東方ファイトスレ @まとめウィキ

45スレ第12戦

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匿名ユーザー

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  ――博麗神社の昼下がり。神社に遊びに来ていた魔理沙とにとり、
  ついでにサボりにきた小町は、射命丸の置いていった文々。新聞に何気なく目を通していた。

霊夢「特に目を引く記事は無いわね。いつもの事だけど」
にとり「わかってないなぁ盟友。如何に無駄な物に面白みを見いだすか。これが愉しいんじゃん?」
霊夢「訳がわからないわ。」
小町「その河童の独創的な思考が、超時代的なギジツ力を生み出すのかねえ?」
魔理沙「訳がわからないぜ。」

  いつも通りの無為な時間の使い方をする霊夢一同。そんな中、
  魔理沙の目にとある記事が止まる。

魔理沙「ふむ。『人里にて外界の珍しいパンが購入できるベーカリーが開店。』…ねぇ。」

  ……記事によると、外の世界から迷い込んだ人間がそのまま里に居着き、パン屋を開店した、という。
  外界の珍しいパンが列ぶその店には、連日客が長蛇の列をつくる……らしい。

霊夢「その話なら私も霖之助さんから聞いた事があるわ。……3ケ月前の話だけど。」
小町「速さをウリにしている割に、のんびりした情報だねぇ。」
にとり「パンなんて食べたこと無いや。パンがなければキュウリを食べればいいじゃない?」
魔理沙「理屈がわからん。…なんか、パンの話してたらパンが食べたくなってきたんだぜ。
    …そうだな。お前等、パン買ってこいよ。」

3人「「……えっ?」」
魔理沙「……んっ?私、何か変なこと言ったか?」

  おもむろに「パシれよ」宣言され、何が起きたのか理解不能状態の霊夢・にとり・小町。
  何やら誤解が生じた事に気付いた魔理沙は慌てて説明し直す。

魔理沙「すまん。言い方が悪かった。……あ~、私はちょっと訳有りで里には行きたくないんだ。
    だから、代わりにお前等にパンを買って来て貰おうか、と。そういう事だ。」

にとり「しょうがないな~魔理沙は。私は別に良いケドね。」
小町「死神を使い走りにしようたぁ、良い度胸じゃないか。」
霊夢「めんどくさいわね。…使い走りなんて河童に任せなさいよ。」

  意外にもにとりは食い付いたが、案の定霊夢と小町は渋る。
  このままじゃ面白くないと思った魔理沙は、これを東方ファイトにしてしまおうと考えた。

魔理沙「なら、コレは東方ファイトだ。
    …お前等は私が渡す資金を持って、人里へ行ってパンを買ってくる。
    一番先に戻ってきた奴が勝ちだぜ。勝者には賞金としてお釣りをやる。しかも総取りだ。」

霊夢「 …ッ!! やるます!」 キラーン!(←目輝)

小町「なんだ急にやる気出してきた>>腋巫女」
にとり「魔理沙もよくこんな馬鹿みたいなこと思い付くね。」
魔理沙「誉め言葉として受け取っておくぜ。」


魔理沙「…それじゃファイト開始だぜ!」
霊夢・にとり「よーし!」 バッ!!(←飛)

  ……ともかく始まった東方パシリ。魔理沙の合図と共に勢いよく飛び出す霊夢とにとり。

小町「ンゴゴゴゴ…」

  …しかし、と言うかやはりと言うか。小町は速攻で昼寝をしていた。

魔理沙「…いや、そんな感じはしてたがな。」
霊夢「戻ったわよ。」
魔理沙「早っ!? 嘘だろ!?さっき行ったばっかりなんだぜ!?」

  小町に呆れる魔理沙のもとに、出掛けたハズの霊夢が戻ってきていた。

霊夢「こんなの、空を飛べばあっという間よ。はいコレ。食パン一斤、二百五十円よ。」
魔理沙「お前、一番安いの買ってきただろ…。」
霊夢「当然じゃない。これでお釣りは私の物よね?」
魔理沙「……まあ、種類は指定してなかったしな。この勝負、霊夢の勝ちだぜ。
    ……如何せん釈然としないが。」
霊夢「ふふっ♪パンは食べられるしお釣りは貰えるし、今日は最高の一日ね!」

   結果:金と食べ物が掛かってる勝負で霊夢が負けるはずがにい。


   ~~ 一方その頃、人里のベーカリー前では…。 ~~

にとり「うわあ!なんだこりゃ!? 里の人達が殆どピチュられてるぞ!?」
阿求「……わき……みこ……。(ガクリ)」




































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