Shooterアビリティを持つモデルは、1アクション消費して、離れた敵に対して攻撃を仕掛ける事ができます。近接戦闘と同様に、d6にCombat値を足して修正を加味して、スコアの多寡を競います。Shooterアビリティは、マンティコアが尻尾から棘を放つような攻撃や、弓、スリング、クロスボウ、ジャベリンなどの射撃武器の使用を表します。
- 遠距離攻撃修正
ターゲットがカバーを得ているか森の中にいる:-1
射程距離2倍:-2
射程距離3倍:-4
ターゲットがアンデッド:-2
ターゲットが大型モデル:+1
ターゲットがトランスフィクス状態:+2
ターゲットが転倒状態:修正無し
狙撃:ターゲットのCombatロールに-1
Good Shotアビリティ:+1
Unerring Aimアビリティ:射撃距離ペナルティが半分になる
射程距離2倍:-2
射程距離3倍:-4
ターゲットがアンデッド:-2
ターゲットが大型モデル:+1
ターゲットがトランスフィクス状態:+2
ターゲットが転倒状態:修正無し
狙撃:ターゲットのCombatロールに-1
Good Shotアビリティ:+1
Unerring Aimアビリティ:射撃距離ペナルティが半分になる
- 射程修正
Shooterアビリティは、射程距離(short、medium、long)が併記される。例:Shooter(short)
併記された射程内への攻撃は修正を受けません。射程の2倍以内への攻撃は-2、3倍以内への攻撃は-4の修正が入ります。Good ShotやUnerring Aimのアビリティでこれらを緩和できます。
遠距離攻撃として使用された魔法は、2倍以内では-1、3倍以内では-2の修正が入ります。(魔法の項を参照)
併記された射程内への攻撃は修正を受けません。射程の2倍以内への攻撃は-2、3倍以内への攻撃は-4の修正が入ります。Good ShotやUnerring Aimのアビリティでこれらを緩和できます。
遠距離攻撃として使用された魔法は、2倍以内では-1、3倍以内では-2の修正が入ります。(魔法の項を参照)
- 遠距離攻撃の解決
近接戦闘と同様に処理するが、ターゲットとなったモデルのCombatロールは防御的なものとなり、勝利しても射手に影響を与える事はない。仮にターゲットがShooterアビリティを持っていても同様です。
- LINE OF SIGHT
遠距離攻撃を行うには、射手からターゲットまで視線を一直線に引けなければなりません。この直線が障害物や他のモデルを通過する場合、攻撃不可となります。ただし、射手とベースコンタクトしている味方モデルは障害とはなりません。味方の肩越しに撃つ、と捉えられます。
射手のベースの任意の点からターゲットのベースの任意の点に直線を引ければ、攻撃可能となります。
射手のベースの任意の点からターゲットのベースの任意の点に直線を引ければ、攻撃可能となります。
- ターゲッティングの制限
射手は最も近い敵モデルをターゲットとしなくてはなりません。ただし、そのモデルのポイントが射手の半分以下である場合、これを無視しても構いません。また、隠れている・転倒しているカバーを得ている敵モデルも無視する事ができます。
Big・Huge・Gargantuanを攻撃する為に、人間サイズのモデルを無視する事も出来ます。
Big・Huge・Gargantuanを攻撃する為に、人間サイズのモデルを無視する事も出来ます。
- 近接戦闘内外での射撃禁止
射手もしくはターゲットのどちらかが接敵状態にある場合、遠距離攻撃はできません。接敵状態で遠距離攻撃はできません。また、接敵中のターゲットへの射撃は味方に当たる可能性があるので不可です。
転倒状態の敵のみと接敵している射手は射撃可能です。接敵している転倒モデルでも、他のモデルでも撃つ事が出来ます。
転倒状態にある味方モデルと接敵中の敵モデルをターゲットとする事は出来ません。味方に当たる可能性があるからです。
転倒状態の敵のみと接敵している射手は射撃可能です。接敵している転倒モデルでも、他のモデルでも撃つ事が出来ます。
転倒状態にある味方モデルと接敵中の敵モデルをターゲットとする事は出来ません。味方に当たる可能性があるからです。
- 射手の近接戦闘
射撃武器しか持っていない様なデザインのモデルでも、なんらかの近接武器を装備しているとみなされます。接敵中に遠距離攻撃はできませんが、通常通り近接戦闘はできます。
- カバー
ターゲットにLoSは通っているが、テレインによって部分的に隠れている場合、カバーが入っている事になり、そのターゲットへの攻撃に-1のペナルティを負います。テレインに完全に隠れているモデルは、ターゲットとする事は出来ません。
高所からの射撃は、カバーを無視できるかも知れません。ビルの屋上からの射撃に対して、低い壁の影に隠れても意味がないかも知れません。確認が必要です。
高所からの射撃は、カバーを無視できるかも知れません。ビルの屋上からの射撃に対して、低い壁の影に隠れても意味がないかも知れません。確認が必要です。
- 森
森林地帯はブロークンテレインと捉えられ、移動力が1カテゴリ減少します。Foresterアビリティを持つモデルは、これを無視します。
森はLoSを切ります。森の外にいるモデルは、森の中にいるモデルを撃つ事はできない。森の中にいるモデルが森のエッジにベースコンタクトしていれば、+1のアンブッシュボーナスを得て森の外のモデルを撃つ事ができます。
森の外側から森のエッジにベースコンタクトしているモデルは、-1のペナルティを負って(カバーが入っているとみなされる)森の中へ射撃する事ができ、射手はアンブッシュボーナスを失います。この場合、射程はshortとなります。
森の中にいる2モデル間の遠距離攻撃は、射程はshortでカバーの-1修正を受けます。
森はLoSを切ります。森の外にいるモデルは、森の中にいるモデルを撃つ事はできない。森の中にいるモデルが森のエッジにベースコンタクトしていれば、+1のアンブッシュボーナスを得て森の外のモデルを撃つ事ができます。
森の外側から森のエッジにベースコンタクトしているモデルは、-1のペナルティを負って(カバーが入っているとみなされる)森の中へ射撃する事ができ、射手はアンブッシュボーナスを失います。この場合、射程はshortとなります。
森の中にいる2モデル間の遠距離攻撃は、射程はshortでカバーの-1修正を受けます。
- 射撃武器の損耗
ある射手のCombatロールの出目が1だった場合、もう一度d6を振ります。再度1の目を振ると、そのゲーム中、それ以降遠距離攻撃が出来なくなります。弓が折れたか、矢を撃ち尽くしたか、肩を痛めたか、なんらかの理由で遠距離攻撃が出来なくなったとみなされます。ただし、Combatロールのスコアで勝っていれば、その影響はターゲットに与えられます。
- 狙撃
2アクション消費して、狙撃を行う事が出来る。狙撃はターゲットのCombatロールに-1のペナルティを負わせる。
- 遠距離攻撃におけるサイズ
大型モデル(Big、Huge、Gargantuan)は命中し易いので、Combatロールにに+1のボーナスを得る。