衣玖「という事で総領娘様、土曜日です」
天子「土曜日がどうしたの?」
衣玖「いやですねぇ、もう忘れてしまったんですか?前にお話した通り、私も年頃の娘ですもの、
報われない日常生活を忘れて羽目を外したい時だってあります。
それが土曜日、サタデーナイトフィーバーなのです!」
天子「あんたこの前にもそうだったけど、さらっと酷い事言ってない!?」
衣玖「言ってますが何か?」
天子「開き直りやがったチクショォーっ!」
衣玖「今回は前回の反省の上に立って、この方をお呼びしました」
魔理沙「霧雨魔理沙、魔法使いだ」
天子「……ねえ衣玖、なんで泥棒を家に招き入れるような事をするのよ」
魔理沙「人聞きが悪いぜ、誰が泥棒だ?」
衣玖「魔理沙さんですね」
魔理沙「ちょっ」
衣玖「しかし盗まれるような物もありませんから。それはそれとして、
魔理沙さんには総領娘様が身動き取れな……こほん、暇潰しの相手になって頂こうかと」
天子「今なんか酷い事言わなかった!?」
衣玖「思ってるだけで言ってはいません」
天子「ちったぁ否定しろよチクショォーっ!」
魔理沙「任せろ、紅魔館から借りてきた魔道書で……召喚!」
(ぐねぐねぐね)
天子「何この……キモい触手は?」
魔理沙「おや?間違えたかな……ちょっと家に戻って確認してくるぜ」
天子「はぁ?いやその前にこいつ戻し――」
(べちゃっ)
天子「きゃっ!?」
衣玖「これはまた大変な事態ですね」
天子「落ち着いてないで何とかしなさいよ!」
衣玖「大丈夫です、こんな非常識事態にはきっと東方ファイトが――」
(ずんっ)
早苗「お待たせしました!私がガンダムです!」
萃香「おやまあ、ずいぶん楽しそうな事してるじゃないの」
衣玖「――来ましたね。嫌な予感しかしませんが」
早苗「大丈夫です、私がガンダムを一番上手く操れるんです!(バシュッ)」
天子「ひゃっ!?ちょ、ちょっと何こっち狙ってんのよ!」
早苗「核弾頭の起爆装置を撃ち抜く程度の腕前ですから、誤射はありません!(バシュバシュ)」
天子「ひっ!ちょっ!まっ!あぶっ!」
衣玖「総領娘様、素晴らしい踊り振りです(ぱちぱち)」
天子「あんた何暢気に構えて……っていうか何でそっちは被害無いの?」
衣玖「羽衣の表面に高圧電流を流す事で触手を防いでいますから」
天子「じゃあそれをこっちにも――」
衣玖「空気を読んでお断りします」
早苗「このままじゃ埒が明きません!ビームサーベルで切り離します!(ブゥン)」
天子「くっ……少しは効いて――ねえ衣玖、なんだか……んんっ!触手の動きが……」
衣玖「落語の『泥鰌地獄』の原理ですね」
天子「それってつまり……」
衣玖「はい、攻撃を避けるために触手が総領娘様の身体に――」
天子「ひっ!?……う……嘘……でしょ……?」
衣玖「嘘かどうかは総領娘様の方が正しく感じ取れていると思います」
天子「やっ……そんなの……ねえ萃香!」
萃香「(ぶちっ、もぐもぐ)んー?」
天子「あんた何食ってんのよ!?」
萃香「いやいや、これで結構イケるよ。伊吹瓢の酒とも相性良いし、掘り出し物だねぇ」
天子「そんな悠長な事っ……何とか……何とかならないの!?」
早苗「ご安心を、私の愛馬は凶暴です!ガンダムハンマー、これで決めます!」
衣玖「なるほど、面による打撃なら効果的かも知れませんね」
天子「……あのハンマー、どう見ても私を避けて当てられるように見えないんだけど……」
衣玖「はい、そうですね」
天子「そこはフォローとか何とかじゃないの!?」
早苗「なんとぉーっ!(ブンッ)」
(めきゃっ)
天子「がふっ……(ぐったり)」
萃香「んー、なかなか良い効き目じゃないの」
早苗「このまま決めます!ハイパーハンマー!」
衣玖「この状態であれが決まると、流石の総領娘様でも危ないかも知れませんね」
萃香「あー、そりゃぁねえ。そんじゃ仕方ない、核を引っこ抜くかねぇ(ずぶっ)」
衣玖「触手の力が抜けましたね。では総領娘様を回収して……」
萃香「おーい、山の巫女。後始末は任せたよ(ぶんっ)」
早苗「いっけぇー、グラビトンハンマーッ!(めきゃっ)」
(ちゅどーん)
萃香「……爆発?」
衣玖「空気を読んだ結果ですね」
萃香「何の空気だいそりゃ。でも悪かったね、美味しいとこだけ貰っちゃって」
早苗「え、そういうファイトだったんですか?(にこにこ)」
衣玖「完全に手段が目的化してましたね」
萃香「まあ万事丸く収まってよかったよかった」
天子「(きゅー)」
天子「土曜日がどうしたの?」
衣玖「いやですねぇ、もう忘れてしまったんですか?前にお話した通り、私も年頃の娘ですもの、
報われない日常生活を忘れて羽目を外したい時だってあります。
それが土曜日、サタデーナイトフィーバーなのです!」
天子「あんたこの前にもそうだったけど、さらっと酷い事言ってない!?」
衣玖「言ってますが何か?」
天子「開き直りやがったチクショォーっ!」
衣玖「今回は前回の反省の上に立って、この方をお呼びしました」
魔理沙「霧雨魔理沙、魔法使いだ」
天子「……ねえ衣玖、なんで泥棒を家に招き入れるような事をするのよ」
魔理沙「人聞きが悪いぜ、誰が泥棒だ?」
衣玖「魔理沙さんですね」
魔理沙「ちょっ」
衣玖「しかし盗まれるような物もありませんから。それはそれとして、
魔理沙さんには総領娘様が身動き取れな……こほん、暇潰しの相手になって頂こうかと」
天子「今なんか酷い事言わなかった!?」
衣玖「思ってるだけで言ってはいません」
天子「ちったぁ否定しろよチクショォーっ!」
魔理沙「任せろ、紅魔館から借りてきた魔道書で……召喚!」
(ぐねぐねぐね)
天子「何この……キモい触手は?」
魔理沙「おや?間違えたかな……ちょっと家に戻って確認してくるぜ」
天子「はぁ?いやその前にこいつ戻し――」
(べちゃっ)
天子「きゃっ!?」
衣玖「これはまた大変な事態ですね」
天子「落ち着いてないで何とかしなさいよ!」
衣玖「大丈夫です、こんな非常識事態にはきっと東方ファイトが――」
(ずんっ)
早苗「お待たせしました!私がガンダムです!」
萃香「おやまあ、ずいぶん楽しそうな事してるじゃないの」
衣玖「――来ましたね。嫌な予感しかしませんが」
早苗「大丈夫です、私がガンダムを一番上手く操れるんです!(バシュッ)」
天子「ひゃっ!?ちょ、ちょっと何こっち狙ってんのよ!」
早苗「核弾頭の起爆装置を撃ち抜く程度の腕前ですから、誤射はありません!(バシュバシュ)」
天子「ひっ!ちょっ!まっ!あぶっ!」
衣玖「総領娘様、素晴らしい踊り振りです(ぱちぱち)」
天子「あんた何暢気に構えて……っていうか何でそっちは被害無いの?」
衣玖「羽衣の表面に高圧電流を流す事で触手を防いでいますから」
天子「じゃあそれをこっちにも――」
衣玖「空気を読んでお断りします」
早苗「このままじゃ埒が明きません!ビームサーベルで切り離します!(ブゥン)」
天子「くっ……少しは効いて――ねえ衣玖、なんだか……んんっ!触手の動きが……」
衣玖「落語の『泥鰌地獄』の原理ですね」
天子「それってつまり……」
衣玖「はい、攻撃を避けるために触手が総領娘様の身体に――」
天子「ひっ!?……う……嘘……でしょ……?」
衣玖「嘘かどうかは総領娘様の方が正しく感じ取れていると思います」
天子「やっ……そんなの……ねえ萃香!」
萃香「(ぶちっ、もぐもぐ)んー?」
天子「あんた何食ってんのよ!?」
萃香「いやいや、これで結構イケるよ。伊吹瓢の酒とも相性良いし、掘り出し物だねぇ」
天子「そんな悠長な事っ……何とか……何とかならないの!?」
早苗「ご安心を、私の愛馬は凶暴です!ガンダムハンマー、これで決めます!」
衣玖「なるほど、面による打撃なら効果的かも知れませんね」
天子「……あのハンマー、どう見ても私を避けて当てられるように見えないんだけど……」
衣玖「はい、そうですね」
天子「そこはフォローとか何とかじゃないの!?」
早苗「なんとぉーっ!(ブンッ)」
(めきゃっ)
天子「がふっ……(ぐったり)」
萃香「んー、なかなか良い効き目じゃないの」
早苗「このまま決めます!ハイパーハンマー!」
衣玖「この状態であれが決まると、流石の総領娘様でも危ないかも知れませんね」
萃香「あー、そりゃぁねえ。そんじゃ仕方ない、核を引っこ抜くかねぇ(ずぶっ)」
衣玖「触手の力が抜けましたね。では総領娘様を回収して……」
萃香「おーい、山の巫女。後始末は任せたよ(ぶんっ)」
早苗「いっけぇー、グラビトンハンマーッ!(めきゃっ)」
(ちゅどーん)
萃香「……爆発?」
衣玖「空気を読んだ結果ですね」
萃香「何の空気だいそりゃ。でも悪かったね、美味しいとこだけ貰っちゃって」
早苗「え、そういうファイトだったんですか?(にこにこ)」
衣玖「完全に手段が目的化してましたね」
萃香「まあ万事丸く収まってよかったよかった」
天子「(きゅー)」
結果:触手怪獣のコアを抜いて無力化した萃香の勝ち