黒い子は火薬、黄色い子は魔砲 ◆tEDenHnHbuOt
「まさか、こんなことになるなんて……」
金髪の少女が自分の首、つまりは首輪をなぞりながら呟く。
少女の名は巴マミ。魔法少女として、人知れず街の平和を守っていた少女である。
そんな彼女は、ついさきほど恐ろしい企画、バトルロワイアルに巻き込まれた。
とはいえ、日夜魔女と命懸けの死闘を繰り広げてきた歴戦の魔法少女。
そこらの少女のように恐怖に震え上がるようなことはなかった。
少女の名は巴マミ。魔法少女として、人知れず街の平和を守っていた少女である。
そんな彼女は、ついさきほど恐ろしい企画、バトルロワイアルに巻き込まれた。
とはいえ、日夜魔女と命懸けの死闘を繰り広げてきた歴戦の魔法少女。
そこらの少女のように恐怖に震え上がるようなことはなかった。
「あの触手の魔女は初めて見るタイプだったけど……魔力が桁違いだった。
悔しいけど、私じゃ到底勝てないわね……それにこの首輪もどうにかしないと……」
悔しいけど、私じゃ到底勝てないわね……それにこの首輪もどうにかしないと……」
それどころか、このバトルロワイアルの主催者を倒そうとすら考えている。
だが闘いに身を置く者は同時に、相手の大体の力量もわかってしまう。
彼女も、おそらく新手の大魔女と思われる主催者の力を理解していた。
仮に首輪を解除できたとして。
集められた部屋にいた触手を全てぶち抜いたとして。
あの場にいなかった『本体』を倒すのは至難の技。
だが闘いに身を置く者は同時に、相手の大体の力量もわかってしまう。
彼女も、おそらく新手の大魔女と思われる主催者の力を理解していた。
仮に首輪を解除できたとして。
集められた部屋にいた触手を全てぶち抜いたとして。
あの場にいなかった『本体』を倒すのは至難の技。
(……まずは、一緒に戦ってくれる人を探すのが先ね)
やがてすぐに彼女はその結論に達した。
この会場に飛ばされたのは、魔女の誘惑に負けて殺し合いに乗るような悪人ばかりではないはずだ。
必ず、自分と同じように主催者を倒そうと考える人もいるに決まっている。
さあ、行動方針が決まったなら早速出発
……とはならなかった。正確には、彼女は軽々に動くことができない状態なのだ。
この会場に飛ばされたのは、魔女の誘惑に負けて殺し合いに乗るような悪人ばかりではないはずだ。
必ず、自分と同じように主催者を倒そうと考える人もいるに決まっている。
さあ、行動方針が決まったなら早速出発
……とはならなかった。正確には、彼女は軽々に動くことができない状態なのだ。
(まさか、ソウルジェムの力が抑えられてるなんてね……これもこの首輪のせいかしら?
とにかく、これじゃ同時に出せる銃は二丁が限界。
そうなると多分、癒しの魔法の効果も薄れているんでしょうね)
とにかく、これじゃ同時に出せる銃は二丁が限界。
そうなると多分、癒しの魔法の効果も薄れているんでしょうね)
金色の光を放つ宝玉を見つめながら、マミは今後のことを考える。
宝玉、ソウルジェムは魔法少女の命そのもの。闘いにも生命維持にも欠かせない。
そんなソウルジェムの力が、この会場に飛ばされてから抑えられているのだ。
宝玉、ソウルジェムは魔法少女の命そのもの。闘いにも生命維持にも欠かせない。
そんなソウルジェムの力が、この会場に飛ばされてから抑えられているのだ。
得意の無限銃による殲滅掃射、最終射撃ティロ・フィナーレは現状のソウルジェムでは使えない。
元より魔力の無駄使いを避けるため、マミは体術の腕前もかなりのものではあるが……
正体不明の主催者、そして恐らくいるであろう優勝狙いのマーダー。
彼らを相手にそれらで闘い続けるのは厳しい。
そして、ソウルジェムは魔力を消費するほど穢れを蓄める。
いくら高い魔力を有するマミであっても、考え無しに魔法を使い、傷を負えば……
待っているのは最悪の結末だ。
そうならないためにも、共に闘ってくれる参加者は必須。
これはマミ本人が一人孤独に闘い続けることに、淋しさをおぼえているのも理由だが。
しかし繰り返すがここはバトルロワイアルの会場。善人がいれば悪人もいる。
仲間を求めて動き回り、殺人に乗っている者と先に出くわす可能性も十分にあり得る。
ましてやマミは見た目はか弱い少女。まずは弱そうな奴から殺そうと、狙われる確率も高いだろう。
普段なら問題ないが、力を抑えられてる現状で、複数人を相手に闘えるであろうか?
そして撃退できたとしても、魔力を使い過ぎては本末転倒。
慎重に、計画的な行動を心掛けねば、打倒主催者など夢のまた夢だ。
元より魔力の無駄使いを避けるため、マミは体術の腕前もかなりのものではあるが……
正体不明の主催者、そして恐らくいるであろう優勝狙いのマーダー。
彼らを相手にそれらで闘い続けるのは厳しい。
そして、ソウルジェムは魔力を消費するほど穢れを蓄める。
いくら高い魔力を有するマミであっても、考え無しに魔法を使い、傷を負えば……
待っているのは最悪の結末だ。
そうならないためにも、共に闘ってくれる参加者は必須。
これはマミ本人が一人孤独に闘い続けることに、淋しさをおぼえているのも理由だが。
しかし繰り返すがここはバトルロワイアルの会場。善人がいれば悪人もいる。
仲間を求めて動き回り、殺人に乗っている者と先に出くわす可能性も十分にあり得る。
ましてやマミは見た目はか弱い少女。まずは弱そうな奴から殺そうと、狙われる確率も高いだろう。
普段なら問題ないが、力を抑えられてる現状で、複数人を相手に闘えるであろうか?
そして撃退できたとしても、魔力を使い過ぎては本末転倒。
慎重に、計画的な行動を心掛けねば、打倒主催者など夢のまた夢だ。
(魔法少女が魔法を奪われたらただの少女……
でも動かないのも意味がないわ。とにかく、支給品を見てみましょう)
でも動かないのも意味がないわ。とにかく、支給品を見てみましょう)
とりあえずは、支給品を見てから。
紅茶が入ってたらなぁ……と僅かばかりの煩悩を打ち払い、マミは荷物に手をかける。
地図に食料、筆記用具……これらは基本支給品だ。自分に支給されたものはなんだろう?
そう思いながら漁っていると、何か硬いものに指が触れた。
紅茶が入ってたらなぁ……と僅かばかりの煩悩を打ち払い、マミは荷物に手をかける。
地図に食料、筆記用具……これらは基本支給品だ。自分に支給されたものはなんだろう?
そう思いながら漁っていると、何か硬いものに指が触れた。
「なにかしら、これ……!?」
少し引っ張り出してみると、黒光りしていて、熱を持つ……
いや決して猥褻物などではなく、マミにとっては当たりの品といえるものだった。
いや決して猥褻物などではなく、マミにとっては当たりの品といえるものだった。
「こ、これならティロ・フィナーレが使えなくても魔女を退治できる!
待っていなさい触手の魔女。あなたの好きにはさせないわ!」
待っていなさい触手の魔女。あなたの好きにはさせないわ!」
そう叫ぶ魔法少女の右肩付近には、魔砲が浮遊していた。
魔法が駄目なら魔砲を使えばいいじゃない!そんなことを言う女王もいたかもしれない。
とにかく、マミはいい品に恵まれたのだ。絶好調である。
魔法が駄目なら魔砲を使えばいいじゃない!そんなことを言う女王もいたかもしれない。
とにかく、マミはいい品に恵まれたのだ。絶好調である。
「でも撃つ時になんて言えばいいかしら?まずは一発試し撃ちを……」
レッドブラスター!
「これは……!終焉の赤き光が全てを貫く!そう、まさにロッソ・フィナーレ!」
レッドブラスター!
「これは……!終焉の赤き光が全てを貫く!そう、まさにロッソ・フィナーレ!」
そして持病の方も絶好調。だってまだ中学生だもの。
……そう、彼女はまだ中学生。殺し合いを強いるには酷な年齢。
技の名前を考えているのも、もしかしたら恐怖の感情を表に出さないためかもしれない。
しかし、その正義の心は確かに本物だった。
まだ幼さの残る少女は、体に不釣り合いな砲台と共に歩き始める。
この世界の理、殺し合いを破壊するために。
……そう、彼女はまだ中学生。殺し合いを強いるには酷な年齢。
技の名前を考えているのも、もしかしたら恐怖の感情を表に出さないためかもしれない。
しかし、その正義の心は確かに本物だった。
まだ幼さの残る少女は、体に不釣り合いな砲台と共に歩き始める。
この世界の理、殺し合いを破壊するために。
【一日目・日中/練馬区南西部】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、ソウルジェム残魔力100%
[装備]:魔法銃二丁、砲台一門
[道具]:支給品一式、ソウルジェム
[思考]
基本:仲間を集め、触手の魔女(禍神)を倒す。
1:慎重に行動し、魔力の消費、無駄な戦闘を極力控える。
2:殺し合いには乗らないが、危険だと判断した人物は撃つ。
3:キュゥべえを探す
【個人制限及び特殊体質】
※ソウルジェムの力が抑えられています。首輪か会場全体の効果かは不明。
※銃の精製や傷の治癒などでソウルジェムの魔力を消費。0になった瞬間、死亡or魔女化します。
※ソウルジェムを破壊されない限り肉体はどんな致命傷でも死にませんが、首輪は例外。
※ソウルジェムの魔力は時間経過回復不可。グリーフシード、それに準ずる何かで回復可能。
※キュゥべえとのテレパシー会話にも制限。かなり接近しない限り不可。
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、ソウルジェム残魔力100%
[装備]:魔法銃二丁、砲台一門
[道具]:支給品一式、ソウルジェム
[思考]
基本:仲間を集め、触手の魔女(禍神)を倒す。
1:慎重に行動し、魔力の消費、無駄な戦闘を極力控える。
2:殺し合いには乗らないが、危険だと判断した人物は撃つ。
3:キュゥべえを探す
【個人制限及び特殊体質】
※ソウルジェムの力が抑えられています。首輪か会場全体の効果かは不明。
※銃の精製や傷の治癒などでソウルジェムの魔力を消費。0になった瞬間、死亡or魔女化します。
※ソウルジェムを破壊されない限り肉体はどんな致命傷でも死にませんが、首輪は例外。
※ソウルジェムの魔力は時間経過回復不可。グリーフシード、それに準ずる何かで回復可能。
※キュゥべえとのテレパシー会話にも制限。かなり接近しない限り不可。
【支給品解説『砲台』】
七期にて防衛システムが装備していた物理エネルギーブラスターを発射できる砲台。
打撃にも使用可能な強度を誇る大型ビームライフルと思えばいい。
※マミに限らず、銃火器あるいは近代兵器の扱いが得意な人物が使用した場合、僅かに威力上昇。
性質上、相手の強度で威力が変わるため、クリスタルボーイにも命中させることはできるが効果は薄い。
四種のブラスターは、一発撃つ毎に色がランダム変化。発射方法はトリガータイプ。
レッド・ブルー・イエロー→威力は同じ。それぞれ炎・氷・電気が弱点の相手を一撃で仕留めることが可能。
パープル→威力は無し。代わりに確率で対象者に毒・混乱・睡眠・麻痺効果をそれぞれ与える。
メガスマッシュ、アタッカー召喚→四門揃っていないため使用不可。
七期にて防衛システムが装備していた物理エネルギーブラスターを発射できる砲台。
打撃にも使用可能な強度を誇る大型ビームライフルと思えばいい。
※マミに限らず、銃火器あるいは近代兵器の扱いが得意な人物が使用した場合、僅かに威力上昇。
性質上、相手の強度で威力が変わるため、クリスタルボーイにも命中させることはできるが効果は薄い。
四種のブラスターは、一発撃つ毎に色がランダム変化。発射方法はトリガータイプ。
レッド・ブルー・イエロー→威力は同じ。それぞれ炎・氷・電気が弱点の相手を一撃で仕留めることが可能。
パープル→威力は無し。代わりに確率で対象者に毒・混乱・睡眠・麻痺効果をそれぞれ与える。
メガスマッシュ、アタッカー召喚→四門揃っていないため使用不可。
| 002:QBR~キュゥべえのバトルロワイアル~ | 投下順 | 004:頑張れ男の子! |
| 002:QBR~キュゥべえのバトルロワイアル~ | 時系列順 | 004:頑張れ男の子! |
| 初登場! | 巴マミ | 028:金髪少女たちのお茶会 |