椛&橙チームvsお燐&咲夜チームによるロシアンルーレットシュークリーム対決。
20個中1個だけハズレがあり、それを食べた者の負けだ。
20個中1個だけハズレがあり、それを食べた者の負けだ。
「わー、おいしそう。いただきまーす」
「まずはルール説明をちゃんと聞いてください。それにまだ順番も決めていませんよ。大体最近のジャッジでは変なことをやらせ過ぎる(ry」
クンクンと匂いを嗅いでいた橙がいきなりフライングしようとし、映姫に説教を受けてしまった。
連日のファイトでの出来事のせいかかなりストレスが溜まっている様子で、説教にもかなり力が入っている様だ。
「まずはルール説明をちゃんと聞いてください。それにまだ順番も決めていませんよ。大体最近のジャッジでは変なことをやらせ過ぎる(ry」
クンクンと匂いを嗅いでいた橙がいきなりフライングしようとし、映姫に説教を受けてしまった。
連日のファイトでの出来事のせいかかなりストレスが溜まっている様子で、説教にもかなり力が入っている様だ。
「なあなあ咲夜さん、ちょっといいかい」(やばい臭いのするのが1個だけ混じってるし、これは死体回収のチャンスかな)
「何でしょうか?」(早く終わらないかしらね、館の掃除がまだ終わってないのだけど……)
「ハズレに何が入ってるか分からないんだろ? もし致死性のものが入っていて、死んでしまったら死体をあたいに頂戴よ」
「あら、ハズレに何が入っているか分かっているかの様な口振りですね」
「……」
「さあ順番を決めました。椛さん、咲夜さん、橙さん、燐さんの順番でお願いします」
映姫の一声で話はそれで中断してしまい、ついにゲームが開始された。
「何でしょうか?」(早く終わらないかしらね、館の掃除がまだ終わってないのだけど……)
「ハズレに何が入ってるか分からないんだろ? もし致死性のものが入っていて、死んでしまったら死体をあたいに頂戴よ」
「あら、ハズレに何が入っているか分かっているかの様な口振りですね」
「……」
「さあ順番を決めました。椛さん、咲夜さん、橙さん、燐さんの順番でお願いします」
映姫の一声で話はそれで中断してしまい、ついにゲームが開始された。
椛は迷うことなくシュークリームを1個食べた
(まあ予想通りだね、あたいも椛も橙も動物の嗅覚を持ってるんだからね)
しかし次からが燐の予想を超えていた。なんと咲夜は躊躇うことすらなくシュークリームを口に運んだのだ。
(……さすがに度胸は据わってるじゃないか)
だが真の異常はそれからだった。次の順もそのまた次の順も咲夜は気軽にシュークリームを平らげていく。
(何かがおかしいぞ、普通はもっと躊躇するもんだろ。まさかハズレでもせいぜいワサビくらいだとタカをくくっている……?)
(まあ予想通りだね、あたいも椛も橙も動物の嗅覚を持ってるんだからね)
しかし次からが燐の予想を超えていた。なんと咲夜は躊躇うことすらなくシュークリームを口に運んだのだ。
(……さすがに度胸は据わってるじゃないか)
だが真の異常はそれからだった。次の順もそのまた次の順も咲夜は気軽にシュークリームを平らげていく。
(何かがおかしいぞ、普通はもっと躊躇するもんだろ。まさかハズレでもせいぜいワサビくらいだとタカをくくっている……?)
そしてついに最後の3個、確立3分の1でハズレを引くという恐怖にも関わらず、咲夜はあっさりと食べてしまったのだった。
「結構なお味でした、では仕事があるのでこれで失礼します」
「……は?」
燐はもはや去っていく咲夜をポカンとした目で見送ることしかできなかった。
(何故なんだ、まさか能力を使って?)
「次は橙さんですね」
「わーい、はぐはぐ。おいしー♪」
(いやいや、閻魔さまが不正には目を光らせているはずだ)
「次は燐さんの番ですよ」
「結構なお味でした、では仕事があるのでこれで失礼します」
「……は?」
燐はもはや去っていく咲夜をポカンとした目で見送ることしかできなかった。
(何故なんだ、まさか能力を使って?)
「次は橙さんですね」
「わーい、はぐはぐ。おいしー♪」
(いやいや、閻魔さまが不正には目を光らせているはずだ)
「次は燐さんの番ですよ」
「ハッ……!」
映姫の声で燐は現実に立ち返った。
「あたいの番もなにも最後の1個じゃないですか、当然あたいらの負けですよ。ちぇっ、死体もゲット出来なかったし今日はいい所ナシだったよ。さ、帰ろ帰ろ」
「待ちなさい」
「何ですか閻魔さま」
「最初にルールを解説したハズです。ルールでは『ハズレを食べた』方の負けです。まだハズレは誰にも食べられていません」
「……あたいに死ねと?」
「ルールです」
「ギブアップは?」
「認めません」
その時の映姫の姿は、燐の目にはまさしく慈悲無き閻魔大王に見えたんだそうな。
映姫の声で燐は現実に立ち返った。
「あたいの番もなにも最後の1個じゃないですか、当然あたいらの負けですよ。ちぇっ、死体もゲット出来なかったし今日はいい所ナシだったよ。さ、帰ろ帰ろ」
「待ちなさい」
「何ですか閻魔さま」
「最初にルールを解説したハズです。ルールでは『ハズレを食べた』方の負けです。まだハズレは誰にも食べられていません」
「……あたいに死ねと?」
「ルールです」
「ギブアップは?」
「認めません」
その時の映姫の姿は、燐の目にはまさしく慈悲無き閻魔大王に見えたんだそうな。
「やれやれ、変なイベントで時間を浪費してしまったわ……それにしてもあの地獄猫も馬鹿ねぇ。最初に式神猫が匂いを嗅いでいた時、顔をしかめた1個があることを私が見逃したとでも思ってたのかしら?」
結果:椛&橙チームの勝ち