慧音「ふー、いい湯だった。おーい妹紅!……おや?私の服が……それにこの服は妹紅の……」
パチェ「美鈴、この服を着て」
美鈴「はぁ。また新しい魔法ですか?(ごそごそ)」
パチェ「一撃必殺の威力を誇る『腹マイト』よ」
咲夜「ちなみに装備者も必死との事です」
美鈴「なるほど、必死に頑張るから強くなれるんですね!」
レミィ「言葉通りよ」
パチェ「ええ、文字通り必死よ」
美鈴「……えぇっ!?」
美鈴「はぁ。また新しい魔法ですか?(ごそごそ)」
パチェ「一撃必殺の威力を誇る『腹マイト』よ」
咲夜「ちなみに装備者も必死との事です」
美鈴「なるほど、必死に頑張るから強くなれるんですね!」
レミィ「言葉通りよ」
パチェ「ええ、文字通り必死よ」
美鈴「……えぇっ!?」
星「おや、今日はお二人とも珍しい格好ですね」
妹紅「……その……いや、別に」
美鈴「よりによって妹紅さんなんて……火気厳禁ですからねっ!」
レミィ「まあ精々頑張って頂戴」
パチェ「データを取るまでは死なないでね」
星「ふむ?まあ良いでしょう。今日の東方ファイトですが、
『日本酒を飲んでいって先にギブアップした方の勝ち』です」
妹紅・美鈴「「……(ギブアップした方が勝ち?それならすぐに――)」」
慧音「妹紅……やっと見つけたぞ」
妹紅「そ、それは私の服……ご、ごめん、悪気はなかったんだよ、つい魔が差して……」
慧音「過ぎた事は仕方が無いし、今ここで脱がすわけにも行かない。
しかし私の服を着ている以上、簡単にギブアップなどしないでくれよ?」
妹紅「えっ……う、うん、それはもちろん……」
パチェ「解ってると思うけど、即ギブアップなんてしたらデータが取れないからね?」
美鈴「は、はい……その、なんでこの服から紐が伸びてるんですか?」
咲夜「それはこれが導火線だからよ」
レミィ「もちろん、簡単に負けても火はつけるから」
美鈴「ひぃーっ!?」
妹紅「……その……いや、別に」
美鈴「よりによって妹紅さんなんて……火気厳禁ですからねっ!」
レミィ「まあ精々頑張って頂戴」
パチェ「データを取るまでは死なないでね」
星「ふむ?まあ良いでしょう。今日の東方ファイトですが、
『日本酒を飲んでいって先にギブアップした方の勝ち』です」
妹紅・美鈴「「……(ギブアップした方が勝ち?それならすぐに――)」」
慧音「妹紅……やっと見つけたぞ」
妹紅「そ、それは私の服……ご、ごめん、悪気はなかったんだよ、つい魔が差して……」
慧音「過ぎた事は仕方が無いし、今ここで脱がすわけにも行かない。
しかし私の服を着ている以上、簡単にギブアップなどしないでくれよ?」
妹紅「えっ……う、うん、それはもちろん……」
パチェ「解ってると思うけど、即ギブアップなんてしたらデータが取れないからね?」
美鈴「は、はい……その、なんでこの服から紐が伸びてるんですか?」
咲夜「それはこれが導火線だからよ」
レミィ「もちろん、簡単に負けても火はつけるから」
美鈴「ひぃーっ!?」
妹紅「ふふふ……どうしたの、門番。ギブアップすれば勝ちだよ?(きゅっ)」
美鈴「妹紅さんこそ、その服は勝ってこそ似合うんじゃないですか?(ぐびっ)」
妹紅「勝とうが負けようが、慧音の服を着てギブなんて出来ないわよ(きゅっ)」
美鈴「それは私も同じです。紅魔館の門番としてギブアップなどっ(ぐびっ)」
パチェ「服による覚悟補正でもっとステータスが上がるかと思ったけど」
レミィ「そんなに上がってないわね。どうしようかしら、咲夜?」
咲夜「はぁ、つまり美鈴にはまだ覚悟が足りないという事ではないでしょうか」
パチェ「そうね。それじゃちょっと火をつけてみましょうか」
(ぼっ……じじじじ……)
妹紅「さあ、秘伝のタレで仕上げた焼き鳥よ。酒のつまみにどう?(きゅっ)」
美鈴「そんな罠にこの私がはぐはぐ……なんですか、この音?(ぐびっ)」
妹紅「……ねえ、その服から伸びてる紐、燃えてない?」
美鈴「あぁ、だってこれは導火線ですから……導火線が燃えてる!?」
慧音「……何故服に導火線が付いているのだ?」
パチェ「それはもちろん、あの服にダイナマイトが仕込んであるからよ」
慧音「ほう、ダイナマイト……何っ!?妹紅、構わん!ギブアップしてそこを離れろ!」
妹紅「う、うん!それじゃ遠慮なくギブ――」
美鈴「まだギブのお許しは出ていない……こうなったら、妹紅さん覚悟!(がしっ、ぶちゅー)」
妹紅「んむむむーっ!?」
(じじじじじ)
パチェ「なるほど、口を封じればギブできないものね」
咲夜「これほどまでの覚悟を見せるとは思いませんでした。少し見直しました」
慧音「ちょっと待て、何を冷静に話しているんだ!一歩間違えば死ぬぞ!?」
レミィ「美鈴は紅魔館の門番よ、この程度で死ぬようじゃ勤まらないわ」
妹紅「んむむぅーっ!!」
美鈴「んぐぐーっ!!」
(じじじじじ……ちゅどーん)
(パンッ)
慧音「妹紅ッ!」
美鈴「……けふ……(ぱたり)」
妹紅「うぅ、だから死なないだけで痛いっていったのに……もういいよ、ギブアップ!」
星「はい、それではこの勝負は美鈴さんの勝ちですね」
ナズ「ご主人様、逆です」
星「あれ、ギブした方が普通負けですよね?」
ナズ「先程ご主人様は『ギブした方の勝ち』と仰いました」
星「なんと!これはうっかりでした。それでは妹紅さんの勝ちです」
パチェ「覚悟があっても結局勝てなかったわね」
レミィ「まあ死ななかったから許してあげようかしら」
咲夜「それではデータと美鈴を回収して紅魔館に戻りましょう」
美鈴「妹紅さんこそ、その服は勝ってこそ似合うんじゃないですか?(ぐびっ)」
妹紅「勝とうが負けようが、慧音の服を着てギブなんて出来ないわよ(きゅっ)」
美鈴「それは私も同じです。紅魔館の門番としてギブアップなどっ(ぐびっ)」
パチェ「服による覚悟補正でもっとステータスが上がるかと思ったけど」
レミィ「そんなに上がってないわね。どうしようかしら、咲夜?」
咲夜「はぁ、つまり美鈴にはまだ覚悟が足りないという事ではないでしょうか」
パチェ「そうね。それじゃちょっと火をつけてみましょうか」
(ぼっ……じじじじ……)
妹紅「さあ、秘伝のタレで仕上げた焼き鳥よ。酒のつまみにどう?(きゅっ)」
美鈴「そんな罠にこの私がはぐはぐ……なんですか、この音?(ぐびっ)」
妹紅「……ねえ、その服から伸びてる紐、燃えてない?」
美鈴「あぁ、だってこれは導火線ですから……導火線が燃えてる!?」
慧音「……何故服に導火線が付いているのだ?」
パチェ「それはもちろん、あの服にダイナマイトが仕込んであるからよ」
慧音「ほう、ダイナマイト……何っ!?妹紅、構わん!ギブアップしてそこを離れろ!」
妹紅「う、うん!それじゃ遠慮なくギブ――」
美鈴「まだギブのお許しは出ていない……こうなったら、妹紅さん覚悟!(がしっ、ぶちゅー)」
妹紅「んむむむーっ!?」
(じじじじじ)
パチェ「なるほど、口を封じればギブできないものね」
咲夜「これほどまでの覚悟を見せるとは思いませんでした。少し見直しました」
慧音「ちょっと待て、何を冷静に話しているんだ!一歩間違えば死ぬぞ!?」
レミィ「美鈴は紅魔館の門番よ、この程度で死ぬようじゃ勤まらないわ」
妹紅「んむむぅーっ!!」
美鈴「んぐぐーっ!!」
(じじじじじ……ちゅどーん)
(パンッ)
慧音「妹紅ッ!」
美鈴「……けふ……(ぱたり)」
妹紅「うぅ、だから死なないだけで痛いっていったのに……もういいよ、ギブアップ!」
星「はい、それではこの勝負は美鈴さんの勝ちですね」
ナズ「ご主人様、逆です」
星「あれ、ギブした方が普通負けですよね?」
ナズ「先程ご主人様は『ギブした方の勝ち』と仰いました」
星「なんと!これはうっかりでした。それでは妹紅さんの勝ちです」
パチェ「覚悟があっても結局勝てなかったわね」
レミィ「まあ死ななかったから許してあげようかしら」
咲夜「それではデータと美鈴を回収して紅魔館に戻りましょう」
結果:腹マイト爆発→リザレクションでギブアップした妹紅の勝ち