カツカツ…と薄暗い廊に一人の男の靴音が響く。
陰気な雰囲気を漂わせるその渡り廊下は今でこそ苔むしているものの、元は立派な建物だったのだろう。
壁には女性の顔や獅子を模したレリーフが施されており、天を仰げば小形のシャンデリアが幾つも並んでいる。
陰気な雰囲気を漂わせるその渡り廊下は今でこそ苔むしているものの、元は立派な建物だったのだろう。
壁には女性の顔や獅子を模したレリーフが施されており、天を仰げば小形のシャンデリアが幾つも並んでいる。
「殺し合い、ね」
誰しもが強制参加となった『バトルロワイアル』。
否応無しに見知らぬ土地に連れてこられ、生存者が一人になるまで殺し合いをしろと告げられた。
普通の人間なら怯え、戸惑い苦悩するものだが、彼は至って冷静。
今置かれた状況に何の不安も感じていないらしく、寧ろこの状況を楽しんでいる様であった。
否応無しに見知らぬ土地に連れてこられ、生存者が一人になるまで殺し合いをしろと告げられた。
普通の人間なら怯え、戸惑い苦悩するものだが、彼は至って冷静。
今置かれた状況に何の不安も感じていないらしく、寧ろこの状況を楽しんでいる様であった。
「フフ…面白い、やってやろうじゃないか」
元々血も涙も無いような彼にとって、これはゲーム同然なのだ。
ゲームに招かれたからには存分に楽しんでやろうと、ふいに狂気に満ちた笑みが零れる。
ゲームに招かれたからには存分に楽しんでやろうと、ふいに狂気に満ちた笑みが零れる。
「さて、まずどうするかな。参加者の中にトーマも居たな…あいつを利用するのも良いね」
廊下を歩きながら今後の策を練っていた、その時だった。
ドゴォッ!
「きゃああああ!」
「うわぁっ!」
「うわぁっ!」
何者かのか細い悲鳴と共に、壁が崩れ砂塵が舞い上がる。
避ける間もなく、彼は不運にも瓦礫と壁の向こうから来たと思われる人物の下敷きとなってしまった。
避ける間もなく、彼は不運にも瓦礫と壁の向こうから来たと思われる人物の下敷きとなってしまった。
【サレ 生存確認】
状態:瓦礫とコレットの下敷きに(打ち身)
所持品:不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
行動方針:このゲームに乗る
【コレット 生存確認】
状態:擦り傷
所持品:不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
第一行動方針:不明
状態:瓦礫とコレットの下敷きに(打ち身)
所持品:不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
行動方針:このゲームに乗る
【コレット 生存確認】
状態:擦り傷
所持品:不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
第一行動方針:不明