テイルズ オブ ルミナリア
「僕の正義が、君の正義を殺すとしても――」
対応機種:iOS、Android
開始日:2021年11月4日~2022年7月20日配信終了
価格:無料(アイテム課金制)
固有ジャンル:21の生き様が交錯するRPG
主題歌:TOMOSHI BEAT / フレデリック(オープニング)、リグレット / 須田景凪(エンディング)
開発:株式会社コロプラ
シナリオ:葵せきな、馬場翁、矢野俊策、田中天
メインコンポーザー:椎名豪
アニメーション制作:神風動画×サンライズ
プロデューサー:池野泰広
メインキャラクターデザイン:佐伯俊
- 2021年8月26日3:00から、ヨーロッパで毎年開催されている欧州最大のゲームイベント「gamescom 2021」で発表された、『テイルズオブ』シリーズの完全新作。『TOARISE』に続く新たな「テイルズ オブ」となり、“オリジナルキャラクターのみ”が登場する完全新作タイトル。- 当初は「完全新規のキャラクターたちによるゼロからの物語」と言っていたが後からオールスター系アプリだったことが明かされたあの作品の二の舞にならなければよいのだが。
- スマホ「テイルズ オブ ルミナリア」の公式番組 #1によると21人のキャラクターがおり、全員が主人公の群像劇とのこと。まるでクレストリアの逆張りのような作品だ…。
- だが「テイルズオブシリーズ初のスマホ向けオリジナルタイトルであり、可能性と発見をテーマに掲げ開発されたシリーズ25周年を締めくくる記念タイトル」とはとても言い難い出来だという……。- 当のクレストリアのおかげで槍玉に挙げられることをある程度回避することができていたが、あちらのサービス終了が決定したことでとうとう避けられなくなってきている状況である。
 
 
- シナリオやキャラデザの担当者たちは、これまでのテイルズオブシリーズとは関わりのない人ばかりであることから、その点でも不安視がなされた。メインコンポーザーが椎名氏ということもあり、レジェンディアを想起した人も少なくはなかったことだろう。- そこまでならまだ不安視で済んだのだが、「開発がコロプラである」という情報により燎原の火のごとく燃え上がった。(詳細はこちらでは省くため、「コロプラとは?」と思われた方は自己判断で検索をお勧めする)
 
- 戦闘システムとしては、ツインブレイヴが近い。各種通常攻撃で術技のゲージを溜めて、強力な術技で敵を薙ぎ払う。回復についてはメインメニューから作成できる料理を使用することで可能。(一部キャラクターは通常攻撃・創術を使用することで回復が可能、後に全員共通で創術による回復も可能に)- しかしながら技のバリエーションが少なく、戦闘が単調になりやすいという一面も。また一部キャラクターは通常攻撃が使いにくく、ゲーム画面が縦画面かつカメラは固定なうえ、攻撃時に敵にフォーカスが行くキャラもいるため、戦況は極めて把握しにくい。- 画面外からの不意打ちでの事故死もわりとよくあるので、HPが少なくなったらこまめに中断するか料理を食べて回復が重要となる。
 
- 一つのボタンに移動と攻撃と回避を集約させている関係上、動作が暴発しやすいという欠点も。
 
- ゲームのシナリオについては、群像劇の名の通り21人の主人公の視点でストーリーが描かれる。各キャラクターのエピソード開始時にオープニングが、終了時にエンディングが流れ、エンディング後には次回予告まで挟まれる。- 「これはもう、プレイするドラマだ」とCMでもキャッチコピーが打たれているが、ぶっちゃけこれアニメでは……?
- オープニングアニメについては共通パートを除き、エピソードの主人公・主人公の属する陣営によって、流れる映像が異なるという豪華ぶり。その豪華さを術技のバリエーション等に回してほしかったものだが……。
- キャラクターごとにエピソードは8つずつ存在するが、帝国・連邦に属さない冒険者陣営については、5人×8エピソードの40エピソードに纏められている。- 各主人公の視点では描きにくい、多数のキャラクターが絡む戦争などのシーンを描く「クロスロードエピソード」という勢力間をまたぐようなエピソードも予定されている。
- エピソードの追加配信は、毎週水曜日16時配信を予定している模様。リリース当初より週1本の配信を予定していたが、リリース一か月以内に全主人公を登場させるために、前倒しで複数エピソードを配信したとのこと。
- リリース開始時点での初期配信エピソードは7つ。ただし最初に選択できるのはレオのもののみで、そしてチュートリアルもろくすっぽなしに投げ出されたプレイヤーは、様々な理由で脱落することとなった。- 後からレオEP1の難度易化やChapter2までプレイしたら他のキャラのエピソードを遊べるようになったりギャザリングとディテクションが仕様化されたりと改修が施された。最初からやっておけばよかったのに。
 
- 21人×8エピソードで、最少168個。配信済みエピソードは2021年12月8日時点で14個だが、これから週1で配信を続けていくとなるとメインのエピソードのみの完結でも、単純計算でおよそ3年弱かかることになる。ここにクロスロードエピソードが加わることを考慮に入れると、完結まではそれ以上の期間が必要となるだろう。……果たして完結までに、サービスが終わらずにいられるか。
- そのクレストリアは別の形ではあるが、完結まで書き切ると言っているのでルミナリアもそうなってしまう可能性も完全に否定は出来ない。
- ただサービスが終わっても完結まで書き切ると言われているだけまだいいのかもしれない、それすら出来なかったスマホゲーは山ほどある。
- 他社ではあるがサービス終了後にオフライン版を出している作品があったりするので、その辺は残す事は不可能ではないのだが…。
 
 
- 本作のガシャは装備品が排出される。排出されるのは大きく分けて、武器と衣装と装飾品の三種類。- 武器は7つの種類に分かれており、それぞれ3人ずつ装備可能なキャラがいる。星4以上の武器には創術が付与されている。
- 衣装は対応するキャラクターのみ装備可能。キャラスキンの変更が可能になるのに加え、星4以上の衣装には秘奥義が付与されている。
- 対応する衣装を獲得した(あるいは対応する装備のレベルが上がった)キャラクターは最大レベルが上昇する。現在のレベルを上げるには、各キャラクターのエピソードをプレイし、敵を倒して経験値を稼ぐ必要がある。- 逆に言えばエピソードが配信されていないキャラはレベルを上げることができないということである。- こちらの問題については、後のアップデートで「LV UP Camp」というコンテンツが追加されたことで、エピソード未配信(あるいは配信中のエピソードでのレベル上げが難しい)キャラのレベルが上げられるようになったことで解消された。
 
- また、星5武器・衣装については、対応するキャラクターの最大レベルを上昇させられるチャレンジミッションが付与されている。- なお、こちらのレベルに合わせて敵のレベルも上がる仕様のためレベルを上げて俺TUEEE!!はできない。なんだってこんな仕様にしたんだ。
 
 
- ガシャは石300個で10連を回すことができるが、「ガシャから入手できる武器や衣装を入手した合計数」、「重なることで上がる装備のレベル」、「上昇した対応するキャラの戦闘力」、「キャラの所属する陣営の戦闘力の合計値の上昇」等、様々な値が一定に達することで自動的にミッションが達成され、30~50個程度の石を獲得できる。- ……要するに、回せば回すほど追加で石が貰えるガシャとなっている。課金させる気があるのだろうか……
 
- ガシャのピックアップはエピソード更新時に対応するキャラのものが開催されるのに加えて、キャラクターの誕生日当日にはそのキャラクターの装備のみ排出されるピックアップが開催される。- よりによって現環境最強キャラのアウグストの誕生日が一番最初に来てしまったがために、マルチの環境が彼一色に染まってしまったのは言うまでもない。(加えて、彼が強すぎることもあり「他のキャラのガチャは引かなくてもよいのでは?」と考えるプレイヤーも現れた様子)
 
 
- 本作のやりこみ要素としては、各配信エピソードのコンプリート、マルチバトルにおけるボスとの戦いが用意されている。- エピソードのコンプリートは大きく二つの要素があり、一つはエピソード中の「源獣のかけら」や宝箱の回収、もう一つはシークレットミッションの全Aランククリアである。- ステージ中に用意された「源獣のかけら」と宝箱については、かつては「ディテクション」がないとどの方向にあるのが把握できなかったが、現在のバージョンでは標準でどこにあるか分かるようになっている。- ちなみにディテクションはラウルEP1に登場するフェイクには反応しないようになっている。
 
- シークレットミッションについては、操作キャラクターのレベルを上げることは大前提として、一部のものについてはガチャで排出される対応する星5装備がない場合は、Aランククリアは至難の業。
 
- マルチバトルについては4段階の難易度で、制限時間内での源獣の討伐に挑むこととなる。最大4人で戦闘に挑むことができ、回復・補助アイテムとして料理の持ち込みが可能。- 勝利することで、ダメージ割合に応じたポイントが獲得でき、それに加えて特効装備やギルド等のボーナスポイントが加算される。またランダムで食材も獲得可能。- ポイントは個人およびギルドそれぞれに加算され、それぞれの総ポイント量に応じて様々な報酬が獲得できる。そして週替わりで報酬はリセットされ、特効装備も変更される。……個人で楽しむには、なかなか厳しいものである。
- だがぶっちゃけ特効装備のキャラで戦うよりもアウグスト4人で周回数を増やす方が良いためりんごおじさんゲーとよく言われている…。
 
 
 
- 2022年5月10日、同年7月20日でのサービス終了が告知された。およそ8ヶ月、1年と持たない終焉であった。- エピソードの更新は同日を以って終了。後日、スペシャルアニメに繋がる最終エピソードが配信される予定とのこと。また、キャラの衣装やデザイン、イラスト等は別途アーカイブ化される予定。音楽についてもサントラの制作が予定されている。- ただしクレストリアと違いイベントやクロスオーバー作品での出演は検討されていない。EP2が配信されていないキャラが8人もいるため深掘りのないまま出演しても…ということかもしれない。イラストとボイスはあるのでアスタリアには出演できるかもしれないが。- 2023年3月16日に2023年5月18日12時正午を以てアスタリアのサービス終了によりその線も消えた。なお2024年2月までの時点でレイズのPレターでは一切ルミナリアについて言及されておらず(言及されたのはこれだけ)、レイズへの参戦は絶望的。
 
 
- クレストリアでさえ1年は持った辺り、やはり歴代キャラがいないと厳しいのかもしれない……。- クレストリアでさえ、とは言うがテイルズアプリ最高の初動ランキングを叩き出したクレストリアと、約8ヶ月のサービス期間中一度もAppStore200位ランキング入りを果たすことができなかったルミナリアでは売上も商品としての価値も、ゲームとしての出来も桁違いである。
 
- それに加えレイズはスタッフの本気っぷりが伝わってくる事もあり、力の入れようがそもそも違うという事は確実にある気がする…。- アライズのセールスを考えても歴代キャラにおんぶにだっこ状態でなくても売れるものは売れるのだろうが。
- 近年はお祭りゲーはスマホに移行している状態なので、スマホで完全オリジナルタイトルは厳しいとクレストリアの件からも窺えるところはある。- 歴代キャラに頼らないと売れないという事はないと思うが、やはり歴代キャラはそれだけ釣れるのかもしれないと思うと複雑なところではある。
 
- クレストリアでもそうだが課金ガチャのシステムとRPGというジャンルの相性が悪いのではないか?とも考えられなくはない。- ストーリーが重点である以上クレストリアやルミナリアも買い切りで出せばまだ少しは長く生きられた可能性もある。
 
- 過去にファンタジアやハーツRをスマホで出してもそこまで長生き出来なかった過去があるので厳しいかもしれないが。- そもそもバンナムは同じブランドのソシャゲを複数展開する事が多く、テイルズに限った話という事でもない。
 
- だからなのか見切りをつけるのも早い傾向にある、ルミナリアもそう判断され見切られてしまったと考えるべきなのか。
 
 
- 7/1のテイルズ生放送で「シリーズ最新作はアライズ」と発言されてしまった。サ終したらなかったことにする気満々。- 2022/12/27に上記にあったアーカイブ化はきちんと行われ、シリーズにルミナリアは一応「かつてあった」ことにはなった。
 
- 2023年以降の動きはTOF2023でレオ・フルカードがイラストと声優コメントが登場した事。TOF2024の4コマ漫画にアウグストが登場した。テイルズチャンネル+からはリリースされた日にちに〇周年のポストがされており、ファンからの印象に残ったシーンの投稿は他の作品よりも熱いコメントが多く寄せられている。- コミカライズ化で完結まで描かれたクレストリアと異なり、こちらはサービス終了以降アーカイブ化以外はなんの展開も無い。アーカイブ化だけでなく、小説またはコミカライズで展開とかあってもいいものだが…。
 
- なお、この作品を最後に『テイルズオブ』シリーズは4年間新作が出ていない。
    
    
        | + | エピソード配信歴 | 
		| 配信日 | エピソード | 備考 |  		| 11月4日 | レオEP1 セリアEP1
 アウグストEP1
 アレクサンドラEP1
 リゼットEP1
 イェルシィEP1
 ファルクEP1
 | サービス開始 |  		| 11月10日 | マクシムEP1 エドワールEP1(冒険者EP1)
 |  |  		| 11月17日 | ユーゴEP1 アナマリアEP1(冒険者EP2)
 |  |  		| 11月24日 | ラウルEP1(冒険者EP3) |  |  		| 12月1日 | ミシェルEP1 |  |  		| 12月8日 | ガスパルEP1 |  |  		| 12月15日 | ラプラスEP1 |  |  		| 12月22日 | ヴァネッサEP1 |  |  		| 12月29日 | アメリーEP1 シャルルEP1(冒険者EP4)
 |  |  		| 1月5日 | リディEP1(冒険者EP5) |  |  		| 1月12日 | バスチアンEP1 |  |  		| 1月19日 | リュシアンEP1 |  |  		| 2月1日 | クロスロードEP1 | 波々斬ノ国の乱 |  		| 2月9日 | アナマリアEP2(冒険者EP6) |  |  		| 2月16日 | リゼットEP2 | ガスパルEP1の別視点 |  		| 2月23日 | アウグストEP2 | アウグストEP1の過去 |  		| 3月2日 | イェルシィEP2 |  |  		| 3月9日 | アレクサンドラEP2 | アレクサンドラEP1の過去 |  		| 3月16日 | セリアEP2 |  |  		| 3月23日 | ファルクEP2 |  |  		| 3月30日 | ラウルEP2(冒険者EP7) |  |  		| 4月6日 | ミシェルEP2 | イェルシィEP2の前日譚 |  		| 4月13日 | レオEP2 |  |  		| 4月20日 | エドワールEP2(冒険者EP8) |  |  		| 4月27日 | マクシムEP2 |  |  		| 5月4日 | ユーゴEP2 |  |  		| 5月25日 | エピソード ファイナル | ル・サント村追悼祈念式典事件 |  		| 7月20日11:00 | ---- | サービス終了 |  
アニメは創神歴999年の第三次リュンヌ攻防戦を描いたエピソード。
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        | + | エピソードの時系列 ※ネタバレ含む | 
ミシェルEP1→イェルシィEP1→ヴァネッサEP1→リュシアンEP1→マクシムEP1→セリアEP1→リゼットEP1→レオEP1
→リゼットEP2→ミシェルEP2→マクシムEP2→イェルシィEP2→クロスロードEP1→セリアEP2→レオEP2→ep.Final
 
 
アウグストEP2→アレクサンドラEP2→ラプラスEP1、アウグストEP1→→アレクサンドラEP1→ガスパルEP1→アメリーEP1
→ep.Final(ユーゴの亡命)→ユーゴEP1→ファルクEP1→バスチアンEP1→ファルクEP2→ユーゴEP2
 
 
ep.Final(エドワール登場)→リディEP1→エドワールEP1→アナマリアEP1→ラウルEP1→シャルルEP1→アナマリアEP2
→ラウルEP2→エドワールEP2
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最終更新:2024年11月04日 19:31