ラヴィ!!
明日へのhopping
詞・曲・歌:R's
大丈夫 此処まで上手く切り抜けて来た
俺には分かる お前は一人ぽっちでも平気さ
何故かって?
止せよ 口にするのも照れくさい
分からない? なら仕方ない
とびきりに鈍感なお前に特別に教えてやるよ
そばに誰もいなくても お前は独りじゃあない
仲間がいる 家族がいる
そして俺が お前のこころの中に
いつも見守ってる
近くて遠い場所 この大地の何処かで
だから
涙拭いて 顔上げて
お前は前を目指せ
永遠に……永遠に………──
詞・曲・歌:R's
大丈夫 此処まで上手く切り抜けて来た
俺には分かる お前は一人ぽっちでも平気さ
何故かって?
止せよ 口にするのも照れくさい
分からない? なら仕方ない
とびきりに鈍感なお前に特別に教えてやるよ
そばに誰もいなくても お前は独りじゃあない
仲間がいる 家族がいる
そして俺が お前のこころの中に
いつも見守ってる
近くて遠い場所 この大地の何処かで
だから
涙拭いて 顔上げて
お前は前を目指せ
永遠に……永遠に………──
拝啓
カイル、聴いたか。俺の魂(ソウル)を込めた歌を。
さぁ、立ち上がれ。お前の旅は、まだ始まったばかりだ。
この先どんな試練がお前を待ち受けているかはわからない。
だが、これだけは約束だ。
けして後ろを振り返るな。
栄光への果てない旅路は、お前をズタズタに引き裂くかもしれない。
それでも、負けちゃいけない。
前に進むしか道は無いんだ。
お前を待つ、すべての人達のために。
負けるなカイル。
明日を掴むために。
そして……グッバイ
永遠に………
敬具
カイル、聴いたか。俺の魂(ソウル)を込めた歌を。
さぁ、立ち上がれ。お前の旅は、まだ始まったばかりだ。
この先どんな試練がお前を待ち受けているかはわからない。
だが、これだけは約束だ。
けして後ろを振り返るな。
栄光への果てない旅路は、お前をズタズタに引き裂くかもしれない。
それでも、負けちゃいけない。
前に進むしか道は無いんだ。
お前を待つ、すべての人達のために。
負けるなカイル。
明日を掴むために。
そして……グッバイ
永遠に………
敬具
……なんだこれ。夢……なのか?
よくわかんないし、早く覚めよう………
よくわかんないし、早く覚めよう………
ガバッ
何の前触れも無く、カイルは唐突に上半身を起こした。
頭を左右に振り、ぼやけた意識を回復する。
全身がピリピリと抓る様に痛む。
思い出した。
確か、出会った相手に術を仕掛けられ、感電したのだ。
「つっ……あててて」
痺れる両手で身体を支え、ゆっくりと立ち上がる。
ズボンの汚れを払い、今度は手に付いた砂埃を更に払い落とした。
それにしても、雷の直撃を受けてよく無事だったものだ。
もしかしたら、自分は幸運の星の下に生まれたのでは無いか、とさえ思えてくる。
彼ははっと不安を抱く……荷物は無事だろうか。
鞄を荒く掻き回し、中身を確認する。
食糧、水は確かにそこにあった。
そしてさらに、思わぬ発見をする。
尤も、気付いた途端に顔を赤らめる様な情けないものだが。
携帯式の照明器具である。
見慣れた物では無いが、着火器具も同梱されていた。
近くに人の気配は無い。
安易なネーミングをされた器具・チャッカマンを用い、ランタンに灯を点けた。
辺りを支配する陰湿な闇に抗い、温かな光が侵食していく。
精神に、僅か安息が戻るのを感じた。
普段は見向きもしなかった灯りがこれほど人の心を癒やす事に、
彼は感動すら覚えた。
そして気付く。
ランタンに照らされたオレンジの岩肌に、うっすら浮かぶ影。
それに、何かが焦げた臭いがしている。これは煙だ。
割に風通しの良い造りになっているこの洞窟、一酸化炭素中毒死の心配は不要。
だがこの煙、何か不可思議な異臭を持っていた。
……嫌な予感が走る。
しかし彼の冒険心は、この異変の正体を暴かなければ気が済まないと
主張して止まなかった。
死への怖れ、喪失の悲しみには、暫く暇を出すことにする。
好奇心に突き動かされ、カイルは闇を切って歩き出した。
頭を左右に振り、ぼやけた意識を回復する。
全身がピリピリと抓る様に痛む。
思い出した。
確か、出会った相手に術を仕掛けられ、感電したのだ。
「つっ……あててて」
痺れる両手で身体を支え、ゆっくりと立ち上がる。
ズボンの汚れを払い、今度は手に付いた砂埃を更に払い落とした。
それにしても、雷の直撃を受けてよく無事だったものだ。
もしかしたら、自分は幸運の星の下に生まれたのでは無いか、とさえ思えてくる。
彼ははっと不安を抱く……荷物は無事だろうか。
鞄を荒く掻き回し、中身を確認する。
食糧、水は確かにそこにあった。
そしてさらに、思わぬ発見をする。
尤も、気付いた途端に顔を赤らめる様な情けないものだが。
携帯式の照明器具である。
見慣れた物では無いが、着火器具も同梱されていた。
近くに人の気配は無い。
安易なネーミングをされた器具・チャッカマンを用い、ランタンに灯を点けた。
辺りを支配する陰湿な闇に抗い、温かな光が侵食していく。
精神に、僅か安息が戻るのを感じた。
普段は見向きもしなかった灯りがこれほど人の心を癒やす事に、
彼は感動すら覚えた。
そして気付く。
ランタンに照らされたオレンジの岩肌に、うっすら浮かぶ影。
それに、何かが焦げた臭いがしている。これは煙だ。
割に風通しの良い造りになっているこの洞窟、一酸化炭素中毒死の心配は不要。
だがこの煙、何か不可思議な異臭を持っていた。
……嫌な予感が走る。
しかし彼の冒険心は、この異変の正体を暴かなければ気が済まないと
主張して止まなかった。
死への怖れ、喪失の悲しみには、暫く暇を出すことにする。
好奇心に突き動かされ、カイルは闇を切って歩き出した。
少しばかり進んだところで、彼はもう一つの発見をする。
「……あれ、どうなってんだこれ」
首に提げていた兎の脚を模した御守──ラビットシンボルが、
肉球から毛先、爪に至るまですべて黒に染まっていた。
「確か、さっきまでは真っ白だったはずなのに……」
訝しげに御守を凝視する。
先程の雷によって、焦げてしまったのだろうか。
「使い物になるのか? これ」
御守を調べてみるが、結局実態はよく分からない。
しかし、彼が出した結論は「まぁいっか」の一言に片付けられた。
しかしこの安易な判断が、後の彼に大きな災厄を齎すこととなる。
表情を変えた装飾品は、ただ不気味に黒光りを繰り返していた。
「……あれ、どうなってんだこれ」
首に提げていた兎の脚を模した御守──ラビットシンボルが、
肉球から毛先、爪に至るまですべて黒に染まっていた。
「確か、さっきまでは真っ白だったはずなのに……」
訝しげに御守を凝視する。
先程の雷によって、焦げてしまったのだろうか。
「使い物になるのか? これ」
御守を調べてみるが、結局実態はよく分からない。
しかし、彼が出した結論は「まぁいっか」の一言に片付けられた。
しかしこの安易な判断が、後の彼に大きな災厄を齎すこととなる。
表情を変えた装飾品は、ただ不気味に黒光りを繰り返していた。
【カイル・デュナミス 生存確認】
状態:全身に打撲、擦り傷
所持品:鍋の蓋、フォースリング、ラビッドシンボル
第一行動方針:洞窟内を探索
第二行動方針:父との再会
第三行動方針:リアラとの再会
第四行動方針:仲間との合流
現在位置:G3ジースリ洞窟内
状態:全身に打撲、擦り傷
所持品:鍋の蓋、フォースリング、ラビッドシンボル
第一行動方針:洞窟内を探索
第二行動方針:父との再会
第三行動方針:リアラとの再会
第四行動方針:仲間との合流
現在位置:G3ジースリ洞窟内