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テラカオスバトルロワイアル外伝
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QBR~キュゥべえのバトルロワイアル~

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QBR~キュゥべえのバトルロワイアル~ ◆PR56Flbm0Q


東京都杉並区。
殺し合いの会場となっているその地域に、上空より飛来――というよりは落下する物体があった
「まったく、転送先が空中だなんて訳がわからないよ」
その物体――キュゥべえは落下しながらぼやく。
「僕だからよかったものの、普通の生物ならこれで死ぬんじゃないかな。
 それともこれは説明に口を挟んだ罰かい?」
無論、その問いかけに答える者はいないし、キュゥべえも答えが返ってくるなどと思っていない。

「まあいいんだけどね。
それにしてもあの部屋にいた少女……まさか鹿目まどかと同レベルの素質を持った子がいるとはね」
キュゥべえの言う少女とは、キュゥべえと同じく最初に集められた部屋で声を発した少女――涼宮ハルヒのことである。
キュゥべえは知る由も無いことだが、涼宮ハルヒは世界を改変する力を持っている。
無自覚とはいえ、それほどの力を持つハルヒが魔法少女としての素質も併せ持つのは不自然なことではない。
キュゥべえは声を発した彼女を見て、一目でその素質を見抜いたのである。

「彼女と契約出来れば……おっと」

どんな物でも重力の影響を受ける。
その例に漏れることなく、キュゥべえも主催者からプレゼントされた快適とは言い難い空の旅を終え、地面と再会することになった。

華麗と言うよりは可愛いと言えるであろう四点着地に成功したキュゥべえは辺りを見回す。

「ここはゴミ箱の中? ゴミ扱いとは心外だね」

キュゥべえが着地したのは公園に設置されているゴミ箱の中だった。
決して主催者がキュゥべえをゴミ扱いした訳ではなく、ただの偶然である。
もっとも、口では心外と言っているキュゥべえであるが、彼は感情という物を持ち合わせていないため特に気にすることはないのだが。




キュゥべえは思考を切り替え、今後の方針について考え始める。

「あの少女と契約することが出来ればそれでノルマは達成されるだろうし、契約することが出来なくても、この殺し合いの中ならかなりの感情エネルギーが回収できるはずだ。

 それに、最初に集められた部屋には彼女以外にも少女がいた。何も対象は彼女一人じゃなくてもいい。

 ……考えてみると、この殺し合いは僕には都合のいい状況じゃないか」

キュゥべえの欲する感情エネルギー、それは希望と絶望の相転移によってもっとも多く発生する。
殺し合いは、その希望と絶望の相転移を促すのにうってつけの環境といえるだろう。

「この殺し合いを促進するだけで感情エネルギーを回収出来る。
 こんなことを始めた理由はさっぱり理解出来ないけれど、主催者には感謝しなきゃね」

主催者の思惑、それはキュゥべえにも理解出来ないものだ。
だが、理解出来ないものについて考えて無駄な時間を過ごすほど、キュゥべえは愚かではない。

「殺し合いを促進させる方法はいくつか思い浮かぶけれど……どんな方法をとるにせよ、まずは他の参加者に会わないと始まらないね」

方針を決定したキュゥべえ。
しかしその方針には、他の参加者なら誰もが考えるであろう『保身』という要素が欠けていた。
それも当然である。
キュゥべえはこの殺し合いの中において異質な存在だ。
身体は魂を入れる器でしかなく、何度殺しても別の身体に魂を移しまた現れる。
不死と言ってもいい、そんな存在。
故にキュゥべえは保身など考える必要がない。
そう、制限さえ無ければ。
「早くあの少女を見つけられればいいんだけどね。
 希望も絶望もなくあっさり死んでしまったら、折角の素質が勿体ないじゃないか」

ゴミ箱をすり抜け、キュゥべえは歩いていく。
自らに課せられた制限に気付かないまま、自らの目的を達するために。






【杉並区・公園/一日目・日中】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:ランダム支給品1~3(本人未確認)
[思考・状況]
1・この殺し合いを利用して感情エネルギーを集める
2・出来ればあの少女(ハルヒ)と契約したい

【備考】
※キュゥべえは一度殺せば死にます
※薄い壁をすり抜けることは可能です
※その他の制限の度合いなどは後続の書き手さんにお任せします

001:The Game 投下順 003:黒い子は火薬、黄色い子は魔砲
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000:OP 無題 キュゥべえ 029:異なる価値観

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