誰しも子供の頃に一回は見た事があるだろうこのゲーム。早い子には一種の共通点がある。
度胸がある・痛い目にあっても懲りない・頭で考えるより先に行動する、など。
要するに、軽くおバカな子が多い。
度胸がある・痛い目にあっても懲りない・頭で考えるより先に行動する、など。
要するに、軽くおバカな子が多い。
話は変わるが、勉強が出来るか否かは物覚えのよさによるところが大きい。
もちろん応用力や発想力も必要だが、それが豊かでも前提となる知識が乏しくてはあまり生かせない。
チルノが⑨と言われる原因もこのあたりにある。
しかし、決して全ての能力が欠如しているわけではない。
自分より強い相手にも平気で突っかかるあたり行動力は優れている。
本格的にヤバイ相手からは逃げるので学習能力もあるし、死について考え込んだりと感受性も十分。
そんなチルノに馬鹿につける薬を投与した結果どうなったかというと……
もちろん応用力や発想力も必要だが、それが豊かでも前提となる知識が乏しくてはあまり生かせない。
チルノが⑨と言われる原因もこのあたりにある。
しかし、決して全ての能力が欠如しているわけではない。
自分より強い相手にも平気で突っかかるあたり行動力は優れている。
本格的にヤバイ相手からは逃げるので学習能力もあるし、死について考え込んだりと感受性も十分。
そんなチルノに馬鹿につける薬を投与した結果どうなったかというと……
「あたいは嫌よ! 刺さったら痛いじゃない!」
「妖精なんだから、すぐに回復するでしょう。負けてもいいの?」
「大体勝ってなんになるのさ。こんな危ない事をさせるほうがどうかしてるわよ!」
「妖精なんだから、すぐに回復するでしょう。負けてもいいの?」
「大体勝ってなんになるのさ。こんな危ない事をさせるほうがどうかしてるわよ!」
やっぱりというか、中途半端に頭がよくなっていた。
馬鹿なままだったら失敗しつつも必死で勝とうとしていただろうが……
一方裏チルノも悩んでいた。
馬鹿なままだったら失敗しつつも必死で勝とうとしていただろうが……
一方裏チルノも悩んでいた。
「あ、あたいはどうすればいいの? そもそもあたいは⑨なチルノのアンチテーゼとして生まれたのに、チルノが賢くなったらあたいの存在意義は?」
イドとかエゴとか、よく分からない単語を呟きながら知恵熱で溶けていく裏チルノ。
イドとかエゴとか、よく分からない単語を呟きながら知恵熱で溶けていく裏チルノ。
「1分経過。二人とも、もう少し真面目に試合をしてください」
映姫の言葉をよそに、チルノは抗議するとか大人は理不尽だとか繰り返し、裏チルノはさらなる思考の迷路に陥っていく。
しかし、裏チルノが突如何事か叫びだす。
「もうむずかしいことを考えるのはやめた! チルノがかしこくなったならあたいが馬鹿になってやる!」
なんだか微妙な宣言をして、猛然と包丁を往復させる。
チルノも対抗心を煽られたか、やっと競技を始めたがその動きはどうにもぎこちない。
裏チルノはあちこち出血を起こしつつも減速するどころかますます動きが早くなっている。
映姫の言葉をよそに、チルノは抗議するとか大人は理不尽だとか繰り返し、裏チルノはさらなる思考の迷路に陥っていく。
しかし、裏チルノが突如何事か叫びだす。
「もうむずかしいことを考えるのはやめた! チルノがかしこくなったならあたいが馬鹿になってやる!」
なんだか微妙な宣言をして、猛然と包丁を往復させる。
チルノも対抗心を煽られたか、やっと競技を始めたがその動きはどうにもぎこちない。
裏チルノはあちこち出血を起こしつつも減速するどころかますます動きが早くなっている。
「そこまで。チルノ2.5往復 裏チルノ7往復。競技は裏チルノの勝ちです」
はしゃぎまわる裏チルノ。しかしその手は控えめに言ってボロボロ。克明に言うと(検閲削除)
永琳はそれを放っておけず、せめて消毒しようとしたが、裏チルノはそれを嫌がって逃げ回る。
チルノはその様子を拗ねた目で見ていたが、やがて何かのスイッチが入ったのか自分もその騒ぎに加わった。
チルノは永琳の服に蛙を入れ、裏チルノは逃げ出した蛙を追い回す。
「ひょっとして、馬鹿が治るどころか増えたんじゃ……?」
馬鹿につける薬はまだまだ改良が必要らしい。
永琳はそれを放っておけず、せめて消毒しようとしたが、裏チルノはそれを嫌がって逃げ回る。
チルノはその様子を拗ねた目で見ていたが、やがて何かのスイッチが入ったのか自分もその騒ぎに加わった。
チルノは永琳の服に蛙を入れ、裏チルノは逃げ出した蛙を追い回す。
「ひょっとして、馬鹿が治るどころか増えたんじゃ……?」
馬鹿につける薬はまだまだ改良が必要らしい。
勝者裏チルノ