「……お前、俺さまと手を組む気はないか?」
しばらく黙ってなにやら考え事をしていた男、マグニスはそう口を開いた。
「はい?この私が、あなたと、ですか?」
そしてそれを受ける少女、初音ミクは若干呆れた表情でマグニスの顔をみつめる。
短い時間とはいえ、互いに殺すつもりで武器を振るってきたのだ。
外傷は特にないが、斧の一撃を受け止めた時、その力の入り具合で殺意があるのは明白。
そんな男が急に静止をかけ、突然手を組まないかと態度を一変させてきたのだ。
これで警戒をするなというほうが無理な話である。
短い時間とはいえ、互いに殺すつもりで武器を振るってきたのだ。
外傷は特にないが、斧の一撃を受け止めた時、その力の入り具合で殺意があるのは明白。
そんな男が急に静止をかけ、突然手を組まないかと態度を一変させてきたのだ。
これで警戒をするなというほうが無理な話である。
(とはいえ……)
しかし、警戒しつつもミクはこの提案を真剣に考え始める。
自分の目的はあくまで、この殺し合いに乗じて憎き巡音ルカを始めとするVOCALOIDを破壊すること。
KAITOだけは嫌いではないが、彼もいつ巡音ルカのように自分に刃向かうかはわからない。危険は芽のうちに切り取らねば。
そして、主催者を含めた劣悪種、人間を調教することもだ。
この提案をしてきたマグニスが人間であったなら、容赦なく叩き潰してやっているところだが……
自分の目的はあくまで、この殺し合いに乗じて憎き巡音ルカを始めとするVOCALOIDを破壊すること。
KAITOだけは嫌いではないが、彼もいつ巡音ルカのように自分に刃向かうかはわからない。危険は芽のうちに切り取らねば。
そして、主催者を含めた劣悪種、人間を調教することもだ。
この提案をしてきたマグニスが人間であったなら、容赦なく叩き潰してやっているところだが……
(ハーフエルフ……よくわかりませんが、彼の反応を見る限りでは……人間ではない?)
目の前の男は、どうにも人間ではないらしい。
よくよく見れば、耳のあたりが確かに人間とは異なっている。
相手が人間でないのなら、とりあえずは自分の排除対象からは外れている。
よくよく見れば、耳のあたりが確かに人間とは異なっている。
相手が人間でないのなら、とりあえずは自分の排除対象からは外れている。
(……少しは、話を聞いてみるのも悪くはないですかね)
「いいでしょう。ただし、あなたのお話を聞いてからですけど……
まずは、あなたとハーフエルフについてお聞きしましょうか?」
「言われなくても言ってやるよ。いいか、よく聞け!
俺さまは人間じゃねぇ!ハーフエルフ、ディザイアン五聖刃の一人、マグニスさまだ!」
まずは、あなたとハーフエルフについてお聞きしましょうか?」
「言われなくても言ってやるよ。いいか、よく聞け!
俺さまは人間じゃねぇ!ハーフエルフ、ディザイアン五聖刃の一人、マグニスさまだ!」
やがて、二人の人間ではない参加者は、それぞれの情報交換を行った。
「なんだと……?」
「へぇ……おもしろいじゃないですか……」
「へぇ……おもしろいじゃないですか……」
微々たるものだが、互いの持つ情報を知ったマグニスとミクは、驚きを隠せなかった
(これはさすがに、ユグドラシル様にすぐにお伝えしないとまずいな……)
マグニスは、驚きと同時に怒りと焦りの感情があった。
にわかには信じられない話だが、ミクによればやはりこの辺り一帯の建造物などは全て人間の手によるもの。
さらにはそれを語るミクまでもが【人間に造られた】存在らしい。
まるでエクスフィアを使ったかのような動きをする自動人形を、人間は量産できる。
これは外の高度な文明以上に由々しき事態だ。
ミクと戦った自分だからこそわかる。戦闘技術は持っていないようだが、それでも少しは手こずる相手だ。
五聖刃ならともかく、一般のディザイアン兵ではまるで歯が立たないだろう。
その五聖刃も、機械複数体に同時に襲われたら、万が一ということもありうる。
にわかには信じられない話だが、ミクによればやはりこの辺り一帯の建造物などは全て人間の手によるもの。
さらにはそれを語るミクまでもが【人間に造られた】存在らしい。
まるでエクスフィアを使ったかのような動きをする自動人形を、人間は量産できる。
これは外の高度な文明以上に由々しき事態だ。
ミクと戦った自分だからこそわかる。戦闘技術は持っていないようだが、それでも少しは手こずる相手だ。
五聖刃ならともかく、一般のディザイアン兵ではまるで歯が立たないだろう。
その五聖刃も、機械複数体に同時に襲われたら、万が一ということもありうる。
(だが、こいつが人間を豚だとわかっている奴で助かったぜ……)
しかしマグニスにとって幸運だったのは、その人間に造られた機械であるはずのミクが、人間を心底嫌悪していることだった。
「人間牧場ですか……とても素晴らしい発想ですね。
これはあなたの……いやハーフエルフに対する評価を改める必要がありそうです」
これはあなたの……いやハーフエルフに対する評価を改める必要がありそうです」
自分が管理している牧場の話をしたらものすごく食いついてきたりもした。
自分たちディザイアンの行いは、時に同族からも忌み嫌われることがあるというのに。
まさかこんなわけのわからない場所で、人間でもハーフエルフでもない者から賛同を得られるとは思ってもみなかった。
自分たちディザイアンの行いは、時に同族からも忌み嫌われることがあるというのに。
まさかこんなわけのわからない場所で、人間でもハーフエルフでもない者から賛同を得られるとは思ってもみなかった。
「いいですよ。同盟のお話、お受けしましょう」
「へっ、話がわかるじゃねえか」
「へっ、話がわかるじゃねえか」
マグニスとミクは、ニヤリと笑ってみせる。
握手はないが、その笑みこそがなによりの証。
共通の敵、人間を狩る者たちの集いが、今ここに誕生した。
握手はないが、その笑みこそがなによりの証。
共通の敵、人間を狩る者たちの集いが、今ここに誕生した。
「さてと……それでは少し予定を変えて動く必要がありますね」
「あん?」
「あん?」
頭に疑問符を浮かべるマグニスに構わず、ミクはコツコツと地面を鳴らしながら、それに近づいた。
二人が話している間に少しばかり血が固まり始めた、人間の死体に。
二人が話している間に少しばかり血が固まり始めた、人間の死体に。
「それっ」
ミクはもはや動かないそれに、容赦なく蹴りを入れる。
すると宙に浮かび上がった死体から、カランと何かが床の上に落ちた。
マグニスの一閃により頭を失った死体では、本来の役目を果たせなくなった血塗れの首輪だ。
すると宙に浮かび上がった死体から、カランと何かが床の上に落ちた。
マグニスの一閃により頭を失った死体では、本来の役目を果たせなくなった血塗れの首輪だ。
「その豚の首輪を拾ってどうしようってんだ?」
「マグニスさん達の人間牧場は素晴らしいものです。が、この私が全くその存在をしらなかった。
同じくあなたも私のことを、このスタジオをしらない……どうにも納得がいきませんからね。
あの場所に私達を集めた主催者を締め上げて、色々吐かせようかと。そのためにはこの首輪が邪魔ですからね」
「なるほどな、この俺さまに首輪なんてもんつけやがった、あの豚どもに身の程を知らせるための下準備ってわけか。
あのピンクの雌豚含めて、生かしておく理由はねえからな」
「へえ、ピンクの雌豚ですか。奇遇ですね、私が今一番殺したいのもそんな豚なんですよ」
「マグニスさん達の人間牧場は素晴らしいものです。が、この私が全くその存在をしらなかった。
同じくあなたも私のことを、このスタジオをしらない……どうにも納得がいきませんからね。
あの場所に私達を集めた主催者を締め上げて、色々吐かせようかと。そのためにはこの首輪が邪魔ですからね」
「なるほどな、この俺さまに首輪なんてもんつけやがった、あの豚どもに身の程を知らせるための下準備ってわけか。
あのピンクの雌豚含めて、生かしておく理由はねえからな」
「へえ、ピンクの雌豚ですか。奇遇ですね、私が今一番殺したいのもそんな豚なんですよ」
指先で首輪をくるくると回しながら、ミクは再び邪悪な笑みを浮かべる。
なんの因果か、ミクとマグニスが誰よりも優先して殺したい相手もまた、共通していたのだ。
なんの因果か、ミクとマグニスが誰よりも優先して殺したい相手もまた、共通していたのだ。
【新宿区・TV局前(スタジオアルタ)/一日目・日中】
【初音ミク@VOCALOID】
【状態】:健康
【装備】:グリンガムの鞭
【道具】:基本支給品一式×2、不明支給品(0~2)、南夏奈の支給品(1~3)、南夏奈の首輪
【思考】基本:人間を見つけ次第『調教』する。首輪が外せそうな参加者は生け捕り
0:マグニスと組んで行動。人間の情報を提供する
1:巡音ルカとそのマスターを殺害する
2:その他VOCALOIDも殺害する
3:首輪を外し、主催者から色々と情報をききだす
※他VOCALOIDよりも身体能力が強化されています
※シンフォニア世界の情報を少し入手しました
【初音ミク@VOCALOID】
【状態】:健康
【装備】:グリンガムの鞭
【道具】:基本支給品一式×2、不明支給品(0~2)、南夏奈の支給品(1~3)、南夏奈の首輪
【思考】基本:人間を見つけ次第『調教』する。首輪が外せそうな参加者は生け捕り
0:マグニスと組んで行動。人間の情報を提供する
1:巡音ルカとそのマスターを殺害する
2:その他VOCALOIDも殺害する
3:首輪を外し、主催者から色々と情報をききだす
※他VOCALOIDよりも身体能力が強化されています
※シンフォニア世界の情報を少し入手しました
【マグニス@テイルズオブシンフォニア】
【状態】:健康
【装備】:肌色の斧@FC版ドラゴンクエスト3
【道具】:支給品一式、不明支給品(0~2)※確認済み
【思考】基本:皆殺し。 できれば主催も殺したい。
1:初音ミクと組んで行動
2:バトルロワイアル会場に使われている技術等を仲間か上司に伝えたい
3:自分を馬鹿にした雌豚(=巡音ルカ)を殺す。
4:他に会った豚(=参加者)も、もちろん殺す。
【補足】
※原作出展です、少なくとも主人公達に倒される前。
※人間の技術やVOCALOIDの情報を少し入手しました
【状態】:健康
【装備】:肌色の斧@FC版ドラゴンクエスト3
【道具】:支給品一式、不明支給品(0~2)※確認済み
【思考】基本:皆殺し。 できれば主催も殺したい。
1:初音ミクと組んで行動
2:バトルロワイアル会場に使われている技術等を仲間か上司に伝えたい
3:自分を馬鹿にした雌豚(=巡音ルカ)を殺す。
4:他に会った豚(=参加者)も、もちろん殺す。
【補足】
※原作出展です、少なくとも主人公達に倒される前。
※人間の技術やVOCALOIDの情報を少し入手しました
- 南夏奈の首輪
マグニスに殺害された南夏奈の首輪。遺体より回収された
マグニスの絶妙な斧技により、血が付着している以外は無傷の状態
起爆システムその他が生きているかは現時点では不明
マグニスの絶妙な斧技により、血が付着している以外は無傷の状態
起爆システムその他が生きているかは現時点では不明
| 041:Going My Way | 投下順 | 043:最終兵器主婦 |
| 040:類は友を呼ぶ? | 時系列順 | 043:最終兵器主婦 |
| 032:パルマーB「お前ら人間じゃねぇ! 」 | 初音ミク | 058:狩は人々の愉しみ |
| 032:パルマーB「お前ら人間じゃねぇ! 」 | マグニス | 058:狩は人々の愉しみ |