東方ファイトスレ @まとめウィキ

30スレ第16戦

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匿名ユーザー

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文「さて、今回のジャッジですが食品関連ですので(神)神奈子建設とにとり研究所全面バックアップの元亡霊でも宵闇でも侵入不可能なドームが完成、既に両チームは席に着席し…間も無く開始される模様です」

~小傘、レミリアチーム
小「き、緊張します…、ですが今日のために昨日の夕食と今日の朝食は抜きました、今なら来たもの全部食べ切って見せます!」
レミリア「あら、頼もしいわね。…まぁ、貴女にちょっと期待して見ようかしらね」
小「もっと期待してくださいよ!…ふふん、びっくりして貰いますよ!私の本気に!」

~お燐、小町チーム
小町「ははっ、向こうは随分と張り切ってるねぇ~、こりゃがぜんやる気が出るってもんさ!」
燐「…、そんなに大人気なくしても仕方ないでしょ?適度に楽しんで花を持たせるのが賢い選択―――」
空「お燐頑張ってね~!勝ったら“ぎゅ~”してあげるよ~!」
燐「小町、腹が裂けようとも、内臓が壊れようともあたい達は…あたいは食べる!
あんな小娘に持たせる花?摘み採って踏みつぶして見せるわ!あははは!ここに勝ちを宣言するわ!」
小町「言って居る事が変わったぞ。ついでに鼻血を拭け」
燐「えへへ…お空の“ぎゅ~”…えへへ…えへへ…」
小町「出血死をしない理由が知りたいよ、あたいは…」
燐「愛」
小町「即答されても…」


文「さぁ…両チームも準備も良さそうですし、開始しましょう!制限事件はキッカリ一時間です。それでは開始します!」

スタートと同時にお燐が凄まじい物を見せる。喉が一度飲み込むそばは三杯、それを断続的に繰り返す、枚数はどんどん増えて行く。それに続く様に小町が食べる。流石に隣りのスピードには叶わない物の食事スピード、量は小傘、レミリアチームより当然大きく、差はどんどん拡がって行く。

小「ちゅるちゅる、あわわっ、あのお燐って人ものすごいスピード、ですね。ちゃんと味わって食べてるんでしょうか?とろとろしたとろろに絡むそば、ちょっと濃いめの醤油ベースの汁、薬味の万能ネギ、くぅ~!とろろが消化を助けて、更に美味しいっ!口の回りが痒くなるのは我慢です!ちゅるちゅる、美味しい~!」
レミリア「そうね。この独特のネバネバが食欲をそそるわ。……そろそろ頃合かしら?」
そうレミリアが発言すると同時にお燐の動きがピタリと止まる。両手にはまだそばが残っているが、それを恨めしそうに睨み付けて。

ガタガタと震えて、瞳からは涙がホロリとながれる。
そして、視線を応援席に向けて
燐「お、空…ごめん、ね…あたい、もう限界、だよ…ごめんね…」
そう消え入りそうな声で告げてそばを台の上に落とし、自身は小町に支えられて横になる。
まるで妊婦のごときに膨れ上がった腹部に両応援団に“愛”の業を見せ付ける。
さとり「…まぁ、お空は途中から飽きて寝てたけどね」
彼女の呟きは応援席からの声に埋もれた。
お燐、小町チームは一人が脱落したがお燐の活躍により枚数は100飛んで5に到達し、小傘、レミリアチームは未だに4。
その上小傘は既に満腹の様で箸の動きは遅く、元々少食なレミリアはお腹を擦っている有様。
文「あやや、これは時間前に決着が付きそうですね」
誰もがそう思って居るとレミリアが不意に立ち上がり、スペカ宣言をする 神槍「スペアザグングニル」 紅い閃光が会場を照らして壁に突き刺さる、が壁が多少削れた程度だった。
魔「レミリアの奴自棄になったのか?壁に八つ当たりは格好悪いぜ」
パチェ「本気で言ってるのかしら?」
魔「あぁ?…だとしたらなんで壁を……、い、いや、まさか…、だって…」
パチェ「あの食欲バカが何処を破ろうとしているか、レミィは見抜いたのかもね」
小「レミリアさん…どうしたんですか?いきなり…びっくりしたじゃないですか!」
レミリア「貴女ね…まぁ、良いわ。この勝負は私達の勝ちよ」
小「え?どうして、?」
レミリア「貴女達!ここにあるわよ!沢山あるわよ!食べたいんでしょ?でも残念ね…その壁は破れない!そう言う“運命”なのよ!」
会場から外まで聞こえるレミリアの声。
それはあの二人に届く。
幽「運命?…だから何かしら…」
ルーミア「運命?そんな安い言葉で私達の夢を阻むのかー?」
幽「ルーミア、この壁は破れないそう言う“運命”らしいわね」
ルーミア「らしいわね。…こんな壁が」
幽「“運命”とはっ!私達の行動により捩じ伏せる事が出来る物よ!」
ルーミア「“運命”の女神なんて居ない!私達はただ…夢を叶えるのみなのか!ゆゆ!まだ力は残ってるでしょ?」
幽「あら?誰に言ってるのかしら?同じ言葉を返すわ」
ルーミア「上等なのか!私達の力で“運命”を変えるわよ!」
幽「“運命”の脆さを、見せてあげるわ!紅魔のお嬢様っ!」

その次の瞬間、二人に散々攻撃を受けて、更にグングニルで叩かれた壁はその凄まじい力で破壊される。

そして、自らを見据える紅い悪魔にニヤリとほほ笑んで見せて、その目の前に並べられたそれに襲いかかった。
正しく一瞬。
そう一瞬の出来事だった。応援席の全員、目の前で見て居た小傘、レミリアの二人、
幻想郷最速の天狗ですらなにが起こったのか理解出来きず
…その一瞬の間にお燐、小町チームの記録を越える枚数を生み出し、更に枚数を重ねて行く。
唖然とする小町の耳に終了の宣言が届いた。

結果
幽々子、ルーミアの最終兵器を繰り出した小傘、レミリアチームの勝ち。

レミリア「何も“自分で”とは書かれて無いからセーフよ」
小傘「あの人達はどういう胃袋をしているのでしょう…」
レミリア「宇宙って言っても違和感が無いわ…むしろ本当に宇宙を飲み込んでそうね…」






















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