映姫「さて、今日は空気の読めないお二人に来て頂いたわけですが」
レミィ「女王たるこの私が、空気程度を読めないとでも?」
ロリス「読むの?空気を?何を言ってるのよ、空気なんて読めないわ」
映姫「空気を読んで空気を読まないとすれば相当の物ですが、まあ素ですよね。わかっています。
という事で今日のファイトは『空気が読めないならビーチでより楽しんだ方が勝ち』です」
レミィ「女王たるこの私に、空気を読む必要など無いわね」
ロリス「うーん……読めないよね?」
映姫「二人とも参加条件を満たすようですので、ビーチに行きましょう」
レミィ「女王たるこの私が、空気程度を読めないとでも?」
ロリス「読むの?空気を?何を言ってるのよ、空気なんて読めないわ」
映姫「空気を読んで空気を読まないとすれば相当の物ですが、まあ素ですよね。わかっています。
という事で今日のファイトは『空気が読めないならビーチでより楽しんだ方が勝ち』です」
レミィ「女王たるこの私に、空気を読む必要など無いわね」
ロリス「うーん……読めないよね?」
映姫「二人とも参加条件を満たすようですので、ビーチに行きましょう」
やって来たのは神綺の手によるロリスのプライベートビーチ。
魔界神の力により波の加減は思いのまま、日差しは常時真昼時と、
KENZENにビーチを楽しむにはもってこいの調整がされている。
レミリアに水と日光の影響を緩和する術をかけると、ロリスとレミリアはスク水に着替えて浜辺に飛び出す。
砂浜の大きなビーチパラソルの下では、映姫と小町がテーブルを挟んで座っており、
その傍らには咲夜が待機し、合計四人の面倒を見ている。
既にファイトの開始から数時間が経過しているが、一向に日が傾く気配は無く、
浜辺で遊ぶ二人の元気にも全く陰りが見えない。
映姫と小町はテーブルの中央に置かれた大きな一つのグラスにストローを刺し、
飲んでまったりしながら、元気に遊び続ける二人を眺める。
小町「本当に子供は元気ですねぇ……」
映姫「微笑ましくて良いと思いますよ」
小町「あの二人はお腹とか減らないんですか?」
映姫「魔法使いと吸血鬼ですから、その辺の欲求が希薄というのもありえるでしょう」
咲夜「お二人にはお食事を用意しましたよ」
映姫「ラーメンですね。いただきましょう」
小町「あれ、なんだかビーチが海の家になったような……まあ気にしたら負けですよね、うん」
魔界神の力により波の加減は思いのまま、日差しは常時真昼時と、
KENZENにビーチを楽しむにはもってこいの調整がされている。
レミリアに水と日光の影響を緩和する術をかけると、ロリスとレミリアはスク水に着替えて浜辺に飛び出す。
砂浜の大きなビーチパラソルの下では、映姫と小町がテーブルを挟んで座っており、
その傍らには咲夜が待機し、合計四人の面倒を見ている。
既にファイトの開始から数時間が経過しているが、一向に日が傾く気配は無く、
浜辺で遊ぶ二人の元気にも全く陰りが見えない。
映姫と小町はテーブルの中央に置かれた大きな一つのグラスにストローを刺し、
飲んでまったりしながら、元気に遊び続ける二人を眺める。
小町「本当に子供は元気ですねぇ……」
映姫「微笑ましくて良いと思いますよ」
小町「あの二人はお腹とか減らないんですか?」
映姫「魔法使いと吸血鬼ですから、その辺の欲求が希薄というのもありえるでしょう」
咲夜「お二人にはお食事を用意しましたよ」
映姫「ラーメンですね。いただきましょう」
小町「あれ、なんだかビーチが海の家になったような……まあ気にしたら負けですよね、うん」
小町「四季様……流石に、あたいはもう眠いんですが……」
映姫「都合10回は舟を漕いでおいて眠いもありませんよ」
小町「す、すいません……でもあの二人、本当に睡眠も取らないんですねぇ」
映姫「そうですね。しかしそれもあと少しでしょう。そろそろ勝負が――」
試合開始から約24時間経過。食事どころか睡眠すら取らずに遊び続ける二人に、
欠伸交じりに溜息漏らす小町に対して映姫がそろそろ勝負がつくと宣言する。
その言葉が終わる前に周囲の時間が止まり、再び時が動き出した時には、
レミリアと咲夜の姿はそこにはなかった。
小町「あれ……あれ?」
映姫「24時間ジャスト、さすがタイムキーパーです」
小町「なんで24時間なんですか?」
映姫「レミリアにかけた、水と日差しを無効化する術の限界です」
小町「あっ……」
映姫「直前まで何も言わず邪魔をせず、その時に颯爽と現れて解決する。
空気の読める優秀な従者が居るというのは羨ましい事です……そう思いませんか、小町?」
小町「……zzz……」
映姫「……小町っ!」
小町「きゃんっ!」
映姫「都合10回は舟を漕いでおいて眠いもありませんよ」
小町「す、すいません……でもあの二人、本当に睡眠も取らないんですねぇ」
映姫「そうですね。しかしそれもあと少しでしょう。そろそろ勝負が――」
試合開始から約24時間経過。食事どころか睡眠すら取らずに遊び続ける二人に、
欠伸交じりに溜息漏らす小町に対して映姫がそろそろ勝負がつくと宣言する。
その言葉が終わる前に周囲の時間が止まり、再び時が動き出した時には、
レミリアと咲夜の姿はそこにはなかった。
小町「あれ……あれ?」
映姫「24時間ジャスト、さすがタイムキーパーです」
小町「なんで24時間なんですか?」
映姫「レミリアにかけた、水と日差しを無効化する術の限界です」
小町「あっ……」
映姫「直前まで何も言わず邪魔をせず、その時に颯爽と現れて解決する。
空気の読める優秀な従者が居るというのは羨ましい事です……そう思いませんか、小町?」
小町「……zzz……」
映姫「……小町っ!」
小町「きゃんっ!」
結果:24時間経過の時点で咲夜のタオルにより術の切れたレミリアがリタイヤ。
ロリス「……肌焼けてない(どよーん)」
神綺「アリスちゃんのお肌に傷がつかないように、ママ全力で守ったもの」
ロリス「わたしもきれいに焼きたかったなー。ブラックロリスになりたかったなー(じー)」
神綺「あぁっ、ダメよアリスちゃん、そんな目で見詰められたらママ……」
夢子「……過保護も時と場合によりけりですね」
神綺「あら、夢子ちゃんは肌を烏の羽根より真黒にしたいのかしら?」
夢子「いえ滅相もありません、口が過ぎました」
ロリス「ずるーい、焼けるならわたしも焼いてーっ!」
神綺「アリスちゃんのお肌に傷がつかないように、ママ全力で守ったもの」
ロリス「わたしもきれいに焼きたかったなー。ブラックロリスになりたかったなー(じー)」
神綺「あぁっ、ダメよアリスちゃん、そんな目で見詰められたらママ……」
夢子「……過保護も時と場合によりけりですね」
神綺「あら、夢子ちゃんは肌を烏の羽根より真黒にしたいのかしら?」
夢子「いえ滅相もありません、口が過ぎました」
ロリス「ずるーい、焼けるならわたしも焼いてーっ!」