匍匐全身で200m走ともなれば、時間無制限ならばいつ終わるかも分からない。
また、炎天下での長時間勝負ともなれば、競技者の体力も心配される。
そこで、大会運営委員会より、以下のルールが追加された。
また、炎天下での長時間勝負ともなれば、競技者の体力も心配される。
そこで、大会運営委員会より、以下のルールが追加された。
- 先に着いたほうが勝ち
- 1時間以内にどちらもゴールしていなかった場合、少しでも先に進んでいたほうの勝ち
- アシスタントによる給水自由。ただし、トイレは棄権しなければ使用不可
というわけで、レーススタート
つい*年前までは高校生で体育の授業を受けていた蓮子と、飛び級によりとっくの前に高校は卒業してしまったため、ほとんど身体を動かす機会が無かった夢美
同年代(脳内設定)であった二人だったが、ごくわずかではあるが、当初は蓮子リードで続いていた。
つい*年前までは高校生で体育の授業を受けていた蓮子と、飛び級によりとっくの前に高校は卒業してしまったため、ほとんど身体を動かす機会が無かった夢美
同年代(脳内設定)であった二人だったが、ごくわずかではあるが、当初は蓮子リードで続いていた。
しかし、夏の炎天下。少女達の休みの回数と時間は、少しずつ増えていくことになる。
そうなると、体力よりかは、より少ない休憩で再開する意志……精神力が重視される。
そうなると、体力よりかは、より少ない休憩で再開する意志……精神力が重視される。
所詮はお気楽女子大生である蓮子と、学会を見返すために異世界への移動を決意するほどの意志をもつ夢美。その差は歴然であった。
1時間後、結局両者ともゴールできずに、走行距離による判定が行われた。
蓮子:100m
夢美:150m
勝者:夢美
蓮子:100m
夢美:150m
勝者:夢美
結果的に大差が開いていたが、それにも関わらず決してゴールを目指すことを諦めなかった二人に、会場から惜しみない拍手が与えられた。
編注)走行結果数値に作者の意図に従うように修正を加えました。