データ
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≪クラス≫:キャスター
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【真名】:吉田東伍 【属性】:中立・中庸
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【筋力】:E 【耐久】:D 【敏捷】:E 【魔力】:C 【幸運】:B 【宝具】:A
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AA: 高嶺清麿(金色のガッシュ!!)
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【クラススキル】
◆陣地作成:D
魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
図書館の作成ができ、本を大事に思うキャスターは戦いの場にはしたがらないが宝具にて陣地におらずとも活用が可能。
キャスターの時代に存在した本はスキルにより徐々に追加され充実していくが、現代の本や一般に公開されない魔術書は存在しない。
しかし現代にて入手し図書館に配架することができれば活用が可能。
◆道具作成:D
魔力を帯びた道具を作成できる。研究者であるキャスターは書籍や図鑑の作成が可能。
想定する使用者の程度に合わせて扱いやすさも配慮できる。魔術関連の知識を学べば、魔力を帯びた魔導書も作成可能。
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【保有スキル】
◆一意専心:B
寝食も惜しみ十数年をかけほぼ一人で全国の地名辞書を完成させるのは並の精神でできるものではない。
彼の場合は調査研究、学習に関してスキルを発揮する。
宝具により次々展開した書籍を漁り素早く情報を検索し、僅かな証拠から真名を看破したりもできる。
収集した資料は全て信頼性を研究し偽情報が紛れていないか検証していたため、物事の真贋を見る目も優れる。
◆専科百科:D
歴史民俗考古、文学分野、古典音楽、朝鮮史等で多才だったが、それ以外でも幼い頃より要領が良かった。
学校の成績はトップクラス、一年志願兵の兵役も1年のところを9ヶ月で終えてしまったといい、従軍記者として活躍したこともある。
サーヴァントとなり魔力を得ている彼ならば、一意専心と併せ魔術の教えを受ければ特殊な物以外は使用できるだろうし、魔術書が図書館にあれば手元に展開しその場で内容を実践すらできるであろう。
◆単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
北海道に単身渡っても研究活動をしながら生計を問題なく立てていたことから。
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【戦闘時の姿】
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【宝具】
◆『書の叡智』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
学歴を図書館卒業と称するほど図書館に通い蔵書を読み漁り、原稿を書いて知識を外に持ち出し、完成した本は図書館に収めたことが宝具化。
工房の図書館に存在している本はいつでも何処でも手元に展開して読むことができる。
図書館が充実するほど専門性の高い書籍が増えていき、必要な情報を引き出しやすくなり、情報を検索する時間も短くできる。
◆『大日本地名辞書』
ランク:A 種別:対地宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1000
見た目は当時刊行された状態の大日本地名辞書であるが、それをもとに行われた日本のすべての地名・地史研究の成果が詰まっている。
彼が生前執筆のために集めたり全国各地から送られた資料を基に構築された、日本全土の人々が持つ地名や地誌に関する思いの集合体である。
現在いる地点の地名の載ったページに魔力を走らせることで発動する。
その際はキャスターの心象世界に上手く風景を展開するイメージとして、短歌や漢詩にも造形の深かったキャスターが地名に関した短歌や漢詩を詠むこともある。
その能力は、現在いる地点に関する過去の風景や事件の再現を行う固有結解。
人々の持つその土地に関する歴史や想いといったすべての力を持っての再現を行う。
膨大な魔力があれば日本全土分の過去の風景を再現することも理論上は可能だが、通常は数百メートル~最大数キロメートルの地区1つ分くらいの範囲が精いっぱいである。
固有結解であるので自分と対象以外に影響を起こすことはなく、一般に被害を与えずに済むことにキャスターは安堵している。
もちろん制限もあり、地史の改訂・刊行に間に合わないようなあまりに最近の事柄や、地史に記録されないような微細な事柄は再現できない。
また再現できるのは基本的には過去に起こった事実だが、人々の記録として伝わる中でねじ曲がっていった場合は影響を受けるし、
記録されていない部分はどうなるかわからない。
例えば蛇川(蛇の字)など土砂災害に関する地名より、土砂災害を引き起こしたとしても起きるのは当時のままの事象であるが、微細な部分が記録されていなければ、
洪水なのか土石流なのか、どの地点から発生しどのような被害があったのか等は資料に記録された分だけしかわからない。
使い方を誤れば自死をも引き起こすが、崩沢、というように川に合流する細かい沢の名前が残ってたりすると土石流の発生点を少し特定できるし、
逃れの杉、といったように災害から逃れたことを示す地名があれば、その地点へ自陣営だけ避難するといったこともでき、キャスターの調査研究能力が大きく求められる。
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【来歴】
明治・大正期に活躍した新潟県保田村(現・阿賀野市)出身の歴史学者。大日本地名辞書の編纂者として知られる。
豪農の家に生まれ資力はあったが学校教育にあまりなじめず、また通っていた学校が閉校になるなどのこともあり、図書館で多くのことを学び自身の学歴を図書館卒と称した。
あまりの勉学への傾倒は家族にも心配され、寝食も忘れ本を読み、漢詩づくりに傾倒した際は死んでもやめないと言い放ち、農業を手伝わせようとした父も頭を抱えたという。
地頭がよかったため学歴がなくとも教員試験に受かり小学校教員となるが、やはり日本の学校教育の姿勢にはなじめず3年で辞職してしまっている。
その後は単身北海道へ1年渡り、妻子家族を残し何の連絡もよこさず大きく心配させる。新天地で何らかの事業を起こしたかったという説があるが詳細は不明。
しかしその時の雑誌への寄稿が大物学者の目に留まったことで、東京へ誘われ彼の学者人生が始まることとなる。
皇国地誌という国の全国地誌制作事業が断念されたこと、親戚が同じく全国の地誌作成を目標にしたが完成しなかった「日本国邑志稿」の原稿を遺していたことから、
かねてより地史編纂に興味のあった彼は大日本地名辞書の編纂を志すようになる。
資料として日本国邑志稿が役に立ったが、門外不出の皇国地誌原稿に携わった編纂者たちとの関わりも幸運にも得ることが出来、また東伍のことを知った全国各地の研究者からも資料が送られたという。
東伍は大学の仕事や寄稿など用事を済ませると、それ以外は一日中座って原稿と向かい合い周りに目もくれず、13年間も執筆作業に集中した。
出版社にとっても大事業であったので、出版は原稿が1巻分完成次第順次行われたが、そのたびに東伍の名声は高まっていった。
完成記念パーティでは積み上げ5mにも及ぶ原稿に人々は驚き、各界の著名人や政治家が集まり、特に大隈重信は長時間の演説を行い日本ばかりか世界に誇るものと称した。
高い能力を認められ早稲田大学の講師となっていたが、大日本地名辞書編纂の功績で45歳の時には教授へと推薦された。学歴の無い元在野の研究者が教授にまでなったことは大きな話題となった。
その後も日本の通史を逆方向から解説した「倒叙日本史」の出版等を行うが、徐々に健康を害していく。
研究活動が忙しく療養を勧められても受け入れない彼だったが、遂には利根川治水論という本を執筆したものの一度も利根川をしっかり見たことがないという事で河口の銚子にて転地療養し、そこでで亡くなる。
彼の書き上げた大日本地名辞書は、地名・地誌学について調べたいあらゆる人々のバイブルとなっている。
後年には様々な地名辞典が発行されたが、大日本地名辞書は近年でも増補改訂が出るなど今なお現役の書物として高く評価されている。
【設定】
全国を駆け回って資料収集したいし、晩年は病気にも悩んだことから、軍事教練を受けてた頃の体力ある若いときの姿で現れた(ということにした)。
明治大正期の地域の歴史民俗が次々と失われていく時代に、地域の歴史を残したい、伝えたいという人々の想いが集まった受け皿となったということがサーヴァントの能力や精神面に活かされ、知識量は半端ではない。
彼自身は各地から集まった種々の資料を基に執筆しただけであるが、日本中の人々より歴史的な話だけでなく、古来から続く神秘や魔術に関する話も託され記録していたためステータス上の魔力を得ている。
ライダーとしての適性も実はある。
その土地の地名、歴史に彼は常に乗っているという扱いになる特殊なライダー。
宝具の行使が非常にローコストになるが(EX相当)、魔力はD相当になり図書館も使えなくなる。
土地からの魔力の供給を受けやすくなるため、単独行動は強まる。
一意専心ももちろんあるが、活用のためには書店や図書館(あるいは歴史ある魔術師の家の書庫?)などに赴かなければならない。
【性格】
研究者らしく無口で冷静沈着で分析力に優れるが、集中すると寝食も忘れ周りが見えなくなる。
無頓着で豪傑肌の人に見えるが、実際は繊細な人だったと評されており、晩年の病気も大学の事務や政治にまでやる気を出し過ぎた心労が祟ったためといわれる。
地位や名誉にこだわらず、思い立ったらすぐ行動する破天荒なところも持つ。
記憶力や知識量も凄く、常に図書館にいたわけではなく図書館に1日行った分で得た知識を考察し、10日分ほど本も何もない自室で執筆作業を行っていたという。
学問の自由にはこだわりがあり、世間の批判にさらされた学者は敵対していたとしても論文の正当性があれば弁護する。
妻子に何の連絡も寄こさず旅立つなど困ったところもあるが、思いやり等は一応あり執筆作業時に世話になった友人とその母には何度も会いに行き土産等を持っていったという。
研究活動の息抜きとしては酒を嗜んでおり、酒が入ると普段が嘘のように饒舌になり多くの論客と語り合ったという。
【聖杯への願い】
生涯を歴史研究に捧げた彼の願いは、余すことない歴史の記録と研究、そして成果物を本にして市民に活用してもらうこと。
英霊となり能力は生前より高まったが、まだそんなものでは足りないという。
【代理AAを選んだ理由】
本が武器で頭が良さそうな人で考えた結果。ギャグ系の顔は酒を飲んだ時のイメージで。
中年男性の方がイメージ的には合うんだけど、いい感じのAAがわからないです。いい感じの心当たりある方は一人称私の中年男性で動かしてみてください。
【参考資料】
吉田東伍記念博物館
自然と文化 第58号「風土を読む、吉田東伍」 http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1998/00415/mokuji.htm
吉田東伍(1910)「大日本地名辞書」,冨山房(1990年に出た増補版が読みやすい、大体の図書館にある)
千田稔(2003)「地名の巨人 吉田東伍―大日本地名辞書の誕生」,角川書店
【note】
神話も歴史も詳しくないしサーヴァントのネタがない、郷土史はやるけど…。
と悩んでいたところに発想が降ってきた、地元出身で郷土史調べる際いつも参考にする大日本地名辞書を書いたという人。
近代日本の学者鯖っていないし、面白そうだと気分が乗った結果できましたが初作成にしては題材に無理があったか難産でした。
稗田阿礼とか記録者系の鯖がいたら参考に書こうと思ったら誰も作ってなかったので、自分でなんとかしたました。
いざ作ってみるとなんでこういう系統の鯖がいないのかわかった感もある…。
日本をモデルにした場所でないと全く意義のないサーヴァント。
しかもある程度の地名の由来に関する基礎知識を書き手に要求してくる。
Google先生やWikipediaに聞けばだいたいわかるけど、詳しく詰めたければ大日本地名辞書の1巻に解りやすく解説されてます。
戦術はいろいろ考えられるが、例えば城跡に関連する場所から中世の居館や山城を作れれば戦闘時は籠城が非常に強力。
沼や、川の旧流路、ヨシ原のような背の高い草原なんかも作れるので逃走には困らない。
水害や土砂災害の地名や、古戦場の地名などを活用すれば攻撃も強力。
マスターが歴史ある家の魔術師ならば古い魔導書もあるだろうし、魔術を学ばせることで純粋な戦力としてもそこそこ戦える。
あと書いてるうちに気付いたのですが、宝具2は簡単に言えばジョジョのアンダー・ワールドです。細かい点はいろいろ違いますが。
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