分裂
お兄ちゃんが死ぬわけない。
だって私のお兄ちゃんだもん。
きっと今もシャーリィ、って私のこと探してる。
ごめんねお兄ちゃん、心配かけて。
すぐにお兄ちゃんのところにいくね。
すぐに行くから、私のこと見つけたら優しく抱きとめて。
頭をなでで「大丈夫」って言ってね。
だって私のお兄ちゃんだもん。
きっと今もシャーリィ、って私のこと探してる。
ごめんねお兄ちゃん、心配かけて。
すぐにお兄ちゃんのところにいくね。
すぐに行くから、私のこと見つけたら優しく抱きとめて。
頭をなでで「大丈夫」って言ってね。
「9人…」
なんという数だろうか。
この短時間の間にそんなにもの人間が死んでしまった。
悲しみながらも放送を聞かなければならない。生き残るために。
マーテルはしばらく言葉を発することが出来なかった。
覚悟はしていたけれど、予想以上につらかった。
私はこの戦いをやめさせることが出来るのだろうか。
少なからずもこのゲームにのった人間は必ずいる。
私の言葉は伝わるのだろうか…
クラトスやユアンは無事…この二人はきっと仲間になってくれる。
まずは信頼できる人間を…
そう考えてる最中にガサリという音が聞こえた。
敵かと身構えるがそこにはただシャーリィが立っていただけだった。
少しの安著、しかし異変にすぐに気づいた。
何かがおかしい。
「…シャーリィ?」
シャーリィは返事をせずに自分の荷物を持つ。そして歩き出す。
「シャーリィ、待って」
しまった。とマーテルは思った。
自分自身の事に気をとられシャーリィへの配慮を忘れていた。
なんていうこと。自分の落ち度だ。
こんなにも小さな子が怖がっていないはずなどないのに。
どうして気づけなかった。なんてばかな事をした。
「一人は、危険よ。待って、」
マーテルは思わず立ち上がってシャーリィの手を掴む。
「待て!マーテル!」
叫んだのはダオス。
「触らないで!!」
マーテルの手を払いナイフを向ける。緊張がはしった。
どくんとマーテルの心臓が動くのが聞こえた。
どうする、どうする、私はどうすればいい。説得を。どうやって?
「シャーリィ…」
「お兄ちゃんが私を待ってるの!邪魔しないで!!」
シャーリィの手はぶるぶると震えていた。いや痙攣していたというほうが正しいか。
この子は怖がってるだけ。混乱しているだけ。大丈夫、大丈夫。
マーテルが説得を試みようと口を開こうとした瞬間。
「姉さまに何をする!!!」
ミトスが声を発しシャーリィへ向かっていく。
「ミトス!だめ!」
シャーリィはミトスを見た。こっちにくる。走ってくる。
私を殺すの?どうしてお兄ちゃんと私の邪魔をするの?
とす、と軽い音がした。
倒れたのはミトス。シャーリィの投げたナイフが足にささった。
軽いうめき声をあげその場に倒れこむ。
シャーリィは走った。
「ミトス!」
ダオスはシャーリィを追いたかったが二人を置いてはいけなかった。
しかしいずれは殺さなければならないだろう。
今はマーテルを守るのを優先させなければ。
誰も私の邪魔をしないで。
お兄ちゃんに会いに行くんだから。
お兄ちゃん、はやく会いたいね。
だってね、私、お兄ちゃんが大好きだもん。
なんという数だろうか。
この短時間の間にそんなにもの人間が死んでしまった。
悲しみながらも放送を聞かなければならない。生き残るために。
マーテルはしばらく言葉を発することが出来なかった。
覚悟はしていたけれど、予想以上につらかった。
私はこの戦いをやめさせることが出来るのだろうか。
少なからずもこのゲームにのった人間は必ずいる。
私の言葉は伝わるのだろうか…
クラトスやユアンは無事…この二人はきっと仲間になってくれる。
まずは信頼できる人間を…
そう考えてる最中にガサリという音が聞こえた。
敵かと身構えるがそこにはただシャーリィが立っていただけだった。
少しの安著、しかし異変にすぐに気づいた。
何かがおかしい。
「…シャーリィ?」
シャーリィは返事をせずに自分の荷物を持つ。そして歩き出す。
「シャーリィ、待って」
しまった。とマーテルは思った。
自分自身の事に気をとられシャーリィへの配慮を忘れていた。
なんていうこと。自分の落ち度だ。
こんなにも小さな子が怖がっていないはずなどないのに。
どうして気づけなかった。なんてばかな事をした。
「一人は、危険よ。待って、」
マーテルは思わず立ち上がってシャーリィの手を掴む。
「待て!マーテル!」
叫んだのはダオス。
「触らないで!!」
マーテルの手を払いナイフを向ける。緊張がはしった。
どくんとマーテルの心臓が動くのが聞こえた。
どうする、どうする、私はどうすればいい。説得を。どうやって?
「シャーリィ…」
「お兄ちゃんが私を待ってるの!邪魔しないで!!」
シャーリィの手はぶるぶると震えていた。いや痙攣していたというほうが正しいか。
この子は怖がってるだけ。混乱しているだけ。大丈夫、大丈夫。
マーテルが説得を試みようと口を開こうとした瞬間。
「姉さまに何をする!!!」
ミトスが声を発しシャーリィへ向かっていく。
「ミトス!だめ!」
シャーリィはミトスを見た。こっちにくる。走ってくる。
私を殺すの?どうしてお兄ちゃんと私の邪魔をするの?
とす、と軽い音がした。
倒れたのはミトス。シャーリィの投げたナイフが足にささった。
軽いうめき声をあげその場に倒れこむ。
シャーリィは走った。
「ミトス!」
ダオスはシャーリィを追いたかったが二人を置いてはいけなかった。
しかしいずれは殺さなければならないだろう。
今はマーテルを守るのを優先させなければ。
誰も私の邪魔をしないで。
お兄ちゃんに会いに行くんだから。
お兄ちゃん、はやく会いたいね。
だってね、私、お兄ちゃんが大好きだもん。
【ダオス 生存確認】
所持品:エメラルドリング
現在位置:B7の森林地帯
状態:多少TP消費 精神の緊張
行動方針:マーテルを守る
:マーテルと行動
:シャーリィを殺す
所持品:エメラルドリング
現在位置:B7の森林地帯
状態:多少TP消費 精神の緊張
行動方針:マーテルを守る
:マーテルと行動
:シャーリィを殺す
【ミトス 生存確認】
所持品:ロングソード ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:擦り傷、足にナイフ割と軽傷
行動方針:マーテルを守る
:マーテルと行動
:クラトスとの合流
:ダオスを信用しない
所持品:ロングソード ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:擦り傷、足にナイフ割と軽傷
行動方針:マーテルを守る
:マーテルと行動
:クラトスとの合流
:ダオスを信用しない
【マーテル 生存確認】
所持品:双眼鏡 邪剣ファフニール アクアマント
現在位置:B7の森林地帯
状態:放送による悲しみ
行動方針:ダオス達と行動
:ユアン、クラトスとの合流
:戦いをやめさせる
所持品:双眼鏡 邪剣ファフニール アクアマント
現在位置:B7の森林地帯
状態:放送による悲しみ
行動方針:ダオス達と行動
:ユアン、クラトスとの合流
:戦いをやめさせる
【シャーリィ 生存確認】
所持品:サバイバルナイフ ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:錯乱
行動方針:セネルをさがす
所持品:サバイバルナイフ ????
現在位置:B7の森林地帯
状態:錯乱
行動方針:セネルをさがす