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  • 週刊少年サンデーバトルロワイアル
  • 人間――Side_B

人間――Side_B

最終更新:2012年05月06日 03:28

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だれでも歓迎! 編集

人間――Side_B ◆6LcvawFfJA



 ジャバウォックと化す寸前、高槻涼はこれから起こるであろう事を悟っていた。
 キース・ブラック一人へ向けた憎悪が、アリスの人類全体への憎悪と共鳴していた事を察していたのだ。
 そうなれば如何なる事態が生じるのか、最もよく知るのは他ならぬジャバウォックの適合者である。
 拙いとは思ったが、その頃にはもはや高槻涼としての意識は僅かしか残っていなかった。
 破壊の化身ジャバウォックが精神を支配していく中、投げやり気味に涼は双眸を閉じた。
 己の意識を消し、ジャバウォックに身を委ねたのであった。
 赤木カツミ無き世界に、高槻涼が在る意味は無いと考えたのだ。
 その生きる目的も意味も無くした涼に、暴走する“魔獣”ではなくその中にいる“人間”に呼びかける者がいた。
 アーカム財団直属のS級特殊工作員、“スプリガン”の御神苗優である。
 涼と同じく、自分の中に眠る破壊衝動と戦い続けてきた男であった。
 故に、彼は魔獣に取り込まれた涼に怒りを叩き付けたのである。
 されど意識を全てジャバウォックに委ねている涼に、優の叫びなど到達し得ない。
 しかしそのような道理を覆すからこそ、スプリガンは恐れられているのだ。
 師匠譲りの先読みを駆使した移動法で、優はジャバウォックに拳を叩き付ける。
 僅かに帯びた“氣”が、一瞬でジャバウォックを構成する珪素を通っていく。
 本当に微かな氣であり、ダメージを与えられるような代物ではない。
 が、魔獣の中で眠る涼を起こすには十分であった。
「俺やアンタはフツーじゃねえんだろうが、どう生きてきても何かしら背負っちまうモンなんだとよ、人間ってのはッ! だってのにいちいち拒んでんじゃねえ!!」
 声は、届いた。
 破壊衝動しか無かったジャバウォックの意識に、高槻涼としての思考が蘇る。
 その事に気付いていないだろうが少し攻撃が緩まったのを見計らって、優が拳と蹴りの乱打を放つ。
「ざけんじゃねーーぜ! てめー人間……『高槻涼』をやめちまったのか!? それでいいのかよ!」
 喉が張り裂けそうなほどの絶叫と共に、上段蹴り。
 この瞬間、高槻涼は完全に目覚めた。
 カツミが死んだからといって、何もかもを手放そうとしていた。
 キース・ブラックへの憎しみだけで気力を失い、全人類を殺害せんとするジャバウォックを世界に放つところであった。
 まだ生きている友人も両親もこうして呼びかけてくれる者までも、危うく殺してしまうところだったのだ。
 ジャバウォックを止めるべく呼びかけようとするも、氾濫する怒りの奔流が覚醒した涼の意識を再び飲み込んでいく。
 結局、ほんの僅かな時間だけしかジャバウォックを止める事が出来なかった。

     ○

 いつの間にか、高槻涼は奇妙な場所に立っていた。
 己以外には何も無く、ただ空間だけが果て無く広がっている。
 ここがいったい何処であるのかは、もう涼には分かっていた。
 この場には何度も来ているのだから。
「ジャバウォック」
 呼びかけに答える声は無い。
 それでも、涼は再び口を開く。
「出て来いよ、分かってんだぜ」
 涼が今いるのは、自分の精神世界である。
 ある時はこの地でジャバウォックに飲み込まれ、ある時は契約を交わし、ある時は封じ込め、そして先程またしても飲み込まれた。
 何故ここがこれほどまでに落ち着いているのかは不明だが、御神苗優が上手くやってくれたのだろうか。
 数回名を呼び続け、ようやく涼以外の声が響く。
「選択は為された。汝は、人を憎み破壊を求めた」
 低く重い口調。
 気付けば、世界全体から光が消え失せ暗くなっている。
 自分の足元さえ、涼には確認出来ない。
 そんな一寸先も分からぬ世界で、涼は勢いよく右手を伸ばす。
「ああ……、そうだッ。俺はキースを憎悪し、殺意を抱いた!
お前が全てを破壊しようとするのを分かってながら、何もかもどうでもよくなってARMSに抵抗するのをやめた!」
 涼は過去を否定しない。
 そう思っていたのは、紛れも無い事実である。
 その上で、さらに続ける。
「だけど今は違うッ! 確かにあの時、俺は破壊衝動に飲み込まれた!
でも、もうさせない! 絶対に人類を、残った仲間達まで殺させやしない!」
 伸ばした腕の先で拳を握り締め、言い放つ。
「もう、俺はARMSに負けない!!」
 暫しの静寂後、闇に包まれていた世界が変化する。
 巨大なアザゼルと沢山の人間が周囲に出現し、眼前には短髪のキース・ブラックと赤木カツミ。
 咄嗟に駆け出そうとした涼の前で、カツミが嵌めていた首輪が爆発してしまう。
 思わず目を見開いてしまうが、涼は上空を見えげて声を張り上げる。
「“これ”は前と同じだ! 効かないのは、お前も分かってんだろ!?」
「あの時は、まだあの娘が生きている可能性があった。だが今は違う。汝も分かっているはずだ」
 赤木カツミの亡骸だけを残し、アザゼルや人間が消失する。
「この娘は確実に落命している。にもかかわらず、汝は何故」
 ジャバウォックが言い切るのを待たず、涼は告げる。
「無くした物を背負って生きていくのが人間だと、御神苗優が教えてくれた。
まだ残っている物もある。それらを捨てて逃げ出したくない」
 数秒空いて、ジャバウォックの声。
「その御神苗優は、我が殺した」
 明かされた事実に、涼は言葉を失ってしまう。
 だが伸ばした手は戻さない。
 時間をかけて思考を落ち着け、ゆっくりと口を開く。
「だったら俺は、御神苗優の思いも背負う。もう二度と拒んで立ち止まっていたくない。俺は……、人間でありたい」
 今までより長い沈黙の後、赤木カツミの亡骸が消えて世界に光が満ちる。
 涼が手を伸ばしたすぐ先に、ジャバウォックが跪いていた。
「ならば“過去”ではなく“未来”に向けて、我も再び誓おう」
 ジャバウォックは傅きながら首だけを上げて、涼を見つめる。
「我は“人間”である汝と共に生き、“人間”である汝と共に滅びよう!」
 宣言したジャバウォックの姿が消散し、同時に涼の右腕が激しく震動する。
 自分の中で、投げ掛けいるのだろう。
 いつもと変わらぬ、あの疑問。
 それに、涼は先刻と変わらぬ答えを口にする。
「力が欲しい」
 同じ返答でありながら、先刻とは違う。
 欲するのは、全てを破壊する力ではない。
 全人類を滅ぼす力に、身を委ねるのではない。
 諦めて停滞するのは、もう終わりにする。
 望むのは、前へと進む為の力だ。
「力が欲しい!」
 右手の震動が激しくなり、体内から声が響く。
「ならば……くれてやろうッ!」
 右手が弾けるように膨張し、ジャバウォックの物と化す。
 何も無い空間目掛け、涼は鋭く伸びた五つの爪を一閃。
 無限に続くかに思われた空間に切れ目が入り、世界全体が少しずつ薄れていく。

     ○

 目を覚ました時、高槻涼の眼前に広がっていたのは天井であった。
 状況を飲み込めていないながらも上体を起こそうとし、己がソファに寝かされていた事に気付く。
 首を動かして、周囲を確認。
 かなり広い部屋だ。家具の配置からして、ここはリビングであろうか。
 自分をここに運んだ人物を探すが、部屋には以外に誰もいない。
 全身をARMS化させ服を失った自分の為か、傍らにスーツが置かれているだけだ。
「ここは……、いったい」
 ひとりごちて、涼は左手でかけられていた毛布を払い除けようとするも叶わない。
 腑に落ちないと左腕に視線を向けてみる。
「なッ!?」
 左腕は、二の腕から先が無かった。
 その事実を知って、ようやく鋭い痛みが走り抜ける。
 激痛に表情を歪めながら、思考する。
 腕を喪失したのは、これが初めてではない。
 その度に、ARMSの治癒力で以って再生させ事無きを得てきた。
 しかし、今回はそうはなっていないようだ。
 “ARMS殺し”によって切断されたのであろうか。
 詳細は未だ不明であるが、永遠に左腕を失ったことに変わりはない。
 それでも、高槻涼は立ち上がった。
 己の意志で以って、床を踏み締める。
 諦めに取られていた足を、一歩前へ――。

 二歩目を踏み出そうとして、廊下からトイレの水を流す音が響く。
 続いて、大きな足音と愚痴るような声。
「こんなタイミングかよッ!!」
 リビングのドアを勢いよく開けた加藤鳴海の手は、水で濡れている。
 床の軋む音を聞き急いで出て来た為、手こそ洗ったものの水を拭う暇は無かったのであった。





【F-4 民家/一日目 早朝】

【高槻涼】
[時間軸]:15巻NO.8『要塞~フォートレス~』にて招待状を受け取って以降、同話にてカリヨンタワーに乗り込む前。
[状態]:疲労中、全身にダメージ小(ARMSによる修復中)、左二の腕から先を喪失(止血済)
[装備]:毛布、手ぬぐい(左腕の止血に使われている)、スーツ一式@現地調達(傍ら)
[道具]:なし
[基本方針]:人間として、キース・ブラックの野望を打ち砕く。
※左腕喪失はARMS殺しによるものなので、修復できません。


【加藤鳴海】
[時間軸]:20巻第32幕『共鳴』にて意識を失った直後。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、支給品1~3(確認済み)、高槻涼のリュックサック(基本支給品一式、支給品1~3)
[基本方針]:仲間と合流し、殺し合いを止める。戦えない人々は守る。


投下順で読む

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時系列順で読む

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キャラを追って読む

051:チェイン 高槻涼 089:溢れた感情は単純に
加藤鳴海
▲


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