紅魔館大広間。
今日はファイトを兼ねてのダンスパーティとあって、
幻想少女や妖精達が集い、きゃっきゃうふふとくるくる回っている。
そこに金赤と銀青の二人の瀟洒なメイドが現れ、空気が引き締まる。
流れる曲もムーディーな物に変わり、二人のメイドは息もぴったりに華麗に踊って見せる。
余裕の笑みは人妖問わず少女達を魅了し、優雅なステップが溜息を誘う。
一曲終わると、踊るのを忘れた観衆達から万雷の拍手が浴びせられた。
今日はファイトを兼ねてのダンスパーティとあって、
幻想少女や妖精達が集い、きゃっきゃうふふとくるくる回っている。
そこに金赤と銀青の二人の瀟洒なメイドが現れ、空気が引き締まる。
流れる曲もムーディーな物に変わり、二人のメイドは息もぴったりに華麗に踊って見せる。
余裕の笑みは人妖問わず少女達を魅了し、優雅なステップが溜息を誘う。
一曲終わると、踊るのを忘れた観衆達から万雷の拍手が浴びせられた。
続いて、静寂の中登場するのは、魔界神と吸血鬼のカリスマコンビ。
だがどう見ても大人体型の神綺と幼児体型のレミリアではダンスが成立しそうにない。
一波乱あるのではと不安がる観衆をよそに、神綺は笑顔を、レミリアは不敵な笑みを浮かべている。
そして始まる曲。アップテンポというか、妙に明るい曲に観衆は戸惑う。
そんな視線の中でレミリアは手を差し伸べ、神綺は前屈みになってそれを受ける。
流石は紅魔館の館主だけあって、レミリアは優雅に踊る。踊るのだが、身長は足りない。
神綺がそんなレミリアに合わせて、前屈みのまま窮屈そうに、それでも笑顔で踊る。
その光景と曲とが観衆の脳内で融合した瞬間――
神綺ママと踊るレミリアちゃん
――という構図に見えてしまったのは仕方無い事だろう。
そこからの脳内補正により、レミリアの表情も少女特有の背伸びしたおすましに見え、
神綺の窮屈そうな踊り方も我が子をあやす母親の温もりを感じさせる。
人妖問わず表情を緩ませ、踊るのも忘れて見入る。
一曲終えてレミリアがぺこりと頭を下げると、
限界を超えた咲夜が忠誠心を噴き出して卒倒。
レミリア＆神綺の文句なしの圧勝だった。
だがどう見ても大人体型の神綺と幼児体型のレミリアではダンスが成立しそうにない。
一波乱あるのではと不安がる観衆をよそに、神綺は笑顔を、レミリアは不敵な笑みを浮かべている。
そして始まる曲。アップテンポというか、妙に明るい曲に観衆は戸惑う。
そんな視線の中でレミリアは手を差し伸べ、神綺は前屈みになってそれを受ける。
流石は紅魔館の館主だけあって、レミリアは優雅に踊る。踊るのだが、身長は足りない。
神綺がそんなレミリアに合わせて、前屈みのまま窮屈そうに、それでも笑顔で踊る。
その光景と曲とが観衆の脳内で融合した瞬間――
神綺ママと踊るレミリアちゃん
――という構図に見えてしまったのは仕方無い事だろう。
そこからの脳内補正により、レミリアの表情も少女特有の背伸びしたおすましに見え、
神綺の窮屈そうな踊り方も我が子をあやす母親の温もりを感じさせる。
人妖問わず表情を緩ませ、踊るのも忘れて見入る。
一曲終えてレミリアがぺこりと頭を下げると、
限界を超えた咲夜が忠誠心を噴き出して卒倒。
レミリア＆神綺の文句なしの圧勝だった。
