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Dark Reign - (2013/05/05 (日) 11:21:00) のソース

***Dark Reign(ダーク・レイン)
(クロスオーバー、マーベル)

期間: 2008年〜2009年

*概要
クロスオーバー"[[Secret Invasion]]"の結末を受け、[[S.H.I.E.L.D.]]の実権を握った[[ノーマン・オズボーン]]が、次々とその権力を拡大し、[[マーベル・ユニバース]]の実権を握っていく。
S.H.I.E.L.D.のみならず[[アベンジャーズ]]までもを自分に従う者だけで再編し、ミュータント界、更に[[アスガード]]へと支配を拡大しようと画策。
物語は"[[Siege]]"へとつながっていく。

*関連タイトル
"Dark Reign"という単独タイトルのコミックは存在しないが、この期間のマーベル・ユニバースはほとんどのコミックが影響を受けており、単なるクロスオーバーを超えた状況を作り出している。
オズボーンの主な動きは"[[Dark Avengers]]"で描かれるので、これがメインタイトルに近い。

***[[ワン・ショット]]
"Dark Reign: Files"
"Dark Reign: The Cabal":ヴィランの秘密結社、[[カバル]]の結成を描く。
"Dark Reign: Made Men"
"Dark Reign: New Nation"
"Dark Reign: Goblin Legacy"
"Marvel Spotlight : Dark Reign"
"M.O.D.O.K.: Reign Delay"

***[[オン・ゴーイング]]
以下のタイトルが関連する。
"Agents of Atlas"
"Black Panther"
”[[Dark Avengers]]”:Dark Reignのメインストーリーとも言えるシリーズ。
"Punisher"
"Secret Warriors":[[ニック・フューリー]]率いる[[シークレット・ウォリアーズ]]の戦い。
"Spider Woman":"Secret Invasion"で大きな痛手を受けたスパイダーウーマンのその後。
"S.W.O.R.D"
"Vengeance of Moon Knight"
"War Machine"
"The [[Amazing Spider-Man]]"#595-599:ノーマン・オズボーンの野望は実の息子ハリーを巻き込もうとする。親友を救うため、スパイダーマンはダーク・アベンジャーズに潜入。
"Avengers The Initiative"
"Captain America"
"Captain Britain and MI 13"
"Dark Wolverine"
"Deadpool and the Thunderbolts"
"Hulk"
"Incredible Hercules"#127〜131
”Incredible Hulk”
”The Invincible Iron Man" #8-19
"Mighty Avengers"
"Ms.Marvel"
"[[New Avengers]]"#48-55:"Secret Invasion"でスクラル人に赤ん坊を誘拐されたルーク・ケイジが捜索を始める。さらに、[[ドクター・ストレンジ]]が地球上で最高峰の魔術師に与えられるソーサラー・スプリームの称号を失い、後継者を探し始める。
"Skaar Son of Hulk"
"Thor"
"Uncanny X-Men" 
"X-Men Legacy"
"Wolverine Origins"

***期間限定シリーズ

"All-New Savage She-Hulk"
"Captain America : Reborn"全6話。
"Dark Avengers : Ares"
"Dark Reign: Elektra"全5話。
"Dark Reign: Fantastic Four"全5話。
"Dark Reign: Hawkeye":ダーク・アベンジャーズの「ホークアイ」ことブルズアイを主人公としたシリーズ。
”Dark Reign: Lethal Legion”:オズボーンに対抗する組織リーサル・リージョンとグリムリーパーの行動。
"Dark Reign: Mister Negative":カバルの一員フードvsスパイダーマンの敵ミスター・ネガティブ。ギャング間の抗争。
"Dark Reign: The Hood":カバルの一員フードの行動。全5話。
"Dark Reign: The Sinister Spider-Man":ダーク・アベンジャーズでスパイダーマンを名乗ったマック・ガーガン(元[[スコーピオン]])の行動。
"Dark Reign: Young Avengers":[[ヤング・アベンジャーズ]]に起きた出来事。全5話
"Dark Reign: Zodiac"
"Dark X-Men : The Beginning & Dark X-Men"
"Doctor Voodoo : Avenger of the Supernatural"
"New Avengers The Reunion"
"Skrull Kill Krew"
"The Torch":オリジナルのヒューマントーチ(アンドロイド)と相棒トロの活躍。
"Timestorm 2009–2099"
"Strange"(全4話)
”X-Men vs Agents of Atlas”(全2話)
”Dark Reign: The List”


*あらすじ
【以下の記述にはネタバレがあります。今後、翻訳版出版の可能性もあるので要注意】


***Secret Invasion、S.H.I.E.L.D.長官就任
[[Secret Invasion]]で、アメリカは[[スクラル]]人の侵略を受けた。スーパーヒーローたちは抵抗を試みたが、スクラル人の用意周到に準備された計画により劣勢を極める。
ヒーローだけでなくスーパーヴィランまでもが集結した最終決戦の末、スクラル人の女王ヴェランケを殺害したのは[[サンダーボルツ]]を率いるノーマン・オズボーンだった。
戦争終結後、政府は[[S.H.I.E.L.D.]]長官だったトニー・スターク([[アイアンマン]])を解任。代わりにノーマン・オズボーンが長官に就任した。

***カバルの結成
[[Secret Invasion]]の直後、オズボーンは各界を代表するスーパーヴィランを集め、秘密結社[[カバル]]を結成した。
メンバーは[[ドクター・ドゥーム]](ラトベリア、及びオカルト界の代表)、[[フード]]([[キングピン]]の後、人間の暗黒街の実権を握り、B級ヴィランたちのリーダーとなる)、[[エマ・フロスト]](ミュータント界の代表として)、[[ネイモア・ザ・サブマリナー]](アトランティス代表)、[[ロキ]](アスガード代表、及び魔界にも通じる)だった。

***H.A.M.M.E.R.の編成とダーク・アベンジャーズ結成
ノーマン・オズボーンはS.H.I.E.L.D.を自分に自分な忠実な者だけで再編。名称を[[H.A.M.M.E.R.]]に改めた。S.H.I.E.L.D.がアベンジャーズに融資していたため、本拠地を含め全ての装備はオズボーンの所有物となり、アベンジャーズは[[超人登録法]]制定以来政府の公認機関であったため、結果としてアベンジャーズの全権も握ることとなった。
オズボーンはトニー・スタークの倉庫からアーマーを盗んで自らアイアンマンのような姿のヒーロー「アイアンパトリオット」を名乗り、再編したアベンジャーズ([[ダーク・アベンジャーズ]])を結成した。

***ダークX-MEN結成とユートピア建国
オズボーンはミュータント界へ支配の手を伸ばす。
サイクロップスはじめ[[X-MEN]]が身を寄せていたサンフランシスコで、大規模なミュータント排斥運動が発生。やがて巨大な暴動へと発展した。
H.A.M.M.E.R.はX-MENの頭脳とも言うべき存在、[[プロフェッサーX]]と[[ビースト]]をとらえた上、変身能力を持つ[[ミスティーク]]をプロフェッサーXに仕立て上げ、異世界([[エイジ・オブ・アポカリプス>The AGE OF APOCALYPSE]]の世界)から現れたビースト([[ダーク・ビースト]])を擁立。さらに、カバルの一員だったエマ・フロストを中心に、自分に従うミュータントたちを集めて新たなX-MEN([[ダークX-MEN]])を編成した。
このダークX-MENに暴動を鎮圧させ、記者会見を開き、人類とミュータントの親善のシンボルとすることでミュータントたちの間にも自分の権限を広めようとする。しかし[[サイクロップス]]の綿密な策略に敗れ、却ってミュータントの独立国家[[ユートピア]]の建国という事態を招いてしまう。
実際にはオズボーンの権益はミュータントたちに遠く及ばなくなってしまったが、人類に対しては反乱分子のミュータントを追い出し、一部のミュータント(ダークX-MEN)と友好を結ぶことができたとアピール。
表向きはミュータント問題を解決してみせたことにした。

***セントリーの懐柔、そしてアスガード侵攻
オズボーンは地球上で最強のヒーロー、[[セントリー]]をダーク・アベンジャーズの一員としていたが、更に複人格のボイドまでも懐柔させることに成功。
地球上で最強の力を手に入れ、更に神の国アスガードへと手を伸ばそうとする。







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