今回のジャッジはエヴァッカニア・ドゥーム破壊タイムアタック。
ただでさえ凶悪なタイムアタックだが、今回はある意味原作より過酷である。
使われるモビルスーツは空を飛べないガンキャノンと接近戦を前提とした設計のエクシア……
つまりシューティングゲームでは当たり前である「避けながら射撃を撃ち込む」というのができないのである。
更に悪いことに、ガンダムについて知識のない映姫を始めとしてほとんどの住人がそれに気付いていない。
「太陽炉よ……私が太陽炉よ……」
ついでに、テンションが上がりすぎてキャラが変わっているお空も気付いていない。
そんな中神奈子は一人、早苗が集めていた設定集を読み策を練っていた。
ただでさえ凶悪なタイムアタックだが、今回はある意味原作より過酷である。
使われるモビルスーツは空を飛べないガンキャノンと接近戦を前提とした設計のエクシア……
つまりシューティングゲームでは当たり前である「避けながら射撃を撃ち込む」というのができないのである。
更に悪いことに、ガンダムについて知識のない映姫を始めとしてほとんどの住人がそれに気付いていない。
「太陽炉よ……私が太陽炉よ……」
ついでに、テンションが上がりすぎてキャラが変わっているお空も気付いていない。
そんな中神奈子は一人、早苗が集めていた設定集を読み策を練っていた。
さすがにエヴァッカニア・ドゥームを一度に二機持ってくるのは色んな意味で大変なため、
今回は先攻・後攻に分かれて一人ずつ競技を行うことになった。先攻はお空withエクシア。
今回は先攻・後攻に分かれて一人ずつ競技を行うことになった。先攻はお空withエクシア。
「ウツホ・F・レイウジ、目標を駆ちk(ガンッ!)」
勢いよく飛び上がって接近しようとした瞬間、見事に弾幕にぶち当たるエクシア。
対衝撃用宇宙服なんて着ていない上に興奮しすぎてベルトを締め忘れたお空は、当然派手に頭をぶつけた。
それでも一ミスにさえならないのがガンダムの装甲である。
なんとか持ち直して弾幕を避けたり防いだり直撃したりしながら接近し、切り刻んでいく。
対衝撃用宇宙服なんて着ていない上に興奮しすぎてベルトを締め忘れたお空は、当然派手に頭をぶつけた。
それでも一ミスにさえならないのがガンダムの装甲である。
なんとか持ち直して弾幕を避けたり防いだり直撃したりしながら接近し、切り刻んでいく。
「太陽炉と私のフュージョン、それが幻想郷のツインドライブシステム……!
そう、私達が! ガンダ(ガブッ)くぁwっせdrftgyふじこlp!!!」
そう、私達が! ガンダ(ガブッ)くぁwっせdrftgyふじこlp!!!」
あまりにハイになりすぎて独り言で舌を噛んだお空だが、
彼女の操るエクシアの動きは凄まじい。相手が射出する自律兵器にもトランザムで対応し、
装甲を凹ませながらもなんとかお空は撃破に成功した。
エクシアから下りるお空へ、審判の映姫が駆け寄ってくる。
彼女の操るエクシアの動きは凄まじい。相手が射出する自律兵器にもトランザムで対応し、
装甲を凹ませながらもなんとかお空は撃破に成功した。
エクシアから下りるお空へ、審判の映姫が駆け寄ってくる。
「お疲れ様でした。記録は六分です」
「…………」
「何かありましたか? 体調が悪いならあの薬師のところに……」
「……酔った」
「…………」
「何かありましたか? 体調が悪いならあの薬師のところに……」
「……酔った」
先に述べたとおり、お空は宇宙服を着ていない。
更にトランザムは通常よりはるかに高い機動性を発揮させるシステム。
当然シートベルトを締めていないお空はコックピットで派手にシェイクされまくっている。
更にトランザムは通常よりはるかに高い機動性を発揮させるシステム。
当然シートベルトを締めていないお空はコックピットで派手にシェイクされまくっている。
「もう、げんかい……」
「え? ちょ、ま」
「え? ちょ、ま」
映姫が着替えた後に後攻の神奈子withガンキャノンの番となったが、
スタートしてもガンキャノンは飛び上がろうともせず何ら動きを見せない。
痺れを切らしたのか、エヴァッカニア・ドゥームの方から接近を開始する。
それを確認した神奈子、相手が攻撃してくるより先になんとコックピットを開けてガンキャノンから飛び降りてきた。
周囲の視線を余所に、神奈子は大きく息を吸い込み。
スタートしてもガンキャノンは飛び上がろうともせず何ら動きを見せない。
痺れを切らしたのか、エヴァッカニア・ドゥームの方から接近を開始する。
それを確認した神奈子、相手が攻撃してくるより先になんとコックピットを開けてガンキャノンから飛び降りてきた。
周囲の視線を余所に、神奈子は大きく息を吸い込み。
「どっせえええええええええええええええい!!!」
奇声を上げて、ガンキャノンをオンバシラのごとく投げた。
弾幕を掻い潜り、見事にエヴァッカニア・ドゥームに激突するガンキャノン。
続いて懐から取り出したボタンをポチっと押した途端……ガンキャノンが見事に自爆した。
核融合炉の爆発には流石に耐え切れず、エヴァッカニア・ドゥームが沈んでいく。
そして周囲の被害もとんでもない。地上で核融合炉を爆発させたんだから当たり前である。
ただでさえお空にダイレクトアタックを喰らっていらついている映姫がすぐさま飛んできた。
弾幕を掻い潜り、見事にエヴァッカニア・ドゥームに激突するガンキャノン。
続いて懐から取り出したボタンをポチっと押した途端……ガンキャノンが見事に自爆した。
核融合炉の爆発には流石に耐え切れず、エヴァッカニア・ドゥームが沈んでいく。
そして周囲の被害もとんでもない。地上で核融合炉を爆発させたんだから当たり前である。
ただでさえお空にダイレクトアタックを喰らっていらついている映姫がすぐさま飛んできた。
「何をやっているんですか! 明らかにルール違反です!」
「しっかり撃破しているのに、何か問題が?」
「言いたいことは山ほどありますが、そもそもジャッジ対象は『ガンキャノンに搭乗した神奈子』なのに搭乗していないでしょう!」
「いや、一部のガンダムの世界観ではあれも搭乗すると言うことになるわ」
「そんな馬鹿な話が……」
「外の世界で実物を見た私たちが言うんだから間違いない。そうよね、早苗、諏訪子?」
「ハイ、ソウデスエンマサマ」
(……汚いさすが神奈子汚い)
「しっかり撃破しているのに、何か問題が?」
「言いたいことは山ほどありますが、そもそもジャッジ対象は『ガンキャノンに搭乗した神奈子』なのに搭乗していないでしょう!」
「いや、一部のガンダムの世界観ではあれも搭乗すると言うことになるわ」
「そんな馬鹿な話が……」
「外の世界で実物を見た私たちが言うんだから間違いない。そうよね、早苗、諏訪子?」
「ハイ、ソウデスエンマサマ」
(……汚いさすが神奈子汚い)
言うまでもなく嘘っぱちである。あのGガンダムですらそんなことは言っていない。
しかし幻想郷の住人に初代から00まで全部ガンダムを見通している者などいるはずもない。
それを利用した神奈子の作戦である。実際、誰一人として言い返せる者はいなかった。
……地霊殿が発売される前までだったのなら。
しかし幻想郷の住人に初代から00まで全部ガンダムを見通している者などいるはずもない。
それを利用した神奈子の作戦である。実際、誰一人として言い返せる者はいなかった。
……地霊殿が発売される前までだったのなら。
「審判長、この神は嘘を吐いているわ」
「え?」
「え?」
かくして心を読んださとりにより神奈子の屁理屈はあっさりと見破られ、
ジャッジはお空の勝利となった上、核融合炉の爆発による被害は全て神奈子が元通りにするハメになった。
ちなみにその後、お空はエクシアの太陽炉と自分の力を組み合わせた新型ガンダムの開発に取り組み、
結果として爆発事故を引き起こすのだがそれはまた別の話。
ジャッジはお空の勝利となった上、核融合炉の爆発による被害は全て神奈子が元通りにするハメになった。
ちなみにその後、お空はエクシアの太陽炉と自分の力を組み合わせた新型ガンダムの開発に取り組み、
結果として爆発事故を引き起こすのだがそれはまた別の話。