――永遠亭。輝夜の部屋。
永琳「……やっぱり、幻想郷における永遠亭の地位を確固たるものにするには、
あの手この手でアッピルするしかないわけですよ。それは解りますよね?姫。」
輝夜「な~るほど…。それで永遠亭のゆるりとした日常を題材にした漫画を世に出して
知名度を上げようというワケね。さっすが永琳!…と言いたいところなんだけど……。」
てゐ「でもお師匠様、さすがにコレだけじゃあアピールが弱いんじゃないかなぁ?
もっと一目で食い付くような、見た目のインパクトがないと……。」
あの手この手でアッピルするしかないわけですよ。それは解りますよね?姫。」
輝夜「な~るほど…。それで永遠亭のゆるりとした日常を題材にした漫画を世に出して
知名度を上げようというワケね。さっすが永琳!…と言いたいところなんだけど……。」
てゐ「でもお師匠様、さすがにコレだけじゃあアピールが弱いんじゃないかなぁ?
もっと一目で食い付くような、見た目のインパクトがないと……。」
永琳「その点は考慮してあるわ。……うどんげの箪笥から失敬してきた"コレ"を使うのよ。」
てゐ「ほうほう、これはこれは」
輝夜「うはwwソレ行くかwwww」
てゐ「ほうほう、これはこれは」
輝夜「うはwwソレ行くかwwww」
――翌日……。
鈴仙「……えっ、どういう事……?」
鈴仙が朝目覚めて広間に行くと、そこには気が付いたら無くなっていた
自分のブレザーを身に纏った永琳・輝夜・てゐの勇姿がそこにある。
自分のブレザーを身に纏った永琳・輝夜・てゐの勇姿がそこにある。
鈴仙「し、師匠…。またですか…。しかも今回はてゐや姫様まで巻き込んで…。」
輝夜「あら、イナバ。今日から永遠亭は『薬師学園まったり日常系』で行く事になったのよ?うふふ…。」
輝夜「あら、イナバ。今日から永遠亭は『薬師学園まったり日常系』で行く事になったのよ?うふふ…。」
そう言う輝夜はブレザーに黒のニーソな黒髪ロング。意味ありげな含み笑いがよく似合う。
永琳「しかし、姫がこんなにブレザーがよく似合うとは思わなかったわ。」
てゐ「何か、放課後にプレイな感じがたまらんね。
…そりゃ軒下の小窓から覗いてたもこたんが悶絶するわ。」
てゐ「何か、放課後にプレイな感じがたまらんね。
…そりゃ軒下の小窓から覗いてたもこたんが悶絶するわ。」
そう語るてゐはというと、やはり鈴仙とではサイズが合わないのか袖余りなブカブカブレザー。
お母さんに「すぐ大きくなるんだから我慢しなさい」とか言われ、サイズ大きめのを着せられてる感。
ダボダボな感じがマジ大歓迎状態!きた!ロリブレザーきた!これで勝つる!
お母さんに「すぐ大きくなるんだから我慢しなさい」とか言われ、サイズ大きめのを着せられてる感。
ダボダボな感じがマジ大歓迎状態!きた!ロリブレザーきた!これで勝つる!
永琳「…どこかで、ブロ語がうざいスレ住人が有頂天になってる気がするわね。」
hai!! …あ、例によって永琳ははちきれんばかりのぱっつんぱっつんブレザーです。慣れって怖いよね。
鈴仙「……もういいです。」
星「セクシーダンスですか。舞踏の類は苦手なのですが…。
…いや、大丈夫です。私にはこんなに愛くるしいナズーリンがいるのですから!」
ナズ「ははは。ありがとうご主人。私の方こそこんな貧相な体躯だが、
凛々しくも何処か可憐さを讃えたご主人様がいるんだ。私も善処するよ。」
星「ナ、ナズーリン…。」
ナズ「…ご主人様…。」
…いや、大丈夫です。私にはこんなに愛くるしいナズーリンがいるのですから!」
ナズ「ははは。ありがとうご主人。私の方こそこんな貧相な体躯だが、
凛々しくも何処か可憐さを讃えたご主人様がいるんだ。私も善処するよ。」
星「ナ、ナズーリン…。」
ナズ「…ご主人様…。」
輝夜「…(ゴクリ…。←唾飲)…さあ、盛り上がってまいりました!!」
てゐ「姫様が向こうに興味を持ってかれた…。」
永琳「……何で永遠亭がファイト会場なのに寺勢が目立っているのよ……。」
てゐ「姫様が向こうに興味を持ってかれた…。」
永琳「……何で永遠亭がファイト会場なのに寺勢が目立っているのよ……。」
映姫「……もう始めてもいいですかー?」
わざわざ呼び出された上、長い前フリで待たされた為か投げやり気味な映姫。
これから始まるであろう勝負に頭を痛めながらも、なんとか取り仕切ろうとする。
これから始まるであろう勝負に頭を痛めながらも、なんとか取り仕切ろうとする。
…とにかく始まったセクシーダンス勝負。まずは寅丸・ナズーリンの主従タッグ。
BGMが流れ出し、いざダンスが始まると
セクシーというよりはむしろ情熱的なダンスを踊り始める。
BGMが流れ出し、いざダンスが始まると
セクシーというよりはむしろ情熱的なダンスを踊り始める。
星(こんなに可愛いナズーリンがいて…)
ナズ(こんなに可愛いご主人様がいて…)
二人「(私達が負けるわけがない…ッ!!)」
ナズ(こんなに可愛いご主人様がいて…)
二人「(私達が負けるわけがない…ッ!!)」
鈴仙「わぁ……。」
てゐ「ほほう」
映姫「これは…。思っていたよりも素晴らしい踊りですね…!」
輝夜「凄いわねぇ…。普通に永琳の負けかしら?」
てゐ「ほほう」
映姫「これは…。思っていたよりも素晴らしい踊りですね…!」
輝夜「凄いわねぇ…。普通に永琳の負けかしら?」
永琳「………ハッ!?ま、まだ負けと決まった訳じゃないわ!…次は私の番よ!」
寅丸・ナズのダンスについ見とれていたものの、まだ勝負を捨てていない永琳。
永琳「いくわよ……ッ!」
てゐ「お師匠様、大丈夫かな?」
輝夜「まあ、無駄に自信あるみたいだし、いけるんじゃない?」
てゐ「いやいや、そうじゃなくて。…あんなぱっつんぱっつんのブレザーで激しくダンスなんかしたら…。」
鈴仙「……ッ!? 師匠ー!早まらないで―――ッ!!!」
永琳「……えっ?」 バッ!(←踊)
輝夜「まあ、無駄に自信あるみたいだし、いけるんじゃない?」
てゐ「いやいや、そうじゃなくて。…あんなぱっつんぱっつんのブレザーで激しくダンスなんかしたら…。」
鈴仙「……ッ!? 師匠ー!早まらないで―――ッ!!!」
永琳「……えっ?」 バッ!(←踊)
――窮屈なサイズのブレザーを纏っての激しいダンス。その結果、永琳は…。
プチッブチィッ!パァン!
…永琳の着ていたブレザーとブラウスのボタンは弾け飛び、そして…。
パチュリー「そこまでよ!」
結果:…そこまでよにより、永琳の反則負け。
輝夜「…で、永琳。このファイトを元に漫画は描いてみたんだけど。…世に出すの?」
永琳「……………勘弁してください…。」
永琳「……………勘弁してください…。」