今回の勝負は真剣勝負。
ということで、お互いに日本刀を持っての戦いである。
ドゥーム、緋蜂、ストームコーザーは手が無いため、この時点で失格。
ミスティアと紫の一騎打ちとなった。
が、当然ながらミスティアに勝ち目などありはしない。
しかし当日、ミスティアは逃げずに勝負台にあがった。
仮にも大妖怪ローレライの名を持つ身。
敗北による痛みよりも、敵前逃亡によって卑怯者の謗りを受けることの方が許せなかったのだ。
ということで、お互いに日本刀を持っての戦いである。
ドゥーム、緋蜂、ストームコーザーは手が無いため、この時点で失格。
ミスティアと紫の一騎打ちとなった。
が、当然ながらミスティアに勝ち目などありはしない。
しかし当日、ミスティアは逃げずに勝負台にあがった。
仮にも大妖怪ローレライの名を持つ身。
敗北による痛みよりも、敵前逃亡によって卑怯者の謗りを受けることの方が許せなかったのだ。
そして、勝負開始。
紫の剣捌きはすさまじく、ミスティアには受けて耐えるだけで精一杯であった。
強烈な剣戟に、刀身のみならずミスティア自体にも凄まじい衝撃が襲い掛かる。
しかし、それでもミスティアは耐える。
きっと訪れるであろう、チャンスを待って……
が、十合目を耐えたところで、ミスティアが気づく。
相手の剣は凄まじく、自分の刀はぼろぼろになっていく。
しかし、相手の刀も、それと同じではないのか、と。
次の瞬間、鋭い音を立った。衝撃に耐え切れず、ついに刀が折れたのだった。
しかし、折れたのはミスティアの刀ではない。
力任せに振り回していた、紫の刀だった。
この瞬間、ミスティアの勝利が決定した。
紫の剣捌きはすさまじく、ミスティアには受けて耐えるだけで精一杯であった。
強烈な剣戟に、刀身のみならずミスティア自体にも凄まじい衝撃が襲い掛かる。
しかし、それでもミスティアは耐える。
きっと訪れるであろう、チャンスを待って……
が、十合目を耐えたところで、ミスティアが気づく。
相手の剣は凄まじく、自分の刀はぼろぼろになっていく。
しかし、相手の刀も、それと同じではないのか、と。
次の瞬間、鋭い音を立った。衝撃に耐え切れず、ついに刀が折れたのだった。
しかし、折れたのはミスティアの刀ではない。
力任せに振り回していた、紫の刀だった。
この瞬間、ミスティアの勝利が決定した。
なお、紫は勝とうと思えば普通の戦い方もできた。
しかし、それを紫は許さなかった。
何故か?
それは、遠い昔、紫がまだ若い妖怪だった頃の恋人が、人間の刀に倒れたからである。
それ以来、紫は刀というものが嫌いになったのである。
弾幕ごっこを考案したのも、刀嫌いから来るものである。
今回も、最初から刀で勝利するつもりは無かった。
付け加えると、このような形での敗北にしたのは、刀にとって最も屈辱といえる方法(本人談)だそうだ。
しかし、それを紫は許さなかった。
何故か?
それは、遠い昔、紫がまだ若い妖怪だった頃の恋人が、人間の刀に倒れたからである。
それ以来、紫は刀というものが嫌いになったのである。
弾幕ごっこを考案したのも、刀嫌いから来るものである。
今回も、最初から刀で勝利するつもりは無かった。
付け加えると、このような形での敗北にしたのは、刀にとって最も屈辱といえる方法(本人談)だそうだ。