咎我鬼(とがおに)

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登場作品

クレストリア

数多の街や村を滅ぼした大罪人、歩く厄災の前兆と言われている。
咎我人に選定をし、罪を背負う覚悟を持って乗り越えた者は「罪の刻印」が「ブラッドシンの刻印」へと変化し、
ブラッドシンを得ることができる。
7章のキャスク戦にて判明するのだが、変身した咎我鬼の姿で長時間戦うと、感情が昂って黒い炎が抑えられなくなる問題がある。この黒い炎は通常の炎よりも火の回りが早く、周囲の生物は胸を締め付けられるような痛みを覚え体調不良を訴えるようになる。この炎が付くと生きながら灰になることが咎我人の罪歌の巻末小説で判明している。また、徐々に気性が荒くなっていき敵味方の分別が付かなくなり、高圧的な物言いでカナタ達にも刃を向けるようになる。
アイビスはこの現象を抑える呪文を持っているようで「呪いに委ねし邪悪なる力よ。器に戻りて永劫眠れ…。静まれ“穢れなきマナ”よ」と唱えると元の姿へと戻った。


クレストリア 咎我人の罪歌

巻末特別書き下ろし小説「咎我鬼ノ追憶」によると、ヴィシャスが生まれて4年が経過する頃には世界の敵として賞金が懸けられていたようでパーセルのような質の悪い賞金稼ぎが命を狙っていた。生まれ育った花畑が消失して世界中を放浪している間に各国の騎士団から討伐の対象になっていた。
40話のキャスク戦にて左手・心臓を失ってもまだ生きられることが判明している。
41話にて咎我鬼最終形態へと変身する際に「咎我ヲ背負いて我は立つ。幾万の憎悪と幾奥の殺意。全てをこの身に受けてなお抗う命に救いはあらず。ただ意志のまま此処より叫ぶ。放つは今あらゆる穢れをこの身に宿し呪いの牙を突き立てよ。世界よ(おのの)け」という口上を発した。また、変身することで失われた左手と心臓も再生した。
戦闘力は大幅に上昇し、神キャスクをも圧倒する。43話では黒い炎により周囲の動植物からマナを吸い取り、放った一撃はトシミナ城の王宮半分を崩壊させるほどの威力だった。
64話にてアイビスの回想によって正体が判明した。
69話ではヴィシャスはキャスク戦にて顔に手をかざしただけで咎我鬼へと変身している。

+ ネタバレ
今から50年前、ビジョンオーブを用いて人を貶める行為が深刻になっており、世情を憂いたアイビスはキャスクと同じ考え方で「世界の脅威となる存在を人工的に作り出し人々の憎悪をそちらに向けさせ人々の団結に繋げる」ために咎我鬼という現象を生み出した。最初のうちはうまくいっていたものの次第に現象に過ぎなかった咎我鬼は人間の感情を汲み取るようになり、20年ほど前に現象に過ぎなかった咎我鬼は人を学び人に焦がれ人間ヴィシャスの姿を得た。
最終話(74話)では一人で無数の執行者を斬っていく人間離れしたカナタの所業をビジョンセントラルで見ていた民衆は「咎我鬼だ」と呼んだ。


ネタ

  • 「鬼」が架空の存在ということに気が付いていれば、正体はもっと早く察することができたかもしれない。

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最終更新:2025年02月23日 22:26