美鈴「あ、妹紅さん!今日はよろしくお願いします!」
妹紅「ああ、うん。衣装の指定があるらしいけど」
美鈴「ええ、妹紅さんには私のこのチャイナ服を着て頂きます」
妹紅「…見るからに脚がスースーしそうな服だな…しかも蹴ったら色々見えてしまいそうだが」
美鈴「大丈夫ですよー、ほらこの通り!」
妹紅「おー…なるほど、これなら蹴りを使っても大丈夫かな」
美鈴「まあボクシングだから蹴れませんけどねー」
妹紅「な…蹴らずにどうやって戦えと!」
輝夜「はいはい、もこたんは千年前から変わらないんだから」
妹紅「なんでおまえがここに居る!」
美鈴「私の方の衣装を用意してもらったんですよ」
輝夜「『和服』がもこたんのモンペだと思われたら困るもの」
妹紅「これは私の第一種正装なんだ…」
美鈴「まあまあ、じゃあ先にこれを脱いで、と(ぷるん)」
妹紅「…なあ、なんでこの服、こんなに胸元が空いてるんだ?」
輝夜「仕方ないわねぇ、もこたんの衣装も用意したからこれを着なさいな」
妹紅「ああ…なんでこの服、計ったようにぴったりなんだ?」
輝夜「さあ、どうしてかしらねぇ」
美鈴「じゃあ着付けのお手伝いをお願いします」
輝夜「はいはい、任せて頂戴」
妹紅「じゃあ私は先に行くぞ。また後でな」
妹紅「ああ、うん。衣装の指定があるらしいけど」
美鈴「ええ、妹紅さんには私のこのチャイナ服を着て頂きます」
妹紅「…見るからに脚がスースーしそうな服だな…しかも蹴ったら色々見えてしまいそうだが」
美鈴「大丈夫ですよー、ほらこの通り!」
妹紅「おー…なるほど、これなら蹴りを使っても大丈夫かな」
美鈴「まあボクシングだから蹴れませんけどねー」
妹紅「な…蹴らずにどうやって戦えと!」
輝夜「はいはい、もこたんは千年前から変わらないんだから」
妹紅「なんでおまえがここに居る!」
美鈴「私の方の衣装を用意してもらったんですよ」
輝夜「『和服』がもこたんのモンペだと思われたら困るもの」
妹紅「これは私の第一種正装なんだ…」
美鈴「まあまあ、じゃあ先にこれを脱いで、と(ぷるん)」
妹紅「…なあ、なんでこの服、こんなに胸元が空いてるんだ?」
輝夜「仕方ないわねぇ、もこたんの衣装も用意したからこれを着なさいな」
妹紅「ああ…なんでこの服、計ったようにぴったりなんだ?」
輝夜「さあ、どうしてかしらねぇ」
美鈴「じゃあ着付けのお手伝いをお願いします」
輝夜「はいはい、任せて頂戴」
妹紅「じゃあ私は先に行くぞ。また後でな」
文「さあ、今日も始まります東方ファイト、本日のファイトはボクシング!
レフェリーは私、清く正しく蝶のように舞い隼のように飛ぶ射命丸文がお送りします。
では早速選手入場です!赤コーナー、諸事情によりウェイトは割愛します、藤原妹紅選手!」
妹紅「…やっぱり脚がスースーするな…」
輝夜「いくわよみんな。せーの…」
永遠亭の皆さん「もーこたーん!」
妹紅「ぶっ!?」
文「素敵な声援を受けながら、チャイナ服姿の妹紅選手が華麗に登場です!
続きまして青コーナー、同じくウェイトは割愛、紅美鈴選手!」
美鈴「…(しずしず)」
文「あややや?名前を呼ばれて狂喜するかと思いきや、和服姿の美鈴選手は優雅に歩いて来ます」
美鈴「よろしくお願いします」
妹紅「あ、ああ、よろしく…」
文「側で見ていても何やら調子の狂う挨拶です。もしかしたらこれも軽いジャブでしょうか。
それではグラブを着けて…第一ラウンド、開始です!」
レフェリーは私、清く正しく蝶のように舞い隼のように飛ぶ射命丸文がお送りします。
では早速選手入場です!赤コーナー、諸事情によりウェイトは割愛します、藤原妹紅選手!」
妹紅「…やっぱり脚がスースーするな…」
輝夜「いくわよみんな。せーの…」
永遠亭の皆さん「もーこたーん!」
妹紅「ぶっ!?」
文「素敵な声援を受けながら、チャイナ服姿の妹紅選手が華麗に登場です!
続きまして青コーナー、同じくウェイトは割愛、紅美鈴選手!」
美鈴「…(しずしず)」
文「あややや?名前を呼ばれて狂喜するかと思いきや、和服姿の美鈴選手は優雅に歩いて来ます」
美鈴「よろしくお願いします」
妹紅「あ、ああ、よろしく…」
文「側で見ていても何やら調子の狂う挨拶です。もしかしたらこれも軽いジャブでしょうか。
それではグラブを着けて…第一ラウンド、開始です!」
椛の鳴らすゴングと共に試合は開始した。
大きく脚を開けないチャイナ服のため、両足を揃えて軽いステップで飛び回る妹紅、
対する美鈴はさらに動き辛い和服のため、ベタ足ではないものの動きも鈍い。
チャイナ服の裾をひらつかせながら妹紅が飛び回り、踏み込みと同時にパンチを放つ。
気の流れでそれを読んでいた美鈴が、和服の袖ごと振り回すフックで迎え撃つ。
妹紅「ごふぅっ!?」
美鈴「いたた…いいパンチですね」
妹紅「今のはパンチなのか…?さすが妖怪拳法、そんな服でも威力は十分か」
止まっている時は解らないが、振り回すと明らかに重そうな袖。
何か入っていそうなその袖が妹紅にクリーンヒットし、思わぬ一撃に驚く妹紅。
その重さに警戒しつつも、踏み込まないと試合にならない。
先程よりもさらにチャイナ服の裾を盛大にはためかせつつ、美鈴の周囲を飛んでかく乱する。
そして、機を見計らって必殺の一撃を…
妹紅「それっ!」
美鈴「はっ!」
妹紅の一撃が美鈴の顔面を捉える。と同時に、美鈴のフックが、むしろ振袖の袖が、妹紅の横顔に当たる。
妹紅「ぐふぅ…(ぱたり)」
文「ワンー、ツー…」
その後も妹紅は健闘したのだが、明らかに美鈴の袖の威力が勝り、結局第一ラウンドでKOされた。
大きく脚を開けないチャイナ服のため、両足を揃えて軽いステップで飛び回る妹紅、
対する美鈴はさらに動き辛い和服のため、ベタ足ではないものの動きも鈍い。
チャイナ服の裾をひらつかせながら妹紅が飛び回り、踏み込みと同時にパンチを放つ。
気の流れでそれを読んでいた美鈴が、和服の袖ごと振り回すフックで迎え撃つ。
妹紅「ごふぅっ!?」
美鈴「いたた…いいパンチですね」
妹紅「今のはパンチなのか…?さすが妖怪拳法、そんな服でも威力は十分か」
止まっている時は解らないが、振り回すと明らかに重そうな袖。
何か入っていそうなその袖が妹紅にクリーンヒットし、思わぬ一撃に驚く妹紅。
その重さに警戒しつつも、踏み込まないと試合にならない。
先程よりもさらにチャイナ服の裾を盛大にはためかせつつ、美鈴の周囲を飛んでかく乱する。
そして、機を見計らって必殺の一撃を…
妹紅「それっ!」
美鈴「はっ!」
妹紅の一撃が美鈴の顔面を捉える。と同時に、美鈴のフックが、むしろ振袖の袖が、妹紅の横顔に当たる。
妹紅「ぐふぅ…(ぱたり)」
文「ワンー、ツー…」
その後も妹紅は健闘したのだが、明らかに美鈴の袖の威力が勝り、結局第一ラウンドでKOされた。
文「それでは勝利者インタビューです!今回の勝因は何だったんでしょうか?」
美鈴「はい、それは…」
ゴトン。いい音と共に床に転がるキログラム単位のウェイト。
文「こ、これは…!」
美鈴「こんな物を入れて振り回しても痛まない、輝夜さんのこの服のおかげです」
美鈴「はい、それは…」
ゴトン。いい音と共に床に転がるキログラム単位のウェイト。
文「こ、これは…!」
美鈴「こんな物を入れて振り回しても痛まない、輝夜さんのこの服のおかげです」
輝夜「あれでも随分減らしたんだけどねぇ」
永琳「どう見ても怪しいあの袖を調べない辺りが、東方ファイトと言うか…」
輝夜「あの袖を疑わない素直さも、もこたんの可愛い所よ」
永琳「…それを弄って遊ぶ人の台詞ですか」
永琳「どう見ても怪しいあの袖を調べない辺りが、東方ファイトと言うか…」
輝夜「あの袖を疑わない素直さも、もこたんの可愛い所よ」
永琳「…それを弄って遊ぶ人の台詞ですか」