森の中で少女は目覚めた
耳を澄ますと、近くに河が存在するのか水のせせらぎが聞こえる。
少女は今後の飲料水の確保のためにもソコへと向かった。
他の参加者達ならば、水場の近くは敵に見つかる可能性が高く
身を危険に晒す可能性があるために本来ならもっと警戒してしかるべき場所なのだが
彼女はそんな事は一切考えていなかった。
耳を澄ますと、近くに河が存在するのか水のせせらぎが聞こえる。
少女は今後の飲料水の確保のためにもソコへと向かった。
他の参加者達ならば、水場の近くは敵に見つかる可能性が高く
身を危険に晒す可能性があるために本来ならもっと警戒してしかるべき場所なのだが
彼女はそんな事は一切考えていなかった。
それは、他の参加者に見つかっても自分は生き延びられるという自信から成るものなのか、
先を見据えすぎて、直後に起こるかもしれない危機を想定できないだけの
無謀な行動なのかは分からない。
なぜなら、その事実を知るのは彼女しか居ないのだから…
先を見据えすぎて、直後に起こるかもしれない危機を想定できないだけの
無謀な行動なのかは分からない。
なぜなら、その事実を知るのは彼女しか居ないのだから…
水縁に着くと、少女は支給品に含まれていた「ウィングパック」を取り出し、
その中に大量の水を汲み始めた…
-本来、このアイテムはレアバードという有人飛行機械を持ち歩くものなのだが、
彼女にそんな事は知る由も無く、ただの便利な収納道具と捉えたようだ。-
その中に大量の水を汲み始めた…
-本来、このアイテムはレアバードという有人飛行機械を持ち歩くものなのだが、
彼女にそんな事は知る由も無く、ただの便利な収納道具と捉えたようだ。-
水を汲み終えた彼女は、今度はやや上空に眼を移しながら辺りを見渡し始めた。
敵の気配でも察知したのだろうか……
…違う、なんと今度は食料を探し始めたようだ。
少女は鮮やかな手つきで、辺りの木の実や薬草など摘み始めた。
森の中ということも有り、すぐに彼女の手には持ちきれないほどの食材が集まった。
敵の気配でも察知したのだろうか……
…違う、なんと今度は食料を探し始めたようだ。
少女は鮮やかな手つきで、辺りの木の実や薬草など摘み始めた。
森の中ということも有り、すぐに彼女の手には持ちきれないほどの食材が集まった。
たしかに生き残るため、全ての英気を養うためにも食料は大事だが
とても一人で全てを食べられるほどの量ではない。
そんなに集めてどうするのだろうか…そう思った矢先、彼女は支給品袋から
また一つのアイテムを取り出した・・・・・・二つ目の「ウィングパック」だ…
彼女は、集めた食材を嬉々とした表情でその中に詰め込んでいるが
今回のゲーム生き残る上で各々にランダムで支給されるアイテムのうち、
二つがまったく同じもの、しかも非戦闘アイテムである事に何の不安を感じないのだろうか…
とても一人で全てを食べられるほどの量ではない。
そんなに集めてどうするのだろうか…そう思った矢先、彼女は支給品袋から
また一つのアイテムを取り出した・・・・・・二つ目の「ウィングパック」だ…
彼女は、集めた食材を嬉々とした表情でその中に詰め込んでいるが
今回のゲーム生き残る上で各々にランダムで支給されるアイテムのうち、
二つがまったく同じもの、しかも非戦闘アイテムである事に何の不安を感じないのだろうか…
ここまで無謀な行動を幾つもとっていた彼女だが、ここでもっとも愚かな行動を起こす。
何と、その場で火を炊き始めたのだ。
火を起こす事はすなわち、自分の居場所を他の参加者たちに知らせる事と同じといっても過言ではない
なぜ、彼女はここまで態々自分の身を危険に晒すような真似をするのだろうか・・・
何と、その場で火を炊き始めたのだ。
火を起こす事はすなわち、自分の居場所を他の参加者たちに知らせる事と同じといっても過言ではない
なぜ、彼女はここまで態々自分の身を危険に晒すような真似をするのだろうか・・・
そしてその疑問の答えは、このゲームが始まって初めて彼女の口から発せられる
言葉によって明らかになった。
言葉によって明らかになった。
「さぁ!ブレッド・ブレッド 支店一号店。ここにオープンだパン!!」
…そう、彼女は本当に何も考えていなかったのだ。
【ミミー 生存確認】
所持品:ウィングパック×2 イクストリーム
現在位置:F4の森林地帯の河に最も近い辺り
状態:無傷。及びパン屋のオープンでハイテンション
第一行動方針:自分の作ったパンをみんなに食べてもらう
第ニ行動方針:パンを馬鹿にするものの排除
所持品:ウィングパック×2 イクストリーム
現在位置:F4の森林地帯の河に最も近い辺り
状態:無傷。及びパン屋のオープンでハイテンション
第一行動方針:自分の作ったパンをみんなに食べてもらう
第ニ行動方針:パンを馬鹿にするものの排除