メンバー増員中
ジファイブの町。なんだかそのまんまの名前の町だ。
きっと誰でも覚えられるようにという配慮の上でこういう名前にしているのだろう。
きっと誰でも覚えられるようにという配慮の上でこういう名前にしているのだろう。
町と村の中間といった方がいいのだろうか?
建物はミンツやバロールよりは田舎だけれどラシュアンよりはもうちょっと都会っぽいといった感じ。
町を四分するように通りが十字に走っていて、道に沿うように木が植えてある。
町の中心には教会があって、その前は噴水広場になっている。
教会自体は決して大きくはないけれど、塔は立派なものだ。
あそこなら町全体も町の周りも十分見渡せることだろう。
もともとあった町をモデルにしたのか、それともこのゲームのためにあの男が作ったものなのかは分からないけど、
それほど大きい町ではないみたいだ。むしろ大きかったら困る。私が迷ってしまう。
ユアンさんが言うには、武器防具、道具があるかどうかは怪しいとのこと。
雑貨や日用品程度はあるかもしれないらしい。
建物はミンツやバロールよりは田舎だけれどラシュアンよりはもうちょっと都会っぽいといった感じ。
町を四分するように通りが十字に走っていて、道に沿うように木が植えてある。
町の中心には教会があって、その前は噴水広場になっている。
教会自体は決して大きくはないけれど、塔は立派なものだ。
あそこなら町全体も町の周りも十分見渡せることだろう。
もともとあった町をモデルにしたのか、それともこのゲームのためにあの男が作ったものなのかは分からないけど、
それほど大きい町ではないみたいだ。むしろ大きかったら困る。私が迷ってしまう。
ユアンさんが言うには、武器防具、道具があるかどうかは怪しいとのこと。
雑貨や日用品程度はあるかもしれないらしい。
町の観察はそこそこにして、早くグリッドさんと合流しないといけない。
ユアンさんと二人っていうのは雰囲気的に少し気まずい。
こんな状況だからなのかもしれないけれど、彼からは少し冷たい印象を受けるわけで。
ユアンさんと二人っていうのは雰囲気的に少し気まずい。
こんな状況だからなのかもしれないけれど、彼からは少し冷たい印象を受けるわけで。
ここに飛ばされたとき、初めは怖かった。絶対殺されると思った。でも彼は仲間になって欲しいと言ってくれた。
彼の言動にはなんか和んだし、何故か離れたいとは思わない。
恋とかそういうものじゃない。ただ、彼には人を引きつける魅力でもあるのかもしれない。
だから、グリッドさんは、欠けては困る存在だと思う。
…ただ、支給品の無駄遣いはやめてほしいけれど。
エナジーブレットもそうだし、さっきもユアンさんの持ち物の香水かなにかが入っているビンを使っていたと思う。
グリッドさんは割とすぐ見つかった。
木に普通に引っかかっていた。箒もそばに落ちている。電気が切れたらしい。意外と早い。
ユアンさんが言うには、空を飛ぶというある意味万能な能力はかなり制限されているとのこと。
「やぁ、済まない。少しヘマをしてしまった」
あれはヘマのレベルだろうか? あんなのに乗るべきではないと思うのだけれど。
「それでだな、今すぐ降りたいのだが、この木の傾きが急で降りられない」
また頭が痛くなってきた。
「まったく、世話の焼ける…。ロープか何かがあるだろう。持ってきてやれ」
何で私、と思ったが、ユアンさんは危ないオジサンに襲われて、疲れてると言っていた。見た感じそうは見えないが。
ジェットブーツは偉大だと思う。あちこちを走り回っていると、ロープは意外と早く見つかった。
おそらく荷造り用なのだろう。町の入り口にあった。けれど、どうも誰か来ているらしい。
赤い髪の女の子。私はマジックミストを発動させ、急いで逃げた。
そういえば、着ているのがミンツ大学の制服だった気がする。
彼の言動にはなんか和んだし、何故か離れたいとは思わない。
恋とかそういうものじゃない。ただ、彼には人を引きつける魅力でもあるのかもしれない。
だから、グリッドさんは、欠けては困る存在だと思う。
…ただ、支給品の無駄遣いはやめてほしいけれど。
エナジーブレットもそうだし、さっきもユアンさんの持ち物の香水かなにかが入っているビンを使っていたと思う。
グリッドさんは割とすぐ見つかった。
木に普通に引っかかっていた。箒もそばに落ちている。電気が切れたらしい。意外と早い。
ユアンさんが言うには、空を飛ぶというある意味万能な能力はかなり制限されているとのこと。
「やぁ、済まない。少しヘマをしてしまった」
あれはヘマのレベルだろうか? あんなのに乗るべきではないと思うのだけれど。
「それでだな、今すぐ降りたいのだが、この木の傾きが急で降りられない」
また頭が痛くなってきた。
「まったく、世話の焼ける…。ロープか何かがあるだろう。持ってきてやれ」
何で私、と思ったが、ユアンさんは危ないオジサンに襲われて、疲れてると言っていた。見た感じそうは見えないが。
ジェットブーツは偉大だと思う。あちこちを走り回っていると、ロープは意外と早く見つかった。
おそらく荷造り用なのだろう。町の入り口にあった。けれど、どうも誰か来ているらしい。
赤い髪の女の子。私はマジックミストを発動させ、急いで逃げた。
そういえば、着ているのがミンツ大学の制服だった気がする。
なんとか三人の待っているところまでたどり着いたけれど、ユアンさんはかなりイライラしているらしい。
「遅い! ロープ一本にいつまでかかっている!?」
数本持ってきたのは秘密だ。というより、絡まっていたから仕方がない。
「すみません、私方向音痴なもので。そ、そんなことより、誰かここに来てます!」
「それは、こいつのことか?」
そういえば、さっきから一人増えていた。確かに町の入り口で出会った女の子。この人って?
「あれ? 「姿なき晶霊術士」事件を解決した、探偵部のプリムラさん、ですよね?」
「あ、知ってる? 私もすっかり有名人ね。まあ、こんな状況だし、いきなり逃げたのは許してあげるわ」
ユアンさんはため息をついて座り込んでいるようだ。よほど疲れたのだろうか。
「遅い! ロープ一本にいつまでかかっている!?」
数本持ってきたのは秘密だ。というより、絡まっていたから仕方がない。
「すみません、私方向音痴なもので。そ、そんなことより、誰かここに来てます!」
「それは、こいつのことか?」
そういえば、さっきから一人増えていた。確かに町の入り口で出会った女の子。この人って?
「あれ? 「姿なき晶霊術士」事件を解決した、探偵部のプリムラさん、ですよね?」
「あ、知ってる? 私もすっかり有名人ね。まあ、こんな状況だし、いきなり逃げたのは許してあげるわ」
ユアンさんはため息をついて座り込んでいるようだ。よほど疲れたのだろうか。
「あ~、君たち、困るなぁ。漆黒の翼のリーダーは俺だぞ。メンバーを増やすのは俺を通してもらわないと」
グリッドさんは相変わらずだ。そういえば、彼を下ろすためにロープを取りに行っていたんだっけ…。
「ちょっと、天下のミンツ大一の名探偵の私が協力してあげようっていうのに、それを断るわけ?」
「君の働き次第だ。見事、この俺を木から下ろして見せたまえ!」
「このプリムラ様にかかればそんなことは朝飯前よ!」
…ロープあるのに何を言ってるんだろう?
プリムラさんが普通にロープを投げた。
グリッドさんが木の枝にそれを結んで、普通に下りてきた。
グリッドさんは相変わらずだ。そういえば、彼を下ろすためにロープを取りに行っていたんだっけ…。
「ちょっと、天下のミンツ大一の名探偵の私が協力してあげようっていうのに、それを断るわけ?」
「君の働き次第だ。見事、この俺を木から下ろして見せたまえ!」
「このプリムラ様にかかればそんなことは朝飯前よ!」
…ロープあるのに何を言ってるんだろう?
プリムラさんが普通にロープを投げた。
グリッドさんが木の枝にそれを結んで、普通に下りてきた。
「やあ、君の働き、素晴らしい! 我らの組織に加えてあげよう!」
…いい加減、仲間になって下さいと言えばいいのに。
「ただ、君の称号は思いつかないので、しばらく無しで我慢してくれ」
むしろ私達も称号はいらないのだが。
「『大食らい』を譲ろうか?」
ユアンさんが提案するが、あっさりと断られた。
…いい加減、仲間になって下さいと言えばいいのに。
「ただ、君の称号は思いつかないので、しばらく無しで我慢してくれ」
むしろ私達も称号はいらないのだが。
「『大食らい』を譲ろうか?」
ユアンさんが提案するが、あっさりと断られた。
私達は教会の方へ入っていった。中は意外と広い。
一階中央に礼拝堂、その左右に二階へ上がるためのスロープ、二階の扉の向こうは宿直室だ。
部屋には屋上へ上がる階段があり、これは塔へつづいているのだろう。
ユアンさんは宿直室で休んでいる。
私達は見張り。あっちで煙が上がったり、向こうで何か光ったり。どちらもかなり距離があるようだ。
ここでプリムラさんが思いついたらしい。
「ねえ、仕掛けでも作ってみない?」
「仕掛けですか?」
「鳴子みたいなものだけどね。爆弾作って知り合いがかかっちゃっても困るし」
爆弾は例えで、彼女自身にそんなものを作る能力は無いようだ。
あのとき作り方を聞いておけばよかったとか愚痴をこぼしてはいるけれど。
一階中央に礼拝堂、その左右に二階へ上がるためのスロープ、二階の扉の向こうは宿直室だ。
部屋には屋上へ上がる階段があり、これは塔へつづいているのだろう。
ユアンさんは宿直室で休んでいる。
私達は見張り。あっちで煙が上がったり、向こうで何か光ったり。どちらもかなり距離があるようだ。
ここでプリムラさんが思いついたらしい。
「ねえ、仕掛けでも作ってみない?」
「仕掛けですか?」
「鳴子みたいなものだけどね。爆弾作って知り合いがかかっちゃっても困るし」
爆弾は例えで、彼女自身にそんなものを作る能力は無いようだ。
あのとき作り方を聞いておけばよかったとか愚痴をこぼしてはいるけれど。
「作れるんですか?」 「名探偵はプロの犯罪者にもなりうるっていうでしょ。私に任せておけば大丈夫だって」
「俺は賛同できないぞ。勇者ともあろうものが、そのようなセコイ手段に頼ろうとは…」
「それじゃあ、勇者さんは引き続き見張りをお願いね」
グリッドさんは後悔したらしい。確かに一人での見張りはつまらないものだろう。
「三人もいるんだし、二人くらい抜けたって大丈夫よ。あ、それ貸してね」
彼のアイテムを半ば強引に取った。まあここなら弓矢も届かないだろうし、術もかわせるだろう。
「俺は賛同できないぞ。勇者ともあろうものが、そのようなセコイ手段に頼ろうとは…」
「それじゃあ、勇者さんは引き続き見張りをお願いね」
グリッドさんは後悔したらしい。確かに一人での見張りはつまらないものだろう。
「三人もいるんだし、二人くらい抜けたって大丈夫よ。あ、それ貸してね」
彼のアイテムを半ば強引に取った。まあここなら弓矢も届かないだろうし、術もかわせるだろう。
投げるための分厚い本(著:ミクトランとか書いてあった)とか皿とか食器を持ってきた。
小さな石像を持ってきたのは驚いたが、主催者をかたどっているから罰は当たらないだろう、というより真っ先に投げよう。
それから、教会の塔にロープを結びつけた。緊急用の脱出手段らしい。
プリムラさん曰く。名探偵入門212ページ。
『あらゆる状況をあらかじめ想定していれば、百のピンチからも必ず生還できるものなり』だそうだ。
「で、他にどんなことをするんです?」
「ん~? どうしよう…?」
今一生懸命考えているらしい。大丈夫だろうか。
小さな石像を持ってきたのは驚いたが、主催者をかたどっているから罰は当たらないだろう、というより真っ先に投げよう。
それから、教会の塔にロープを結びつけた。緊急用の脱出手段らしい。
プリムラさん曰く。名探偵入門212ページ。
『あらゆる状況をあらかじめ想定していれば、百のピンチからも必ず生還できるものなり』だそうだ。
「で、他にどんなことをするんです?」
「ん~? どうしよう…?」
今一生懸命考えているらしい。大丈夫だろうか。
【グリッド 生存確認】
所持品:無し
状態:擦り傷、チャームボトルを使っている
行動方針:漆黒の翼のリーダーとして行動、見張り中
所持品:無し
状態:擦り傷、チャームボトルを使っている
行動方針:漆黒の翼のリーダーとして行動、見張り中
【カトリーヌ 生存確認】
所持品:マジックミスト、ジェットブーツ、エナジーブレット×2、ロープ数本
状態:擦り傷
行動方針:漆黒の翼の一員として行動。プリムラと、トラップを作る。材料探し
所持品:マジックミスト、ジェットブーツ、エナジーブレット×2、ロープ数本
状態:擦り傷
行動方針:漆黒の翼の一員として行動。プリムラと、トラップを作る。材料探し
【ユアン 生存確認】
所持品:占いの本、エナジーブレット、フェアリィリング、ミスティブルーム
状態:疲労回復中
行動方針:漆黒の翼の一員として行動。休んで、仲間捜し
所持品:占いの本、エナジーブレット、フェアリィリング、ミスティブルーム
状態:疲労回復中
行動方針:漆黒の翼の一員として行動。休んで、仲間捜し
【プリムラ 生存確認】
状態:健康
所持品:セイファートキー、?、チャームボトルの瓶、ナイトメアブーツ、エナジーブレット、C・ケイジ
行動方針:漆黒の翼の一員として行動。トラップを作る。材料探し
状態:健康
所持品:セイファートキー、?、チャームボトルの瓶、ナイトメアブーツ、エナジーブレット、C・ケイジ
行動方針:漆黒の翼の一員として行動。トラップを作る。材料探し