姓名:石動 灰
年齢:16歳
性別:男
職業:輝明学園海鳴分校二年生
所属:風紀委員会?石動家不思議研究部
性格:常識人、流されやすい、ツッコミ、
   ヘタレ、(無感情)、(病的なまでに臆病)
好きな物:紅茶、平穏な日常、リーダーシップのある人物
嫌いな物:無意味な騒乱、馬鹿、賭け事、(自分)
弱点:十字架、銀、大蒜、白木(トネリコ)の杭、
   流水、炎、聖水、ワイン、聖句、聖書、
   太陽光、ダンピール、百合の花、
   鏡に映らない、招かれないと入れない、
   自分の生まれた土地の土の上でしか眠れない。

  • 経歴
石動・禍因愛の魔王に滅ぼされた時に、自らの子孫に仕込んだ自分のコピープログラム。
石動・大地の妻、石動・円?の胎内で死んだ子供に寄生することで禍因が復活する筈だったが、愛の魔王の配下『吊られた男』?が転生魔術に仕込んだバグにより記憶の再生が遅らされ、結果として死んだ筈の子供が自我を持つこととなった。
幼少期から制御しきれない程の魔力を持ち、その副作用によっておよそ考えうる全ての吸血鬼の弱点を持ち、頻繁に魔力暴走による傷を負っていた。
灰が三歳の時に、禍因の自我が完全に目覚め灰の意思を押し潰そうと攻撃を開始。灰は意識不明の重態となる。
これを重く見た父・大地は絶縁されていた石動家に頭を下げて影宮家に渡りを付けてもらい、禍因の封印を依頼した。
この時、禍因の力には既に裏界の技術により封印が施されており、うかつな封印をすると封印が干渉しあって灰の人格が吹き飛ぶ恐れがあった為、禍因に類似した人物に禍因の力の一部を分散させることによって禍因の力を弱める封印術を選択。
禍因に近しい(石動の血を引き、冷酷非情で利に聡く欲に溢れ、強い憎悪を持つ)人物で尚且つ、強い力を得ても我が道を行き、後々敵になりにくい人物として当時、高校生の身で石動組の内部抗争により母を失った石動・刹那が唯一候補として挙げられた。
刹那はある条件を出してこれを承諾、これによって再封印は成功し(?)灰の身体は安定した。
この時、影宮から「私利私欲無く、人の為を思って使うときのみ封印が解放される」『人為』の封印を、刹那から「己の信念に照らし合わせて迷い無き時のみ力が行使できる」『不惑』の封印を施される。
これをもって『人為不惑』と呼ぶ。

だが、灰の苦難はまだまだ続く。灰が成長するに従って彼の感情が希薄で生存意欲が薄い事がわかって来た。愛の魔王の封印があまりに強固過ぎて、灰自身の愛情という感情も共に封印されていたのだ。
対応策が何一つ見出せなかった大地は、人の心や自我に一日の長がある辰宮家?に灰を泣く泣く預け、禍因だけを滅ぼす方法を探すべく世界を巡る旅に出た。
預けられた灰は同年代で同時期に同じような事故にあった辰宮・紡と共に育てられ、小学校を共にする。
その間、失われた感情や愛情を取り戻そうと様々な事にチャレンジするが効果は無く、自分と同様の症状の紡以外に興味を示すことも無く、周囲を欺く為の感情の模倣だけが上達していった。
中学の時に、一度大地が家に戻り共同生活を営みながら通常の中学校に通ってみるが、いざと言うときのバックアップが出来ずウィザードとしての学校生活を送る事を余儀なくされた為に高校は輝明学園海鳴分校を選ぶ。

高校の入学式の時、新入生の案内をしている上級生を見て、『心拍数が上がり』、『動悸と眩暈を覚え』、『意味も無く顔に血が上った』
今まで感じたことの無いこの身体の昂りがもしかしたら感情の発露ではないかという、淡い期待に賭けた彼は彼女の所属している風紀委員会?に入り、彼女を影から監察することにした。
が、生来感情が薄く常に人の模倣をしながら一生懸命生きている彼は、他人から見れば非常に真面目に見えるらしく、あれよあれよと言う間に期待の新人扱い。
その後、ふとした弾みから幼馴染の機龍・悠哉と再会し、その流れで不思議研究部という摩訶不思議な風紀委員会の天敵にも所属することになり、今の忙しい日々を送るに至る。

設定

性格・感情面

  • 感情の根幹を成す愛情が無く、人にそのことを知られるのを非常に恐れているので、常に人の模倣をしてその場を取り繕ってきた。
   その為、人の発言を無視することが出来ず結果としてツッコミになりがちでリアクションが大きい。
   しかし、対応や行動までもが他者の模倣である為に、自発的行動や自意識に欠ける面がある。言わば後天性のヘタレである。
  • 自分と言う存在が作り物、或いは非常に希薄な存在であることを理解していて、それが周りに知られることを恐れている。
  • 愛情や恋愛の話題に対して拒否反応を示すのは初心な為ではなく、それらが個人差が大きく本質的には理解できない為である。
  • 平穏な日々を好む理由の一つに、同じような日常を繰り返すのであれば現在の模倣のままでも耐え抜ける。というものがある。
  • 恐怖心と羞恥心と自己嫌悪が人一倍強いが、それを知られる事を恐怖心と羞恥心が許さない。

肉体・魔力面

  • 背は若干同年代より低め。体重も軽い。
  • 満月に近くなると現れる目の下のクマや肌荒れは吸血しないでいる為の栄養不足が原因で、睡眠不足のためではない。
  • 血液を摂取しないと生きていけないが、普段は鉄の意志で耐えている。
   しかし、満月の夜は吸血鬼としての本能が高まる為、吸血衝動を抑えきれなくなる。
   その為、満月の日は寮に外出許可を取って自分のバイト先に泊めてもらい、十字架や聖書で周囲を囲み耐えている。
  • 反面、新月の日には吸血鬼の魔力も弱まり、すこぶる調子がよくなる。機嫌も良い。
  • 『人為不惑』の封印がされており、ウィザード絡みで誰かが苦しんでいるのでもない限り力が出せない筈だったが、
   度重なる力の行使、『不老不死』の使用などによって封印は格段に弱まっている。
  • 元となっている石動・灰の身体はウィザードでは無い為、彼にとってのレベルアップとは即ち禍因による侵食と同義である。

戦闘面

  • 指先から凝固させた血液を飛ばす『血塊弾』、それらを広範囲にばら撒く『血塊散弾』、二連射する『血塊連弾』
   凝固させた血液を槍状にして投擲する『血塊槍』、それを二つ同時に放つ『血塊双槍』
   指と爪との間から凝固した血液を伸ばす『血塊爪』
   空気中に一度拡散させた血液を敵の攻撃に合わせてピンポイントで凝固させる『血散盾』、それを周囲の人間に張る『血界盾』
   体内に流れる血液の酸素濃度を一時的に増大させて瞬時に動く『瞬血操』など戦闘方法は多彩。
  • 現在では徐々に表に出つつあるブリンクの力の一部を用いて、操霊魔法『ヘイスト』、古代語魔法『フィジカル・エンハンス』、真語魔法『スロウ』など、この世界のものではない支援魔術をいくつか身に着ける事に正解した。
  • 辰宮・紡に流れる竜の血を摂取することにより、一時的にプリムラ・カーマインと同じく吸血鬼としての弱点を克服しつつ魔力を強化することが出来る。
 ただし、日頃吸血をしない為、終わった後、自己嫌悪に苛まれる事となる。

生活面

  • 血液を自在に操作できる為、持久力、心肺能力に長ける。
  • 得意科目は英語と古文。苦手科目は数学と化学。成績は中の上。
  • 隣町の古書店でバイトしており、老夫婦の店主に孫のように可愛がられている。
  • 紅茶を良く飲むのはカインとブリンク双方の影響。凝れば凝るほど同調は進む。
  • 水泳の授業は屋外かつ流水にあたるのでいつも見学。日が差すため窓際の席に座りづらい。
  • 町に聖歌が溢れ、誰もが聖人を讃えるクリスマスシーズンは死に掛けている。冬休みに入るなり母のいる非キリスト教圏に旅立ったりする。
  • 実はバレンタインデーも聖人の日なので非常に危ない。チョコレートが嫌いな訳ではないが・・・
  • 味覚的に鉄分や塩分を好む為、料理音痴。カインの経験からピアノはちょっとした腕前。ブリンクの経験からバイオリンとギターも弾ける。
  • 音楽に関しては洋楽オールジャンルが好きだが、最近の洋楽は稀に神の名前が入っている為油断できない。
  • 風紀委員会の仕事に対しては非常に真面目であり、それによって不思議研究部の面々と対立することもしばしばある。
  • ファッションセンスは悪くは無い。が良くも悪くもモノトーンで画一的な服装を好む。これはカインやブリンクの影響が強い。

対人面

  • 辰宮・紡の前では全てを知られている為か、気を許していて、無表情(デフォルト)でいることがある。
  • 二木・明菜に対して特別な感情を持っていると考えているが、それが自らの気に入った処女の生き血を求める吸血鬼の、
   引いてはカインの習性ではないかと恐れていて、今一歩を踏み出せない。
  • 個人として自分を救ってくれた石動・刹那を崇拝している。
   が、それがテスタメントの影響で刹那の身体の中に転移してきたブリンク・ローリングストーンであることに気が付いてはいない。
  • 父に対しては昔は自分の身体の事などで遠慮があり上手くやっていけなかった。
   中学時代になっても父の愛情は理解できなかったが、それでもいいという父に感謝はしている。
  • 母はとても気を使ってくれるが、イノセントな為、灰の事を病弱で日本で療養していないといけないと思っている。
  • 石動家の中では優しい祖父は気に入っている。が、凶暴かつ無神経な曽祖父は怖い。
   辰宮家とはある意味、家族同然の付き合いをしている。影宮家相手には頭が上がらない。機龍家は近くにいると惹かれそうで怖い。

  • 石動灰の消失
現在、石動・カインによって完全にその体内に取り込まれ、彼の自意識は失われている。
彼自身を取り戻す為には、
1.カインと誰かとの間に為した子としてダンピール化して記憶も新たに生まれ出る。
2.カインの体内にある灰以外の全ての吸血された魂を滅ぼしサルベージする。
3.海老名の魔王から力を取り戻した禍因が自らの分身として作り出す。
4.あの事件を無かった事にする。
などの方法が考えられるがどれも一長一短で確実性が無い。

灰?バッドエンド集の中で生きてるよ!
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最終更新:2010年09月18日 02:02
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