東方ファイトスレ @まとめウィキ

43スレ第9戦(2)

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匿名ユーザー

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   ~迷いの竹林周辺・焼き鳥屋『もこたん』~

慧音「今日のファイトは『グラグラ座布団耐久』だ。二人とも、準備はいいな?」
ナズーリン「…ちょっと待ちってくれ先生。対戦種目には『地震だ!爺さん』とあるんだが」
鈴仙「誤差の範囲内ってやつですか?」
慧音「ん? …あぁ、それはだな……」

文(店の外)「ここが東方ファイトの会場ですね! 対戦競技は…『地震だ!爺さん』ですかぁ!?
     ……う~ん。ジジィババァに拘わるとロクな目にあいませんしね…。
     焼き鳥屋という場所もあまりにも不吉ですし、今回の取材はパスしましょう…」

慧音「……という訳だ」

妹紅「なるほど。最近の天狗の危機回避能力の高さを利用したパパラッチ避けだったんだな。流石は慧音だ」
鈴仙「今回は酔っ払った幼女(ナズ)と前回skmdyギリギリだった私ですもんね。
   用心に越したことはないですし、私も安心してファイトに専念できます!」
ナズ「…ふむ。 ところで、何故私は聖の服装を模した服を着せられているのかな。そちらの月兎も
   八意女史の衣装を着ているし、事と次第によっては聖に報告しなければならないんだが…?」
慧音「うん。本来だとお爺さんの衣装らしいが、幻想郷住人はいまいち年齢があやふやだからな。
   人間からしてみればお爺さんといえば敬う対象だ。なので、それぞれが敬う対象の格好をしてもらったわけだが…。」
ナズ「そ、そうだったのか…。すまない先生、私としたことが邪推していたようだ」
妹紅「そもそも、爺さんの格好ってのがよく解らないな。なんでそんな格好をしなきゃならないんだ?」
鈴仙「お年寄りの服装は割と動き辛いですからね。バランスが取り辛くなって競技の難易度が上がるからじゃないですか?」
慧音「…なるほど。意外と奥深い競技だったのだな。…では、そろそろ始めるとしようか」
天子「やっと私の出番ね!とびっきりの地震を味わうといいわ!」
妹紅「……店が倒壊しない程度で頼む」

  ――かくして始まったグラグラ座布団耐久『地震だ!婆さん』。幾重にも重ねられた座布団に座らされたのは
  先程まで妹紅相手に酒を飲みクダを巻いていたナズーリンと、連戦で疲れ気味だった為
  『国士無双MAX』を二本程イッキし、今にも爆発しそうな鈴仙である。
  余談だが、地震を起こす為に妹紅の店の周りには天子が設置した要石だらけである。

天子「それじゃ一発目……。死ね――――ッ!!」 ズゴゴゴゴゴゴ……ッ!!(←揺)

鈴仙「うわわわわっ! いきなり激しいなぁ!?」 グラッ…!
妹紅「おいコラ手加減しろって言ってるだろ天人!!」
ナズ「 *おおっと!*
   多少飲んでいるとは言え、鼠のバランス感覚を甘く見てもらっては困るな」

  激しい揺れにグラつく座布団。必死に堪える鈴仙に対して、ナズーリンは余裕を見せている。
  小さい分体重も軽い為、鈴仙に比べて座布団の揺れも小さいのだ。
  加えて、妖怪とはいえ鼠であるナズーリンはバランス感覚は優れている。


天子「まだまだー!もういっちょ行くわよ――!!」 ドズゥウゥン! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!(←震)

鈴仙「わああっ!? もうダメ崩れる~っ!!」 グラグラ…
ナズ「まだまだ。こんなものじゃビクともしないよ」

  ナズーリンと鈴仙のバランス感覚の差は誰から見ても確定的に明らか。早くも勝負ありかと思われた。
  …その時、焼き鳥屋の入口が勢いよく開かれた。

星「(ガラガラッ!)ナ、ナズーリン! ここにナズーリンはいませんか!?」

ナズ「……ご、ご主人!?」
星「ナズーリン!? 今、ナズーリンの声が聞こえたような……?
  ……あ!? 聖! 聖じゃないですか!?
  それよりも聞いて下さい聖ぃ~ッ!! ナズーリンに愛想を尽かされてしまったかもしれません!!」

ナズ「な、何を言っているんだご主人?
   ……ハッ!? まさか、うっかりこの格好の私を聖だと勘違いしているのか!?」
星「…聖! 聞いていますか? …それでナズーリンは、
  宝塔が書き置きをして出て行ったという私の話を全く信じてくれないんですよ~!!
  あまつさえ、『そんな下らない言い訳をするならもう失せ物捜しはしない 』
  …とか言うんですよ!…本当に書き置きがあったのに~ッ!!」
ナズ「わ、わかった。わかったからご主人、その手を離してくれ。座布団から落ちてしまう!」
星「…聖? 先程から何でナズーリンの様な口調なのですか?……ハッ!? まさか私を慰めるためにわざわざ……!!?」
ナズ「なんて自分に都合の良い解釈なんだ!現実を見ろご主人!!」
星「すごいです聖! まるでナズーリンそのものですよ! ……お陰で少し元気が出てきました!
  これからナズーリンを捜して、帰ってきてくれる様に説得してみようと思います。
  …すいませんが聖、ナズーリンを捜すのを手伝って下さい!」
ナズ「ちょっ、ご主人!? 私は今ファイト中で……。頼むから私の話を聞いてくれ~!!」 ズルズルズル…(←引)

妹紅「……。」
鈴仙「ちょっ、ナズーリン連れて行かれちゃいましたよ!?」
天子「……どうすんのよコレ?」
慧音「…う、うむ。仕方ない。ナズーリン試合放棄とみなし、鈴仙の勝ちとしよう。」
鈴仙「……うわー適当だー」


  結果:鈴仙・優曇華院・イナバの勝利

  ――おまけ――

妹紅「しっかり働けよー」
鈴仙「…なんで~!?」
妹紅「仕方ないだろう。ナズーリンが飲み代を払う前に連れて行かれてしまったんだ」
鈴仙「…そうじゃなくて、なんで私が代わりに働かなくちゃいけないんですか~!?」
妹紅「……別に私は店のメニューに焼き兎が追加される方向でもかまわないがね?」
鈴仙「……喜んで働かせて頂きます……」

てゐ「お~い鈴仙~、差し入れ持って来たよ~」
鈴仙「…てゐ~! 少し手伝って~」
てゐ「やだ。 はいコレ。お師匠さま特製の栄養ドリンクだよ」
鈴仙「ケチ兎~っ!」 ゴッゴッ…(←飲)

てゐ「……どう?お師匠さま特製の『国士無双LIMITED(2倍濃縮)』の効き目は?」
鈴仙「……2倍濃縮? 効き目が?」

てゐ「火力が」


   チュドォォォォォォォォォン……!!


鈴仙( ……この感じ…久しぶりだぁ~……)




































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