アイビス(あいびす)

概要

クレストリアに登場したキャラクター

登場作品

+ 目次

クレストリア

性別:女性 声優:不明
7章から登場。名前だけは3章から登場し、罪の国を作ったといわれる魔導師。本人曰く「しがない旅の魔導師」。
ヴィシャスの咎我鬼への変身を解除できる唯一の人物であり、7章のアイビスは「呪いに委ねし邪悪なる力よ。器に戻りて永劫眠れ…。静まれ“穢れなきマナ”よ」と呪文を唱えるとヴィシャスを元の姿へと戻した。ヴィシャスとは以前からの知り合いであったようで、咎我鬼の力が抑えられなくなったことに対して、「扱えない力は使おうとするな。周りの人間を想うのならなおさらな」と忠告した。
10章ではウィガセーヤにて咎我人となったイージスの両親ハーケンとネモを術で匿っていた。キャスクの大樹破壊計画の阻止に力を貸してくれるものの、大樹パスカの反応が途絶えたと言い残したところでサービスが終了した。

クレストリア 咎我人の罪歌

20話に名前と大まかな姿が初登場。ニンファは罪の国が「魔導士アイビスが作ってくれた最後の楽園」と語る。1巻の巻末特別書き下ろし小説「咎我鬼の追憶」ではヴィシャスが生まれて3年までは会いに行っており、彼の名付け親らしき描写がある。
43話にて本人が登場。咎我鬼ヴィシャスが力を制御できなくなり、カナタを襲おうとした際に障壁を張った。「魔導士アイビス。故あってお前を止めねばならない」
44話にてほぼ原作と同じ流れで咎我鬼ヴィシャスを鎮めて元に戻したが、前回の魔法障壁によるバリアと障壁による黒い炎を消す術、無数の輪を作り鎖を編んでヴィシャスを拘束する術など不思議な術をいくつも用いている。
アイビスであるとは明言されていないが、「咎我鬼の追憶」ではヴィシャスが暮らしていたシラヌイの花畑にて1年に1度誕生日にだけ姿を現わし、3年目に「ヴィシャス」という名前を贈った後は姿を現すことがなかった。以降ヴィシャスが20歳になっても一回も姿を現わさなかったので名付け親以上の存在ではなかったように見えたが…。

+ ネタバレ
64話にて荒ぶみの大地に姿を現わす。キャスクの魔術砲が放たれたと同時に登場し、魔術の障壁により魔術砲を止めるが、力及ばず軌道を逸らすだけに終わった。この魔術の使用により力を使い果たし息絶えようとしていたが、死の間際にヴィシャスの出生の秘密について語った。
今から50年前、ビジョンオーブを用いて人を貶める行為が深刻になっており、世情を憂いたアイビスはキャスクと同じ考え方で「世界の脅威となる存在を人工的に作り出し人々の憎悪をそちらに向けさせ人々の団結に繋げる」ために咎我鬼という現象を生み出した。最初のうちはうまくいっていたものの次第に現象に過ぎなかった咎我鬼は人間の感情を汲み取るようになり、20年ほど前に現象に過ぎなかった咎我鬼は人を学び人に焦がれ人間の姿を得た。この時にアイビスは初めて人々の憎悪のはけ口として生き物を作り出した罪深さと命の重さを痛感した。
最期にヴィシャスに辛い思いをさせたことを詫びたが、ヴィシャスは「オレは生まれてきたことを恨んだことなんて一度もねえ。勝手に謝ってんじゃねぇ。オレは好きに生きてここにいるんだよ」と返し、アイビスはヴィシャスの腕の中で息絶えた。

ネタ

  • 「アイビス(ibis)」は「トキ」を指す英語。ペリカン目トキ科トキ属に分類される鳥類。本種のみでトキ属を構成する。かつては世界でわずか数羽になるまで減少し絶滅の危機に瀕しており、日本では環境省レッドリストで「野生絶滅」の状態にあった。しかし日中両国の保護によって、2000年代以降は個体数が回復していった。2019年時点の個体数は、中国が2,600羽、日本が600羽、韓国が363羽。
  • 名前の由来から察するに、自身の死期(絶滅)を悟っていたから過去の罪滅ぼしのために咎我人、咎我鬼を救済していたとも考えられる。



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関連項目

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最終更新:2025年05月18日 20:27