東方ファイトスレ @まとめウィキ

17スレ第26戦

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匿名ユーザー

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「あら、鈴仙さんではないですか」
ある晴れの日、ファッションセンターで服の試着をしていた鈴仙は唐突に声を掛けられた。
「その声は咲、ぶふっ!」
そこにはバスタオル1枚のレミリアを抱きかかえた咲夜が立っていた。

「一体どういう状況なのよそれは?」
「風呂から上がったら、フランがじゃれて屋敷を破壊してたのよ。勿論服も巻き添えにして」
「それでバスタオル、と。咲夜にパシらせればいいじゃない。現に私は師匠にパシらされてるわよ」
「お嬢様の着る服ですからやはりご自分でも納得して頂いたものを買おうと思いまして。バスタオルがずれないように支えるのも大変ですわね」
(ウソだ……絶対この恰好のレミリアを抱きかかえて出かけるための口実だ)

「おーい」
「椛? 意外とちゃらちゃらした格好をしてるのね」
「いえいえ文々新聞に載せる今時のファッションの記事用ですよ。でも色々試してるうちに楽しくなっちゃって」
その時、レミリアの瞳がきらりと光った。
「そうだ、誰のファッションセンスが一番か勝負してみない?」

「勝負事ならお任せあれ!」
ズバン! と床を突き破って現れた謎の人物
「あっ、あなたはジャッジメントシーズン!」

「ふふ、勝負ある処にJSあり。ではルールは私が決めてあげましょう。ここで着替えてそのまま家に帰り、身近な人を悩殺して出した鼻血の量で勝負です」
「ちょっ、何よそのふざけた勝負は!」
「ここ最近暗かったり世紀末的暴力なファイトが続きましたからねぇ、たまにはバカをやるのもいいと思ったのですよ。では始め!」


「夜の帝王としてはこんな勝負楽勝と言わざるをえないわ」
「その通りですお嬢様(うふふふふ、お嬢様を着せ替え着せ替え)」
クールにレミリアの着替えをさせて行く咲夜。

「師匠のお使いだけのハズなのに面倒事に巻き込まれた……」
ぶつぶつ言いつつも真剣に服を選んでいる鈴仙。

「ふんふ~ん♪」
めちゃくちゃ乗り気の椛。

三者三様の服選びが終わり、大きめのタオルを羽織った状態で3人が戻ってきた。
「さあ、これから家に帰ったら最初に合った知人の前でタオルをとってもらいます。ではこの場は解散です」


まずは永遠亭に帰ってきた鈴仙だったが。
「勝負の事に気を取られて買い物を忘れたですって!? これはおしおきね」
「……思えば短い人生だった」

次いで妖怪の山に帰ってきた椛。文に出会うなり勢いよくタオルを放り捨てる
「さあこれでどうでしょう」
「……ちょっと露出が多すぎですが、そういう路線もありでしょうか。いやいやそれでは記事の方向が、うーむ」
はしゃぐ椛をよそに、仕事モードの文には軽くスルー。

最後に崩落した紅魔館に帰ってきたレミリアと咲夜、最初に出会ったのは美鈴だった。
「おやお疲れ様です。もう買物は終りですか?」
「ふふ、見るがいい!」
ばっとタオルを脱ぎ捨てるレミリア。それが来ていたものは、なんと紐水着!
むしろ糸水着と言いたくなるほどの極限まで絞られた布地面積。それが幼き軟肌に食い込んでいるという背徳的な光景。
まさに究極の破壊力を秘めた超兵器と言えよう! しかし
「なにをやってるんでしょうかね? そんなもの着ても色気なんてないんですから仮設テントに早く入って下さいよ……なんです2人とも? 拳を握って、目が笑ってないですよ?」

鼻から口から耳から、血をだらだらと垂れ流し横たわる美鈴。
「一応鼻血は出てるってことで」
「甘い!!!」

どがん、と瓦礫を吹っ飛ばして再び現れるJS。
「これは悩殺して出した鼻血ではありませんので当然ノーカンです。ということで勝者は椛さんですね」
「あの娘が?」
「はい、文さんは最初そっけなく応じたように見えて後で撮った写真をこっそり一人で見て鼻血を吹いてましたから」
「なんてこと……一体どのような格好をしたというのよ!」
「見てみます?」
JSの手には1枚の写真がつままれていた。
「これは……ローレグ1枚だと!? しかも胸は恥ずかしそうに手で隠す……完敗だわ。これに勝つには……そう全裸を羽と尻尾だけで隠せば……」
「咲夜、なぜ手をわしゃわしゃさせながら近寄ってくるの? ねえちょっと、聞こえてる咲夜!?」

「これにて一件落着、また勝負の折にはこのJSをよろしく!」


結果:椛の一人勝ち






















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