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「よ、い、しょおおおおぉぉぉぉぉぉぉッ!」

倒壊した神樹を、レストが強引に担ぎ上げる。

「ありがとよ、っと」
「助かりましたわ、レストさん」

その瞬間、挟まれていた日之影とアルルーナは素早く脱出。

「オーライ、オーライ、よしそこで止まって。
 うっわ、ごっそりやられてんねー……まあ回復はこのさやかちゃんにお任せあれってね!」
「さやかちゃん、私も手伝うからね」

そして損傷した位置をあわせ、そこにまどかとさやかの回復魔法が施される。
流石に即全快とはいかない。世界樹を庇う形であのベジータの攻撃をまともに受けたのだから当然だ。
さて断面をあわせ治療を続けるためには担ぎ役も回復役も身動きがとれなくなる。

「折角倒れた怪物がもう治療されているだとぉ!?」
「やらせるな! ドリスコルさんのためにも今が攻めるチャンスだ! 奴らをまとめてSATSUGAIせよ!」

当然、都庁を包囲していたDMC狂信者はそれを許すはずもない。
万が一神樹が復活した場合、彼の巨体から繰り出される全体攻撃を耐えられる者はモブ狂信者の中にはいないのだから。

「SATSUG――ほげぇ!?」

だが彼らは叫ぶ前に消し飛んでいく。
上空から降り注ぐのは魔王ダオスの極技。まずはこれを突破できないことには狂信者は都庁には近寄れない。
まどか達もこの支援攻撃があるからこそ、治療に集中できるのである。

「う、うぅ……」

そして僅か数刻で、神樹の意識は戻った。

「ちくしょおおおおおぉぉぉぉぉぉ! なんてザマだよ俺ぇぇぇぇぇぇぇぇ!
 不甲斐なくて不甲斐なくて……思わず 深 緑 の 聖 棺 が も れ ちゃ う ぅ ぅ ぅ ぅ ! ! 」

そのまま彼は八つ当たり気味に必殺攻撃をぶっ放し、目の前に群れていた狂信者を公園もろとも消し飛ばした。

まただよ(笑)ちゃんと修復してね……(byメガボスゴドラ)

そんな幻聴が聞こえたとかなんとか。
都庁に集まった参加者はどれだけ消耗しようとも、生き延びているのは特に猛者達なのだ。
神樹も復活し、こうして都庁は再び万全に安全な地域に戻った。

……そんなわきゃない。

彼らは知らない。知っていても今までそれどころではなかった。
しかし狂信者よりも遥かにやばい『爆弾』が投下されるのは、このすぐ後のこと。

「ありがとうございます皆さん。ところで知ってましたか? もうすぐ世界が滅ぶそうで。驚きですよね」
「「ゑッ!!??」」

それも、助けを求めてきた味方の黒子による投下である。




その後、地下より帰還した小町達も合流。
ベジータとマーラ様、カオスロワにおいても超理不尽級の強者との地下死闘は甚大な被害をもたらし、影薄達は遠方でも友人達を殺された。
身も心もボロボロで誰もが休みたい状況であり、また休んでも誰も文句は言わなかっただろう。

「お姉さまぁ! ご無事なようでご無事じゃないいぃぃぃ!」
「エリカさん凄いね……あたしと違って痛覚遮断できないのに、よく生身でここまで無茶できるよ」
「私は、直接戦闘はできません。ポケモンや皆さんが負う傷に比べれば、この程度の怪我は耐えてみせますわ」

「小町さん、よく一人であの力の持ち主倒せましたね……」
「いやぁ、はっきり言ってあんた以上の化物であたいも今度こそ死んだかと思ったよ。
 まあ倒せたのはあたいだけの力じゃない。この桑原や、殺されちまったけどその仲間達のおかげさ」
「桑原和真だ。まずは俺の回復と首輪解除、仲間達をちゃんと弔ってくれたことに礼を言わせてくれ」

都庁を目指していたなのは組と呼ばれるチームにおいて、無事にここまでたどり着けたのはエリカと桑原の僅か二人だけ。
それさえも重傷であったためすぐさまさやかが治療を行い、ようやく一息がつける状態になったかと思えばそうもいかない。
黒子の投下した『未来の大災害』の情報は、元々はこのなのは組が持っていた情報なのだから。

「とりあえず、さやかちゃん的にはその未来の話の詳細教えて欲しいんだけど!?」
「まあ落ち着きなって。あたいらが閉じ込められてる最中に、そっちも何があったか教えてくれないかね?」

そして『未来の大災害』だけではない。都庁を守り続けた者達もまた、色々な物を抱え込んでいる。
龍脈の龍や狂信者との死闘に雷竜の死。
マーラ様の顕現、それによる多くの仲間の凌辱死。
悲しきすれ違いにより手を取り合うことができなかった主任組と警察組の存在。
そしてドラゴンハートを解禁し、聖帝軍なる信用できる一団を救うために飛び立った魔物の長と仲間達。

ここに集まり、生き延びてきた者達は皆が多くのものを抱えつつもそれを乗り越えてきた。

語られる情報に、聖帝の存在以外はプラスなものなどありはしない。

止まらない死の連鎖。死神ながら仲間の命を守ろうとする小町の願いは未だ叶わない。

狂信者よりもさらに恐ろしい滅びの未来、二度目の大災害。

誰もが休みたいと願いつつも、休んでいる場合でもないことを理解している。

きっとこれからも、犠牲者は出てしまうのだろう。

それでも全員が覚悟を決めていた。この中ではもっとも一般人かつ子供なあかりすら決意した表情なのだから。

やがて影薄組、なのは組、都庁の軍勢、魔法少女組の生き残り達はそれぞれが口を開き、耳を傾けた。




「……簡潔に、状況をまとめるわ」

都庁入り口に近い一室で、一同は集まっていた。
片隅に廃棄処分予定で転がされていたホワイトボードを持ち出し、ほむらがペンを握る。

「ちょっと待って、あたし頭パンクしそう」
「ならしばらく黙りなさいさやか。未曾有の存在を相手にする時は、全体の統計をとってしっかり対策すべきなの。
 そして統計すらできないなら、とにかく今ある情報を纏めるしかない。安心しなさい、私を含めて多分ここの全員が情報処理しきれてないわ」

語られた多くの情報は、とても一瞬で処理したり流せるものではなかった。
仲間達の死をもう少し悼みたいところだが、やはり大災害の未来は無視できない。
桑原もなのは達が気がかりではあったが、ようやく辿りついた共に未来を変えてくれるかもしれない人間達を前に私情を持ち出すことはなかった。

ちなみにこの一室が使われているのは、万が一の際すぐに外に飛び出せるようにするためである。
狂信者がきがかりではあったが

「ちょっと初心にかえってちゃんとレベリングする」

という神樹の意思も尊重し、彼と頂上のダオスに任せることとなった。
すぐに救援には向かえるし、ドラゴンハートの恩恵で限界突破した神樹は確かに狂信者を一定数始末するたびにレベルアップ音が鳴っている。
これならば残ったメンバーは落ち着いて情報を整理できるだろう。

「とりあえずまずは、この時間軸この世界。
 過去に大災害があって日本以外は全滅。現在においてこの悪夢のような殺し合い。そして……未来における滅びの大災害」
「なのはの話じゃ、見れる未来の内容は本当に近いうちに起きる未来のことらしい。勿論変えられるわけだが……
 くそ、だがユーノが掘られる未来がどうしてあんなことに……!」

大災害の未来は変えられるという桑原だが、未来を変えてしまった結果仲間達があんなことになってしまった苦い経験をしたばかりだ。
そんな桑原の言葉に、レストがぴくりと反応を示した。

「なるほど、そういうことか。多分、そのユーノという子は謎の物質に相当蝕まれていたんだろうね」
「ど、どういう意味だ? 確かに神樹も瘴気だなんだとか言ってはいたが」
「あ、前にあかり達で話してたやつだね。空気中や飲み水にも含まれる、人を作り替えちゃう怖い物質だよ……」
「結局僕らはまだ正体はつかめていませんが、ここ世界樹及びまどかさんが懐かせたフォレスト・セルなら浄化可能なのは確かですよ」
「まじかよ!? だがちょっと待て、それと掘られるのに関係性が見えてこねぇんだが」
「その一番確実かつ最速の治療法があいつにお尻を「ねえ、やっぱりお尻は気持ちいいの?」「まどか、それは嘘なのよ!?」あーもう……」

途中で発言を遮られたが、桑原は全てを察した。
都庁の者が嘘をつく理由はない。つくにしてももう少しまともな嘘を考えるだろう。
つまりあの時なのはが見た未来は『珍しくいい未来』であり、何も知らなっかった自分達がそれを勘違いした結果『最悪の未来』となってしまったのだ。

(だがそんなんわかるわきゃねぇだろうが!?)

だが桑原はたまらず心の中で叫ぶ。
流石にこの件に関しては桑原もなのはも、誰も悪くないだろう。

「こほん、私も理解しましたわ。ユーノさんは主催者が撒いた『何かの』せいで、あのような姿になってしまった。
 ですがあの時のユーノさんはなのはさんだけは識別していて、彼女を守るように去って行った。つまりはまだユーノさんの意思は残っている。
 そしてその口ぶりからしてレストさん、あなたも同じ症状を患いながらもこうして無事でいる。それはユーノさんにも可能性が残っているということでは?」
「ご名答。僕の経験上、あの混沌の力は戦闘を重ねる度に進行が進んでいた。
 僕と同じように感染したことに気がついて、一番優先される思考がそのなのはって子を守ることなら無駄な戦いもしないだろう。
 それなら完全に手遅れになるまでにしばらく時間の猶予はあるはずだ。ユーノを見つけて事情を説明さえすれば、十分戻ってこられると思うよ」
「そうですか、ありがとうございます。やりましたわね、桑原さん」
「お、おう!(でも結局尻は犠牲になっちまうんだな……)」
「可能性があるとわかっただけでも大分気が楽ですわ。そうなるとやはり、今はこの未来の大災害への対策を少しでも考えるべきです」

ユーノが元に戻れる可能性を聞き、なのは組の二人は僅かに表情を和らげるがすぐに引き締まったものへと戻る。
いくらユーノを救えようとも、大災害の未来までの猶予は下手をするとそれ以上に短いのだ。

「しかし対策って言ってもどうすりゃいいんだ。悪いが俺は影が薄いのとちょっと腕っぷしが強いぐらいしか取り柄が無いぞ?」
「そもそも自然災害に人が真正面からぶつかって勝てるわけがないですよ」
「あ、小町さんの力で災害の距離を操ってどこかに飛ばしてもらうとかどうかな?」
「あかり、あたいを殺す気かい? しかし実際問題、大災害はこれまでの敵と違って絶対に倒すことができない相手だ。
 あたいにゃ無理だが、なんとかかわすか耐えきるかの二択しかないんじゃないか?」

実体も意思も持たない大災害は、当然倒すことなど不可能。
生ける災害のようなベジータの方が、あれでも数段マシなのだ。この世に突然降りかかる災害よりも怖いものは存在せず、どんな強者も勝てはしない。

「ほむら、あんたの能力でみんなまとめて安全な時空に飛んだりとかは?」
「愚かね。私の魔法少女としての強さはそれほどでもないのは前に教えたでしょ。フォレスト・セルに浄化させ続けてもそんな魔法は使えないわ。
 そもそも何故か、今は過去や未来への時空干渉ができなくなっているとダオスも言っていたから、彼に頼るのも無理よ」
「逃げ出すのは無理と。なら耐える、まどかやフォレスト・セルのパワーで地球全体に結界みたいなものを張るとかどうよ!?」
「さやかちゃん、無茶言わないでよ! 仮に結界を張れても守れるのは世界樹周辺が限度だろうし、他の場所が災害で滅んじゃ意味がないよ」
「うへぇー……ちょっとちょっと、突然未来が滅びるとか言われて、いざ考えてみても対策思いつかないってシャレになってないんじゃない?」

さやかがつとめて明るく振舞い周りを眺めるが、誰しもが押し黙ってしまう。
世界樹の巫女たるまどかの結界でだめならば、他の魔物の力でも駄目だろう。
時を駆ける少女と魔王すら時を駆けられないのでは、時空魔法での逃走もできない。

『待て、過去と未来が無理でも現在での逃走ならばどうだ? 要はこの星の外、宇宙に飛び出てしまうのだ。
 もともと我らドラゴンを率いる真竜は宇宙の旅団であり、多くの文明が芽生えた星を見てきた。
 かつての災害は宇宙にも及んだというが全ての星が滅びたわけじゃないだろう。大災害が終わるまでそちらに避難するのだ』
「んんwwwwwwお前らみたいな外来ドラゴンと古龍を一緒にしないでほしいんですぞwwwwww
 そんなおふざけ飛行できそうな奴なんてバルファルクくらいしか思いつかないし、多分そいつでも宇宙空間まで飛び出たら死にますぞwwwww」
「あ、でも宇宙船とかなら?」
「なるほど、九州をロボにするような技術があるんだ。巨大な宇宙船を短時間で作る技術も……」

ウォークライの言葉により、宇宙への逃走の可能性が示される。
確かにこちらも難題が山積みではあるが、この星の大災害から逃れるという観点からすれば一番理にかなっている。
若干名がそちらの路線で話を続けようとするが、


「あー……みんなごめん、ちょっと話の腰を折るかたちになっちゃうけどいいかな?」


弱弱しく、レストが手を挙げた。

『どうした主? 確かに宇宙船とかは機械仕掛けで主やダオスは嫌うかもしれないが』
「そういう次元の話じゃないんだ。真面目な話で、でもまだ僕の推測の域はでていない。
 そんな不確実なものだけど、万が一この推測が当たっていた場合は宇宙に逃げるのも無理なんだよ」
「はぁ!? 宇宙ですら駄目ってどういうことよ!?」
「だから落ち着きなさいさやか。その様子からするに、そうは言ってもその推測は結構根拠のある推測なのでしょう?
 正直宇宙脱出計画もなかなか無理があるし、よければ話してもらえるかしら?」
「わかった。ただ、ちょっと長くなるし、結論に辿りつくまで遠回りすることになるよ?
 これには、主催者の用意した首輪や謎の物質のことも絡んでくるからね……」

誰もが思わず言葉を失い、何名かは喉をならす。
空気でわかる。これから語られるのは、絶対にいい話ではない。
だが、それがわかっていながらも全員がその話に耳を傾けた。




「ほむらの言葉通り、情報の整理は必要だ。だから順を追って話すね。
 とりあえず、まずは主催者の用意した首輪からだ。もうみんなの首輪は僕が外したけど、これをみんなはどう考える?」
「どうって……主催者に刃向う奴を拘束し、力も制御するためのものなんじゃないのか?」
「盗聴器もついていましたからね。よからぬ考えの人を粛清、あるいは監視するためのものなのは間違いないのでは?」
「うん、多分それで間違ってはいないね」

仲間達の解答にマルを出すレスト。

「そんなんさやかちゃんにだってわかるっての!」
「へえ? じゃあ、首輪を外した今の君は?」
「そりゃ邪魔なものがなくなったんだし、もう主催者からも邪魔されない本来の強さを持ったスーパーさやかちゃんに決まって……」


「僕は、みんなの首輪を『確かに外した』んだよ? そして外したにもかかわらず『殺されたみんなの名前は放送で呼ばれた』んだ」
「……へ?」

さやかの間の抜けた声が響くが、一気に周りはざわめいた。
今まで死闘続きで気にする余裕もなかったが、言われてみれば確かにその通りなのだ。
首輪を外したにも関わらず、放送で名前を呼ばれる。つまりは主催者側に生死の判断が未だにわかっていることになる。
偵察機などで確認しているという線は薄いだろう。何しろ犠牲者の多くは世界樹の地下で死んでいるのだ。
膨大な情報を誇るカオスロワちゃんねるにも情報がろくに挙がらない世界樹のそれも地下ともなれば、外に漏れるわけがない。

「ここから僕の推測になるけど、この件に関しては多分さっき言った謎の物質が原因だろう。というよりも他に考えようもない。
 首輪と同じように全参加者にまとわりついて、かつ首輪と違って完全に取り除ききれないとなるともうこれしかないよ」
「まさかその物質に識別番号でもついてるってのか? 冗談じゃないぜ……」
「そうだとすると、濃度の差とかも確認されている可能性がありますわ」
「てっことはあれかい、主催者はその物質で殺し合いを促進させつつ、化け物になりそうな奴や他の参加者の生死の情報を管理して、
 さらに首輪をつけてより正確な位置や音声を確認してた……つまるところ二重の監視ってところかい?」
「そうなるね。とんでもなくいやらしい連中だよ。でも今はこれはさほど重要じゃないし、今は対処のしようもない。
 首輪を外したら力が戻ったのは事実だし、この会話も聞かれていないだろう。
 とにかくここで覚えておいて欲しいのは、この物質は『参加者の変化と管理目的』で『首輪のような強力な制限能力はない』っていうことだ」

一同が頷くと、一呼吸おいて話は続けられた。

「これを踏まえた上で、次はちょっと僕らの扱う禁術を紹介しよう」
「え、あんたの術とか別に興味「黙ってさやか」しょぼーん……」

少し距離をとり、レストが術の詠唱をすると、大きな力が発現する。
見た目にこそ変化はないが、力の流れが変化したというべきか。

「禁術、ドラグキャリバー。龍殺しの力を術者に付与させる魔法だ。これなら小学校低学年の子でも太古の神竜をボコボコにできる」
『主やめてください死んでしまいます』
「我、この戦いを生き延びたら女の子をどんどんアへ顔ダブルピースにするんだ、ですぞ……」
「やばいやばい、オオナズチの顔がとても放送できないもんになってる!」

すぐさま術は解除されたが、ドラゴンへの影響は甚大なようだ。
オオナズチの表情を見る限り、禁術なのも納得である。

「次、禁術エーテルリンク。これはまどかには何回か見せているというか、今も使っちゃている術だね。
 部分的な変化はあの物質に侵された時の名残だけど、要は自分以外の誰かや何かと融合して力を高めたり……大切なモノを守るための術だ」

撫でられた角の形を見た一部の者の表情が僅かに暗くなる。
黒子やあかりなどは、生前彼女が撫でられて尻尾を揺らしていた光景を思い出す。
どのような最期であったのかは……何故か聞かない方がいい気がした。それはきっと、その光景を見てしまった者の心の傷を抉るのだから。

「見ての通りだ。禁術といえど、今の僕にはしっかりと使えている。
 それじゃあ最後の禁術。……ゲートリジェクトッ!」

その術が唱えられた瞬間、みしりと空間が歪む。
膨大な魔力が、強引に何かをこじ開け別の道を形成しようとしている。

「っ、この人間界と魔界の境界を繋ぐのに似た感じ、次元干渉系の術か!?」
「その、通り! この世界と、…………こことは違う、普通の人間には絶対に行けない世界とを繋ぐ魔法さ……!」
「す、すごいじゃん! それじゃあその魔法でみんな移動すれば!」

だがその時、異変は起きた。

「ぐっ……!」
「な、なんだこりゃ!?」

開かれた筈の道が、滅茶苦茶に歪み始めたのである。
術者が行っているわけではない。外部の何かが邪魔をしているのだ。
レストの技術が未熟なのではなく、彼の力を遥かに上回る『強大な力』が確かにそこに存在している。

「っ……っ!!」

そして開かれた門はひしゃげ潰れ弾け飛び、術者であるレストはそれに巻き込まれて大きく叩きつけられる。

「レストさん! そんな、酷い……エタニティツリー!」

慌ててまどかが駆け寄るが、彼の手を見て絶句し、即座に回復を施す。
門の生成をしていた両手は、暴発の寸前に引き抜いたにもかかわらず全ての指がぐしゃぐしゃに潰れてあらぬ方向へと曲がっていたのだ。

「いてて、ありがとうまどか。まあ……ご覧の通りさ。別世界へ道を繋ごうとすると、空間を捻じ曲げられて押し潰される。
 僕程度の力じゃ、あの力には到底敵わない。それこそ無数の命の力やこの星の力そのものを消費でもしない限り……別世界への道は開けない」

実はマーラ様との死闘が終わった直後、レストはまどかには内緒で既にこの禁術を使っていた。
今の説明の際には伏せたが、これは死後の世界にも向かえる術。失ったサクヤを取り戻せないかと密かに試し、失敗していたのだ。
ドラゴンハートの力で更にレベルが上がった今、駄目元で再度使用したが結果は数秒持ち堪える時間が伸びた程度。
結論として、どれほど優れた高レベルの術者であっても単独では世界を跨ぐような術は現環境下では使えないということになる。

「ちょっと待ってくださる? おかしいですわ、レストさんは他の禁術は問題なく使えていましたのに……
 首輪も外れて、謎の物質も能力制限の力は無くて、それなのに今の光景は明らかに大きな力で妨害されていましたわ。
 世界樹という大いなる加護のあるこの地なのに、それさえも意に介さない。まるで……そう、世界そのものに拒絶されたような……」

「そう、そしてこの力はさっきの謎の物質とはまた違う。というより、この力は主催者とは関係ないだろう。
 もしこの力を自在に操れるなら、外される危険性や莫大なコストがかかる首輪なんて作らなくてもいつでも誰でもを潰せるだろうからね」
「なるほど。しかしそうなると今の力は……」
「これに関しては思い当たる節があるよ。ブリーフ博士達が教えてくれた『TC』という存在だ」

「ああ、パソコンに記録されてたけどあの時はよくわからないからって、主催陣営の名簿の確認を優先したんだっけ」
「ちょっと待ってくれ、俺とエリカはそれは知らないぞ?」

未来の大災害を知るなのは組も、謎の物質の詳細や『TC』までは把握していない。
この情報は、狸組が主催の本拠地から命がけで持ち帰ったものだ。
謎の物質は影薄組と混沌の騎士がもたらし、都庁にて考察されたもの。
今ここに対主催の持ち寄った重要な情報が集まり、未来の謎が解き明かされていくこととなる。

「とりあえず『TC』はブリーフ博士も知らない未知の物質らしいけど、それの計測値は宇宙が最大値でこの日本が最低値だった。
『謎の物質』は主催者が最近作り出した人工物。だからフォレスト・セル達には異物として感知されて警戒もできた。
 対して『TC』は宇宙から降り注ぐ未知の物質。多分昔から存在はしていたんだろう。だからフォレスト・セル達にも異物として感知されない」
「……あまりその先を聞きたくないわね」

重要そうな言葉をまとめて、ほむらがホワイトボートに書き連ねていく。
だがその冷静な表情とは裏腹に汗が止まらない様子だ。

「『TC』の多い地域が大災害の被害に遭い、最低値の日本だけは無事だった。だけど最低値とはいえ日本も少なからず影響は受けていたんだ」
「あー、待っとくれ。もしかしなくてもその少ない影響ってのが、あの馬鹿げた圧力かい?
 さっきの様子やほむらやダオスの話をあわせりゃ、『TC』は時空間を捻じ曲げて潰すエネルギーってことになるよ」
「少ない影響でそれだからね。より強い影響がどんなものになるかなんて考えたくもないよ。
 映像を見る限りでは高い『TC』の地域は大災害で沈んでいた。これが一般的な天変地異じゃないとなると、その地域は『TC』に空間ごと潰されたことになる」



「つまり、迫っている未来の大災害は……
 少なくとも時空間を容易く捻じ曲げるだけの威力を持ち。探知能力に優れた魔物にもわからない不可視の存在で。
 この星全体に宇宙から一斉に降り注ぐ『TC』による防御も回避も不能な宇宙規模の災いってことになるんじゃないかな。
 しかも近未来予知ともなると、数時間後からよくて1日程度で現実になる可能性がある。こんなのお手上げだよ……」



「―――ッ!?」

誰もが、言葉を失う。
外した首輪、危険性はあるが少なくとも弱体化効果はない謎の物質。
ドラゴンハートで限界突破した最高レベルの術士の、全力の禁術をも文字通り一瞬で捻り潰す力。
目の当たりにしたその力さえ、言ってしまえば過去の大災害の名残、搾りカス。
それを遥かに上回るであろう力が、遥か宇宙から等しく降り注ぎ、それは視ることも感じることもできない。
一口に大災害と言っても、それは間違いなく人類史上類をみない災いの極地。



「一大事ですね」



「「なんでここまできてもそんな冷静なの!?」」

思わず素直な感想を漏らした黒子は、その場全ての者から総ツッコミを受けた。




「すっごい鋼メンタル……」
「もし魔法少女になっても絶対ソウルジェム濁んないでしょこの子……」
「はははは、顔の皮引っぺがされても感想が痛いだったしなぁ。
 だが、いつも変わらないその冷静さは俺達もちっとは見習うべきだな。おかげで少しは楽になったぜ」
「そうだね、多分この未来の大災害を知ってるのはあかり達だけだもん。時間がないなら、なおさら主人公がしっかりしないと!」

黒子の言葉で僅かに空気は弛緩し、仲間達は元気づけられる。
しかし問題は何も解決していないし、その問題はあまりにも強大である。

「とはいえどうすれば……」
「とりあえず信頼できる人にはどんどんこのことを伝えた方がいいんじゃないかな? やっぱり人が多い方が色々なことができるし」
「ダオスさん達にも後で急いで伝令をいれよう。あとは何故かさっきからずっとぐったりノビてるモモにも」
「あー、ちょいとこの子色々あってね。あたいが結構急いで叩いちゃったからかな……」
(実はもう起きてはいるっすよ……)
「……こんなどうしようもない未来の話をして余計なショックにならないといいな。
 あと逆に考えられる対策は主催者陣営の幹部クラスを生け捕りにするとかかな。元々この情報は主催者が持っていたんだし」
「そうね、高度な技術力や優秀な人員も数多くいる彼らなら、今ある情報以上に詳しいことがわかるかもしれないわ」

どう足掻いても、ここにいる参加者だけでは解決不能。
それならば後はさらに仲間を増やすか、何かしらは知っているであろう主催者側の高位の存在を尋問するしかないだろう。
だがここにきて、更なる疑問が生まれる。

「だがよ、主催者達は何が目的でこんなクソみたいな殺し合いを開いたんだ?
 よくよく考えりゃ、なのはの未来予知アイテムも支給品だ。つまり主催者が先にあれで未来の破滅も見ていたかもしれねえってことじゃねえか。
 正直まだ想像もできない大災害が迫ってるってのに、こんなことをするメリットがねえ」
「ああ、桑原とエリカはまだ知らないのか。さっきレストが言ってた『謎の物質』は取り込み過ぎた奴を化物に変える力がある。
 ユーノはまだその途中の状態、完全に化物になったのがあの『風鳴翼』ってことらしい」
『奴はいまや真竜の力さえ奪い、関西方面に致命的な打撃を与えている。報酬を餌に参加者をぶつけて更なる強化を図る……恐ろしい主催者共だ』
「ばら撒いた物質と放送の内容からして、この殺し合いの目的は人口削減じゃなくてその過程で生まれる化物とその強化なのはほぼ間違いないだろう。
 ただ、確かにこの目的と大災害とがどうしても繋がらないんだよね」
「私達の持っている情報が、まだ足りないのかな。多分あと少しのピースで完成しそうなんだけれど……」

傀儡主催者であった野田総理はともかく、幹部のダース・ベイダー達の目的は風鳴翼の強化。
しかしながら、大災害とは一切の結びつきを感じられないというのがこの場の誰もが感じることであった。
ただ単に人を殺め絶望する光景を眺めたいだけならば、少し待てばまさに絶望の象徴の大災害が起きるのだ。
面倒なものを作りばら撒き、候補者から完全な化物になるまで待ち、それに餌を与えて育てるなど手間でしかないだろう。

「ここまで来たのよ。そして時間もない。どこかで、この殺し合いの中で見落としている情報があるはずよ……」

集った者達は懸命に知恵を絞り、これまでを振り返る。
自分達だけではなく、この殺し合い全体をだ。

大災害、殺し合い、首輪、謎の物質、TC、滅びの未来。
主催者、風鳴翼、DMC狂信者、拳王連合、超人血盟軍、天魔王軍、マーラ様、都庁の軍勢。
影薄組、なのは組、魔法少女組、歌組、狸組、警察組、主任組、ホワイトベース組、聖帝軍。
出会い、別れ、和解、死闘、共闘、野球。

「おい、やっぱり野球だけ異様に目立ってないか?」

そしてふと、影の薄い英雄は自身と対極に位置する目立ちまくりなパワーワードに行きついた。

「確かにそうですね日之影さん。これがバスケならわかるんですけど」
「あたいならサッカーを推すね」
「そういえば、こんな時なのに各地で野球してるチームがかなり多いみたいだよね」
「正義の味方の聖帝さん達も野球チームなんだっけ。あの最低最悪な拳王のところも野球チームらしいけど」

どうして野球なんだろう……
誰もが疑問に思うところである。
これが少ないチームだけならそのまま流せるのだが、言われてみれば確かに妙にチームが多い。

「それも普通の野球じゃありませんわ。クロスボンバーで対戦選手の首をもいでいたのですよ?」
「見た見た。酷かったよね……」
「そいつらの頭がおかしいだけじゃねえか? ルールも知らない馬鹿なんじゃないのか」
「間違ってはないかもですなwwwww実は我の知り合いのオシリスも『ドラゴンズ』という野球チーム作ったみたいですからなwwww
 ……そんな馬鹿なことしておきながら死んでしまったホルスは、本当に馬鹿なヤツですぞ、まったく。
 お前に負け越していた草を生やした数勝負、このままじゃいずれ我が追い抜いてしまうぞ……wwww」

オオナズチが僅かに声のトーンを落とすなか、一部の者は『ドラゴンズ』の存在が気になった。
この都庁を統べる三竜、叫帝ウォークライ、霞龍オオナズチ。
やれ熟女だロリだ巨根だ同人誌だと、かなり頭の悪い発言が目立った彼らではあるが決して愚かではない。
人を超える力や知識を持つ、多くの人間にとって恐怖と憧れの象徴たるドラゴン。
そんなドラゴンが集って、この殺し合いの中で人間の作った文化である野球をわざわざ始めるなど、違和感しか感じないだろう。

「どうしてそのドラゴンさん達は野球を始めたのかな?」
「オシリスのことですからなwwwwどうせロリにモテたいとかそんなですぞwwwwwww
 と言いたいところですが、あいつの性格上モテるには大ボス倒すとかで打倒主催に動くはずですぞ。確かに妙ですなwwwww
 よし、最近使ってなかったドラゴンネットワーク、久々に起動してみますかなwwwwww」
「「ドラゴンネットワーク?」」

まさかのここに来ての新ワード。
誰もが?を浮かべる中、オオナズチは笑いながらドラゴンネットワークの解説をする。

「んんwwww簡単に言えば、高位ドラゴン限定のネット掲示板が頭の中に常設されてると思えばいいんですぞwwwww
 まあ普通のネットと同じように、間違った情報も溢れているしwwwww大きな魔力とかで回線不安定もたまにありますしwwwww
 なによりエロ画像が貼れない致命的バグあるしでwwwwww緊急連絡がしやすい利点以外ははっきりいってスマホ使ったほうが早いんですぞwwww」
「ドラゴンがどうやってスマホ使うんだ?」
「意外と頑張れば行けますぞwwwwwタブレットならさらに確実wwwwww」
「自然界でも最高位のドラゴンが、現代社会にかぶれているなんて……」
「いや多分オオナズチとその仲間が特殊なんでしょこれ」
「まあとりあえずオシリスを煽って……。……。あの野郎wwwww我をアク禁にしやがってますぞwwwwww
 ネットワーク中毒者めwwwwww多分情報に踊らされて我らをマーダーと勘違いしてますなwwwwwふざけんなwwwwww」
「嘘ぉ!?」

しかしまさかのアク禁が判明した。
この時の彼らは知る由もないが、都庁の三竜もアク禁されていたりする。

「くっそwwwwwwこりゃ多分他のドラゴンズの面々からも拒否されてますなwwwwwww
 仕方がないwwwww誰でも自由に書き込めるフリーエリアでも覗いてみますかなwwwww」
「あ、そんなのもあるんだ」
「アク禁ないから無法地帯でもあるんですがなwwwwwここ見ると馬鹿になるってからって理由でネットワーク退会するドラゴンもいたりwwwww
 さてさて、うまくいい情報があればいいんですがなwwwww」



→log

シャガル「なあ、そんなことより白ゴマ食べようぜ」
アカム「今日もマーラ様のフィギュアを輝かせる仕事が始まる」
ウカム「死ねガチホモ野郎。時代は百合に決まってる」
ダレン「んおおおおおぉぉぉぉぉんぶっとい撃龍槍欲しいよぉぉぉぉ!」
ミツネ「みんなのアイドルタマミツネちゃん参上☆」
ディノ「オカマは帰れ」
ボレアス「貴様ら……もう少し龍種としての誇りをもってだな……」
シャガル「そんなことより白ゴマ食べようぜ」
ゼクス「みんな聞いてくれ。リオレイアNTR成功したぜ」
クシャル「こりゃまたあのチキンが荒れそうな話題を」
シャガル「強く推奨!白ゴマ!」
アカム「マーラ様を崇めるんだ皆」
ブラキ「崇めるべきは自分の肉体だろ。今日も俺の拳が美しすぎてprprしちゃう」
シャガル「白ゴマ舐めようぜ」
グラビ「なあ、俺とティガの尻尾の断面どっちが美味しそうに見えるよ?」
テオ「どちらかといえば尻尾よりも胸肉派」
シャガル「もちろん白ゴマ派」


→100単位で飛ばす


「不毛にもwwwwwww程があるwwwwwwwですぞwwwwwww」
「一体どんな内容なんだ……」
「雷竜様と同じく高位のドラゴンの方々の会話なのでしょう? きっと実は深い会話に違いありませんわ」
「オオナズチの同類が固まってるんでしょ? 本当に不毛な内容なんじゃないの?」
「ぐはwwwwwwさやかちゃんの言葉のナイフが我を抉るwwwwでも悲しいことにそっちが正解ですぞwwwww
 時間ないし流し読みで行きますぞwwwwwww」

→log

★オシリス
「すまないみんな。どうやら野球だけじゃ世界は救えなかったらしい。正確には
【九人の最良の戦士たちによる儀式の完遂】(野球で優勝)
【全てを虜にする歌】(???)
巫女の祈り】(???)
【器たりえる巨像】(???)
【不屈の精神を持った勇者】(???)
【全てが揃いし時、争いの淀みから生まれた化身は救いの神に転じる】(???)
 ってことらしい。あのイチロー本人から聞いたから、今度こそ間違いはない。
 はっきり言って俺もまだ予言の内容は野球で優勝する以外のところは見当もついていない。
 だが、俺達ドラゴンズは必ずや野球で優勝し、この予言の謎も解いて世界を救って見せる。
 ほんの少しでも興味を持ってくれた奴は、いつでも俺のアドレスに入団希望のメッセージ残してくれよな」


「ってあったんですぞwwwwwwwwとんでもないものwwwwwwww
 そしてメッセージ送ろうにもアク禁してちゃ意味ねーぞドジリスこの野郎wwwwww」
「待て待て、俺達には脳内は見えないんだからちゃんと説明してくれ」

そして、ついにそれは見つかった。
かつてイチローチームと出会い、自分達の勘違いに気がついたオシリスが慌ててネットワーク全体に向けて発信した、
『正しい救済の予言』の内容が。
これこそ、都庁の者達が得ていなかったパズルの1ピース。
そしてこの情報もまた、扱われ方に抗いながらも奮戦する対主催、ドラゴンズがもたらしたものである。
対主催の思いは、繋がれていく。



「――これがログにあった救済の予言の内容ですぞ。オシリスじゃなくイチローの情報なら信憑性も高いですな」
「これ……多分本当のことなんだと思う。マーラ様が私と出会った時にも巫女の器とか言われたもん」
「おそらく、予言の一節『巫女の祈り』はまどかの祈りと目覚めたフォレスト・セルで間違いないだろう。
 僕もマーラ様が最期にまどかが予言の巫女なのかと叫んでいるのを聞いてるからね」
「そんなことって、まどかにまだ重い運命を背負わせるというの!?
 でも確かにまどかの祈りはインキュベーターの野望を間接的に潰しているし、フォレスト・セルの能力はこれ以上ない救いではあるけど……」

オオナズチが記した救済の予言を見た一同は驚くと同時にある一節に食いついた。
まさに祈りにより巫女となり、本来は災厄であったフォレスト・セルを味方としたまどかが目の前にいるのだから。

「あのイチローが無駄なことをするわけがない。あの人は俺とは違う、誰もがその名を知る野球界の大英雄だからな」
「……合点がいきましたわ。世界の破壊を良しとする拳王連合軍にとって、この救済の予言を達成されては困る。
 だからこそ野球の試合でクロスボンバーを使ったり、対戦相手のチームを皆殺しにしたのですね。大災害を知らないのであれば納得できます」
「最っ低っ! でも逆に言えば阻止に必死ってことはやっぱりこの予言が本物ってことになるよね?」
(……こうなるとやっぱり拳王連合と超人の話を鵜呑みにするのは危険だね)

そしてオシリスに情報提供をしたというイチローはそもそもの信頼が厚かった。
殺し合いが始まる前から野球に打ち込み続け数々の伝説を残した彼が、根拠もなくちみどろのカオスロワ野球をするわけがないだろう。
そういった理由から、この予言は本物であるという認識が広まった。
迫る未来の大災害に対して、ここにきて明らかになった世界救済の予言。これはきっと偶然ではない。

「『不屈の精神を持った勇者』これはレストさんなのかな。凄く強いし肩書きも勇者なんだよね?」
「はは、まさか。僕の本職はただの農家。守りたいものも満足に守れない勇者とは程遠い存在だよ……
 勇者ってのは、ただ強ければいいわけじゃない。誰もが恐れる物事に対して勇気を奮わせ果敢に挑む、強い心を持つ人こそが勇者だ。
 そう言った意味ではここにいるみんなが、いやこの殺し合いを否定して予言を解明しようとする人全員が勇者と言えるよ。
 ……勇者が一人なら黒子を推すけどね。不屈の精神がこれ以上当てはまる人いないでしょ。というかどうやったら君は驚くんだい?」
「流石に照れちゃいます」

「『器たりえる巨像』これはあの九州ロボなんじゃないか?」
「『争いの淀みから生まれた化身は救いの神に転じる』これは話を纏めてみるとまさか風鳴翼?」
「『未来の大災害』を知った主催者が『巨像』と『化身』を用意して世界を救おうとしていたってのかい……?
 いや、そうとは言い切れない。あたいだったら最初にせめて野球チームと巫女候補ぐらいは念入りに保護してるよ」
「予言なら意図せずそうなった可能性もあるけど、確実に主催者は何か重大な秘密を握っているわね」

考えを巡らせるが、やはりすぐに答えなどでるわけがない。
しかしこれまで生き延びてきて、候補まではあがっている。
もっと手がかりを集め、思考をまとめて予言の謎が解ければ……大災害も回避できるのかもしれない。
それは確証のない微かな希望。誰も口にはしないが、藁をもすがる思いだった。
途方もない手の施し用がない大災害には、途方もない謎の救済の予言くらいしかもう道がないように思えたのだ。
そして……

「『全てを虜にする歌』ねぇ……」
「ま、まっさかDMCなんてことは……」
「あっはは、ないってないってクラウザーの歌なんかじゃ全てを虜になんて……」



「クラウザーさんのことを、悪く言わないで!


誰もがあえて後回しにしていた予言の一節に触れた瞬間、予想外のまどかの怒声が飛んだ。

「ま、まどか?」
「いい、さやかちゃん? クラウザーさんは確かにレイプと叫ぶし怖カッコいい恐怖の魔王かもしれないけどっ!
 本当は私達のことを大切に思っていてくれたんだよ? この殺し合いが始まってすぐ、まだみんなが不安だった頃……
 普通ならまず見られない生ライブを、ゲリラでやってくれたの。他のメンバー、ジャギ様達がいない状況でも、
 その場で才能のある子に直にテクニックを教え込んで、ライブを盛り上げてくれた。あの時確かに、みんなクラウザーさんに勇気をもらったんだ」
「で、でもそのクラウザーの狂信者が、みんなを殺して……!」
「わかってるよ! 私だって、狂信者は絶対に許せない。みんなを殺したことは勿論だけど、クラウザーさんのファンでありながら、
 クラウザーさんの言葉を忘れたことも、許せないんだよ」

沈みこむまどかの言葉に、思わず誰もが注目してしまう。
あの狂った信者共が崇めるクラウザーさん。レイプを連呼するメタルモンスター。そんな彼の言葉とはなにか?

「クラウザーさんはね『オレは音楽に感謝している。ミュージシャンにならなければ猟奇的殺人者になっていたから……』って言葉を残してるの。
 それに産まれた直後に自分の危険性を理解して『殺してくれ!』って頼んだんだって。結局間に合わなくて両親を殺してレイプしちゃったけど。
 大人になってからも、ポリ殺ししちゃったりレイプしちゃったりもするけど、それはお高くとまった雌タワーとかそういうのだけだよ。
 クラウザーさんは……意味のない殺しは望んでいない筈なの。本当にクラウザーさんが大切なら、猟奇的な殺しなんて一番やっちゃいけないのに……」

つぅっとまどかの瞳から涙が零れ落ちる。
現在進行形で神樹にバラバラにされ、ダオスのレーザーで塵となっている狂信者達。それとDMCファンであるまどかは紙一重な存在だ。
一歩間違えれば、彼女も狂信者となっていたのかもしれない。
クラウザーさんを失った悲しみで彼が音楽に感謝をしていたことを忘れてしまった忘れてしまったか、そうでないか。その程度の違いしかないはずなのだ。

「わ、わるかったよまどか……(ほむらが死んだ魚のような目になってるし、もうこの話題切り上げよう)」
「だがしかし、どうあれそのクラウザーさんには良くも悪くも多くの人を惹きつける力があったわけだ」
「せめてそのクラウザーさん本人だったらまだしも、狂った信者達の歌じゃとても全てを虜にする歌にゃならないのは明らかだけどな。
 あたいらはこうして、狂信者にならずに済んでいるからね。まあ、あのベジータすら狂信者に引きずり落としてるから油断できないけど」
「ブリーフ博士の話じゃ相当頼れる男ってことだったからね。まさか小町さんが相手取ったのがベジータだったなんて驚きだよ」

先の死闘で桑原と小町が討ち取ったベジータは、本来であれば頼れる対主催だった筈だ。
そんな彼をも狂信者にしてしまうクラウザーさんの歌は確かに限りなく全てを虜にする歌に近いだろうが、予言の歌ではないだろう。

「歌と言えば、カヲル君達も上手かったけど……」
「あの赤竜も、歌に目覚めたと言っていたわ。歌に大きな力があるのは間違いないけど、ここばかりは見当もつかないわね」
「『首輪と謎の物質』『TCと未来の大災害』『野球や歌を含んだ救済の予言』色々わかりはしたけども……」

もう、時間がない。
無言のまま誰もが頷き、ホワイトボードがひっくり返されて裏の白面を現す。

「ここまで来たら、やるしかない」




「改めて、纏めるわよ」

○首輪は外れて盗聴や監視は無い。謎の物質も皆の体内には残留してるけど現状では害はなく、世界樹とフォレスト・セルがいれば浄化は可能。
 時空干渉系の魔法、蘇生魔法以外ならほぼ使用できる。
 メガザルの腕輪など強力な装備品も効果に制限があり、私達が最初から揃えていた道具以外は主催者の手で弄られている可能性が高い。

○未来に迫る大災害は暗黒物質とも言える『TC』が原因の可能性が高くて、もはや私達が通常行使できる手段じゃ防ぎようがない。
 この二回目の大災害までの猶予はほとんど残されていない。

○世界救済の予言の存在。拳王連合以外の野球チームはこれを知っている対主催の可能性が高い。
 巫女の祈りがまどかの祈りという線が濃厚だけど、他の節は候補止まりで未だ不明。

○上記の全ての問題を把握しているであろう『主催者陣営の名簿』もこちらにはある。
 だが新・主催者を名乗る安倍総理の情報はなかったため、この情報も不完全なものである可能性が高い。
 追加放送の内容から、ダース・ベイダーは露出狂の変態である。
 また安倍総理は主催陣営の者であっても律儀に死者の名前を読み上げている。
 これより五大幹部の残り三人は生存し日本のどこかに潜伏している可能性が高く、いずれかの人物の捕縛及び尋問が不可欠。

「こんなところかしら?」

多く血が流れるこの殺し合いにおいて、対主催組織がそれぞれ得た情報が纏め上げられる。
持ち寄られた材料はそれぞれ形を為したが、大災害に対抗できるかもしれない救済の予言に関しては不明瞭なところが多い。

「そうだねぇ……これを踏まえて、今後あたいらがとりかかるべきなことも纏めようかい」

○桑原達の仲間であるユーノとなのはの説得及び治療。予言の考察のために少しでも切れ者の味方は欲しい。

○図らずも聖帝軍にはもう救助隊が飛んでいるので、イチローチームやドラゴンズも説得し、共に予言の考察をしたい。

○大災害に備えての協力がとれないであろうDMC狂信者・天魔王軍・拳王連合との戦闘準備及びこれの殲滅。
 可能であればこの途中でも主催者幹部を捕まえたい

○『全てが揃いし時、争いの淀みから生まれた化身は救いの神に転じる』
 これを風鳴翼と仮定しても、予言の中身が揃わない限りは化身のままに過ぎない。どうにか揃うまで奴を大人しくさせる手段を見つける

「ま、纏めたところで今までとやることはかわらないけどね。少しでも仲間を集めて大災害の解決手段を見つける。
 それを邪魔する連中を蹴散らして進む。あはは、なんだか博麗の巫女になった気分だよ。
 あたいなんかのガラじゃないんだけどねぇ。――安心しなって。こんな大仕事、誰がサボるもんかい!」

やることは、これまでと本質的には変わらない。ただこれまで以上に困難な道となっただけ。
しかしそれでも立ち止まることは許されない。それはつまり大災害による死を待つことであり、それでなくとも狂信者あたりに先に殺されるかもしれない。
たとえどんな厳しい状況でも、知ってしまった彼らの退路は既に断たれている。それならば……


「「――やるしかないっ!」」


戦わなければ、生き残れない!



『む、どうやら話は纏まったらしいな死神』
「アイスシザース、あんた戻ってくるなり何処行ってたんだい?」

対主催が各々覚悟を決める中、いつの間にか姿を消していたアイスシザースが戻ってくる。

『……受け取れ。雷竜様のドラゴンハート『輝』だ』
「「!!」」

そして彼が持ってきたのは、亡き雷鳴と共に現る者が持つ最後のドラゴンハートだった。
構造の変化した地下迷宮において、彼が亡くなった場所を把握できているのはアイスシザースだけだったのだ。

『きっと雷竜様がご無事でも、こうしただろう。
 それと少しばかり文句を言いたいのはこちらの方だ。仲間達の弔いに品を残すのはいいが、危険物は回収しておけ』
「あ、それ貴虎さんの荷物……」
「中身はってこれN2爆弾じゃない!? こんな危険なもの使おうとしてたのあの仮面ライダーは……。そして凄くメロン臭いわ。
 確かにこれはとりあえず危ないから私の盾の中にいれておきましょう」
『あと転がされていた卵も一応回収してきたが、なんなんだこれ気持ち悪い……』
「(あ、あれは確かサクヤさんのお父さんの卵だ。それなら……)これはレストさんが持ってた方がいいね」
「なんで!? うわぁぁ……痙攣してるしぬちゃぬちゃだし、こればかりは叩き割りたい!(でも割ったら何か大惨事が起きそうだ……)」

さらには地下から危険物の回収も済ませていた。
そして危険物の管理をそれぞれに任せた後、アイスシザースは一同の前で服従の構えをとる。

『……話を聞かずとも、その顔を見れば更なる大事を抱え込んだのはわかる。
 雷竜様は亡くなる直前、お前達への謝罪の言葉を遺された。
 俺は力は遠く及ばないが、雷竜様の遺志を継いだ。あの方が信じられたお前達を、俺も信じよう。
 世界樹を守るためにもはや如何なる手段も問わない。必要とあらば俺の命も、世界樹の素材も、どうか好きに使ってくれ』
「あらアイスシザース、貴方だけにいい格好はさせませんわよ?
 私もいまやお姉さまのモノですが、この世界樹やそれを今まで守ってくれた貴方達を守りたいという気持ちにも嘘はありませんの」
『主……いや、強き人間達よ。星を喰らうドラゴンの身なれど、俺もこの牙と爪を未来のために振るうと誓おう』
「やれやれ、悠々自適な性活を送るつもりがどうしてこうなったんですかなwwwwwwww
 ……あの予言は聞いたことがないが、巫女の祈りの件を考えると古代グンマ―か或いは当時交流があった古代ミヤザキが怪しい。
 これでもグンマ―の古龍、記憶を遡りネットワークも駆使し出処と内容に目星をつけてみよう。
 自然界に生きる覇者の一角としても、偶には真面目に世界の事も考えなくてはな……ですぞwwwwww」

それに続く形で、他の魔物達も誓いを立てる。
今は亡き雷竜と、まどかの祈りたる人と魔の共存は実現した。
この関係を未来でも続けていくには、大災害を回避するしかない。
その鍵を握るかもしれない救済の予言。

「おおぃ、エリカ―! ようやく連中の増援が減ってきたぞー!」

外から轟音と共に響いてくる声は、反撃のチャンスを知らせてくれる。

「これだけの時間、神樹とダオスさんが奮闘しても全滅しないなんて何万人いるのさ。
 まあいいや、僕も見習おう。久しぶりのレベリングと洒落込もうか」

未来への一歩。
聖帝の救出にしろ、野球にしろ、主催者を捕まえるにしろ。


まずは全ての障害となる狂信者を蹴散らさなくては。



二日目・13時30分/東京・都庁】

【小野塚小町@東方Project】
【状態】ダメージ(小)、疲労(小)、首輪解除
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH(破損して柄のみ)
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:もう仲間を誰も失わない為にカオスロワを終わらせる
0:やること多いが、どれから手をつけたもんかね?
1:殺し合い打破のためにも都庁には協力する
2:もう二度と仲間を置いて行こうとしない
3:変なの(セルベリア)に因縁つけられちまったね
4:超人達からの情報を鵜呑みにはしないが、一応ダオス達に伝える
5:神鎗に変わる強力な武器が欲しい
※飛竜たちと情報交換して、主催達が九州ロボにいることを知りました。
※ダオスとの情報交換で、カオスロワちゃんねるの信憑性に疑問を持っています(フェイ・イェンにもたらされた情報より、少なくとも都庁の悪評は天魔王軍による仕業だと理解しました)

【エリカ@ポケットモンスター】
【状態】ダメージ(小)、深い悲しみ、歪みし豊穣の神樹及びアルルーナのトレーナー、首輪解除
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、モンスターボール×2(神樹とアルルーナ)
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
0:ユーノさん達が無事だといいのですが……
1:仲間達と一緒に生き残る
2:珍しい植物タイプはゲットしておく
3:世界樹の軍勢を手助けする
4:ハス太くん、レオリオさん、モジャンボ、キノガッサ……ごめんなさい

【桑原和真@幽遊白書】
【状態】ダメージ(小)、疲労(小)、深い悲しみ、首輪解除
【装備】なし
【道具】支給品一式、大量の食糧
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
0:なのはを説得するにしてもどうすればいいんだ?
1:溜まった鬱憤解消のためにも俺もレベリングすべきか?
2:ハス太、レオリオ、すまねえ……
※ユーノの変貌及び治療方法を把握しました

【アイスシザース@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】ダメージ(小)、疲労(小)首輪解除
【装備】無し
【道具】ちりとり、支給品一式、タイムふろしき@ドラえもん、ガソリンの入った一斗缶、医療道具一式、ノートパソコン
【思考】
基本:雷竜様(雷鳴と共に現る者)の意思を引き継ぎ、都庁の世界樹は死んでも守る
0:戦力で劣る俺ができることはなんだろうか……?
1:魔物を奴隷にする人間は嫌いだが、同盟の人間なら一応は信頼する
2:デスマンティス達の裏切りに未だにショックを受けてるが、戦いに私情は挟まないようにする
3:死んだ仲間達の分まで、世界樹のために働く
※貴虎の持ち物であったノートパソコンにはヘルヘイムの情報が載っています
※ハス太とレオリオは都庁一階にて埋葬されました

【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】ダメージ(小)、首輪解除
【装備】己の拳
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を倒す
0:混沌の騎士が遺した物質の謎が解けたかと思ったら増えただと……
1:仲間を守る
2:大災害による世界の滅亡を阻止する
3:救済の予言の謎を解く
4:↑の全部やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。
5:大災害と怪物作り(テラカオス)の関係がやはり気になる

【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】気絶のフリ、首輪解除、深い悲しみと怒り、大混乱
【装備】猟銃@現実、斬鉄剣@ルパン三世、野球のユニフォーム
【道具】支給品一式、スマホ、謎の物質考察メモ、筆記用具
【思考】基本:仲間と共にカオスロワを終わらせる
0:話の内容がトンデモで気持ちの整理が追いつかないっす……
1:加治木先輩を殺した拳王連合は絶対に許さない
2:時間があればスマホを使ってネットで情報を探る
3:DMCファンだけど信者の暴動にはドン引き
4:先輩のことでもっと泣きたかったけどそれどころじゃない
5:超人はもう殺す

【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】健康、首輪解除、冷静
【装備】ウィンチェスターM1912
【道具】死出の羽衣@幽々白書
【思考】基本:仲間と共にカオスロワを終わらせる
0:なんで予言に必要なのはバスケじゃなくて野球なんでしょうね?
1:友人たちと生き残るためにも、都庁に協力する
2:空気中に漂う物質への対処法を考える(世界樹が有力?)
3:狂信者には絶対に負けません
4:僕だって驚く時はありますよ

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康、首輪解除、深い悲しみ
【装備】エンシェントソード@Minecraft
【道具】マムルの肉@風来のシレン
【思考】基本:仲間と一緒にカオスロワを終わらせて主人公らしく大活躍!
0:主人公らしく考察も頑張るよ!
1:混沌の騎士、亡くなった友人達の分も頑張る
2:まどかと同じく、人間と魔物の共存に賛成
3:オオナズチ以外の都庁のモンスターの背中に乗りたい
4:みんなの力で世界の滅亡を阻止する!

【歪みし豊穣の神樹@世界樹の迷宮4】
【状態】健康、エリカのポケモン、首輪解除
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
0:都庁を包囲するDMC狂信者を一掃する
1:今からでも遅くねえ、レベリングだ!
2:見下ろす形でなのはとユーノを探してみるか

【アルルーナ@新・世界樹の迷宮】
【状態】健康、深い悲しみ、エリカのポケモン、首輪解除
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明品
【思考】基本:雷竜達の遺志を継ぎ、世界樹を守る
0:世界樹の加護すら通用しない『TC』の正体が気になりますわね
1:お姉さま達と世界の滅亡を阻止する
2:拳王連合及びその協力者は皆殺し、絶対皆殺し


【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、世界樹の巫女、首輪解除
【装備】世界樹の衣、モンスターボール(フォレスト・セル)
【道具】支給品一式 その他不明、サクヤのスマホ
【思考】基本:自分も戦い、みんなで生き残る
0:私が予言の巫女なら、もっと頑張らないと!
1:クラウザーさんのためにも、DMC狂信者の暴走を止める
2:マーラの残した巫女と予言の言葉が気になる
3:……お尻にアレを入れられるのって気持ちいいのかな?
※巫女の祈りにより、魔法少女に近い存在へとなりました
※ソウルジェムなどはないので、肉体が致命傷を負えば普通に死亡します
※衣装はアルティメットまどかのものを2Pカラーにした感じです。戦闘力もそれの劣化版
※世界樹の王@世界樹の迷宮と同じスキルが使用可能です
※ダオス直伝のハイパーまどかビームを習得しました
※現在セルはモンスターボールの中です

【レスト@ルーンファクトリー4】
【状態】健康、魔力消費(小)各種超耐性、エーテルリンク(サクヤ)、首輪解除
【装備】最大錬成世界樹ノ剣、最大錬成防具、草原のペンダント、グングニル
【道具】支給品一式、不明品、封じられた闇核、三竜の逆鱗、ニアラの逆鱗、竜殺殺『天羽々斬』、ファガンの卵
【思考】
基本:サクヤのためにも、人間としてこの殺し合いを終わらせる
0:狂信者一掃を手伝って久々のレベリングもしておこう
1:影薄三人と同盟軍の味方と共に大災害回避の道を探る
2:謎の物質や能力低下攻撃への対抗策を早く見つけたい
3:二竜やダオスが信じるのであれば、聖帝軍は一応信用
4:あわよくば竜と結婚できる世界を作りたい
5:天魔王軍とDMC狂信者、拳王連合軍は絶対に許さない
※ブリーフ博士の技を覚え、首輪解除が可能となりました
※現時点で、フォレスト・セルとの長時間のリンクは不可能です
※竜殺剣は所持しているだけでも竜やそれに近い種族に特効性能を持ち、結界や再生などの特殊能力も無効化することができます
 テラカオス・ディーヴァや真竜などには特に高い効果を発揮します
 また巨大な外見に反してとても軽いため、小柄な少女でも振り回したり投擲することができます
※ゲートリジェクト(異空間移動)使用不可


【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、首輪解除
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ0パーセント)
【道具】支給品一式、ベレッタM92(残弾0)、レミントンM870(残弾0)、ミニミM249(残弾0)、M16クレイモア×5、M84 閃光手榴弾×15
 88式地対艦誘導弾、長ドス、ゴルフクラブ、ホワイトボードとペン、夕張メロン×55、N2爆弾×3
【思考】基本:まどかを守りつつ、主催者を倒す
0:全ての謎を解くためにも、主催者幹部を捕まえたいけど……
1:N2爆弾は強力だが通常使用する武器も欲しい
1:まどかは命にかえても守る
2:ビームはすごかったけど、まどかのネーミングセンスはちょっと……
3:お尻の件はまどかになんて言えばいいのよ?許すまじマーラ

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、過労、首輪解除
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(濁り20パーセント)
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:マミさんの為にも、殺し合いを止める。
1:実感が湧かないけど、みんなと協力して大災害を阻止するよ!
2:まどかにDMCを語らすのはやめとこう……
3:魔物以上に拳王連合への不快感
4:聖帝への羨望
※8期、9期とは関係ありません。
※放送の内容をラブ達から聞きましたが、上条恭介の死を知りません。
※奮闘し、世界樹の一般の魔物の回復も頑張っていました。よって過労気味です
 しかしソウルジェムが元に戻ったため、再び魔法は使えます

【オオナズチ@モンスターハンターシリーズ】
【状態】ダメージ(小)、首輪解除
【装備】不明
【道具】支給品一式、狂信者から盗んだ色々なアイテム
【思考】基本:美少女とエロ同人誌みたいなことしつつ都庁で暮らしたい
0:真面目に救済の予言について考えるとしようか
1:正直、友や仲間の死には心を痛めている
2:やっぱり草を生やしてこそ我ですなwwwwww
3:一応ドラゴンネットワーク全体に都庁が敵ではない情報は流しておく
※尻尾も破壊された場合、ステルス能力を失います
※狂信者から盗んだアイテムの詳細は不明です
※現在オオナズチ側からではドラゴンズメンバーへのドラゴンネットワークは使用できません

【ウォークライ@セブンスドラゴン2020】
【状態】ダメージ(小)、首輪解除、攻撃力1.5倍、被ダメージ半減
【装備】無し
【道具】支給品一式、余った真竜ニアラ
【思考】
基本:仲間達と共に大災害を阻止する
0:宇宙も駄目となると他の真竜も駄目だなこりゃ
1:レストを信頼
2:これで巨根ランキングはまた俺が一位だな……
※レスト直属の魔物のため、装備の恩恵によりステータスが上がっています


※集まった情報により、『首輪と謎の物質(ナノマシン)の効果』『TCと未来の大災害』『救済の予言』について把握しました
※『TC』は世界樹でも浄化はできず、魔物による通常探知も不可能です
※ドラゴンハート三種の効果により、全員のレベルが限界を超えて上昇しました
※レベルアップに伴い、何かしら新たな力に目覚めた者もいるかもしれません
※狂信者を蹴散らしていた神樹とダオスの両名は特にレベルが上がっています
※狂信者の包囲網を完全に崩すにはさらに30分ほどかかります。桑原等実行部隊が増えれば殲滅速度は上昇します
最終更新:2017年09月18日 23:33