マグナマータ - ストランドバイブル@wiki

Magna Martha
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ベルゲ連邦において功績ある魔女に送られる名誉称号。こちらの世界でいうナイトや爵位などに相当するが、要求されるものは比較にならないほど高く、最高度の実力と巨大な実績を持つ真に優秀な魔女だけがこの称号を冠することが出来る。

元は王制フリフォーロ時代の地母神信仰における最高神官を指す言葉であり、その託宣には王侯ですら従ったとされる。王国がスウィフトガルド王国に併合されると地母神信仰は弾圧対象となり、最高神官としてのマグナマータもまた歴史の表舞台から姿を消した。
しかし星霊教会が民心を掌握することはついになく、東部バルバティカの民はとりわけ優秀な魔女を神官に見立ててマグナマータと呼び、彼ら彼女らの言葉を心の支えに圧政を耐え抜いたのである。
やがてセルタヤ決壊に乗じ東部諸領方が独立を宣言するようになるとこの呼び名も公然と口にされるようになり、ついにはベルゲ公国において名誉称号として復活を遂げることとなった。さらに1680年のベルゲ連邦成立に伴い連邦爵位法に組み込まれ、今日にいたる。

連邦の名誉位階制度に準じる称号であり、その選出には連邦議会内に特別に設置された審査委員会があたる決まりであるが、伝統と格式を重んじ、授与はベルゲ公王(現在はギルバート=ディンゴア=ロードハイム)の手によってなされるものとされる。
授与式典は公王誕生日を祝う祝賀イベントの一部として盛大に執り行われるが、厳正きわまる審査を通過してマグナマータの称号を得られる者は非常に少ないため、該当者なしとして式典を省略する年も多い。

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