崩壊の序曲
静かな森の中から、二人の男の声が聞こえる。
「おやおや、そんなに気を猛らせて。そんなにあの女性が大切だったのですか?まあ私にはどうでもいい人物ですが」
並み居る木々の枝に悠然と佇むその男、ソロンを見上げながら、金髪の男、ダオスはその男を強く睨み付けた。
「・・・ふざけるな!」
彼がそう叫ぶと同時に、ソロンの頭上から突如雷が起こり、足元から土塊が飛び出し、 彼から男へ向けて火の玉、氷柱が飛んだ。
しかしそうした攻撃も、煙幕と共に姿を消した男には届かなかった。
「怖いですね、その表情。
あまり怒りに囚われすぎると顔が恐ろしいままになっちゃいますよ。
まあ、私はそういう歪んだ顔の方が好きですが。アハハハハハハハハ!!!」 いつの間にか自身の後ろに出現していた男に対し、再度術を放つも再び消えてしまった。
「逃げるな。マーテルを傷つけておきながら、私と戦うのを臆するか。卑怯者が」
「やれやれ、随分な言いがかりですね。まあ卑怯なんて言葉はむしろ誉め言葉としてありがたく受け取っておきますが、
それについてはあなたの不注意が原因の一つであるのではないですか?」
痛い所を突かれたらしく、ダオスは顔をしかめる。だがやがて憤然とした面持ちでソロンを見やると、声高く言った。
「確かに私の不注意ではあった。だが、もうあのような失敗はしない。
私は彼女を守り通す。その為にも今、ここでお前を葬る!」
もう一度ファイアーボールを飛ばし、ソロンの位置を動かす。次に奴が現れた場所へ、間髪いれずに追撃をする。
ダオスは両手を開いたまま前に突き出し、大きく脚を広げ地面を強く踏んだ。
「ダオスレーザー!」
極太のマナエネルギーの塊が、木々をなぎ倒し草を焼きながら収縮して突き進んでいった。
それは確実に男に直撃すると思われたが、またしても男は煙の如く消え去ってしまった。
「あ~、駄目ですよ、その程度で私に当てようなんて。それにあなたも、
こんな序盤からそんな大技を撃っていては、いつか力尽きてあっけなくやられてしまいますよ?」
敵である自分に忠告をしてくれるとは、この男、どこまでふざけるつもりだ。
ダオスは内心そう思いつつ、次なる攻撃に出ようと構えていた。
遠距離戦が駄目なら、接近して戦うまでだ。
「まだやる気ですか。どうやら逃がしてはくれないみたいですね。
いやぁ困った、困りましたね。ええ、実に困りましたよ。困りすぎて独り言を言いたくなりました」
独り言と言いつつ、しっかりとダオスに聞くことができる声で話す男の言葉を聞きながらも、
彼は一瞬の隙を逃すまいと神経を集中させていた。
「あなたは私が単独で動いてると思っているかもしれませんが、
そういえば私には弟子がいましてね~、彼は今頃うまくやってるのでしょうか」
「何・・・?」
「ああ、勿論独り言ですからお気になさらずに。
いやぁ、もし彼が今あなたのお仲間を襲っているとしたら、これに勝る喜劇は無いでしょうなぁ」
男の独白に、ダオスは身震いした。まさか、いや、そんなことが・・・?
「馬鹿な」
「もしこれであなたの大切な人が亡くなられたら、
あなたは全く同じパターンでお仲間を二度も傷つけたことになりますね。
いやぁ、想像するだけで腹がよじれそうだ!!アハハハハハハハハハハ!!!」
大げさに腹を抱えて笑みを浮かべるソロンをよそに、ダオスは猛然と駆け出していた。
そんなことが、本当に・・・・・・!?
もしそうだとしたら、自分は最早生きていけないほどの大馬鹿者だ。
はやる気持ちを抑えつつ、彼は元来た道を戻っていた。
「やれやれ・・・」
ダオスの姿が消えたのを見届けると、ソロンは軽やかに跳躍し森の中へ消えた。
あの男は間違いなくこの試合で最強クラスの力を持っている。
そんな者とまともにやりあえば、こちらは当然無事ですまない。
ソロンはそうなるつもりは更々無かった。わざわざ嘘を付いてまで彼から逃れたのは、
せっかくこんな面白いゲームに招待されたのだから、
もっともっと色んな参加者達の姿を見て、かき乱してやりたかった。
そうすることで浮き彫りになる人間の醜い素顔、奇麗事を口にする青二才どもの仮面が剥がれ落ちるその瞬間、
そういったものを想像するだけで男の心は絶頂に達しかけた。
「全く、こいつは最高のゲームですよ!!」
木々の上を駆けながら、ソロンは大声でそう叫んだ。その顔は、既に常人のものでは無かった。
「マーテル!」
「ダオスさん!」
いち早く反応したのは金髪の、といってもダオス達に比べればやや色素の薄い髪の少女、シャーリィだった。
真っ先にマーテルの容態を見る。が、その姿は彼がこの場を立ち去る前より変わっておらず、
いやむしろ、顔色もよくなっているようだった。
「・・・お前のくれた薬が効いたようだ」
背後から声がし、振り向くとマーテルと同じ輝くような金髪の少年、ミトスが立っていた。
あまり気もちよさそうでない表情と、少しトゲのある言い方から、まだ少年は自分を咎めているのだ、と彼は思った。
「心配かけて、御免なさい・・・」
マーテルが苦しそうに身を上げる。傷も殆ど直っている。
どうやらこの島においても、回復アイテムは正常に機能するようだった。
三人の様子を見るに、彼が居ない間に何かあったとは思えない。
ということは、やはりあの男、はったりをかけたのか。
ちっ、と軽く舌打ちをすると、とりあえずマーテルが無事だったことに安堵した。
「あまり無理はなさらないで下さい。とにかくあなたが無事でよかった」
立ち上がろうとするマーテルに手を貸してから、辺りを見回した。少しずつ空が暗くなり始めていた。
ふとミトスが厳しい顔でこちらを睨んでいる事に気付いた。
マーテルとシャーリィに背を向け、彼女等と少し離れて彼は少年と話した。
「どうした?」
「敵は・・・姉さまを襲った奴はどうした」
ダオスは少し黙り込んだ。あの時、気を荒げて襲撃者に向かっていったのは彼自身だった。
「いや・・・逃げられた」
「何だと!?」
少年の語気が強まる。あからさまにダオスの手落ちを批判しているようだった
「お前・・・もしこれでまた姉さまが襲われたりしたら、お前のせいだからな!
こんなことなら、僕が敵を倒しに行けばよかった・・・!」
彼は反論しなかった。自分の判断ミスが今回の事態を招いたのは確かだし、
それに、この少年は彼が睨んでいた通りの凄まじいマナの持ち主であった。
「いいか」
少年が続けて言った。
「僕はお前を信用しない。姉さまは僕が守る。
けど、もしお前のせいでまた姉さまが傷つくことがあれば、僕はお前を許さない」
「・・・了解した。ただし、約束がある」
少年の表情が一瞬こわばったように見えた
。 「な、なんだ・・・」
「守ると言った以上、必ずマーテルを守れ。私も全力を尽くそう。彼女は失われてはならない」
しばらく黙っていたが、やがて表情を引き締めキッとダオスを睨むと、力強く言った。
「言われなくてもそうするつもりだ」
「なら、安心だ」
既に空は暗く、ゲームが始まってから結構な時間が経過していた。
ダオスは参加者全員に支給されていた時計を見た。
「もうすぐ、最初の放送か・・・」
その放送で、それまでに死んだ者達の名と、禁止エリアの位置と時間が発表されるらしかった。
先程彼らを襲った神出鬼没の男といい、ゲームに乗った者は少なくないようだった。
彼は神経を尖らせ、周囲を見回した。もう何人たりとも、マーテルに近づけさせはしない。
「おやおや、そんなに気を猛らせて。そんなにあの女性が大切だったのですか?まあ私にはどうでもいい人物ですが」
並み居る木々の枝に悠然と佇むその男、ソロンを見上げながら、金髪の男、ダオスはその男を強く睨み付けた。
「・・・ふざけるな!」
彼がそう叫ぶと同時に、ソロンの頭上から突如雷が起こり、足元から土塊が飛び出し、 彼から男へ向けて火の玉、氷柱が飛んだ。
しかしそうした攻撃も、煙幕と共に姿を消した男には届かなかった。
「怖いですね、その表情。
あまり怒りに囚われすぎると顔が恐ろしいままになっちゃいますよ。
まあ、私はそういう歪んだ顔の方が好きですが。アハハハハハハハハ!!!」 いつの間にか自身の後ろに出現していた男に対し、再度術を放つも再び消えてしまった。
「逃げるな。マーテルを傷つけておきながら、私と戦うのを臆するか。卑怯者が」
「やれやれ、随分な言いがかりですね。まあ卑怯なんて言葉はむしろ誉め言葉としてありがたく受け取っておきますが、
それについてはあなたの不注意が原因の一つであるのではないですか?」
痛い所を突かれたらしく、ダオスは顔をしかめる。だがやがて憤然とした面持ちでソロンを見やると、声高く言った。
「確かに私の不注意ではあった。だが、もうあのような失敗はしない。
私は彼女を守り通す。その為にも今、ここでお前を葬る!」
もう一度ファイアーボールを飛ばし、ソロンの位置を動かす。次に奴が現れた場所へ、間髪いれずに追撃をする。
ダオスは両手を開いたまま前に突き出し、大きく脚を広げ地面を強く踏んだ。
「ダオスレーザー!」
極太のマナエネルギーの塊が、木々をなぎ倒し草を焼きながら収縮して突き進んでいった。
それは確実に男に直撃すると思われたが、またしても男は煙の如く消え去ってしまった。
「あ~、駄目ですよ、その程度で私に当てようなんて。それにあなたも、
こんな序盤からそんな大技を撃っていては、いつか力尽きてあっけなくやられてしまいますよ?」
敵である自分に忠告をしてくれるとは、この男、どこまでふざけるつもりだ。
ダオスは内心そう思いつつ、次なる攻撃に出ようと構えていた。
遠距離戦が駄目なら、接近して戦うまでだ。
「まだやる気ですか。どうやら逃がしてはくれないみたいですね。
いやぁ困った、困りましたね。ええ、実に困りましたよ。困りすぎて独り言を言いたくなりました」
独り言と言いつつ、しっかりとダオスに聞くことができる声で話す男の言葉を聞きながらも、
彼は一瞬の隙を逃すまいと神経を集中させていた。
「あなたは私が単独で動いてると思っているかもしれませんが、
そういえば私には弟子がいましてね~、彼は今頃うまくやってるのでしょうか」
「何・・・?」
「ああ、勿論独り言ですからお気になさらずに。
いやぁ、もし彼が今あなたのお仲間を襲っているとしたら、これに勝る喜劇は無いでしょうなぁ」
男の独白に、ダオスは身震いした。まさか、いや、そんなことが・・・?
「馬鹿な」
「もしこれであなたの大切な人が亡くなられたら、
あなたは全く同じパターンでお仲間を二度も傷つけたことになりますね。
いやぁ、想像するだけで腹がよじれそうだ!!アハハハハハハハハハハ!!!」
大げさに腹を抱えて笑みを浮かべるソロンをよそに、ダオスは猛然と駆け出していた。
そんなことが、本当に・・・・・・!?
もしそうだとしたら、自分は最早生きていけないほどの大馬鹿者だ。
はやる気持ちを抑えつつ、彼は元来た道を戻っていた。
「やれやれ・・・」
ダオスの姿が消えたのを見届けると、ソロンは軽やかに跳躍し森の中へ消えた。
あの男は間違いなくこの試合で最強クラスの力を持っている。
そんな者とまともにやりあえば、こちらは当然無事ですまない。
ソロンはそうなるつもりは更々無かった。わざわざ嘘を付いてまで彼から逃れたのは、
せっかくこんな面白いゲームに招待されたのだから、
もっともっと色んな参加者達の姿を見て、かき乱してやりたかった。
そうすることで浮き彫りになる人間の醜い素顔、奇麗事を口にする青二才どもの仮面が剥がれ落ちるその瞬間、
そういったものを想像するだけで男の心は絶頂に達しかけた。
「全く、こいつは最高のゲームですよ!!」
木々の上を駆けながら、ソロンは大声でそう叫んだ。その顔は、既に常人のものでは無かった。
「マーテル!」
「ダオスさん!」
いち早く反応したのは金髪の、といってもダオス達に比べればやや色素の薄い髪の少女、シャーリィだった。
真っ先にマーテルの容態を見る。が、その姿は彼がこの場を立ち去る前より変わっておらず、
いやむしろ、顔色もよくなっているようだった。
「・・・お前のくれた薬が効いたようだ」
背後から声がし、振り向くとマーテルと同じ輝くような金髪の少年、ミトスが立っていた。
あまり気もちよさそうでない表情と、少しトゲのある言い方から、まだ少年は自分を咎めているのだ、と彼は思った。
「心配かけて、御免なさい・・・」
マーテルが苦しそうに身を上げる。傷も殆ど直っている。
どうやらこの島においても、回復アイテムは正常に機能するようだった。
三人の様子を見るに、彼が居ない間に何かあったとは思えない。
ということは、やはりあの男、はったりをかけたのか。
ちっ、と軽く舌打ちをすると、とりあえずマーテルが無事だったことに安堵した。
「あまり無理はなさらないで下さい。とにかくあなたが無事でよかった」
立ち上がろうとするマーテルに手を貸してから、辺りを見回した。少しずつ空が暗くなり始めていた。
ふとミトスが厳しい顔でこちらを睨んでいる事に気付いた。
マーテルとシャーリィに背を向け、彼女等と少し離れて彼は少年と話した。
「どうした?」
「敵は・・・姉さまを襲った奴はどうした」
ダオスは少し黙り込んだ。あの時、気を荒げて襲撃者に向かっていったのは彼自身だった。
「いや・・・逃げられた」
「何だと!?」
少年の語気が強まる。あからさまにダオスの手落ちを批判しているようだった
「お前・・・もしこれでまた姉さまが襲われたりしたら、お前のせいだからな!
こんなことなら、僕が敵を倒しに行けばよかった・・・!」
彼は反論しなかった。自分の判断ミスが今回の事態を招いたのは確かだし、
それに、この少年は彼が睨んでいた通りの凄まじいマナの持ち主であった。
「いいか」
少年が続けて言った。
「僕はお前を信用しない。姉さまは僕が守る。
けど、もしお前のせいでまた姉さまが傷つくことがあれば、僕はお前を許さない」
「・・・了解した。ただし、約束がある」
少年の表情が一瞬こわばったように見えた
。 「な、なんだ・・・」
「守ると言った以上、必ずマーテルを守れ。私も全力を尽くそう。彼女は失われてはならない」
しばらく黙っていたが、やがて表情を引き締めキッとダオスを睨むと、力強く言った。
「言われなくてもそうするつもりだ」
「なら、安心だ」
既に空は暗く、ゲームが始まってから結構な時間が経過していた。
ダオスは参加者全員に支給されていた時計を見た。
「もうすぐ、最初の放送か・・・」
その放送で、それまでに死んだ者達の名と、禁止エリアの位置と時間が発表されるらしかった。
先程彼らを襲った神出鬼没の男といい、ゲームに乗った者は少なくないようだった。
彼は神経を尖らせ、周囲を見回した。もう何人たりとも、マーテルに近づけさせはしない。
ダオスが見張りをしている場所から少し離れた場所で、残る三人は休息を取っていた。
当然、先程のソロンの襲撃もあって、何か異変があればすぐに気付ける距離ではあった。
そしてダオスは限界まで気を張っていた。
この状態なら、例え空間を跳躍して接近してきても、大気の異常にすぐに気付けるはずだった。
疲れがたまったか、姉と再会できて気が緩んでいるのか、ミトスは既に眠ってしまっていた。
その傍らでマーテルとシャーリィが話し込んでいる。
「もうすぐ・・・放送があるみたいですね」
「お兄ちゃん・・・大丈夫かな・・・」
シャーリィは物憂げにつぶやいた。
彼女の最も大切な人、セネル・クーリッジもまた、この島のどこかに居るはずなのだが。
「不安なのですか?」
「はい・・・こんなことになってしまって・・・それに何だか、とっても嫌な予感がするの・・・」
マーテルは姉が妹を慰めるように、シャーリィの頭を撫でた。そして口調も柔らかく、少女に語りかけた。
「大丈夫よ。家族は、強い絆で結ばれているものなの。だからあなたも、きっとお兄さんに会える」
「あ・・・」
何かを思い出したように少女は口を開けた。
「どうしたの?」
「いえ、ここに来る前に、魔法陣に乗る前に・・・私達の仲間の人も、同じようなことを言ってました」
「そう・・・きっとその人は、家族をとても大切にしてる人なのね」
「ええ、ことあるごとに『ワイらは家族じゃ』って言って・・・お兄ちゃんとも仲がよかった・・・」
その彼も、このゲームの参加者だった。
「お兄ちゃん・・・」
さみしげに、再度つぶやく。マーテルは少女を抱きしめた。
当然、先程のソロンの襲撃もあって、何か異変があればすぐに気付ける距離ではあった。
そしてダオスは限界まで気を張っていた。
この状態なら、例え空間を跳躍して接近してきても、大気の異常にすぐに気付けるはずだった。
疲れがたまったか、姉と再会できて気が緩んでいるのか、ミトスは既に眠ってしまっていた。
その傍らでマーテルとシャーリィが話し込んでいる。
「もうすぐ・・・放送があるみたいですね」
「お兄ちゃん・・・大丈夫かな・・・」
シャーリィは物憂げにつぶやいた。
彼女の最も大切な人、セネル・クーリッジもまた、この島のどこかに居るはずなのだが。
「不安なのですか?」
「はい・・・こんなことになってしまって・・・それに何だか、とっても嫌な予感がするの・・・」
マーテルは姉が妹を慰めるように、シャーリィの頭を撫でた。そして口調も柔らかく、少女に語りかけた。
「大丈夫よ。家族は、強い絆で結ばれているものなの。だからあなたも、きっとお兄さんに会える」
「あ・・・」
何かを思い出したように少女は口を開けた。
「どうしたの?」
「いえ、ここに来る前に、魔法陣に乗る前に・・・私達の仲間の人も、同じようなことを言ってました」
「そう・・・きっとその人は、家族をとても大切にしてる人なのね」
「ええ、ことあるごとに『ワイらは家族じゃ』って言って・・・お兄ちゃんとも仲がよかった・・・」
その彼も、このゲームの参加者だった。
「お兄ちゃん・・・」
さみしげに、再度つぶやく。マーテルは少女を抱きしめた。
ダオスは空を見上げた。
絶対に、誰も、マーテルに近づけさせも傷つけさせもしない。
緩みかけた精神を再度張り詰めなおす。睡眠など取るつもりは無かった。
・・・・・・しかし、襲撃者のこともあり、彼は外部に気を取られすぎていた。
彼はこの時気付いていなかった。
いずれ彼自身をも焼くことになるだろう炎の火種が、彼の外側では無く、内側に存在していたことを。
絶対に、誰も、マーテルに近づけさせも傷つけさせもしない。
緩みかけた精神を再度張り詰めなおす。睡眠など取るつもりは無かった。
・・・・・・しかし、襲撃者のこともあり、彼は外部に気を取られすぎていた。
彼はこの時気付いていなかった。
いずれ彼自身をも焼くことになるだろう炎の火種が、彼の外側では無く、内側に存在していたことを。
【ダオス 生存確認】
所持品:エメラルドリング
現在位置:B7の森林地帯
状態:多少TP消費 精神の緊張
行動方針:マーテルを守る :マーテルと行動
所持品:エメラルドリング
現在位置:B7の森林地帯
状態:多少TP消費 精神の緊張
行動方針:マーテルを守る :マーテルと行動
【ミトス 生存確認】
所持品:ロングソード ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:擦り傷
行動方針:マーテルを守る :マーテルと行動 :クラトスとの合流 :ダオスを信用しない
所持品:ロングソード ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:擦り傷
行動方針:マーテルを守る :マーテルと行動 :クラトスとの合流 :ダオスを信用しない
【マーテル 生存確認】
所持品:双眼鏡 邪剣ファフニール アクアマント
現在位置:B7の森林地帯
状態:極めて普通
行動方針:ダオス達と行動: ユアン、クラトスとの合流 :戦いをやめさせる
所持品:双眼鏡 邪剣ファフニール アクアマント
現在位置:B7の森林地帯
状態:極めて普通
行動方針:ダオス達と行動: ユアン、クラトスとの合流 :戦いをやめさせる
【シャーリィ 生存確認】
所持品:???? ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:普通
行動方針:マーテル達と行動
所持品:???? ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:普通
行動方針:マーテル達と行動
【ソロン 生存確認】
所持品:???? ????
現在位置:B7から移動中
状態:狂気
行動方針:周りをかき乱し、傍観して楽しむ
:ジェイの監視
所持品:???? ????
現在位置:B7から移動中
状態:狂気
行動方針:周りをかき乱し、傍観して楽しむ
:ジェイの監視