「砂漠は、どうやらここだけのようだな」
褐色の肌をした女戦士マリー・エージェントは、手近な岩の上で地図を広げていた。
現在彼女がいる砂漠はそれほど広くなく、遠目には森も見える。
だが、無駄な体力の消耗を避けるためにも手早くここから離れるべきだろう。
「東に川、南西に城か……まずは水場の確保だな」
支給された水は、1日ぶんといったところか。だが戦闘を考えるともう少し早く尽きるかもしれない。
人間の身体は食料よりも、なによりも水が欠かせない。
水場の確保が戦いの大勢を決めることもある。彼女の歴戦の経験が、それを教えていた。
行き先が決まれば、後はそこを目指すだけ。驚くほど手早く荷物をまとめ、彼女は歩き始める。
「……ルーティのことも心配だが、彼女なら…どうにか生き延びそうだな」
水場を目指して進む彼女は歩きながら、彼女の相方であるルーティ・カトレットのことを考えた。
この戦いが人間同士のものならば、ルーティの話術はきっと彼女が生き延びるための最大の武器になっているだろう。
「私は、武器になりそうなものはこれしかないからな」
槍の持ち方で携える、木製の棒ハヌマンシャフトを眺め、苦笑する。
自分のような奴を見つけて、ルーティはきっと生き残っているに違いない。
身近なものには非常に現実的な反面、彼女は縁遠いものに対しては楽天的な考え方であった。
褐色の肌をした女戦士マリー・エージェントは、手近な岩の上で地図を広げていた。
現在彼女がいる砂漠はそれほど広くなく、遠目には森も見える。
だが、無駄な体力の消耗を避けるためにも手早くここから離れるべきだろう。
「東に川、南西に城か……まずは水場の確保だな」
支給された水は、1日ぶんといったところか。だが戦闘を考えるともう少し早く尽きるかもしれない。
人間の身体は食料よりも、なによりも水が欠かせない。
水場の確保が戦いの大勢を決めることもある。彼女の歴戦の経験が、それを教えていた。
行き先が決まれば、後はそこを目指すだけ。驚くほど手早く荷物をまとめ、彼女は歩き始める。
「……ルーティのことも心配だが、彼女なら…どうにか生き延びそうだな」
水場を目指して進む彼女は歩きながら、彼女の相方であるルーティ・カトレットのことを考えた。
この戦いが人間同士のものならば、ルーティの話術はきっと彼女が生き延びるための最大の武器になっているだろう。
「私は、武器になりそうなものはこれしかないからな」
槍の持ち方で携える、木製の棒ハヌマンシャフトを眺め、苦笑する。
自分のような奴を見つけて、ルーティはきっと生き残っているに違いない。
身近なものには非常に現実的な反面、彼女は縁遠いものに対しては楽天的な考え方であった。
【マリー】
状態:無傷
所持品:ハヌマンシャフト その他不明
行動方針:まずは生きるために動く
現在地:E4砂漠
状態:無傷
所持品:ハヌマンシャフト その他不明
行動方針:まずは生きるために動く
現在地:E4砂漠