〈大いなる輪〉(おおいなるわ)

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登場作品

ヴェスペリア

テムザにおいて、クリティア族が成人した証として入るコミュニティの呼び名。ミョルゾでは「大樹」と呼ばれ、子供の時から入る。
これに入ると、集落単位で同胞とリンクし、感情の共有と制御を行われる結果、感情の動きが抑制され、穏やかな状態になるが、反面好奇心や向上心も抑制され、「個」としての思考が減り、大事業などには向かない。
クリティア族の性格が総じて争いを好まずマイペースで、明るく楽観的なのはこのため。

+ ネタバレ
古代ゲライオス文明時代に魔導器を発明したが、それが星喰みを呼び寄せた事実を悔やみ、そのような感情を抱かぬように作られた制度。
成人の儀で、これに入る事による感情抑制のリンクにより、かつての災厄を招くような考えは抱かないように性格を均一化している。
しかし、ヘルメス式魔導器を発明したヘルメスは放浪者(メルグ)だったため、これは通用しなかった。
また、小説『竜使いの沈黙』によれば、ジュディスは嘗てこれに入っていた事があったが、
幼い彼女にとって衝撃的過ぎる事実を知った事で、その衝撃が勝り、「輪」を外れてしまう。


関連リンク

関連項目


最終更新:2017年09月03日 22:37