空vs文
ちゆりによるパイプ椅子殴り耐久対決。
「というわけで北白河ちゆり。どちらかが音を上げるまで殴ってください」
「ま、待ってくれ。いくら私でも理由もなく人を殴るなんてできないぜ」
(……本当か?)
と、会場の誰もが思ったが、映姫は淡々と話を進める。
「では対戦者は何か殴られる理由を提出するように」
固まる対戦者+ちゆり。
腫れ物に触るようにして文が話し出す。
「あの、閻魔様。もう少し療養されていた方がよろしいのではありませんか……?」
「ほう。あなたは私の頭がおかしいと思っていると?」
「いえ、そうではなく、お疲れなのではないかと」
「そう思うなら競技を滞りなく進めるように。さあ、早く何か提出しなさい!」
これ以上怒らせてはマズイ。というわけでまず文が提出。
ちゆりによるパイプ椅子殴り耐久対決。
「というわけで北白河ちゆり。どちらかが音を上げるまで殴ってください」
「ま、待ってくれ。いくら私でも理由もなく人を殴るなんてできないぜ」
(……本当か?)
と、会場の誰もが思ったが、映姫は淡々と話を進める。
「では対戦者は何か殴られる理由を提出するように」
固まる対戦者+ちゆり。
腫れ物に触るようにして文が話し出す。
「あの、閻魔様。もう少し療養されていた方がよろしいのではありませんか……?」
「ほう。あなたは私の頭がおかしいと思っていると?」
「いえ、そうではなく、お疲れなのではないかと」
「そう思うなら競技を滞りなく進めるように。さあ、早く何か提出しなさい!」
これ以上怒らせてはマズイ。というわけでまず文が提出。
「えー、これは例の珠にカメラを取り付けて撮影した巫女の戦闘シーンです」
「焦熱地獄でのシーンなので服や髪が汗で肌に張り付き、マニアにはたまらない一品です。夏服ならもっと良かったんですが」
「このデバガメ!」
ボカッ!
「焦熱地獄でのシーンなので服や髪が汗で肌に張り付き、マニアにはたまらない一品です。夏服ならもっと良かったんですが」
「このデバガメ!」
ボカッ!
「二番霊烏路 空、リトルボーイのものまねしまーす」
「不謹慎すぎる!」
ボカッ!
「不謹慎すぎる!」
ボカッ!
「夢美さんから頂いた、ちゆりさんのマル秘写真集……」
「返せ!」
ボカッ!
「返せ!」
ボカッ!
「ファットマンのものまね……」
「もうさっきのこと忘れたのか鳥頭!」
ボカッ!
「もうさっきのこと忘れたのか鳥頭!」
ボカッ!
二人ともそろそろ降参して終わりにしたいし、ちゆりもいい加減疲れてきているのだが……
二人が殴られるたびに映姫が明らかに上機嫌になってきており止めるに止められない。
「なあ、確か閻魔様って地蔵菩薩の化身じゃなかったか?」
「そう言われていますが…… お疲れなのですよ。色々と」
「そろそろ核融合起こして終わりにしない?」
「あなたの能力は閻魔様やスキマ妖怪とは相性が悪すぎます」
ひそひそと話し合う対戦者たちに苛立つ映姫。笑顔だが明らかにやばい。
「まだ二人とも余裕があるでしょう。さあ、早く続きを!」
「もう少し休んでろ!」
ボカッ!
二人が殴られるたびに映姫が明らかに上機嫌になってきており止めるに止められない。
「なあ、確か閻魔様って地蔵菩薩の化身じゃなかったか?」
「そう言われていますが…… お疲れなのですよ。色々と」
「そろそろ核融合起こして終わりにしない?」
「あなたの能力は閻魔様やスキマ妖怪とは相性が悪すぎます」
ひそひそと話し合う対戦者たちに苛立つ映姫。笑顔だが明らかにやばい。
「まだ二人とも余裕があるでしょう。さあ、早く続きを!」
「もう少し休んでろ!」
ボカッ!
映姫は医者の所へ運び込まれ、対戦は引き分けとなった。
打ち所が良かったのか、鬱憤を吐き出してすっきりしたのか映姫はほどなくして公務にも復帰したようである。
打ち所が良かったのか、鬱憤を吐き出してすっきりしたのか映姫はほどなくして公務にも復帰したようである。
結果 引き分け
映姫様酷い目にあわせてごめんね。
映姫様酷い目にあわせてごめんね。