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臥龍拳
大地を流れる気の流れ『龍脈』から力を借りて、膂力を常人とはかけ離れたものにはね上げる事を極意とした、夏王朝に系譜を置く拳法の一。
技術により防御の隙を穿つのではなく、過剰な剛力を持って敵を完膚なきまでに打ち砕く、紛うことなき剛の拳。
宋王朝以前から、その流派及び体得者の存在は文献より確認できるが、災厄を境にそれと見られる記述は大きく数を減らし、現代では決定的とは言い難い痕跡を残すのみとなっている。
技術により防御の隙を穿つのではなく、過剰な剛力を持って敵を完膚なきまでに打ち砕く、紛うことなき剛の拳。
宋王朝以前から、その流派及び体得者の存在は文献より確認できるが、災厄を境にそれと見られる記述は大きく数を減らし、現代では決定的とは言い難い痕跡を残すのみとなっている。
鋼を貫き大地を穿ち、その尽くを砕いたという臥龍拳だが、研究者の間で未だに議論が繰り広げられるテーマがある。
臥龍拳、と言うその名称そのものについてである。
臥龍拳、と言うその名称そのものについてである。
暴を体現したような技のあり方に、不自然な程そぐわない『臥して休む龍の拳』という名。
力を利用する事を極意とする、″龍脈″を指して大地に伏した龍に例えたとする説、臥した龍の住処に、不用意に訪れた愚者が迎える末路を暗喩しているという説。
様々な学説が存在するなか、ある文献を根拠にした説が注目を集めている。
曰く、臥龍拳はより高みに至る技術を修める前提条件に過ぎない、と言うものである。
根拠とする文献にはこうある。
『臥龍牙ヲ剥キ、天ニ声ヲ発セシ時、階──(以下判読不能)』
これを、奥義を体得した者が次の段階に進む権を得たとする記述と見るか、階とは皆伝の域に至っただけであり、臥龍拳を超える技術が存在したとして、これまで一切の記述が見られない事など荒唐無稽だと否定するかで学会は二つに割れ、大きく荒れる事となった。
力を利用する事を極意とする、″龍脈″を指して大地に伏した龍に例えたとする説、臥した龍の住処に、不用意に訪れた愚者が迎える末路を暗喩しているという説。
様々な学説が存在するなか、ある文献を根拠にした説が注目を集めている。
曰く、臥龍拳はより高みに至る技術を修める前提条件に過ぎない、と言うものである。
根拠とする文献にはこうある。
『臥龍牙ヲ剥キ、天ニ声ヲ発セシ時、階──(以下判読不能)』
これを、奥義を体得した者が次の段階に進む権を得たとする記述と見るか、階とは皆伝の域に至っただけであり、臥龍拳を超える技術が存在したとして、これまで一切の記述が見られない事など荒唐無稽だと否定するかで学会は二つに割れ、大きく荒れる事となった。
───民明書房刊「大陸武道古今東西」より
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