「くっ――」
ただ単純な結果として、この青年は勝った……いや負けたのかもしれない。
何をもって勝ち負けを判断するか?
その基準によって、変わってしまう。
敵の息の根を止めれば勝ち、自分の息の根が止められたなら負け……
極端な話だが、今はバトルロワイアル。この基準はあながち間違ってはいないだろう。
そしてこの基準の場合、青年は勝っても負けてもいない――引き分けだった。
いや正しくは痛み分けだろうか?
何をもって勝ち負けを判断するか?
その基準によって、変わってしまう。
敵の息の根を止めれば勝ち、自分の息の根が止められたなら負け……
極端な話だが、今はバトルロワイアル。この基準はあながち間違ってはいないだろう。
そしてこの基準の場合、青年は勝っても負けてもいない――引き分けだった。
いや正しくは痛み分けだろうか?
「おのれ、クライシスの怪人め……制限さえなければ……」
体の節々に傷を作った青年の名は南光太郎。またの名を仮面ライダーBLACK RX。
本来であれば、彼の戦闘能力は常軌を逸しており、仲間の仮面ライダーの中でも群を抜いている。
彼が口癖のように呟くクライシス、その皇帝ですら、光太郎の前には呆気なく爆殺される。
不思議なことが起きれば、もう光太郎の対戦相手に待つ運命は敗北の二文字以外ない。
本来であれば、彼の戦闘能力は常軌を逸しており、仲間の仮面ライダーの中でも群を抜いている。
彼が口癖のように呟くクライシス、その皇帝ですら、光太郎の前には呆気なく爆殺される。
不思議なことが起きれば、もう光太郎の対戦相手に待つ運命は敗北の二文字以外ない。
そんな光太郎をここまで追い詰めたクライシスの怪人――実は全然違うのだが――アーカード。
彼もまた、光太郎と同じく非常に高い戦闘能力を有する存在だった。
強靭な肉体、本来弱点であるべきはずの太陽光にも動じず、再生まで可能。
そんな光太郎とアーカードの戦いたるや凄まじいものがあり、その場をすぐに離れた少女は賢明だった。
いくら制限をつけられようが、元が元なだけにまともな方法で勝てる相手ではないのだから。
彼もまた、光太郎と同じく非常に高い戦闘能力を有する存在だった。
強靭な肉体、本来弱点であるべきはずの太陽光にも動じず、再生まで可能。
そんな光太郎とアーカードの戦いたるや凄まじいものがあり、その場をすぐに離れた少女は賢明だった。
いくら制限をつけられようが、元が元なだけにまともな方法で勝てる相手ではないのだから。
結果としては、前述通り痛み分けとなった。
南光太郎もアーカードも、生きたまま戦闘は終了したのだ。
南光太郎もアーカードも、生きたまま戦闘は終了したのだ。
主な原因としては、お互いの攻撃力、決め手に欠けたことだろう。
アーカードは確かに同族をもってして化物と言わしめるほどであるが、彼の真骨頂はその規格外の不死性。
単純な物理攻撃力だけを見れば、防御力よりも遥かに見劣りしてしまう。
拘束制御術式の封印、武器も無しの素手の状態なら尚更だ。
勿論、いくら低めと言えど普通の人間なら軽くズタズタに引き裂ける程度にはあるが……
相手もまた普通ではない。南光太郎は普通ではない。
ロボライダーの装甲は硬く、バイオライダーに至っては攻撃を命中させることすら厳しいかったのだ。
ではその光太郎が有利だったかと言えば、答えはノーだ。
光太郎は攻守に優れた力を持っているが、前述通りアーカードは守備に特化している。
さらに言えば、とにかく移動速度が速い。回避能力も高いわけだ。
つまりアーカードも光太郎も、なかなか攻撃を決められない、決めても重傷を与えるにはいたらなかったのだ。
アーカードは確かに同族をもってして化物と言わしめるほどであるが、彼の真骨頂はその規格外の不死性。
単純な物理攻撃力だけを見れば、防御力よりも遥かに見劣りしてしまう。
拘束制御術式の封印、武器も無しの素手の状態なら尚更だ。
勿論、いくら低めと言えど普通の人間なら軽くズタズタに引き裂ける程度にはあるが……
相手もまた普通ではない。南光太郎は普通ではない。
ロボライダーの装甲は硬く、バイオライダーに至っては攻撃を命中させることすら厳しいかったのだ。
ではその光太郎が有利だったかと言えば、答えはノーだ。
光太郎は攻守に優れた力を持っているが、前述通りアーカードは守備に特化している。
さらに言えば、とにかく移動速度が速い。回避能力も高いわけだ。
つまりアーカードも光太郎も、なかなか攻撃を決められない、決めても重傷を与えるにはいたらなかったのだ。
戦闘が終わったのは、光太郎の制限――仮面ライダーへの変身可能時間10分――のせいだ。
光太郎は生身の状態でもクライシス帝国と戦えるほど強いが……さすがにアーカード相手は無謀。
彼もそれを理解している以上、断腸の思いだが退却を余儀なくされた。
その時、不思議とアーカードは追ってこなかった。
光太郎の攻撃により負った全身の傷の再生を優先したのだろうか?
あるいは相手も自分も全力を出せない状態での決着を避けたかったからだろうか?
それとももっと別の、なんらかの理由があったのだろうか?
それはアーカード本人しか知り得ないが、とにかく二人の一回目の戦いは終わったのだ。
少なくとも光太郎は、当初の目的であった、少女の救出は達成している。
仮面ライダーとして、正義の使者として弱者を助けることに成功した。
クライシスの怪人を討てなかったのは悔しいが、光太郎は少女を助けられたことには満足していた。
光太郎は生身の状態でもクライシス帝国と戦えるほど強いが……さすがにアーカード相手は無謀。
彼もそれを理解している以上、断腸の思いだが退却を余儀なくされた。
その時、不思議とアーカードは追ってこなかった。
光太郎の攻撃により負った全身の傷の再生を優先したのだろうか?
あるいは相手も自分も全力を出せない状態での決着を避けたかったからだろうか?
それとももっと別の、なんらかの理由があったのだろうか?
それはアーカード本人しか知り得ないが、とにかく二人の一回目の戦いは終わったのだ。
少なくとも光太郎は、当初の目的であった、少女の救出は達成している。
仮面ライダーとして、正義の使者として弱者を助けることに成功した。
クライシスの怪人を討てなかったのは悔しいが、光太郎は少女を助けられたことには満足していた。
それは、本当に僅か油断だった。
「――――ッ!」
光太郎の全身を駆け巡る、恐ろしい寒気。
アーカードと相対した時にも、クライシス幹部を前にした時も感じたことのない寒気、悪寒。
一仕事を終え、疲れ果てた英雄を迎えたのは、一時の休息なんかではなかった。
アーカードと相対した時にも、クライシス幹部を前にした時も感じたことのない寒気、悪寒。
一仕事を終え、疲れ果てた英雄を迎えたのは、一時の休息なんかではなかった。
反射的に振り返った光太郎。その先には……
「ぬっ!また新たなクライシスの怪人――――!?」
叫ぶことも許されず、光太郎の視界と意識は一瞬の内にして闇の中へと吸い込まれていった。
本当に一瞬であり、身体が最後に感じたのは生温さと謎の粘り――
アーカードとは異なった意味での化物の唾液だった。
本当に一瞬であり、身体が最後に感じたのは生温さと謎の粘り――
アーカードとは異なった意味での化物の唾液だった。
――ゴクン
それだけの音で。南光太郎の肉体は、化物の胃袋という名の暗黒空間へ――
「……」
化物――いや、その言葉が相応しくない外見の持ち主……
元は愛らしいピンクのまん丸、今は首輪のせいでピンクの瓢箪となったカービィだ。
獲物と定めた白い生物(ナマモノ)たちに逃げられた彼は酷く苛立っていた。
ジェットか、せめてホイールの能力があれば追いつけたのだが……
流石に素足ダッシュではバイクには追いつけなかった。
つまり空腹も空腹、ご馳走を逃して更に空腹が加速した状態で――
彼は弱った獲物を見つけた。
空腹な生物は例外なく狂暴だ。そこに人間だの猛獣だの未確認生物だのの差はない。
己の空腹を満たす。ただその生物が持つ本能に従い、ピンクの悪魔は次なる獲物を探す――
元は愛らしいピンクのまん丸、今は首輪のせいでピンクの瓢箪となったカービィだ。
獲物と定めた白い生物(ナマモノ)たちに逃げられた彼は酷く苛立っていた。
ジェットか、せめてホイールの能力があれば追いつけたのだが……
流石に素足ダッシュではバイクには追いつけなかった。
つまり空腹も空腹、ご馳走を逃して更に空腹が加速した状態で――
彼は弱った獲物を見つけた。
空腹な生物は例外なく狂暴だ。そこに人間だの猛獣だの未確認生物だのの差はない。
己の空腹を満たす。ただその生物が持つ本能に従い、ピンクの悪魔は次なる獲物を探す――
【文京区/一日目・午後】
【カービィ@星のカービィ】
【状態】:空腹(参加者1~2人を食すことで落ち着く程度)、体中央部に首輪
【装備】:
【道具】:基本支給品一式、ランダム品1~3(体内にキングストーン、支給品一式にランダムアイテム0~2)
【思考】基本:SEARCH&EAT
0:次の獲物を探しに適当に移動する
1:主催者を徹底的に懲らしめた後、家でゆっくりする
2:首輪が邪魔なので外せるなら外したい
3:逃がした二人(かみなりさん・キュゥべえ)はいつか食う
※主催者を除く参加者全員をマップのザコ敵と認識しています
※最初のバトルロワイアルのルールをちゃんと把握していないかもしれません
※吸い込んだ相手を星型弾にして吐き出すことはできません
※飛行、コピー能力に関する制限は後の書き手さんにお任せします
※体内のものは、何かのショックで外に吐き出される可能性があります
※南光太郎より、なんらかのコピー能力を手に入れたかもしれません
【カービィ@星のカービィ】
【状態】:空腹(参加者1~2人を食すことで落ち着く程度)、体中央部に首輪
【装備】:
【道具】:基本支給品一式、ランダム品1~3(体内にキングストーン、支給品一式にランダムアイテム0~2)
【思考】基本:SEARCH&EAT
0:次の獲物を探しに適当に移動する
1:主催者を徹底的に懲らしめた後、家でゆっくりする
2:首輪が邪魔なので外せるなら外したい
3:逃がした二人(かみなりさん・キュゥべえ)はいつか食う
※主催者を除く参加者全員をマップのザコ敵と認識しています
※最初のバトルロワイアルのルールをちゃんと把握していないかもしれません
※吸い込んだ相手を星型弾にして吐き出すことはできません
※飛行、コピー能力に関する制限は後の書き手さんにお任せします
※体内のものは、何かのショックで外に吐き出される可能性があります
※南光太郎より、なんらかのコピー能力を手に入れたかもしれません
【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX 死亡確認】
※文京区・東京ドーム前がアーカードとの戦闘で大規模に破壊されました
※文京区・東京ドーム前がアーカードとの戦闘で大規模に破壊されました
| 047:嗚呼。それにしても剣が欲しい…… | 投下順 | 049:少年と美女と恐竜と |
| 047:嗚呼。それにしても剣が欲しい…… | 時系列順 | 049:少年と美女と恐竜と |
| 023:打ち砕かれた幻想(希望) | 南光太郎 | 死亡 |
| 033:白い悪魔とピンクの悪魔 | カービィ | 064:ぽよ!カブ!グオオオオ!!! |