……さて、突然ではあるが東方ファイトをご覧の皆さんは、39スレ目の第2戦を覚えているだろうか。
レティ・ホワイトロックと四季映姫・ヤマザナドゥが対戦したこの勝負、
対戦方法が「永琳の作った色々な薬を多く飲んだ方が勝ち」…というものである。
この勝負で映姫様は永琳曰く「大当り」の錠剤を一個目に飲み昏倒し、敗北したのであった。
あれ以来映姫様は"錠剤恐怖症"に陥ってしまい、錠剤が飲めない状態になっていたのだ。
レティ・ホワイトロックと四季映姫・ヤマザナドゥが対戦したこの勝負、
対戦方法が「永琳の作った色々な薬を多く飲んだ方が勝ち」…というものである。
この勝負で映姫様は永琳曰く「大当り」の錠剤を一個目に飲み昏倒し、敗北したのであった。
あれ以来映姫様は"錠剤恐怖症"に陥ってしまい、錠剤が飲めない状態になっていたのだ。
そして今回のファイトにつながる出来事が起こる。
……八意永琳が寅うっかり病予防の薬として、ワクチン注射より安価な飲み薬を開発したのだ。
万年金欠運営の是非曲直庁はこれ幸いとばかりに健康診断の寅うっかり病予防にこの錠剤を使う事になった。
――そして、今回の東方ファイトが始まる。
……八意永琳が寅うっかり病予防の薬として、ワクチン注射より安価な飲み薬を開発したのだ。
万年金欠運営の是非曲直庁はこれ幸いとばかりに健康診断の寅うっかり病予防にこの錠剤を使う事になった。
――そして、今回の東方ファイトが始まる。
小町「映姫さまー、どうしても嫌なんですか~?」
映姫「やー、なんじゃないの! ムリなの――!!」
映姫「やー、なんじゃないの! ムリなの――!!」
小町「……という訳なんで、何とかしてもらえると助かるんだがねぇ?」
ダイヤ「なるほど。幼児退行化するほど錠剤にトラウマができているのですね」
エ~ギ「医者として患者に薬への苦手意識を与えたままというのはいただけないわね……。わかった。引き受けたわ」
小町「助かるよ。……で?あんたら誰だ?」
ダイヤ「ああ、自己紹介が遅れました。 私は大妖精と文でフュージョンして誕生した
真の"チルノは私の嫁"ダイヤと申します」
エ~ギ「私は永琳と勇儀がフュージョンして誕生したエ~ギという。よろしく」
小町「……色々つっこみたい所だが、今はそれどころじゃない。映姫様は幼児退行化してるから
何をするかわからないからね。早めに何とかしとくれよ!」
ダイヤ「なるほど。幼児退行化するほど錠剤にトラウマができているのですね」
エ~ギ「医者として患者に薬への苦手意識を与えたままというのはいただけないわね……。わかった。引き受けたわ」
小町「助かるよ。……で?あんたら誰だ?」
ダイヤ「ああ、自己紹介が遅れました。 私は大妖精と文でフュージョンして誕生した
真の"チルノは私の嫁"ダイヤと申します」
エ~ギ「私は永琳と勇儀がフュージョンして誕生したエ~ギという。よろしく」
小町「……色々つっこみたい所だが、今はそれどころじゃない。映姫様は幼児退行化してるから
何をするかわからないからね。早めに何とかしとくれよ!」
ダイヤ「ふふふ…。子供の扱いなら、チルノちゃんのお姉さん的ポジションである大妖精で半分できている私の独壇場ですよ!
…さぁ映姫ちゃん、こっち来てお姉さんのお薬飲みましょうねぇ……グフフゥ」 ジリッ…ジリッ…!(←笑顔でにじり寄り)
映姫「(ビクゥッ!?) わ――ん! 純粋に怖いよ――!!
" 審判?「ギルティ・アンド・マストダイ」!! "」 カッ!!
…さぁ映姫ちゃん、こっち来てお姉さんのお薬飲みましょうねぇ……グフフゥ」 ジリッ…ジリッ…!(←笑顔でにじり寄り)
映姫「(ビクゥッ!?) わ――ん! 純粋に怖いよ――!!
" 審判?「ギルティ・アンド・マストダイ」!! "」 カッ!!
ダイヤ「審判じゃねぇしッ!?」 ピチュ―ン!
エ~ギ「あらあら…。チルノじゃない分、射命丸の方が多めに出てきちゃったみたいね。
さて…と。じゃあ私の方は、勇儀寄りで行ってみますか」
エ~ギ「あらあら…。チルノじゃない分、射命丸の方が多めに出てきちゃったみたいね。
さて…と。じゃあ私の方は、勇儀寄りで行ってみますか」
映姫「うう…。貴女も私に無理矢理お薬飲ませるの?」
エ~ギ「うんにゃ。私はそんなこたぁしないさ。 ……でも、嬢ちゃんがお薬を飲みたくなる様にはするがね」
映姫「…何してるの? そんなに握ったらお薬粉々になっちゃうよ?」
エ~ギ「ふふん。こいつは魔法のおまじないさ。 ……う~ん…。怪力乱神ッ!」 ポワァ…ッ
エ~ギ「うんにゃ。私はそんなこたぁしないさ。 ……でも、嬢ちゃんがお薬を飲みたくなる様にはするがね」
映姫「…何してるの? そんなに握ったらお薬粉々になっちゃうよ?」
エ~ギ「ふふん。こいつは魔法のおまじないさ。 ……う~ん…。怪力乱神ッ!」 ポワァ…ッ
――エ~ギが気合と共に手に力を込めると、その手の中にあった錠剤は綺麗な飴玉に変わっていた。
怪力乱神の能力で薬の成分はそのままに、見た目と味は飴玉に変えてみせたのだ。
幼児退行化した映姫の興味を引くため、魔法の様に演出をして……。
怪力乱神の能力で薬の成分はそのままに、見た目と味は飴玉に変えてみせたのだ。
幼児退行化した映姫の興味を引くため、魔法の様に演出をして……。
映姫「わぁ…! お薬が飴になっちゃった!」
エ~ギ「舐めてみるかい? きっと甘~くて美味しいよ?」
映姫「うん! その飴私にちょーだい!」
エ~ギ「なら、エ~ギ姉さんと約束だ。この飴を舐めたら、今度からちゃ~んとお薬も飲むこと。出来るかい?」
映姫「うう…。で、でも……。」
エ~ギ「粒のお薬なんてこの飴玉みたいなモンさ。むしろ舐めずに飲み込んじまえばいい分、飴より早くなくなっちまう。
映姫ちゃんは閻魔様なんだろう? お薬ぐらいパパッと飲んで、あの死神の姉さんにイイ所見せてやろうじゃないか」
映姫「………。」
小町「………ん? 何すか映姫様?」
映姫「わかったよぉ……。私、お薬ちゃんと飲む。……約束する!」
エ~ギ「よし、良い子だ。それじゃ、ご褒美にこの飴をやろう!」
映姫「…わーい! ありがとうお姉さん!」
小町「おお~!! 映姫様が薬を飲んだ……!
この勝負、エ~ギの勝ちさね!」
エ~ギ「舐めてみるかい? きっと甘~くて美味しいよ?」
映姫「うん! その飴私にちょーだい!」
エ~ギ「なら、エ~ギ姉さんと約束だ。この飴を舐めたら、今度からちゃ~んとお薬も飲むこと。出来るかい?」
映姫「うう…。で、でも……。」
エ~ギ「粒のお薬なんてこの飴玉みたいなモンさ。むしろ舐めずに飲み込んじまえばいい分、飴より早くなくなっちまう。
映姫ちゃんは閻魔様なんだろう? お薬ぐらいパパッと飲んで、あの死神の姉さんにイイ所見せてやろうじゃないか」
映姫「………。」
小町「………ん? 何すか映姫様?」
映姫「わかったよぉ……。私、お薬ちゃんと飲む。……約束する!」
エ~ギ「よし、良い子だ。それじゃ、ご褒美にこの飴をやろう!」
映姫「…わーい! ありがとうお姉さん!」
小町「おお~!! 映姫様が薬を飲んだ……!
この勝負、エ~ギの勝ちさね!」
~ファイト終了一時間後…~
永琳「どうやら、あの閻魔様も錠剤恐怖症を克服したみたいね。 ……礼を言うわ星熊勇儀。
私だけなら、きっとここまで上手く出来なかったでしょうね」
勇儀「あはははは! そんなこたぁないさ。私じゃああんな風に口で丸め込む事は出来ないし、
薬を飴玉に変えるなんて想像もつかなかったしね。人間もなかなかやるもんだ!」
永琳「そう……。そうかしらね。 なら、これは二人が力を合わせた結果の勝利ね」
勇儀「鬼と人が一つに力を合わせる……か。
…ははっ! 私ゃ、まさか本当に一つになるたぁ思わなかったがね!」
永琳「それは私もよ。……さて。ここまで気が合ったなら、もっと仲良くなっても良いとは思わない?」
勇儀「…ふむ。それにゃあ丁度良い方法がひとつあるんだがねぇ?」
永琳「鬼との親睦会…か。 ……いいでしょう。今宵は永遠亭で大宴会ね」
勇儀「おお!そいつぁ大賛成だ! ……もちろん、そこの二人も来るんだろうねぇ?」
文「…げげっ!? あ、あやややや……。えーと、あのですね……?」
大妖精「…あー、私はチルノちゃんが心配なので湖に帰ります」
文「ちょっ、おまっ!?」
勇儀「そうかい? まぁ、お子様はもう寝る時間か。 ……そんじゃ行くよ射命丸文!」
文「ひえぇー…! 助けてチルノちゃ――ん……ッ!」
私だけなら、きっとここまで上手く出来なかったでしょうね」
勇儀「あはははは! そんなこたぁないさ。私じゃああんな風に口で丸め込む事は出来ないし、
薬を飴玉に変えるなんて想像もつかなかったしね。人間もなかなかやるもんだ!」
永琳「そう……。そうかしらね。 なら、これは二人が力を合わせた結果の勝利ね」
勇儀「鬼と人が一つに力を合わせる……か。
…ははっ! 私ゃ、まさか本当に一つになるたぁ思わなかったがね!」
永琳「それは私もよ。……さて。ここまで気が合ったなら、もっと仲良くなっても良いとは思わない?」
勇儀「…ふむ。それにゃあ丁度良い方法がひとつあるんだがねぇ?」
永琳「鬼との親睦会…か。 ……いいでしょう。今宵は永遠亭で大宴会ね」
勇儀「おお!そいつぁ大賛成だ! ……もちろん、そこの二人も来るんだろうねぇ?」
文「…げげっ!? あ、あやややや……。えーと、あのですね……?」
大妖精「…あー、私はチルノちゃんが心配なので湖に帰ります」
文「ちょっ、おまっ!?」
勇儀「そうかい? まぁ、お子様はもう寝る時間か。 ……そんじゃ行くよ射命丸文!」
文「ひえぇー…! 助けてチルノちゃ――ん……ッ!」
結果:知恵と心意気を活かして永琳&勇儀の勝利