはらうた』は国語の教科書にも掲載されることがあり、代表的な詩に「おれはかまきり」がある。この詩では、かまきりりゅうじが自分自身を力強く語り、「おれは げんきだぜ」と自信に満ちた姿を見せ、夏の暑さや生命力を象徴するような存在として描かれている。
  • 『のはらうた』は、野原にいる生き物や自然のものたちが、それぞれ自分の言葉で詩を語るという形式の作品である。
超町長/猫田良介
  • 苗字に猫を含む。
  • RNは「ちょう」を重ねた言葉遊び。彼が公務員であることから地方行政的なネタにしたともとれる。
  • 携帯ゲーム『にゃんこ大戦争』には「超町長」という、蝶々?(蛾?)の姿をした敵キャラが登場する。説明文によれば「古代レピドプテラ地方に生息していた町長を超越したすごい町長さん。話が超長くてみんな超迷惑している。長時間におよぶ朝礼は夜遅くまで続く」という、「ちょう」を重ねた言葉遊び。『にゃんこ大戦争』の自キャラはにゃんこ(猫)である。
ノイズキャンセリングジャンキー(ノイキャン)/鷹山零時
  • 苗字に鷹を含む動物ネーム。ネーミング含め、ミメイと対比的な設定であるという指摘がある(→登場人物#鷹山零時参照)
  • 「ノイズキャンセリング」は、イヤホンやヘッドホンなどで、ノイズ(周囲の雑音)を打ち消して低減させる技術。「余計なもの」を切り捨て効率を追究するという点であるとか、そのじつ高度な技を駆使している(周辺の音を瞬時に解析した上で逆位相の音波を発し、ぶつけることで双方の音を打ち消している)点とかで、キャラクターに似合ってるのかも。
グミはお菓子に入りますか?(グミおか)/綿貫もこも
  • 「○○はお菓子に入りますか?」は、小学校の遠足などで「お菓子は○○円まで」といった制約が課されている場合に、「お菓子」というカテゴリに入るかどうか微妙なもの、例えばバナナが含まれるかを先生に尋ねる(あわよくばお菓子と別枠ということで持っていこうとする)セリフ。昔のアニメや漫画では、お調子者の男の子が発言する場面がよくあった気がする。
  • 一般に「グミ」と呼ばれる「グミキャンディ」は立派なお菓子であろう。果実が食用となるグミ(胡頽子、茱萸)という植物もある…が、「もこもこグミ」という袋菓子を持って登場しているので、普通にグミキャンディが好物であってこちらでよいと思われる。
  • 苗字の「わたぬき」に「たぬき」が隠れている。下の名前(もこも)は綿のもこもこしたイメージとの連想だろう。
  • 髪型はロングヘア。全体はゆるく広がるようなシルエットで、毛先は大きく外側へ跳ね、いくつもの丸みのある束に分かれている。特に左右に広がった毛先は、ふさふさとしたたぬきのしっぽを思わせる形になっている。また、頭の上にはサングラスやメガネをかけているが、デフォルメされた際には、これがたぬきっぽいシルエットの耳の部分として描かれている。
ヘイトフルエイト/宮本英人
  • 「ヘイトフル・エイト」はクエンティン・タランティーノ監督の映画(2015年公開、原題:The Hateful Eight)。舞台は南北戦争後間もない西部劇の世界。大雪でロッジに閉じ込められたワケアリの男女8人、そこで殺人事件が発生し……。軽快さと毒気とユーモアあふれる会話、そして過剰なまでのバイオレンスに満ちた、「タランティーノらしい」と評される作品。
    • hatefulは「憎たらしい」「憎しみに満ちた」「忌まわしい」の意。くせの強すぎる悪人8人を指すとともに、彼らがぶつけ合う「憎悪」を表現している。
    • この作品には、ドラマさながらの制作経緯がある。タランティーノ監督が書き上げたばかりの脚本の草稿が外部に流出する事件が発生、信頼して草稿を渡した6人のうちの誰かに裏切られた形になった監督は、失意のうちに制作中止を発表する。一夜限りの朗読劇として上演することで気持ちに踏ん切りをつけるつもりが、この朗読劇が好評であり、脚本を書き直して制作することとなった。
+ 映画『ヘイトフル・エイト』予告編(シネマトゥデイ)
  • プロトタイプ「金ミド」の「宮元」から名字(ただし漢字違い)とラジオネームと職業(芸人)を引き継いでいる。
  • 本作ではタランティーノ監督の『キル・ビル』をネタにした回もあり、ヤマノエイ氏はタランティーノ好きなのかもしれない。タランティーノ作品は登場人物の会話が特徴的であり*4、「しゃべり」を磨く芸人に通じる…かも。制作過程の監督再起の物語は「宮元」の再起の物語と重なる…のかもしれない。
  • 下の名前「英人」は本作で設定された。メタ的にはラジオネームからの命名、キャラクター的には本名から「エイト」を含むラジオネームをつけたという設定になろうか。
  • 動物名が意識されているならば、名前に「エイ」が入っているが、キャラクターデザインや小物などに特に反映はされていないので、偶然の一致かもしれない。


その他のリスナーのネーミング

物語上メインではないリスナーたち。ネタを作る上でご友人などの協力を得たこともあるそうなので、特定の実在の方とひもづいているケースもあるかもしれない。

丸い犬
  • #1 ラジオネーム うなぎポテトで登場。「丸い犬」で画像検索すると、「ビション・フリーゼ」という小型愛玩犬種の画像が出てくる。「パウダー・パフ」と呼ばれる綿毛のたんぽぽのようにまん丸いトリミングをするのが定番だそうで、丸い。
コメット
えびフィレオ許さない
  • #1 ラジオネーム うなぎポテトで登場。「えびフィレオ」は日本マクドナルドの登録商標で、バンズでエビカツを挟んだサンドイッチである。2005年に季節メニューとして販売を開始、のちにレギュラー商品となった。
    • 「バーガー」とは「ハンバーガー」の略、すなわちハンバーグをパン(バンズ)で挟んだサンドイッチであるので、マクドナルドでは挽肉を挟んでいないものをバーガーと呼ばずに公式にはサンドイッチと呼称している(もっとも、メニューではおそらくわかりやすさを優先し、バンズで挟んだものを「バーガー」としてまとめている)。
  • マクドナルドには「フィレオフィッシュ」というメニューもある(アメリカで1961年に登場し、日本でも1971年の進出当時から販売)。「フィレ」(フランス語のfilet)は、三枚におろして骨を抜いた魚の切り身のこと。商品化した際に、英語のofのようでもありフランス語風にも聞こえる(カフェオレ Cafe au lait とかのオ(au)感がある)造語として "Filet-O-Fish" が命名されたとのこと。すなわちフィレオフィッシュとは「フィレ・オブ・フィッシュ」「フィッシュのフィレ」である。……じゃあ「えびフィレオ」の「フィレオ」とは何なのかと、このリスナーはお怒りなのかもしれない。
    • 日本のマクドナルドでは、間に揚げ物をはさんだ「バーガー」のいくつかを「フィレオ」呼びする運用のようであり、えびフィレオに先行してチキンフィレオ(2003年季節メニューとして発売開始)が売り出されている。
  • バンズにエビカツを挟んだサンドイッチ(ややこしいので以下エビカツバーガーと呼ぶ)は、1977年にロッテリア(現ゼッテリア)で売り出された「エビバーガー」が世界初であると言われ、モスバーガーの「海老カツバーガー」(1999年に季節メニューとして発売)などが続いて日本で定着した。マクドナルドの「えびフィレオ」はエビカツバーガー界では後発なのであり、世界を支配する巨大資本マクドナルド帝国(の日本法人)が日本の各社の工夫を真似してきたとも取れる。「絶対許さない」宣言をしているこのリスナーは、先行他社のエビカツバーガーのファンなのかもしれない。
加熱式ビスケットマン
  • #2 面白いよねで登場。
  • 「加熱式○○」という言葉としては「加熱式たばこ」があるだろうか。紙巻きたばこのように直接火を用いるのではなく、専用の器具で加熱し、蒸気を吸引するタイプのたばこ。
  • ビスケットマンは、ジンジャーブレッドマンなどとも呼ばれる、人の形のクッキーのことであろうか。
次こそアジフライ
マエストロ中村
猫に5万
  • #2 面白いよねで登場。ことわざ「猫に小判」のもじり。
  • 昭和の頃は放し飼いにし、人間の残りご飯を餌として与えるといった、比較的ゆるい猫の飼い方もあったが、現代では交通事故や感染症のリスク軽減・寿命延伸のために完全室内飼いが環境省や自治体から推奨されている。ちゃんと飼おうとすると、キャットフード代やトイレ周りといった日常必要な消耗品に加え、ときどき発生する医療費などなどで、結構お金がかかる。
一寸先はゴミ
もつ鍋持つな
  • #5 お揃いで登場。「もつな」を繰り返す言葉遊び。「もつ鍋」は鍋料理の名前であって調理器具「鍋」の種類ではないので、普通は「持つ」とは言わない。
増えるもずく
  • #18 被ったのリアクションメール紹介で登場。理研ビタミンの乾燥カットわかめ「ふえるわかめちゃん」のもじりだろう。
ボビーホワイトデー
  • #18 被ったのリアクションメール紹介で登場。日本では千葉ロッテマリーンズの監督(1995, 2004-2009)を務めたことで知られる「ボビー・バレンタイン」のもじりだろう。
二個下の先輩
  • #26 2人の世界で登場。大学であれば、3浪して入学するなどする(ほかに、社会人入学など、同世代と違うタイミングで学び直しを志す)と先輩が2歳下ということがあり得る。職場でも先輩が年下ということはあり得る。
  • 公的には学年や職歴の上下を優先するべきだろうが、年齢の上下も気になって、ちょっと関係の取り方が難しいかもしれない。このリスナーが投稿したネタで「ヤツ」と呼ぶのは、この「2個下の先輩」かもしれない。
ひらめきのトリ
  • #29 おいしさは愛で登場。ラーメンチェーン店「キラメキノトリ」のもじりだろうか。こういう大喜利ではひらめきが大事である。
とろめの木馬
  • #32 大丈夫で登場。「トロイの木馬」のもじり。とろい(遅い)のではなく、とろめ(遅め)なので、ちょっとは速い模様。
二階建ての平屋
  • #35 梟森未明のラジオデイズ①で登場。「平屋」は1層(1階建て)の建築物を指すので矛盾した表現ではある。古い日本家屋では屋根裏部分が大きいこともあり、居住空間としてリフォームして「2階」として使う例もあるとか。
ドキドキ縄文土器
ガス代払いたくない
文学部倒置法専攻
  • #36 梟森未明のラジオデイズ②で登場。大学の所属専攻っぽい名前。
    • 最近は大学の教育組織の再編がよく行われるため、「文学部」という名称自体、ちょっと伝統的な感じがする。伝統的な組織図では、学部の下に学科(文学科や哲学科や史学科、地理学科や教育学科など)が置かれ、学科の下に各専攻が置かれる。専攻に教員が一人あるいは複数人配置されて所属する学生を指導する。
    • 文学部の学生はみんな文学をやってる(小説を書いてる)というのは誤解である。
  • 「倒置法」とは文章の中の言葉の順序をわざと入れ替えることで印象を強める技法。それに特化した専攻というのはない。
今夜も秋ナス
  • #42 えらいこっちゃで登場。「秋茄子を嫁に食わすな」から連想されたものだろうか。
    • 「秋茄子は嫁に食わすな」は、秋茄子のおいしさや嫁姑関係を題材にした、昔ながらのことわざ。秋茄子が非常においしいため、姑が嫁に食べさせるのを惜しんだという意味のほか、体を冷やす茄子を食べさせないよう妊娠中の嫁を気遣ったという解釈もある。いずれにしても、「秋茄子」はこのことわざを通じて「嫁」と強く結び付いている。
    • ここからはかなり深読みになるが、「今夜も秋ナス」には、本来「嫁に食わすな」とされる秋茄子を、嫁である投稿者が今夜も食べているという意味が込められている可能性がある。特に「今夜も」の「も」からは、普段から秋茄子を食べている様子や、それを食べさせてくれる夫の存在、さらには夫婦円満な家庭まで連想することができる。
    • 投稿者は普通のお便りのメール内で「大瀬良君の同級生です」と名乗り、大瀬良が文化祭実行委員ではなかったことに加え、可愛い女子と一緒に準備をしたくて、頼まれてもいないのに荷物運びや設営を手伝っていたという具体的な過去まで知っている。また、大瀬良が妻子持ちであることは、#26 2人の世界でのトークで明かされている。これらを踏まえると、投稿者は高校時代から大瀬良を知る妻であり、ラジオネームによって自身が「嫁」であることを遠回しにほのめかしているとも解釈できる。
    • そう考えると、メールに登場する「クラスの可愛い女の子」が、現在の大瀬良の妻本人だった可能性も浮かび上がる。もしそうであれば、妻が番組を通じて夫の高校時代の格好つけを暴露してからかっていることになり、夫婦の微笑ましい一幕としても解釈することができる。

狛井 素直は「月ミド」リスナーになるのか

狛井 素直は、#43 進化する日々で登場した、「南高校」生徒会副会長を務める高校1年生。春から生徒会に入り、クラスでは体育祭で選手を任されるなど、周囲から何かと頼りにされている様子。

生徒会長のミメイを「何でもできる完璧な先輩」と強く尊敬しており、自身も彼のような存在になろうと努力している人物である。

ここまでは、ミメイに憧れる真面目な後輩として描かれている狛井。しかし、本作におけるこれまでの命名傾向を踏まえると、彼にはもう一つ別の役割が用意されている可能性がある。注目したいのは、名字に含まれる「狛」の字である。

「狛」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、神社の参道や社殿の前などに置かれる狛犬だろう。名字に直接「犬」の字が入っているわけではないものの、「狛」一文字だけでも十分に犬を連想させる。実際、作中のデフォルメ表現でも狛井は犬のような姿で描かれており、犬をモチーフとした人物と見てよさそうである。*5

同じような例として、コウモリをモチーフとする赤羽ナツがいる。ナツの本名にも「蝙蝠」という言葉がそのまま入っているわけではなく、「羽」の字からそれとなく連想させる程度に留められている。その一方で、ツインの角お団子のような髪型や、コウモリの羽を思わせるピアス、さらに英語でコウモリを意味する「bat」に由来すると思われるラジオネーム「バットバツ悪」など、複数の要素によってモチーフが示されている。

このように、本作では生き物の名前をそのまま本名に入れるのではなく、漢字の一部や外見、デフォルメ表現、ラジオネームなどを組み合わせてモチーフを表す場合がある。狛井も「犬」の字こそ入っていないが、名字の「狛」と犬型のデフォルメがそろっており、生き物にまつわる命名としては十分に当てはまる。

そして本作では、こうした生き物をモチーフとする人物が「月ミド」のリスナーとして登場する傾向がある。現時点で、狛井が月ミドを聴いていることや、ラジオネームを持っていることは明らかになっていないが、この命名傾向を踏まえると、いずれ彼もリスナー側の人物として加わるのではないかと考えたくなる。

もっとも、以前から月ミドリスナーだった可能性は、今のところあまり高くなさそうだ。ミメイがラジオの大喜利に投稿していると知った際、狛井は「意外な趣味っすね…」と反応している。少なくとも、尊敬する先輩にそのような一面があることは知らなかったようであり、自身が熱心なリスナーであれば、番組や投稿についてもう少し具体的な反応を見せても不思議ではない。

もちろん、ミメイが大喜利をしていることに驚いただけとも取れるが、すでに常連投稿者だったという可能性は低そうである。

むしろ自然なのは、#43 進化する日々でミメイの投稿について知ったことをきっかけに、これから月ミドを聴き始める展開である。狛井はミメイを「何でもできる完璧な先輩」として強く尊敬している。そのミメイが三年間も投稿を続け、何度メールが没になっても諦めずに挑戦していると知れば、彼の聴いている番組に興味を持っても不思議ではない。

最初は「梟森先輩が聴いている番組だから」という理由で月ミドに触れ、やがて番組そのものを気に入り、自分でもメールを送るようになる。そうした流れなら、狛井が今後リスナーとして加わる展開にも無理なくつながるだろう。

もちろん、「狛」という名字や犬型のデフォルメは、単に動物モチーフを示しているだけで、月ミドリスナーになることとは無関係かもしれない。それでも、生き物にまつわる名前を持ち、デフォルメも犬であり、さらに月ミドリスナーの梟森を強く尊敬し、その投稿活動まで知っている。ここまで要素が重なると、今後の展開を期待したくなる。

狛井がこのままミメイを慕う後輩として登場するだけなのか。それともミメイをきっかけに月ミドを聴き始め、新たなリスナーとしてくらげやミメイたちの輪へ加わるのか。現時点では推測にすぎないが、その可能性を考えるだけの材料はそろっている、と言えるだろう。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2026年07月29日 16:51

*1 日本語では、フクロウ科の鳥のうち羽角のあるのが「ミミズク」、ないのが「フクロウ」……と一般に言われる(英語ではどちらもowl)。だが、最大級のフクロウ科の種であるシマフクロウには羽角があるなど、呼ばれ方は必ずしも一貫していない。

*2 「山芋」「山の芋/ヤマノイモ」「長芋」「自然薯」「大和芋/ヤマトイモ」の関係は、慣用名・食材名と植物学上の和名の違いも含めて甚だややこしい。ここではヤマノイモ科ヤマノイモ属の日本原産種 Dioscorea japonica、標準和名を「ヤマノイモ」とよぶ植物で、自然に生えていることからジネンジョ(自然薯)とも呼ばれているものを指すこととする。

*3 苗字が瀬尾から水尾に微妙に変更されているが、生物のクラゲは「海月」のほか「水月」などと漢字表記されることから、「クラゲ」というモチーフにより寄せるものだろうか。

*4 悪く言えば、ストーリーに関係ないどうでもいい会話がだらだら続く。良く言えば、ストーリーの都合によらない「自然な」会話をし、そこに緊張感やユーモアが乗る。

*5 なお、「狛」の字自体にも狛犬の意味があるとのこと。