勝負は、紅魔館ほとりの池で行われることとなった。
事前に本を読みあさり、しっかりと準備を整えた小悪魔。
彼女の気持ちは昂ぶっていた。幻の人物が、自分の対戦相手であるということに。
事前に本を読みあさり、しっかりと準備を整えた小悪魔。
彼女の気持ちは昂ぶっていた。幻の人物が、自分の対戦相手であるということに。
そして勝負当日。
興奮のあまり一睡もしていない小悪魔が一足先にほとりに現れる。
だが開始時刻になっても、冴月麟は現れる気配はない。
釣り糸を垂らして待ち続ける小悪魔だが、
もはや彼女が待っているのは魚ではなく、まだ見ぬ対戦相手だった。
そんな微妙な彼女の心理が針に伝わったのか、魚も喰いつくことなく、
結局小悪魔一人がは池のほとりで釣り糸を垂らしていただけでタイムアップとなった。
興奮のあまり一睡もしていない小悪魔が一足先にほとりに現れる。
だが開始時刻になっても、冴月麟は現れる気配はない。
釣り糸を垂らして待ち続ける小悪魔だが、
もはや彼女が待っているのは魚ではなく、まだ見ぬ対戦相手だった。
そんな微妙な彼女の心理が針に伝わったのか、魚も喰いつくことなく、
結局小悪魔一人がは池のほとりで釣り糸を垂らしていただけでタイムアップとなった。
そして、小悪魔がパチュリーにその事を告げると、
図書館の魔女は皮肉げに微笑みながらただ一言こういった。
「……彼女の存在そのものが、釣りみたいなものだったのよ」と
図書館の魔女は皮肉げに微笑みながらただ一言こういった。
「……彼女の存在そのものが、釣りみたいなものだったのよ」と
なお、勝敗は冴月麟の不戦敗ということになっている。