東方ファイトスレ @まとめウィキ

45スレ第13戦

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匿名ユーザー

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妖夢「…ですから、おかしいんですよ。彼女は一歩も部屋から出ていないのに
彼女自身と話した会ったっていう人が出てくるんですよ…まるで、もう1人自分が居るみたいに…。これで終わりです。」
 時刻は丑三つ時、外に明かりは無く部屋の中も弱弱しい蝋燭のみが照らす暗い部屋の中で妖夢はそう呟いた。
ここは博麗神社の社務所の一室。ぼんやりと部屋を照らす明かりの中、それを囲むように5人が居た。
今話し終わった妖夢、博麗霊夢、射命丸文、フランドール・S、聖白蓮が座っていた。

 元々は博麗神社での宴会に参加する筈だったが、春先に発生した流行病により大半が欠席。
自動的に宴会も中止になったのだが、折角集まったのだからと妖夢が怪談話はどうでしょう?と提案し
各自が創作、もしくは実体験の怪談を話し合い、一週目最後の妖夢が話を終えたところで霊夢が部屋に明かりをつけた。
霊「これで、全員ね。…しっかし、一般に言う幽霊がそんなに恐ろしいとは思えないわね、今の妖夢の話だって
壁にお札を貼れば一発じゃない。」
文「あやや、それも一理ありますねぇ。この幻想郷では幽霊は見て、触れて、話せますから。」
 横目でちらりと半分幽霊の妖夢を見ながら文は発言し、何か思いついたようで手をたたいた。
文「そうだ、いいことを思いつきました。ここにカメラが二台あります。これで心霊写真を撮ってきませんか?
どのみち怪談話は何週もできる物ではありません、ファイトです!」
 その文の言葉に、霊夢は片手を振って参加をやめて、妖夢も辞退し、珍しい物に興味を引かれたフランドール、白蓮が参加を表明した。

文「さて、前が長くなってしまいましたがこれよりファイトを開始します!まぁ勝敗は先に写真に収めたほう…という事にしましょう」
妖「心霊写真、って事ですが、私や幽々子様、プリズムリバー三姉妹…もちろん船長さんを撮っても
正直詰りませんので、正真正銘の心霊写真をお願いしますね。…一応審判の妖夢です。」
 格好のネタになるとワクワクした様子の文といつもどおりの仏頂面でそれを読み上げるように発言した妖夢の
一応のルールを聞いた二人は目的のものを探しに飛び上がった。


  • フランサイド
フラン「…とはいった物の、心霊写真って事はお化けを撮らなきゃ行けないのかぁ…ふぅーむ。…のど渇いたなぁ…」
神社から飛び上がって直ぐの所でフランはのどの乾きに襲われていた。久々の外出ということで食事(血)を摂取してなかった為
そこ辺りの妖怪に噛み付くわけにも行かず、ちょうど当てもなかったため食事とアドバイスを貰う為に進路を湖近くの紅魔館に向かう。
 屋敷の中に戻るが、メイドの大半もしっかり感染してダウン状態だったが、幸いレミリア以外の主要メンバーは健常立った為
とりあえず食事の用意をまだ動いているメイドに命令してアドバイスを貰う為図書館へ向かった。

パ「…心霊写真?…屋敷の中を撮れば良いんじゃないかしら?」
 図書館に突入し、食事を味わいながらフランの質問に興味なさ気に答えるパチュリーに
むぅ、と頬を膨らませる物の、他に行く場所が見つからない為食事を手短に終わらせて
屋敷の中をカメラで撮影を始める。
フラン「…こんなものかなぁ…。はぁ、写せなきゃ意味ないんだけど…ま、良いや戻ろ。」

  • 白蓮サイド
白「…はて、どうしたものでしょうね。…うーむ。」
とりあえず寺へ戻り、人里や寺の中を撮影した物のまだ日が浅い為誰も埋葬されてなく墓地予定地を撮影しても
何も写り込むことも無く、カメラを机においてうなっていた。
白「…、しかし折角の勝負。なにも写す事も出来なくては名折れですね…。あまり使いたくないのですが仕方ないですね…」
 ぼそぼそと自分を戒めるように呟いて、カメラ片手に立ち上がり、口からたれた涎を拭ってぴょんぴょんと跳ねながら
中庭に出て、慣れたように頭上に魔力の巻物を出現させ、呪文を呟くと地面に魔方陣が浮かび
真っ白な閃光と爆音と共に、光悦な笑みを浮かべる白蓮の目の前に目的のものが現れた。
命「…ちょ、姉さん…。またですか…?」
白「あぁぁ、みょうれぇぇぇんんんんんっ!」
 まず飛びつき、はぐ、頬ずり、抱きつき……無理やり霊界から呼び出され、抱きつき甘える姉に呆れながらも
しっかりと抱きつき返すその弟に鼻血やら、涎やらを付けて甘えて。
ようやくファイトの事を思い出した事には30分ほど経過していて、記念写真を撮るかのように2人ともにこやかな笑顔をカメラに収め。
共に寂しがりながらも、限りある時間で会えた事を感謝しながら再び彼は消えて行く。
白「……元気そうで、なによりでじだ…ぐずっ」

      • 後日
文「さて、…お2人とも現像が完了したみたいなので結果を発表したいと思います!勝者は…フランドールさんです!」
白蓮「おめでとうございます。いやいや、まだ私も修行不足ですね」
フラン「そんなことないよ!だって、この人すっごく嬉しそうでしょ?この人にも喜んでもらいたいし、辞退するよ」
白蓮「あぁ、そんな…これはスピード勝負だったじゃないですか、ダメですよ安易に結果を否定してしまっては…それと…」
文「あぁ…長い長い説法モードに入ってる…フランさんが正座して聞いてる。これはこれで…」

霊「そういや、妖夢は?あのあとからずっと姿が見えないけど」
文「それなんですけどね…あの日、妖夢さんは病気で寝込んでたそうです。」
霊「じゃあ、あの妖夢は?」
文「……」
霊「……」
文「……まさか、あの妖夢って…」
霊「ちょっと退治してくるわ!」




































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