「……」
青ざめ、怯えた表情で一人の少女が歩いていた。
その息は荒く、全速力で逃げてきたことが窺える。
少し前、自分の想像を遥かに上回るバケモノ……吸血鬼アーカードに出会ってしまった巴マミだ。
不意討ちの頭部狙撃がまるで意味をなさず、おそらく確実にソウルジェムもろとも首を奪えたであろう黒犬……
圧倒的な力の差を見せつけられた彼女の心は、砕け散る寸前まで追い込まれていた。
マミも魔女相手に数年に渡り戦い続け、勝ち続けてきた歴戦の魔法少女。
よほどのことがない限り、負けることはおろか傷つくことさえない。
だがそんな彼女だからこそわかってしまう。あのバケモノに、自分は勝てないということが。
あのバケモノいわく、あれでも再生速度は落ちているらしいが、そもそも頭を撃たれて死なない時点で十分におかしい。
再生速度を上回る攻撃を……敵を完全に拘束した状態で可能な限りのマスケット銃と大砲を召喚すれば或いはだが……
すでに濁り始めたマミのソウルジェム……残りの魔力ではそれも厳しい。
出来たとして、討ち漏らしてしまっては魔力の枯渇した自分はまさに餌にされてしまうだろう。
「……駄目、これはまだ、使えない……」
だが、そんなマミにも僅かながら希望は残っていた。
ソウルジェムとは異なる支給品……マミの手の中でカチャカチャ音を鳴らす漆黒の物体が。
その数は3つ。ソウルジェムの濁りを唯一回復させる『グリーフシード』だ。
魔力は攻撃と同時に魔法少女の生命維持にもかかせない。つまりこれは切り札になりうる。
その息は荒く、全速力で逃げてきたことが窺える。
少し前、自分の想像を遥かに上回るバケモノ……吸血鬼アーカードに出会ってしまった巴マミだ。
不意討ちの頭部狙撃がまるで意味をなさず、おそらく確実にソウルジェムもろとも首を奪えたであろう黒犬……
圧倒的な力の差を見せつけられた彼女の心は、砕け散る寸前まで追い込まれていた。
マミも魔女相手に数年に渡り戦い続け、勝ち続けてきた歴戦の魔法少女。
よほどのことがない限り、負けることはおろか傷つくことさえない。
だがそんな彼女だからこそわかってしまう。あのバケモノに、自分は勝てないということが。
あのバケモノいわく、あれでも再生速度は落ちているらしいが、そもそも頭を撃たれて死なない時点で十分におかしい。
再生速度を上回る攻撃を……敵を完全に拘束した状態で可能な限りのマスケット銃と大砲を召喚すれば或いはだが……
すでに濁り始めたマミのソウルジェム……残りの魔力ではそれも厳しい。
出来たとして、討ち漏らしてしまっては魔力の枯渇した自分はまさに餌にされてしまうだろう。
「……駄目、これはまだ、使えない……」
だが、そんなマミにも僅かながら希望は残っていた。
ソウルジェムとは異なる支給品……マミの手の中でカチャカチャ音を鳴らす漆黒の物体が。
その数は3つ。ソウルジェムの濁りを唯一回復させる『グリーフシード』だ。
魔力は攻撃と同時に魔法少女の生命維持にもかかせない。つまりこれは切り札になりうる。
「ソウルジェムといい、これも総理大臣の計らいなのかしら……」
こうも自分に都合のいい支給品が入っていると、普通の参加者なら僅かに喜ぶものだろう。
だがしかし、マミはとてもそんな楽観的な見方はできなかった。
元々魔力が高めな自分のソウルジェムにグリーフシード3つ。
もしかしたら、全てつぎ込めばあのバケモノも木っ端微塵にすることができるかもしれない。
問題はその後だ。
自分はあのバケモノと対峙したが、青年の乱入によりこうして一命を取り留めている。
(そう、あの人は少なくとも私が逃げるだけの時間、あのバケモノを止めることに成功している……
それに魔法少女でもないのに変身まで……)
あの青年の顔には見覚えがある。国会議事堂で勇ましく総理大臣に反抗していた人物だ。
確かに彼は、正義感に満ち溢れていた。自分自身、助けられた。
だがいずれは彼も殺さなくてはならない。
もちろん気はひける。ポーズを決めての変身や溢れる正義感は、新米魔法少女だった頃の自分とも重なる。
(それでも……もし、あの人もキュゥべえと契約したのだとしたら……いずれ魔女になってしまうわ)
自分の目的はあくまで、優勝して願いを叶えることだ。
全ての魔法少女を……いや今となっては『人に危害を加える怪物全ての存在否定』くらいはしないとまずい。
青年の方はともかく、あのバケモノは魔女ではない、もっと恐ろしい何かだ。
相討ちになってくれたらありがたいが、あの二人以外にもバケモノかそれに似た力を持つ者がいないとは限らない。
より優勝の必要性が出てきたこの状況は、嫌でも慎重に動かなくてはならない。
シードは3つ。参加者一人や二人を倒すのに全部使ってしまうのは愚の骨頂だ。
優遇されているように見える支給品だが、逆だ。これぐらいしないと、主催者のいう『対等』な戦いはできないということなのだろう。
だがしかし、マミはとてもそんな楽観的な見方はできなかった。
元々魔力が高めな自分のソウルジェムにグリーフシード3つ。
もしかしたら、全てつぎ込めばあのバケモノも木っ端微塵にすることができるかもしれない。
問題はその後だ。
自分はあのバケモノと対峙したが、青年の乱入によりこうして一命を取り留めている。
(そう、あの人は少なくとも私が逃げるだけの時間、あのバケモノを止めることに成功している……
それに魔法少女でもないのに変身まで……)
あの青年の顔には見覚えがある。国会議事堂で勇ましく総理大臣に反抗していた人物だ。
確かに彼は、正義感に満ち溢れていた。自分自身、助けられた。
だがいずれは彼も殺さなくてはならない。
もちろん気はひける。ポーズを決めての変身や溢れる正義感は、新米魔法少女だった頃の自分とも重なる。
(それでも……もし、あの人もキュゥべえと契約したのだとしたら……いずれ魔女になってしまうわ)
自分の目的はあくまで、優勝して願いを叶えることだ。
全ての魔法少女を……いや今となっては『人に危害を加える怪物全ての存在否定』くらいはしないとまずい。
青年の方はともかく、あのバケモノは魔女ではない、もっと恐ろしい何かだ。
相討ちになってくれたらありがたいが、あの二人以外にもバケモノかそれに似た力を持つ者がいないとは限らない。
より優勝の必要性が出てきたこの状況は、嫌でも慎重に動かなくてはならない。
シードは3つ。参加者一人や二人を倒すのに全部使ってしまうのは愚の骨頂だ。
優遇されているように見える支給品だが、逆だ。これぐらいしないと、主催者のいう『対等』な戦いはできないということなのだろう。
(あのバケモノは後よ。今はとにかく……倒せる相手から倒して、もっとグリーフシードや使える支給品を集めて……
焦ったら駄目……大丈夫、落ち着いて……)
焦ったら駄目……大丈夫、落ち着いて……)
マミは深く深呼吸する。
確かにあのバケモノや青年は相当に強い。だがそんな参加者が溢れているはずもないだろう。
事実、議事堂では恐怖に震えている参加者も何人か見ている。
彼らはきっと焦って動き回るだろう。殺し合いが出来ないかあるいは否定するなら、首輪を外すしか逃げ道はないのだから。
首輪を外せる道具を探して無用心に動き回る弱い参加者から殺害し、道具を集めていく……
とても正義の魔法少女がとる行動ではないが、マミの中ではすでにその決意は固まっている。
確かにあのバケモノや青年は相当に強い。だがそんな参加者が溢れているはずもないだろう。
事実、議事堂では恐怖に震えている参加者も何人か見ている。
彼らはきっと焦って動き回るだろう。殺し合いが出来ないかあるいは否定するなら、首輪を外すしか逃げ道はないのだから。
首輪を外せる道具を探して無用心に動き回る弱い参加者から殺害し、道具を集めていく……
とても正義の魔法少女がとる行動ではないが、マミの中ではすでにその決意は固まっている。
(ごめんなさいね……全ては、未来のためなのよ……)
……
「はい、これでしばらくすれば腕の痛みや痺れもとれますよ。
それじゃあ僕は少し物資を調達してきますから、ハクさんはちょっと待っててください」
「は、はい……ありがとうございます……」
それじゃあ僕は少し物資を調達してきますから、ハクさんはちょっと待っててください」
「は、はい……ありがとうございます……」
手際よく腕に包帯を巻き終えると、青年は立ち上がり去っていく。
その後ろ姿を、弱音ハクはただ黙って見つめていた。
(私は……何をしているんだろう……)
彼女もまた、恐ろしいバケモノ、人間ではあるのだが人間とは思えない母に襲われ、少しばかりめげていた。
支給品が丈夫だったため、母の攻撃を防ぐことは出来たが、なければおそらく自分は肉塊にされていただろう。
途中青年の乱入がなかった場合も、おそらくあの場で殺されていただろう。
(その気になれば優勝できるかもって考えが……甘すぎた……)
そんなジャイアンの母との出会いは、ぐらついていたハクの方針を固めるきっかけにもなった。
最初に出会う参加者の方針で自分も動くつもりでいたが、そこでいきなり殺されかけ、同時に助けられもした。
最初に出会った参加者は母と青年。二人の行動方針は真逆。
あの場で、青年の言葉通り彼を壁にして自分一人で逃げることもできた。
結果的に逃走には成功したが、より確実に逃げるためには、優勝を考えているならそうするべきだった。
そうしなかった時点で、ハクは自分でも気がつかないうちに自分の方針を決められていたのだ。
(私は……私も自分の力が及ぶ限り『家族』のために頑張ろう……!)
ハクは決意を固める。
元より、自分よりも他人を心配する心優しい性格の持ち主であるハクにとってはこちらの方がやはり性にあっている。
自分を襲った母には、大切な息子がいるらしい。そして息子のためだけに、その親友を蘇らせようとしていた。
自分を助けた青年にも、大切な家族である妻と子がいるらしい。
もちろん、自分にも大切な家族がいる。
本当の家族ではないが、みんなが自分を家族の一員として迎え入れてくれる、あたたかい場所がある。
殺された少年と都知事にも、家族はいるだろう。
まだ見ぬ他の参加者にも、おそらくきっといるはずだ。
そう、憎むべきは主催者。家族を引き裂いた元凶。
こんな殺し合いの場でなければ、きっとあの子煩悩な母とも仲良くなれただろうに。
(あの人とまた戦うことになる前に、首輪を外して主催者を斬れれば……)
支給された銀色の剣は、あれだけの母の猛攻を受けても刃こぼれしていない。
その後ろ姿を、弱音ハクはただ黙って見つめていた。
(私は……何をしているんだろう……)
彼女もまた、恐ろしいバケモノ、人間ではあるのだが人間とは思えない母に襲われ、少しばかりめげていた。
支給品が丈夫だったため、母の攻撃を防ぐことは出来たが、なければおそらく自分は肉塊にされていただろう。
途中青年の乱入がなかった場合も、おそらくあの場で殺されていただろう。
(その気になれば優勝できるかもって考えが……甘すぎた……)
そんなジャイアンの母との出会いは、ぐらついていたハクの方針を固めるきっかけにもなった。
最初に出会う参加者の方針で自分も動くつもりでいたが、そこでいきなり殺されかけ、同時に助けられもした。
最初に出会った参加者は母と青年。二人の行動方針は真逆。
あの場で、青年の言葉通り彼を壁にして自分一人で逃げることもできた。
結果的に逃走には成功したが、より確実に逃げるためには、優勝を考えているならそうするべきだった。
そうしなかった時点で、ハクは自分でも気がつかないうちに自分の方針を決められていたのだ。
(私は……私も自分の力が及ぶ限り『家族』のために頑張ろう……!)
ハクは決意を固める。
元より、自分よりも他人を心配する心優しい性格の持ち主であるハクにとってはこちらの方がやはり性にあっている。
自分を襲った母には、大切な息子がいるらしい。そして息子のためだけに、その親友を蘇らせようとしていた。
自分を助けた青年にも、大切な家族である妻と子がいるらしい。
もちろん、自分にも大切な家族がいる。
本当の家族ではないが、みんなが自分を家族の一員として迎え入れてくれる、あたたかい場所がある。
殺された少年と都知事にも、家族はいるだろう。
まだ見ぬ他の参加者にも、おそらくきっといるはずだ。
そう、憎むべきは主催者。家族を引き裂いた元凶。
こんな殺し合いの場でなければ、きっとあの子煩悩な母とも仲良くなれただろうに。
(あの人とまた戦うことになる前に、首輪を外して主催者を斬れれば……)
支給された銀色の剣は、あれだけの母の猛攻を受けても刃こぼれしていない。
(……相手が誰であれ、人を斬った私を……みんなはまだ家族としてうけ入れてくれるかな……?
いや、みんなを守ることができたなら、私はそれだけで……)
いや、みんなを守ることができたなら、私はそれだけで……)
……
「ハクさん?」
「ひゃ!? あ、ラグナさんごめんなさい、少し考え事を……」
「ひゃ!? あ、ラグナさんごめんなさい、少し考え事を……」
それほど時間も経たない内に、青年ラグナは戻ってきた。
見た目はあまり変わらないが、彼の荷物から何かがはみ出している。
「あの恐ろしい女性の姿はありませんでした。なんとか巻いたか、見逃してもらえたようですね。
とはいえ……状況が状況ですから、女性一人で外を歩くのは危険です。
もしハクさんがよろしければ、僕と行動を共にしていただけるとうれしいのですが……」
「よ、よろしくお願いします!足手まといにならないように頑張ります」
「(……あれだけの脚力を持っていながら、どうして自分を低めに見ているんだろう?)
こちらこそよろしくお願いします。……ところでハクさん」
「はい」
「今ちょっと近くのお店からこんなものを拝借してきたんですが、着てくれませんか?」
「え!?な、なんでですか!?」
そう言ってラグナが取り出したのは【メイド服@現実】だった。
荷物からはみ出ていたものの正体がどうやらこれらしい。
「正直に言いますと、今のハクさんの格好は男にとって非常に刺激的です。
僕は多分大丈夫ですが、これから出会う男性参加者が魅了されてその胸やお尻に飛び込むおそれが……」
「え……?そんなにすごい格好でしたか?……そうか、だからレン君何度も何度も……」
「……もう被害に遭ってるじゃないですか!ほら、ヘッドドレスもありますからどうぞ!」
「あの……それをつける意味は……?」
見た目はあまり変わらないが、彼の荷物から何かがはみ出している。
「あの恐ろしい女性の姿はありませんでした。なんとか巻いたか、見逃してもらえたようですね。
とはいえ……状況が状況ですから、女性一人で外を歩くのは危険です。
もしハクさんがよろしければ、僕と行動を共にしていただけるとうれしいのですが……」
「よ、よろしくお願いします!足手まといにならないように頑張ります」
「(……あれだけの脚力を持っていながら、どうして自分を低めに見ているんだろう?)
こちらこそよろしくお願いします。……ところでハクさん」
「はい」
「今ちょっと近くのお店からこんなものを拝借してきたんですが、着てくれませんか?」
「え!?な、なんでですか!?」
そう言ってラグナが取り出したのは【メイド服@現実】だった。
荷物からはみ出ていたものの正体がどうやらこれらしい。
「正直に言いますと、今のハクさんの格好は男にとって非常に刺激的です。
僕は多分大丈夫ですが、これから出会う男性参加者が魅了されてその胸やお尻に飛び込むおそれが……」
「え……?そんなにすごい格好でしたか?……そうか、だからレン君何度も何度も……」
「……もう被害に遭ってるじゃないですか!ほら、ヘッドドレスもありますからどうぞ!」
「あの……それをつける意味は……?」
【台東区・秋葉原近辺の民家/一日目・午後】
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康、両腕に包帯(治療済み)
【装備】メタルキングの剣
【道具】基本支給品一式、メイド服、ヘッドドレス
【思考】
基本:家族を見つけて守りつつ、首輪を外して主催者に挑む
0:何故、ヘッドドレスまで……つけますけど
1:ラグナについていく
2:自分の死より他人の死の方が気になる
3:ジャイアンの母とはあまり戦いたくない
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康、両腕に包帯(治療済み)
【装備】メタルキングの剣
【道具】基本支給品一式、メイド服、ヘッドドレス
【思考】
基本:家族を見つけて守りつつ、首輪を外して主催者に挑む
0:何故、ヘッドドレスまで……つけますけど
1:ラグナについていく
2:自分の死より他人の死の方が気になる
3:ジャイアンの母とはあまり戦いたくない
【ラグナ@ルーンファクトリー フロンティア】
【状態】:健康、RP70%
【装備】:鋼の槍
【道具】:基本支給品一式(ランダム品0~2)
【思考】基本:主催者の撃破
0:実はヘッドドレスの方がメインなんですけどね……
1:ハクにこの辺りを案内してもらい、道具を集めたい
2:ハクと共に行動
3:回復用の食料と武器及び素材の確保
4:殺人は控えるが、場合によってはやむなし
【ヘッドドレス@ルーンファクトリーF】
ラグナが軽装であるハクのために現地素材で作り上げた頭防具。
魔力による加護か、その見た目に反して防御性能は非常に高い。
さらに、様々な属性攻撃力と防御力が上昇する。
女性専用ということはなく、誰でも装備可能。
【メイド服@現実】
現地の店から持ち出されたメイド服。一応露出はかなり控えめなデザインでロングスカートタイプ。
ヘッドドレスがあるならやっぱりこれも必要だ!という理由だけで持ち出された。当然特殊な効果はない。
基本女性の服だが、カオスロワではマーラ様の人やかみなりさんなど、男が着る傾向にある。
酷い時には、あのDIOが着用する程だ。
【状態】:健康、RP70%
【装備】:鋼の槍
【道具】:基本支給品一式(ランダム品0~2)
【思考】基本:主催者の撃破
0:実はヘッドドレスの方がメインなんですけどね……
1:ハクにこの辺りを案内してもらい、道具を集めたい
2:ハクと共に行動
3:回復用の食料と武器及び素材の確保
4:殺人は控えるが、場合によってはやむなし
【ヘッドドレス@ルーンファクトリーF】
ラグナが軽装であるハクのために現地素材で作り上げた頭防具。
魔力による加護か、その見た目に反して防御性能は非常に高い。
さらに、様々な属性攻撃力と防御力が上昇する。
女性専用ということはなく、誰でも装備可能。
【メイド服@現実】
現地の店から持ち出されたメイド服。一応露出はかなり控えめなデザインでロングスカートタイプ。
ヘッドドレスがあるならやっぱりこれも必要だ!という理由だけで持ち出された。当然特殊な効果はない。
基本女性の服だが、カオスロワではマーラ様の人やかみなりさんなど、男が着る傾向にある。
酷い時には、あのDIOが着用する程だ。
……
(……あれは、多分……倒せるわよね?)
息を潜めつつ、魔法少女に変身した状態で、マミは近くの民家の様子を窺う。
民家にいるのは、前に出会ったアーカードと比べたら遥かに格下に見える参加者だ。
押しの弱そうな女性と、その女性になにやらメイド服を手渡している妙な青年。
このバトルロワイアルという極限状態で、一体何を考えているのか?
(わけがわからないわ)
おそらく、恐怖のあまりに正常な思考が出来なくなってしまった哀れな参加者だろう。
どうせ死ぬのなら、その時まで好き放題やりたいということか。
民家にいるのは、前に出会ったアーカードと比べたら遥かに格下に見える参加者だ。
押しの弱そうな女性と、その女性になにやらメイド服を手渡している妙な青年。
このバトルロワイアルという極限状態で、一体何を考えているのか?
(わけがわからないわ)
おそらく、恐怖のあまりに正常な思考が出来なくなってしまった哀れな参加者だろう。
どうせ死ぬのなら、その時まで好き放題やりたいということか。
(悪いけど……その時間もあげることはできない……
私は、私はなんとしてでも優勝しなければならないの……!)
私は、私はなんとしてでも優勝しなければならないの……!)
もはや体の一部と言っても過言ではない、愛用のマスケット銃を呼び出し、構える。
マスケット銃の特性上、一度発射してしまうと再射撃はできない。使い捨てだ。
もし初弾を外せば、もう奇襲はできない。さらに弾道から、こちらの居場所もばれてしまう。
民家の外全体を銃で取り囲み、一斉掃射する方法もあるが……
(魔力がもったいないわね……大丈夫、いけるはず)
マミの肌に、うっすらと汗が滲む。
まだアーカードの恐怖が完全にぬぐえたわけでは、ぬぐえるわけがない。
相手は今度こそ人間だ。銃撃に反応できるはずがないし、頭を撃たれれば死ぬに決まっている。
唯一の気がかりは、二人ともが剣と槍をいつまでも手離さないことか。
(万が一あれで防がれたら……?いや、でも……)
マスケット銃の特性上、一度発射してしまうと再射撃はできない。使い捨てだ。
もし初弾を外せば、もう奇襲はできない。さらに弾道から、こちらの居場所もばれてしまう。
民家の外全体を銃で取り囲み、一斉掃射する方法もあるが……
(魔力がもったいないわね……大丈夫、いけるはず)
マミの肌に、うっすらと汗が滲む。
まだアーカードの恐怖が完全にぬぐえたわけでは、ぬぐえるわけがない。
相手は今度こそ人間だ。銃撃に反応できるはずがないし、頭を撃たれれば死ぬに決まっている。
唯一の気がかりは、二人ともが剣と槍をいつまでも手離さないことか。
(万が一あれで防がれたら……?いや、でも……)
呼吸を整えつつ、魔弾の射手は機を窺う。
【台東区・秋葉原近辺/一日目・午後】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】:アーカードに恐怖、ソウルジェム汚染率45%(進行中)
【装備】:巴マミのソウルジェム、マスケット銃
【道具】:基本支給品一式、グリーフシード×3
【思考】基本:優勝して、魔法少女以外の脅威も消す
1:目の前の二人組を狙撃する?スルーする?
2:アーカードと青年(光太郎)は出来れば共倒れになってほしい
3:参加者から支給品やグリーフシードを奪い取り、バケモノへ対抗できるようにする
※グリーフシードの余裕により少しだけ希望が出てきたため、汚染速度低下中
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】:アーカードに恐怖、ソウルジェム汚染率45%(進行中)
【装備】:巴マミのソウルジェム、マスケット銃
【道具】:基本支給品一式、グリーフシード×3
【思考】基本:優勝して、魔法少女以外の脅威も消す
1:目の前の二人組を狙撃する?スルーする?
2:アーカードと青年(光太郎)は出来れば共倒れになってほしい
3:参加者から支給品やグリーフシードを奪い取り、バケモノへ対抗できるようにする
※グリーフシードの余裕により少しだけ希望が出てきたため、汚染速度低下中
【グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ】
巴マミに支給。
作中に登場する、魔法少女の魔力を唯一回復させるといわれる黒い球体。
先端は凄く尖っているため、投げつけられたら刺さるかもしれない。
ソウルジェムにかざすことでその汚れを吸収するが、使用回数は限られている。
シードの正体は……
巴マミに支給。
作中に登場する、魔法少女の魔力を唯一回復させるといわれる黒い球体。
先端は凄く尖っているため、投げつけられたら刺さるかもしれない。
ソウルジェムにかざすことでその汚れを吸収するが、使用回数は限られている。
シードの正体は……
| 040:類は友を呼ぶ? | 投下順 | 042:君と豚を狩りあうTCBR |
| 038:鬼神心母 ~Ogress Heart Mothers~ | 時系列順 | 045:神は識っている、ここで死ぬ運命かもしれないと |
| 025:タケシの本当は怖い家庭の長 | 弱音ハク | 065:とある魔法少女の災難 |
| 025:タケシの本当は怖い家庭の長 | ラグナ | 065:とある魔法少女の災難 |
| 023:打ち砕かれた幻想(希望) | 巴マミ | 065:とある魔法少女の災難 |